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塾スケジュールが回せていないとき   

大手塾のカリキュラム、あるいは教材って、ほんとによくできてると思います。

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必要なことをただ盛り込むのではなくて、どういう「らせん」で定着を図っていくのか、理解を深めていくのか、そしてその確認(テスト)をいつ入れて、どう復習していくのか。

考えに考えて、これまでの経験をつぎこんで、各塾がベストを尽くして組んでいると思います。

だから、授業の復習、計算や漢字などのドリル的なもの、テスト直しなど、塾が想定しているような家庭学習ができていれば、「自然と」中学受験に必要なことが身につくようになっています。

けど、結局のところ、これが問題ですよね。「できていれば」。それがなかなかできないの。
(1) 勉強にかける時間が少ない場合 ←習い事してるとかロングスリーパーだとかゲーマー(^^;; だとか
(2) 勉強がゆっくりで、処理ペースが遅い場合 ←はなひめとかはなひめとか

はい、両方に当てはまっていたはなひめは、たいへんだったわけですよ。そりゃそうだ。

そして想定されているスケジュールが回せてないときにどうなるかっていうと、なんか成績がだんだん下がっていく。あるいは、どこかで(学年の変わり目とか危険)ガタッと。

そういう場合の考え方ですが、まぁ、
(1) の解決。勉強時間を増やす。…考え方はシンプルですが、できますか? できないでしょう、やっぱり。子どもが納得しなければ。睡眠時間を削るとかは最もNGですが(勉強効率が下がるだけでお買い損)、習い事をやめるとかゲームをやめるとかだって、無理やりやめさせてその分勉強時間が(有効なあり方で)増えるかどうかは、お子さん次第ですね。
(2) の解決。スピードアップは、そのまま成績アップでもあるので、たいへん望ましいことではありますが、やれっちゅうてスピードアップするもんじゃなし、あくまで、きちんと勉強していく中で上がっていくかなというところ。スピードアップすることによってちゃんと勉強が間に合うようにしようとか、それって、空中で靴を履こうとしてるようなもんだわね。

ということでどうするかというとやっぱり、いつもここから:
勉強の「軸」をしっかりさせて、とにかく日々前進できるようにする。

絶対やること、ココはゆずれないという毎日モノを設ける。それだけは、親が毎日確認する。
・計算と一行題
・漢字と語句
分量は絞りに絞って、「ちょんびり」でもいいの。とにかく、毎日15分でも時間枠を確保して、やる。

これは絶対だらだらやってはイケマセン。時間を計るとか、もう学校に行かなきゃ!!(つまり、朝やるとか)というプレッシャーの元でやるとか(笑)とにかくその間だけは集中できる環境を作る。逆にいうと、集中できる程度に(子どもによって違うはず)短い時間にする。

そして、間違ったもの、時間がかかりすぎたものはチェックして、忘却曲線に対抗すべく再チャレンジをきっかり回す。すらすらいくまでやりつぶす。

これが勉強の背骨になります。ほかは時間のある範囲でやればいいことにして、「軸」は死守。

あとは「基本」から順に、時間が取れる分だけ、この「軸」に肉付けをしていきます。少量に絞ったテスト直し、栄冠への道の基本問題のみ、など。大事なことは、「勉強するときは集中し、すいすいすらすらになるまで繰り返して身に着ける」という、「軸」で通した基本フォームを大事にして付け加えていくこと。

まずは、確実に毎日、昨日より一歩進めるようにすること。この「軸」作りはけっこう実務上(^^;; やっかいですが、これこそ中学受験の醍醐味、親の出番です。つまり、親がそんなことをする必要がない子、というのはいるものだけど、必要がある子なのであれば、ここを手助けして成功に導くことが、価値あるプレゼントになるというわけです。

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by an-dan-te | 2013-04-06 21:42 | 中学受験

大手塾での困りごと(算数)   

