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うまい子どもの演奏を聴きに行ってみた   

先日の「プレ発表会」と「発表会」を経て、うまい子どもの演奏というのを聴いてみたいと思い立った私。

ヤマハ教室でたまたまもらったチラシに、コンクール入賞者によるコンサートというのがあったので、こまたろう母さんを道連れにして、行ってみた。こまたろう母さんは、高校生のころまで本格的にピアノをやっていてご自身も相当弾けるらしいし、子どものコンクール関連も見ているので、いろいろなエピソードを聞きながらコンサートを楽しんだ。

トップバッターで出てきた、小学校低学年の部の女の子、ギロックのセレナーデとワルツエチュードを弾いていたが、さすがにうまい。

しかし順繰りに子どもたちの演奏を聴いていくと、曲の仕上がり具合はけっこうばらついているように感じる。もちろん、同じコンクールに入賞したわけで、その当日に弾いた曲の仕上がりには大差なく粒ぞろいだったはずだが、そのあとこのコンサートのために各自の好みで曲を選び、どのくらい弾きこんでくるかは各人ばらばらということになるのだろう。

私の好みで勝手に選ぶと、メンデルスゾーンの無言歌を雰囲気たっぷり弾いた男の子(小四くらい?)がよかったな。曲の出来栄えだけでなく、私があの手のかわいい男の子に弱いという理由もあるが。

おもしろかったのはフルート。中学生の部の「最優秀」というのが二人出てきて、その二人の音色というか音楽作りが真逆だったのだ。先に出てきた男の子は、ものすごく澄んだやわらかいやさしい音が特徴で、聴いていて気持ちいい…このすばらしい音色はこの子の武器になるだろうけど、全体わりとそういう音色なので、長い曲を聴いていると思いがけず(^^;; 飽きてくる。次の女の子の音色はもっと、アタックやノイズがあったり、あちこちひっかかりがあって、いろいろと主張のある感じ。私的にはこっちのほうが好きかな。でも、甲乙つけ難かったというのもわかるような気が。

大学卒業の人も含む部では、さすがの演奏を披露してくれる。私が挑戦したことのある、ラベルの「道化師の朝の歌」を弾いた人がいたが、うーん鮮やか。こうやって弾くものなのか~まぁ、私のはどのみち、弾けるところは弾いてみよう的な話ではあったけど、我ながらチャレンジャーだな…

ラス前の曲は、ごちゃごちゃした邦人現代曲。どこをどう聴いていいかさっぱりわからず、まったく曲として興味が持てないのだが、とにかくピアノの音が美しくて、多彩。手もばっちり見えるいい席に座っていたので、こういう音が出したくてこう弾くのか…というようなところがおもしろかった。もちろん、あるべき曲と違っていてもまったくわからないが、たぶん、ミスタッチもほとんどなく、リズム感よく、メリハリのある演奏がされていた、と思う(勘です)。

子ども(中学生以下)の演奏をまとめると、スカルラッティやモーツァルトの演奏はとっても素敵で(私が詳しくわからないというのもあるが)、ショパンとかはもっと下手くそでも思い入れのある大人の演奏のほうがおもしろいと思った。

こまたろう母さんとの「アフターコンサート」のおしゃべりがまた楽しく、実り多い一日だった(^-^)


f0185839_2271575.jpg今日の弁当:
焼き野菜(かぼちゃ、ピーマン、しいたけ)をメインに、とんかつ、枝豆、プチトマト、梅干。

by an-dan-te | 2009-08-21 07:43 | ピアノ

ホーム・コンサート   

ここ数年のホームコンサートのスタイルは、何かしらゲストをお呼びして、素人演奏と併せて楽しむというもの。

ジャズボーカル&ピアノのときもあったし、声楽の学生さんに来てもらって「素人が伴奏を楽しむ会」というのもあったし、チェンバロ奏者のおうちにお邪魔して開いたこともあった。

しかし、今回は、我が家二人の受験終わっておめでとう、でもあるし、ホームコンサート常連のゆかりちゃんが受験終わっておめでとう、でもあるので、別途ゲストを呼ぶあてがつかないまま、とにかく開催しようということになった。

第一部
(1) 元気いっぱい さぁいこう & 素敵だね - はなひめ
(2) 晴れの日と曇りの日スキップ & 風の丘 - るん(小三)
(3) エリーゼのために - にこばっかい
(4) 渚のアデリーヌ - A(中三)
(5) COSMOS -N(中三)
(6) イギリス組曲 第2番 プレリュード - E(中一)
(7) (歌) 旅立ちの日に - 全員(伴奏 A)

