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将棋部の中で   

今週末は、将棋部OB・OG合宿(一泊)に参加する予定。

将棋の話については、このブログ内ではほとんど出てこない(つまり、今は将棋を指す習慣がない)けれども、私は大学のとき将棋部にいた。確かにそのころは将棋を指していたけれども、私が「フルート同好会の中でフルートを吹いていた」というのと「将棋部の中で将棋を指していた」というのは、かなり意味合いが違う。

私は、大学生になったとき、ルールはわかる程度のまったくの初心者で、ただ将棋に興味があったので将棋部をのぞいてみたのだが、実際の将棋部は初心者歓迎などではまったくなく、たぶん弱い人でも三段くらいはあったのではないだろうか (もう少し弱い状態で入部するとしても、指しまくってあっという間に強くなること前提)。

私がその中に入っていっても、部内リーグにすら参加することができないので、誰かに六枚落ち(飛・角・金・銀・桂・香なしにするハンデ戦)をお願いするくらいしかやることはない。ふつう、そんな状態じゃ居心地悪くて逃げ出すこと間違いなしなのだけれども、私が将棋部に参加し続けることができたのは、「女子」だから。

先日、バドミントンサークルの男女のあり方について書いたが、将棋での差はそんな程度ではなく、要するに女子率が限りなくゼロに近い。部内だけではなく、例えば関東の個人戦に男子が600人参加するとしたら女子は10人とか、そんなもんである。しかも、ルールをかろうじて知っている人をかき集めての10人。

一年生秋のとき、私はその関東個人戦に参加して全国大会行きの切符を勝ち取り、年末に行われた全国大会では四位になるのだが、そのときでせいぜい五級か、四級くらいだろうか。部内では、ようやく六枚落ち卒業で二枚落ち(飛・角なし)へ、というころだった。

つまり、将棋部の中で、「女子」枠での活躍を応援する気持ちの人がボランティアで指導してくれてようやく成り立つ活動だったわけである。特に熱心に指導してくれた人は、女子の団体戦を創設してそこで優勝することが夢だったらしいが、仮にその大学で三人かき集められたところで、対抗する大学がない(笑)

トッププロの男女差というのもそれなりにあって、例えば羽生と対等に渡り合える女性は今のところいないのだが、そんな頂点の差はさておき、そもそも、将棋に興味をもってやってみようと思う人の比率の男女差がものすごい。

私が将棋の本を購入してルールを覚えたのは中三くらいのときだったと思うが、そのときは女子校にいたので見渡す限り、相手をしてくれる人などはいなかった。無理やり友人に同じ本を読ませて指してもらったけど(ヒドイ)、なにしろ無理やりなのであまり勝負として成立せず、すぐ挫折。

スポーツよりもっと開いたこの男女差はなんだろう。もしかすると、将棋は、脳の男女差と深くかかわる部分を使うゲームなのかもしれない。社会的な性差だけでは説明がつかないくらいの差があるような気がする。

結局、二年になって少し強くなってからも、今度は全国大会で二位になったけれども、部内標準にはまったく到達することがないまま私の将棋部生活は幕を閉じた (三年以降は参加していない)。

将棋部の一員とはあまりいえない、ただのお客さんだったけれども、それでも居続けることができたのは、将棋そのものの魅力と、二枚落ちのおもしろさ。それと、指導してくれた先輩の献身的な努力だろうか。バドミントンサークルと違って、将棋部にナンパしにくる人はいないので (笑) だいたいの人は異分子がいても空気のようにスルーする。だから、居心地はいいともいえないけど悪かったわけではない。

ピアノでもそうだけれど、生で聴くときの魅力は録音やテレビを通したときとは違う。将棋も、テレビでプロの将棋を見るのと、大学対抗戦などを肩越しに見ているのとではまったく違うのだ。私はちょっとした間違いで(?)全国大会にいったときに、男子団体戦のほうをずーっと観戦して、それですっかりその魅力に取り付かれてしまったのだと思う。