日能研という塾のシステム(と状況)にピタリとハマったこじろうに比較すると、はなひめはピタリ感がなかったんだけれど…

  にほんブログ村 受験ブログ 中学受験へ←求めるレベルがくっきり分かれる算数

主な問題は算数。幅広いMクラスで、他三教科のことを考えると、それより下のクラスというチョイスはあまりなさそうで、でも算数が難しすぎる。それは、はなひめがクラス平均より算数が苦手だからではなくて、クラスのトップグループに合わせて授業が行われているから。

開成あたりに行く子なら当然クリアしなければいけない難問への道。その他の子には別に必要ない、というかもっと固めなければいけない足元がひろびろと広がっているわけなのですが…

塾的には、その、ひとにぎりのトップの行く末が非常に重要なわけでもあるし。必ずしも最大多数の最大幸福ってわけにはいかないよね。それはわかる。理解はできる。

こじろうのときみたいに、M1とM2に分けられれば話は早いのだけれど、そのレベルの人数が半減(ちかく)になってしまった以上、経営的にそれは無理。それもわかる。

クラスの幅が広いときに困るのって、やっぱりいちばん算数じゃないかと思うんだよね。こじろうの国語の実力が、クラス平均にぜんぜん届いてなくたって、別に授業で困るわけじゃないし。

子どもの受験で突っ走っている間は、これは単に我が家の問題だったんだけれど、ご相談承りやら宴会やらを通して、いろんなケースに遭遇するうちに、いややっぱりこれはけっこう頻発する問題らしいなと。

これを個人の力で解決しようとする場合は、まず
・授業は「観賞用」と割り切ってそのまま受けるか、さぼるか
の二択があり、さらにそのそれぞれに対して
・個別塾、家庭教師、親のいずれでフォローするか
というチョイスがある。

理屈からいえば、というか勉強効率からいえば、授業をさぼって、個別塾か家庭教師でフォローしてもらうのがよさそうだけど、経済効率からいってあんまりにもどうなのよという話はある。

それだけではなくて、やはり算数だからこそ、集団塾のよさを生かしたいなぁという思いもあるじゃないですか。

集団塾のよさというのは、
・講師がよく
・周囲からの刺激がある
ということ。個別塾や家庭教師は、ごく少数の例外や、金に糸目をつけなかった場合を除けば、30人ひとクラスを教える講師より教える能力が低くなりがち。周囲からの刺激というのは、たとえば別解を思いつく子がいるとか、周りがどのくらいの速さで解いているか感じられる、とか、わかりやすいノートを取ってる子がいる、とか。

もろもろ考えると、塾授業を削ってユリウスにつっこむというほどの踏ん切りはつかなかった。つかない人が大半じゃないかと思うけど。

結局、我が家でとった方法というのは、「ちょこっと」さぼらせる。常習的に欠席するわけじゃないんだけど、なんかかんか休む。そして、ユリウスも六年前半利用したけれど、さらに立て込んでくる六年後半はユリウスをやめて親がフォローするという、どこからどう見ても「半端」な方法だった。

すっきりした解決はいまだに思いつかない。

もし、幅広いクラスのまま、算数だけは2レベルに分けて授業するなんて芸当(英断)ができたらたくさんの子が助かると思うけれど。そしてそれは塾の大きな付加価値になると思うけれど。そういうわけにはいかないものですかね??

