五年生下位クラスで「図形の回転」について授業をしたときに…
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あれやこれややるとけっこう長い式が出てきたりして、それがいちいち何とか掛ける3.14だったりするものですから、
めんどくさがる子が多数。まぁ気持ちはわかる。
その中で、3.14の掛け算を九九みたいに暗記してある子がいて、そうすると面倒がないのでささっと計算済ませていました。
なるほど暗記しておくというのも一つの手だなぁと…私は暗記したことないんですが
うちの子たちの中学受験でいえば、一人は暗記してて一人は暗記していませんでした。
絶対覚えなきゃいけないというほどのものではないと思います。計算すれば出るわけですし。
社会の暗記とかは、覚えてないと手も足も出ないってことがあるけれど、それとは違う。
ただ、私もこの夏ずいぶん3.14計算をやったのでさすがに、12×3.14とか、よく出てくる数については、筆算いちおうするにしても、あぁこの数見覚えあるわ的な、ちょっと速くできるし答えに確信が持てるというか、そんな半記憶程度のものでもないよりはいいと思いますし、逆にいえばやっぱり覚える(馴染む)くらいには練習しとけ、って話なのかもしれませんね。
ほんとうに得意な人っていうのはいろんな計算をしたことがあってその経験により、見知った数があちらにもこちらにも張り巡らされていて、
いろんなものが見当ついちゃう状態なのでしょう。3.14計算に限らず。
その極端な例が
の「ラッキー・ナンバー」という話にありました。ファインマンさんが、「たまたま」知っている数を活かして、いろいろな計算を「超速で」やったように見せる遊びをやっていたというもので、結局のところ、ファインマンさんが「たまたま」知っている数が多すぎるんで、めちゃめちゃ計算速い人みたいに見せることができたんですよね。そこまでくればすごいというか、実際「計算が速い人」といっても差し支えないでしょう。
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