第二部
(8) ファリャ アンダルーサ - アンダンテ
(9) ゴールドベルク変奏曲より アリア - ゆかりしょう5まま
(10) The Last Emperor-Thema - ばっかいず世話係
(11) 中央線(矢野顕子バージョン) - るんちゃんママ
(12) ベートーベン ピアノソナタ《月光》 第1楽章 - Y(高一)
(13) ショパン練習曲 Op.25-2  25-9、プロコフィエフ 戦争ソナタ - ゆかり

おまけ
(14) ザナルカンドにて、アンインストール - またろう
* またろうは昨日学校がふつうにあって、発表会が終わってお茶になってから到着。

こうして実際に聴いてみると、超初心者から超上級者まで、子どもから大人まで、幅広いプログラムはとても聴きごたえがあった。ゆかりちゃんがゲスト、ということで十分なまとまりがある。

今回のホームコンサートでの新顔は、(6)のイギリス組曲と(12)の月光。いずれも、表現したい中身がきちんとあって、それを丁寧に弾いていてとても楽しい演奏だった。

全体に、「音楽が (ピアノが) 好き!!」が伝わる味のある演奏揃い。そういう意味でこんな「粒揃い」の発表会はなかなかないと思う。技術はちょっと…さまざまだけれども…。私としては、ふだんなかなかピアノを弾く暇もない、忙しい友人たちが、このホームコンサートのために時間を作って準備して、そして楽しんで演奏してくれたことがとてもうれしかった。

るんちゃんママの「中央線」は弾き語りの曲だけど、「歌えないので、歌の部分をクラビノーバでお願い」と言われて、急遽昨日の午前中に合わせをした。いろんな音色を試してみたけど、違和感なく、かつピアノの音に埋没しない音色として「オカリナ」を選んだ (はっきりいってあまり「オカリナ」には聞こえないが)。

るんちゃんママは矢野顕子の大ファンで、かつ、ピアノのテクニックもすごく確かなものを持っているので、昨日のは「Super Folk Song」のCDにあった演奏のニュアンスを、細かいところまで頭に浮かべながら弾いていることがわかる演奏だった。私もそのCDは聴きこんでいるので、歌部分を弾いていてとても気持ちよかった。

歌えたらもっとよかったけどね…(^^;;
クラビノーバって、タッチや強弱がピアノと似て非なるものなので、なんか思ったように弾けない。もどかしい。こういう用途(?)には、ピアニカを練習してあればそのほうがおもしろいかもしれない(息で細かいニュアンスが出せるから)。

そして私が、今回の発表会で一番感動した演奏は、またろうのザナルカンドである。ふだん練習しているところはなんとなく聞いているけど、まとめて聴いてみると、それに、やはりまたろうのほうもふだんよりは気を入れて弾いているのかもしれないけど、とても心のこもった、味わい深い演奏だった。音も前よりとてもきれいになった。

しばらく前のホームコンサートではまたろうの「片手」の演奏を聞いていたりするほかの参加者も、「またろうくんこの一年でめちゃくちゃうまくなったねぇ」と感心しきり。そう、うまく(?)なったというより…現時点でもやはり「うまい」演奏とはいえないが、またろうがピアノを使って何かを表現して、それを楽しむことができるようになったことがとてもうれしい。

本人は、「いつも間違わないところを間違った」とかいって気にしてたが、「そんなのどーでもいいんだよ。誰も無傷の演奏なんてもんを、またろうに期待してないって。あれ、ほんとにすごくよかったよ」と力説したら、「なんか馬鹿にされてるような」と言われてしまった。そうじゃないの。そういう問題じゃないんだよ。お母さんは褒めてるんです。

by an-dan-te | 2009-04-30 07:51 | ピアノ

仲道郁代さんのコンサート   

今日は、「突然の、コンサート日和。」の続き。というか、中身の話。

もともと持っていた、仲道さんのDVD「至福のピアノ」で私が一番驚いたのは、「音を『ことば』にする」というセクション。ブラームスの間奏曲Op.118-2の演奏なのだが、ピアノを演奏するときにどんな想像をふくらませているかという実演のため、仲道さんが想像の中身を語りながら弾いているのだ。

もちろんいろいろな想いを浮かべて弾いているのだろうけど、それを口に出して語るというのは、脳みその別の回路を必要とするのに、よく弾けるなぁと思う。ピアニストはみんなこういうことができるのだろうか??