というわけで、何年も、見るほうすらご無沙汰していた将棋だが、ちょっと生の魅力を思い出してこよう。


f0185839_803590.jpg今日の弁当:
カレーミートボール、厚焼き卵、ひじき煮、枝豆、芋コロ、にんじんと大根きんぴら

by an-dan-te | 2009-08-06 07:46 | 生活

バドミントン同好会の思い出   

まったく知られていないことであるが(^^;;、私は大学のとき、バドミントン同好会にいたことがある。

といっても、いたのはせいぜい二ヶ月ほど。空気が合わず、早々に脱落してしまった。バドミントン自体は楽しかっただけに、ちょっと残念なことだった。

私はバドミントンの経験もなく (というより、いかなるスポーツの経験もなく)、まったくの初心者だったが、その同好会は初心者歓迎、どんな下手でも入れた。ただし、女子のみ

学内の圧倒的な男女差から、ふつうに入れていたのでは、男女比がすごいことになってしまうため、男子には選抜テスト(!)があり、始めからある程度上手でないと入れなかった。どんな線引きをされていたのか知らないが、とにかくかなり経験のある人が入っていたようだ。

経験者豊富なので、誰にでも教えてもらえるし、バドミントンをする環境としてはある意味快適だった。しかし…

朝練があるという話で、開始時刻は一限の始まる30分前に設定されていた。しかし、その時間に行ってみると誰もいなくて、結局、一限が始まる前には何もできなかった。聞いてみると、実際には授業開始くらいの時間に朝練が始まり、一限をさぼって(笑)のんびりやるものらしい。

そのころ、まだ入学したてだったので、一限をさぼるふんぎりがつかず、朝練はパスすることにしたが、午後の練習は参加していた。

ある日、私が大学の門を出て駅に向かおうとした途端、車がキキッと斜めに止まって、窓がカラカラと開き、部長さん(男)が顔を出した。「○○さん、ケーキ食べ放題にいかな~い?」

既に車には女の子が3人ほど乗っており、なんかその部長さんのあまりに軽いノリに眩暈がして、ついお断りしてしまった。ともかく、私が出入りしていた他のサークル(将棋、フルート)とはまったく空気が違う場所だった。

一度、試合にも出た。親睦を主目的とする気楽な試合だったが、私が単独で出ても試合になるはずがなく、ダブルス。とても上手な人(男子)と組ませてもらって、私は邪魔にならないようによけていれば勝てるというものだった。

試合の日、女子はお弁当を作っていくことになっていて (つまり男子の分も)、私は状況がよくわからず、ふだんの弁当っぽいものを倍くらい持っていっただけだったが、パーティーメニューのように大人数で取り分けできる、きれいな皿を持ってくる人が多くて、とても華やかだった。そこには、女子が男子にサービスする姿があった。

そこでようやく私にも理解できた。この同好会では、まず「女子」と「男子」というくくりで分けた二種類の生き物がいて、それぞれの役割があるのだと。男子はバドミントンがうまくて女子に教えてあげるし、女子はその他のことで活動を支える。そして男子対女子でafterバドミントンを楽しむ。

そういえば、入学当初、いっしょにこの同好会の体験に来たクラスメイト(女子)は、高校のときバドミントンの選手をしており、男子の平均よりさらに強かったらしいが、私より早々に見切りをつけてやめていった。上手な女子がうまくはまるような雰囲気ではなかったのだと思う。

それで結局、私はバドミントンをやめてしまい、その後は主にフルート同好会、将棋部で快適に過ごした。

フルート同好会も男女半々くらいのサークルで、初心者から上級者まで、技量はほんとうに幅広かったが、それはなんらかのグループのくくりとみなされることなく、個人差に過ぎなかった。単なる個々の技量差は、役割の差を生むことがなかったので、当然のことながら、初心者だからといって何かを要求されるようなこともなかった。男だとか女だとかいう違いが個人差の手前に来ることもない。私にとってはやはりこういうところのほうが居心地がいいようだ。


f0185839_7375271.jpg今日の弁当:
肉団子、大根葉じゃこ炒め、こんにゃくきんぴら、枝豆、ソースとんかつ、昆布煮、鮭ふりかけ、梅干

by an-dan-te | 2009-07-24 07:38 | 大学生活

総銀製「以上」のフルート!?   