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by an-dan-te | 2013-04-05 12:31 | 中学受験

ケアレスミスとの付き合い方   

ミスをする、ということはすぐれて人間くさい、人間らしい行為であってそこに味もある、とは思うけど。

  にほんブログ村 受験ブログ 中学受験へ←ミスが多くたって、合格もできるし社会人にもなれる…かもしれない

テスト結果という意味のパフォーマンスは、ケアレスミスの多寡で大きく左右されるには違いなく、だから避けて通れるものではないですね。

我が家の人材でいえば、比較的ミスの少ないのはこじろうだったと思いますが、それでも「叫ばせて!!」スレに

四角1の(1)から間違えるなっ!!(正答率9割)

とかいうのがあったことから見ても、ミスによる失点はそれなりにあったわけです。当落線上の順位の差といえば、もう数点にぎっしりですから、ミスをするかどうかが重要な分かれ目になることはいうまでもありません。

akira先生のブログに、すごくよくまとまった記事があったので、まだ読んでいない方は是非。
もう一度ケアレスミスについての話題

これは、塾の先生(それも超ベテラン)が書くミス対策決定版とでもいうべき、基本をきっちり押さえた指南です。

そのうえで、私なりに付け加えたいポイントが二つあります。

(1) ミスをするのは必然。ありのまま受け入れて、そこから出発する。
ミスをするのは、人間としての必然、そしてその率は、持って生まれた性質に左右されてかなり決まってしまうものです。一般的に、ミスを防ぐ方法を試すのはもちろんよいですが、ミスが多いからといって、自分を責めないほうがいいです。ありのままの自分から出発すればいいことです。

ミスを少なくする工夫はともかく(自分で読める字を書くとかね)、ミスをなくすことはできません。人間の性質上。それなら、世の中で、ミスが許されないときにどうやっているかというと、チェックをプロセスに組み込むわけです。

テストでも同じことで、自分のミスの癖を知り、効率的なチェックルーチンを開発するのは、ただ「もっと気をつけなきゃ」と思うよりクリエイティブな営みです。チェックというのは、同じことを二度繰り返すことではありません。いかに短時間で、ミス検出率を上げられるか。これがうまいのがよしぞうで、だからこそ、ペーパーテストではまたろうと大きく違う成果が挙げられたのです。

そして、いくら効率のいいチェックルーチンを作っても、それを実施する時間がなくちゃいけませんから、ミス撲滅の鍵は、実はスピードなのです。ベースとなるパフォーマンスを上げること。それにはやはり基本の重視と反復です。

(2)ミスが気にならなくなるくらいの積極的な「良さ」を目指す。
ぶっちゃけ、ただミスの少ないピアノ演奏が楽しいかといったら、そんなことはありません。ミスが多すぎたら何を弾いてるかわからなくなりますが(^^;; 基本はやっぱり演奏そのものの質、ノリ、グルーヴ感その他表現です。ミスはそこからほんのちょっとしたキズがあるか程度の問題でしかありません。

テストはピアノ演奏と違って、それよりはミスの有無が重要になりますが、でもやっぱり出発点となる違いはミスの量ではなくて、理解がどれだけしっかりしているかにかかっています。

akira先生の記事でちょっと違うと思ったところは東大云々のところです。自分がミス体質であればむしろ東大のような、センターが軽くて二次試験が重く、記述が多くて問題が難しいところをめざすべきです。ピアノ発表会でいうなら表現力が必要な選曲といったところでしょうか。

中学入試→高校入試→大学入試
と移るにつれて、ケアレスミスの重大度は減ります。とりわけ、東大入試ならばケアレスミスの多寡はたいして影響しません。

ミスが多いならば、ミスをなくすことよりも、思考力と表現力で勝負することを考えるのが得策だったりします。中学受験の中でも、比較的、ミス勝負のところ、そうでないところがありますから(必ずしも難易度順ではない)そういうのも含めて、自分に合うところを探すとよいでしょう。

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by an-dan-te | 2013-04-04 12:58 | 中学受験

第八首: あしびきの山鳥の尾の(序詞、助動詞)   

あしびきの山鳥の尾のしだり尾の
  ながながし夜をひとりかもねむ

  にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(指導・勉強法)へ←秋の夜長…ほんとに長かったんでしょうね~

これも超~有名ですね。「あしびきの山鳥の尾のしだり尾の」って長ったらしく言われたら、そりゃもうほんとに「ながながし」なんだろうなって感じで納得しちゃうという歌です。「あしびきの」は「山」にかかる枕詞。枕詞はもう出てきましたね。「ひさかたの」のとき。