私にはわからないけど、ともかく仲道さんは、トークをすることが弾くことの集中の妨げにならないタイプなのだろう。コンサートで、曲の合間合間にも曲の解説やちょっとしたエピソードなどを語り、マイクを置いたとたんにさっと座り、座った瞬間弾き始める。私の師匠はまったく逆で、座りなおしたり、ハンカチで鍵盤拭いたり、間が長いタイプ。

コンサートの曲目は、以下のとおり。

(1) ラフマニノフ:前奏曲 嬰ハ短調op.3-2「鐘」
(2) ラフマニノフ:10の前奏曲より、第5番ト短調op.23-5
(3) ラフマニノフ:13の前奏曲より、第12番嬰ト短調op.32-12

(2) の曲は、発表会で弾いたことがある(あんまりうまくいかなかったけど)。勢いがあって、華やか。

(1) は、(2) を選ぶときに比較検討した曲で、だいぶ迷ったので印象に残っている。低いところから高いところまで幅広く使った厚みのある響きが特徴的。楽譜の最後のほう、五線譜が四本体勢で並んでいて、どう弾くの~手は二本だよ~とびっくりするけど、ちゃんと弾けるように出来てます。飛ぶけど。

(3) は、ノーマークだった。聴いてみると、繊細で、悲しいくらい美しい曲。最後、ふーっと消えてく感じがまた…

それで、この三曲を続けて聴くと、変化があってほんとうに素敵。すっかり気に入ってしまって、発表会で弾く曲はやっぱりラフマニノフか?? という心積もりをしながら聴いてしまう。

(4) リスト:愛の夢第3番 変イ長調
知らない人がいないくらい有名な曲。私も、リストの中でこの曲「だけは」弾いたことがある。演奏効果のわりにとても弾きやすく合理的にできていて、発表会などであれだけ好まれるのもわかるなぁ。仲道さんの弾き方は、とってもチャーミングで、うっとり。

(5) リスト=シューマン:献呈
これは、初めて聴いた。シューマンが長い長い紆余曲折を経て、やっとクララと結婚に至ったとき、クララに捧げたという、二人の間の大切な大切な思い出の歌曲。原曲はとても静かにしっとりと終わるところ、リストはすんごい華やか~にしちゃったんで、クララさんはとてもお怒りだったとか(仲道さんトークより)。

(6) リスト:メフィスト・ワルツ第1番
これは、逆立ちしても弾けない超絶技巧の曲。でも好きなので、楽譜は持っている(^^;; 部分的に弾いてみたりして、「なりきって」遊ぶのに使ってます(笑)

悪魔がうろちょろしてる様子から、最後ふっと消えていなくなるまで、情景が浮かぶような曲。前半の締めくくりにふさわしい迫力があり、後半のショパン (詩を元にしていたりするのに、具体的な情景やストーリーを表してはいないタイプの曲) との対比がおもしろい。

(7) ショパン:バラード第1番ト短調
(8) ショパン:バラード第2番ヘ長調
(9) ショパン:バラード第3番変イ長調
(10) ショパン:バラード第4番ヘ短調

この四曲は、いろんな演奏家のCDも持ってるし、生でも何度か聴いている。何度聴いても、いい曲だなぁ~
私が特に好きなのは(9) (10) かな。(9) はえっちらおっちら練習して、無理やりホームコンサートで弾いたことがあるけど (ちゃんと弾けたとはいえない)、(10) は旋律が込み入っていてどうにもこうにも難しい。

仲道さんによれば、「落ち葉がくるくるひらひらと絡み合うように落ちてきて、くるり…くるり…と角度によって光が当たったり陰になったり」だそうだ。これをただ曲として聴いてももちろんすばらしいんだけど、どうしても(好奇心から)どんなふうに弾いてこんな響きになっているのかを知りたくて、四ヶ月くらいこの曲を練習していたことがある。弾けるようになるとは思わなかったけど、とにかく全部の音を楽譜から並べてみて、その上でまた演奏会で聴いてみたいと思った。

その後、「生」で聴けたのは三回くらい。そのたびに、演奏家ごとに違う表現が、ほんとにおもしろい。いろんな見方があるもんだと思う。ショパンが弾くとどんなふうだったんだろうか。