日曜日に行ったコンサートは、アマチュアのオケなので、パンフレットの末尾に団員募集があった。

緊急募集中 コントラバス、トランペット、トロンボーン、パーカッション
募集中 ヴァイオリン、チェロ、オーボエ、ホルン

「緊急募集中」と「募集中」の違いは、足りない度合いかな?? 世の中、ピアノ、ヴァイオリン、フルートあたりは趣味でやってる人口も多いけれど、コントラバスとかトロンボーンとかになるとなかなか少なそうである。

ヴァイオリンは、やってる人も多くて、オケで必要な数も多いってことなんだろうな。

とにかく、やってる人が多くて、必要な数が少ないフルートは、どこのオケでも余っている

上記でもフルートは募集してないし、別のオケでは「フルート以外募集」なんてのも見た。

私は、小さいころピアノを習っていて、小三でやめてしまったのだが、少し間があいて小六のときにフルートを始めている。あまり熱心に練習しなかったので、たいしてうまくならなかったけど、ぼちぼち続けていて、大学に入ったときにはまず素直に「オーケストラはどうかな?」と思って見に行った。

すると。まぁ前述のような状況なので、チェロやヴィオラなら大歓迎ムード、それに比べてフルートはそっけない。よほどの技術と覚悟のある人しかいらないよ感が漂っている。募集の条件として

・総銀製以上のフルートを持っていること
・一日三時間以上練習すること
・毎週レッスンにつくこと(プロオケのフルーティストなど)
...

とかなんとか書いてあった。あまり正確な記憶じゃないけど。「総銀製以上」というのは明確に覚えている。「以上」って、総銀または金!? 音大でもない大学のオケで金はないだろうけどねいくらなんでも。

ちなみに、金のフルートというのは実際に使っている演奏家もいるが、たいへんやわらかい音がするとか。いくらするのかは知らない。でも、高いほどよいという意味ではなくて、銀のほうが好きな人もいるそうで、つまりは音色の好みの問題なのかな。

プラチナ製のフルートというのも聞いたことがあるが、確か宝石屋の宣伝のために作られたもので、重いし音はよくないしで別に実用のものじゃないそうだ。

私が当時持っていたフルートは、頭部管が銀で残りは洋銀というものだった。
(フルートは3パーツに分解できるのだが、音を出すいちばん重要な部分のみが銀ということ)
それも、小六で最初に買ったフルートはもっと安い、全部が洋銀でてきた数万円の品だったが、思い切って買い換えてもらったものである。

ま、ともかく、オケはお呼びじゃないなということがよーくわかったので、すぐ引き上げてきて、「フルート同好会」というお気楽平和なサークルに入ることにした。

そのときは、ちぇ、気取ってら、くらいの印象だった「総銀製以上」であるが、しばらくたって、私にもその意味がすごくよくわかるようになった。

フルート同好会には、オケとかけもちで入っているU君という人がいて、彼はとても練習熱心。ピアノでいうとハノンに当たるような基礎練習だけで一時間でも二時間でも、メトロノームとチューナー(音の高さチェック)を置いてやってるような人だった。なるほど、こういう人じゃないとオケは務まらないのね。

彼が使っているフルートは、もちろん、総銀のフルートだったのだが、あるとき彼がさらに良いフルートに買い換えるというので、古いほうのフルートを安く譲ってくれた。

そのフルートを吹いてみると、自分でも驚いたのだが、他のひとからも「げっ。Uの音がしてるよ」といわれるくらい、U君の音色を思わせる音が出た。彼の音色は、あまり魅力的とはいえない、やや堅い音なのだけれども、とにかくよく練習してあるから、これまで出しにくかった高音がスムーズに出ること出ること。吹きやすい。でも、自分の音には聞こえなくて、なんだが気持ち悪い。

けれど、そのままそのフルートを使い続けていたら、だんだん音色が落ち着いてきて、本来の自分の音色に戻った。戻ったというのか、やはり楽器が変わった分違う。やや深みが出て、良くなったと思う。と同時に、高音の出しやすさは消え、本来の実力どおりに戻ってしまった(^^;;

洋銀というのは銅、亜鉛、ニッケルでできた合金だそうだけど、これと銀の差は、値段や美しさだけのものではない、らしい。音の癖が付くかどうか、吹き込んでいくと「育つ」かどうかがどうも違うようなのだ。理屈がぜんぜんわからないけど体感した。

ちぇ、気取ってら、なんて思ってゴメンね。


今日の弁当:
今朝は、レンジでチン方面ではなく、まとめてフライパンでやってみた。
かぼちゃ、玉ねぎ、鮭バーグを並べてます。

ごはん、鮭バーグ、紅しょうが、わかめふりかけ
ゆで卵、焼き野菜(かぼちゃ、玉ねぎ)、ミニ春巻き、昆布佃煮
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by an-dan-te | 2009-05-19 08:43 | ピアノ

心に残る授業(無機化学): 段取りと事務能力!   