で、「あしびきの」が「山」を引き出してるのはいいんですが、さらに山鳥の尾のしだり尾の…「しだり尾」というのは「しだる(垂れ下がる)」という動詞の連用形に「尾」がついたものですが、「しだり尾」全体で名詞と思えばよいです。「忍び足」みたいなもんです。

そして「あしびきの山鳥の尾のしだり尾の」までの三句全体が「ながながし」を引き出しているのですね。こういうのを「序詞(じょことば)」といいます。

それでは、復習として、この歌にある形容詞と動詞を抜き出して、○○活用○○形、とコメントつけてください。

* * *

形容詞は「長々しい」って現代語にもありますから、すぐわかりますね。「ながながし」ですけど、ちょっと奇異に感じますね、これは。「なかながし」と「し」で終わっているからには終止形ですが、でも、次の体言(名詞)である「夜」にかかっているのですから、働きとしては連体形です。

何?? もうこの歌にあんまり慣れちゃったからどうとも思わないって??

…いやー実は私もそうなんですけどわりと(^^;; 歌の調子からいって、「ながながしき夜を」じゃどうもね。

そして動詞は「ね」の一文字です。現代語だったら「寝る」ですけど、古文だとこれは下二段活用で
ね(ず) ね(たり) ぬ(。) ぬる(とき) ぬれ(ども) ねよ(。)
となります。言い切りの形(終止形)は「ぬ。」ですからね、なんとなく慣れるまではムズムズするかも!?

次の「む」は助動詞で、前回にも出てきましたね、「逢はむ」って。こちらの「む」は意思でしたが、今回の「む」は推量を表しています。使い方は同じで、未然形につきます。

つまり、今回の歌の「ね」はナ行下二段活用「ぬ」の未然形。

そして、前回の「む」は、引用の格助詞「と」につながっていましたから終止形、
今回の「む」は係助詞「か」からの係り結びですから連体形、となります。どちらの形も「む」ですね。

推量/意思の助動詞「む」の活用は
○ ○ む む め ○
となります。終止形、連体形、已然形しかありませんし、変化もなんとなくシンプル…シンプルすぎてわかりにくいですか? まぁ、已然形っていうと「-e」っぽいですけどそれを「-u」に直せばいいんで、あぁ、たぶん「む」の已然形だろうなってわかりますよ。

「む」の活用は、パターンにはまらないので特殊型といいます。

前回出てきたもう一つの助動詞、受身の「る」の活用はこんなです:
れ れ る るる るれ れよ
…これって何かと同じじゃないですか? そう、動詞で出てきた下二段活用です。助動詞の活用は、「何かに似てる」ってことが多いです。だから、なんとなくこんなかなって、慣れてくると勘がききます。そんなにしゃかりきになって、「れ・れ・る・るる・るれ・れよ」と何度も何度も言う練習して暗記で叩き込もうとするよりも、歌の中で、前後や意味を確かめつつ「受身の助動詞『る』の連体形」「推量の助動詞『む』の連体形」ということがわかるように練習するのが近道です。

そのほうが楽しいですしね…

[訳読]
山鳥の垂れ下がった尾のような、長い長い夜をひとりで寝るのかなあ。

助詞の「か」は疑問を表しているので、訳読でも「のか」と入れ、
同じく助詞の「も」は詠嘆を表しているので、訳読では「なあ」と入れました。

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by an-dan-te | 2013-04-02 20:44 | 中学生活

第七首: 瀬を早み岩にせかるる(を+形・語幹+み、助動詞)   

