はじめての定期テスト、親のできること
2013年 05月 31日

元々、定期テストの結果とかに神経質になる必要がないってのも、私学に行かせたい理由のひとつだったわけで。またろう(公立中から高校受験)のときは大変でしたよ~。本人がまったりしてて、試験時間割も範囲も把握しておらず、必要なプリントも散逸している中で、テストの結果は気にしなきゃいけないっていうんだからね。これは、非常に(親の)健康に悪い。
中学の間の、こじろうの定期テスト、はなひめの定期テスト、この結果はまぁ、どうであっても別段痛くもかゆくもないので…そりゃもちろん、放校されるほどひどかったら困りますけど、そうであればそもそも別の問題が根深くあるのであって、結果(点数)で一喜一憂とかそういう話ではありません。
そもそも定期テストというのは実力テストではありません。範囲のあるテストで、学校の授業と連携した形で実施されます。
これは、何かに似ていますね…日能研でいえば、カリテ(カリキュラムテスト。範囲のある復習テスト)と公開模試があったうちの、カリテに当たるものです。
カリテは、実力を見るものではなくて、学習サイクルがうまくいっているかを見るものでした。結果も、席順の並べ替えには使われていましたが、クラス昇降の決め手には使われていませんでしたし、受験ラインナップを決める合格確率の推定のときも無関係。
日能研中学に行くのではないから、カリテ(内申点?)が結果として高くなきゃいけないってことはないんです。ただ、カリテの点数を目安にして、身につく授業の受け方を探ったり、自分に合った復習の仕方、暗記方法について考えることは非常に意味のあることですし、あるいは、カリテの結果を見て、よくわかっていなかったところがあぶりだされていれば、そこを穴埋めするとか、そういうのは有意義ですね。
…ま、そういうことじゃないかと思うんです。
子ども自身が、定期テストを上手に利用しながら、効率よく学習する方法を考えられるかどうか。
これって、けっこう高度なことです。少なくとも、塾がかり親がかりで中学受験を乗り切ってきたこじろう・はなひめあたりには相当ギャップのあることです。だから、全面的に手を離して、いきなりこれができるなんて期待はもとよりしてませんが、だんだんスキルアップできるように。手や口を少し出したり、出さなかったり(^^;; いろいろしながら、徐々に自立走行してほしいです。まだ時間はたっぷりありますし、はなひめの学校はたいへん面倒見がよいので、親はちょっと遠巻きにして見守るくらいでよさそうです。
入試で選抜されて一定以上のポテンシャルを持っているはずの子どもが、私立中高一貫校で深海に潜っていくときというのは、単に定期テストで低得点を取ったときではなくて、その教科が、あるいは勉強が、学校が、さらには自分が、嫌になっちゃうような閉塞感を持った場合だと思います。授業や学習にある程度の意欲と興味を持って取り組んでいて、努力をやめていないならば、ちゃんとその先があります。やり方が下手なときは結果につながらないでしょうけど、意欲があって下手なだけなら、大人も方向修正を適宜助けることができます。
だから、まずい結果が出たときには、次にどうすればいいか、努力の方向が本人にわかるように手助けすることは役に立つかもしれません。あるいは、あまりにも本人が成績どうでもよくて、よくなる方向に労力を払うつもりがない場合には、根本的につっこんだ話し合いや対策が必要かもしれません。その他のことはあまり気にせずおおらかに…せっかく、私立に入ったんだからね。きりきりしてちゃ、もったいない。
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▲ by an-dan-te | 2013-05-31 15:43 | 中学受験 | Comments(14)