大学の一般教養の授業は、ありていにいって、ほとんど記憶にないのだが(^^;; ひとつ強烈に印象に残っているのは、「無機化学」。

無機化学というのはですね…有機でないものだから…結晶の原子配置とか、あとなぜだか原子炉の仕組みの図とかもあったような?? ようなって、「心に残る授業」だったんじゃないの? と言われそうですが。

心に残っているのは、その授業内容ではなくて、テスト&評価方法。

他の科目はほとんど、一発勝負の期末試験があって、それで評価が決まってました。試験の内容は、だいたい、ぱらりと数行の問題があって、それに対して半ページくらいダーッと記述するような問題が数問あるようなものです。試験の返却はなく、ただ成績表に「A」「B」「C」が付くだけ。「A」といっても、80点ぎりぎりなのか、90点くらいなのかとかはわかりません。

ところが、その無機化学の授業では、「中間試験」なるものが二回と、「期末試験」が一回。合わせて三回もテストがあり、そのテスト内容も、細かい問題が10問並んでいて時間的に非常に厳しいという、大学のテストでは他に滅多にお目にかからないような形式。

何でも持ち込み可。教科書、ノートは言うに及ばず、電卓、ポケコン、他の人が取ったノートのコピーでも、なんでも。

そして、テストの返却もありました。教官室前の廊下に、採点済みの答案用紙が束でぶらさがっていて、勝手に自分のを取っていく。壁には、「今回のゲタは1.45倍」とか書いてあります。

テストが難しいから、そのまんまつけちゃうとA(80点以上)の人なんてほとんどいなくなっちゃいます。その先生は、点数状況を見て、適度な分布になるように、掛け率を設定していたわけですね。まぁ、たいていの先生が「ゲタ」を設定していたのだとは思いますけど、明示したのはこの先生以外にはいらっしゃいませんでした、はい。

私は、ふだんこの授業には出てなかったのですが(笑)試験範囲を言うときとかはちゃんとチェックして(もちろん人脈でタイミングをキャッチ)、万全の準備をしました。準備というのは勉強ではなくて…一夜漬けでまともに勉強しても間に合いませんね…あくまで準備です、文字どおり。

問題に出そうなところについて、参照個所にはポストイット。何はどこ、とコンマ何秒で開けるように、徹底的に頭に入れ(場所を、です)、ポストイットの色分けも駆使。使いそうな式はすべてポケコンにあらかじめ入力。

試験時間中はとにかく、さっと開いてさっと写し、ポケコンで一発計算。答え書いて終わり。超速で進めて、だいたい10問中9問は解けてました。

たぶん、三回合わせてクラスでダントツ一番だったと思います。ゲタもけっこうありましたから100点よりだいぶ余裕があったほどです(もちろん記録上は100点までしかつきませんが)。私のいたクラスには、大学受験界の偏差値頂点を誇る医学部の人たちがいましたが、彼らはちゃんと理解できてるらしくて(^^;; まともに考えて解いちゃうんですよね。そうするとせいぜい6~7問しかいかない。

そこで私は掴んだんです。私の段取りと事務能力は、武器になる。
中身がわからないからってなんぼのもんじゃい!!

ここまで、いくつかの「心に残る授業」シリーズを書いてきて思うのですが、だいたい、ほんとにピンとくる授業がいくつかあれば、それを将来の飯の種にすることができるんだなぁと。またろうやこじろうにも、これからそういう素敵な出会いがありますように。


今日の献立:
鶏飯弁当、さつまあげと小松菜の味噌汁、りんご
* 今日は急いで学童の入所説明会に行かなければいけなかったので、弁当を買って帰ってきた。味噌汁はまたろう作。

by an-dan-te | 2009-03-26 10:09 | 大学生活