仲道さんの演奏は、表情や力の入れ方など、見た目でわかる雰囲気と結果として出てくる音の表現の関係がわかりやすく、生で見て聴いて楽しみやすいと思う。プログラム構成もよく考えられていてお客様へのサービス精神に溢れている。お奨めです。

by an-dan-te | 2009-04-20 07:26 | ピアノ

突然の、コンサート日和。   

昨日は、まったく予定になかった、コンサートに出かけた。

前夜、友人から電話がかかってきて、チケットが買ってあったのだけど行けなくなって、とてもいい席だし捨てるのはもったいないからという。しかし、翌日(つまり当日)、私が会社から直接コンサートに行くなら間に合いそうなのだが、チケットを受け取ってから行くことができない。

昨日はちょうど、はなひめの保護者会があって、よしぞうが午後半休を取っているのでそのときにチケットを受け取ることができる。そのままよしぞうがコンサートに行くなら素直なのだが、チケットは一枚、ショパンその他のピアノリサイタルだというし、よしぞうが一人で行くくらいならそりゃ私が行きたいよ。

というわけで、どうやって行けばいいのか悩ましい状況だったのだが、その友人がコンサートに行けなくなった理由というのが、それはとてもとてもたいへんな事情で (その電話で初めて聞いて驚いた)…。同じ状況に置かれた場合に、その事情の重大さと比べれば、チケットが無駄になるくらいたいしたことじゃないのだから、チケットの行方を捜す手配などやってる場合じゃない、とそのまま捨てる人の方が多いかもしれない。でも、その友人の場合はむしろ、あまりに心労が大きくて、それにプラスして、行きたいと思ってわざわざ買ってあるチケットを無駄にするという心の重みに耐えられないという心境なのかもしれない。

「クラシック好きそうな人が他に思いつかなくて」という口調がなんかせっぱつまっていて、私がそのチケットを譲ってもらって代わりに楽しんでくることがもし、1ミクロンでも気持ちの応援になるならぜひ行こうと思った。

それで、チケットの受け渡しだが、私がコンサート会場に向かう途中で、家の最寄り駅を通過し、そのときよしぞうがホームで渡してくれるという段取りになった。

細かく、「今何分発に乗った」とかよしぞうにメールを打ちながら乗り換えていく。ところが、電車が数分遅れて予定の電車に乗れなかったりして、ハラハラ。よしぞうが「三号車の一番前に乗って」とメールをくれたので、乗換駅のホームで、慎重に位置確認。ホームには、何号車の乗り場はどこ、のような表示はないが、乗車位置を数えて、先頭から1つ、2つ、…こんな感じかな。

で、実際に電車が来て、3つ目の車両の一番前に乗る。「乗ったよ~」とメールして、これで安心。ところが。

よしぞうがホームで待つはずの駅に電車が滑り込んでいくとき、「あっ、この位置おかしいような」と思った。わざわざ指定する位置としては不自然な場所なのだ。もしかして、「号車」って後ろから数えたりすることがあるのかな??

駅で扉が開いたとき、あーやっぱり逆だーとわかってホームをダッシュ。私が見当たらなくて焦っているよしぞうからきわどく封筒を受け取って再乗車。いやー(^^;;

まーとにかく、よしぞうの献身的な活躍のおかげで、会場に着いてから、買っておいたお握りを食べる時間もできた。食べ終わって、さて席に行こうとしたら、あれ、チケットどこいったかしらん。開演まで残り三分、焦ってカバンからパンフレットやらノートやら総ざらえする私。。あった!! はー。ほんといい席だわ (前から五列目、中央ちょい右)。

それで曲目。私はたいてい、ピアノのコンサートに行く場合は「予習 (中の曲のいくつかを聞いたり、できれば弾いたりしてみること)」をするんだけど、今回はなにしろついさっき見たんで…

ところが、演奏曲目の中で、私が人前で弾いたことがあるのが2曲。最後までともかく練習したことがあるのがさらに2曲。つまり、選曲が全体として私の好みドンピシャだったわけで。

仲道郁代さんのDVDブック「至福のピアノ~弾く・聴く・楽しむ」は持ってるんだけど、コンサートは初めて。やっぱり生はいいな~。仲道さんは、曲の合間合間にトークを挟んでいくんだけど、これがまたチャーミングなの。長くなったので、中身の話はまた今度。

by an-dan-te | 2009-04-18 09:44 | ピアノ