瀬を早み岩にせかるる滝川の
  われても末に逢はむとぞ思ふ

  にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(指導・勉強法)へ←助動詞のヤマ、しばらく続きます

恋の情熱ストレートなこの歌、好きな人も多いと思うのですが、のっけからこの「瀬を早み」…この「み」ってなんじゃらほいと疑問に思った方もいらっしゃるのでは。

これ、現代語には受け継がれていませんが、「~を+形容詞語幹+み」で決まった言い方で、「~が(形容詞)ので」という意味になるんです。「瀬を早み」だったら、「瀬が早いので」となります。百人一首の中で、ほかの歌にも出てきますよ…

今回は、ちょっと趣向を変えて、先に訳読を載せますので、これと元の歌をよ~く見比べて、どう品詞分解できるのか、ためしに考えてみてください。

[訳読]
瀬が早いので岩にせきとめられる滝川のように、わかれても将来は必ず逢おうと思う。

特に、「せかるる」とか「逢はむ」のところ、要チェック!!

* * *
この歌で、動詞は四個所出てきますが、「われても」と「ぞ思ふ」はこの講座で文法的に既出です。
「われ」…ラ行下二段連用形
接続助詞「て」につくのは連用形ですね。たとえば第六首で挙げた「別れては」と同じです。現代語の「て」も同様ですが、連用形で接続します。

「思ふ」…ハ行四段連体形
「ぞ」と「思ふ」が係り結びなので、連体形ですね。この係り結びはしつこいほど出てきます。

問題なのは、この二つ:
「せか」…カ行四段未然形
「逢は」…ハ行四段未然形
どちらも、「あ段」で終わっているからには未然形っぽいということはわかりますが、それに続く語「せか『るる』」「逢は『む』」が初出です。

『るる』『む』はいずれも助動詞です。

訳読となぞってみると意味がわかりやすいと思います。
『るる』は受身の助動詞「る」の連体形。現代語なら「せきとめら『れる』」ですね。「滝川」という体言にかかっているので連体形です。
『む』は意思の助動詞「む」の終止形。現代語なら「逢お『う』」ですね。引用の格助詞「と」に接続しているので終止形です。引用の格助詞「と」というのは、現代語でいう、

彼は、「明日また会おう」言った。

の「と」とまったく同じです。その前でセリフというか引用のまとまりが文として切れてますから、「と」の前は終止形ですね。

とりあえず、助動詞ってそんなもんだなぁってことで…
今回は、本文と訳読をよく見比べておいてください。

次回以降、助動詞自体の活用について、もう少し詳しくみてみましょう(^^)

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by an-dan-te | 2013-04-01 21:49 | 中学生活

「国語入試問題必勝法」とは   

というわけで、昨日はピアノ三昧の会に行き、そこで「国語入試問題必勝法」をもらって帰ったのですが。

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まだ読み終わってませんが、取り急ぎ、どぅしても書いておかなくてはと思いまして。

あの流れだと、「どうころんでも社会科」の本のように、子どもでなく親が読むとしても、中学受験をする親子に(ある意味)役に立つような本かなと誤解して「ポチッ」としてしまう人がいるかもしれないじゃないですか。

ぜんぜん違いますからね!! そこんとこ、お間違いなく。

まず、「国語入試問題必勝法」というタイトルの文庫本(講談社文庫)ですが、この「国語入試問題必勝法」は本のごく一部でしかありません。30ページ弱かな? あとはまったく別の話でして…

あとね。この「国語入試問題必勝法」という話自体が、なんというか、国語の読解力を高めるとか、あるいは百歩譲って、国語力を高めないままでも点をとれるようにする方法(笑)だとか、そんなものではないです。

つまり、国語の入試問題というものを、おちょくる、皮肉る、ネタにして遊ぶという、パロディー…っていっていいのかな…そういうものなんです。

でも、パロディーとしては秀逸で、間違いなくおもしろいです。この記事を読むまでに間違ってクリック購入(書店で見ないで注文)しちゃった人が、もしいたとしても、読んだ途端誤解は解けて「こりゃ実用本じゃない」、でも、おもしろかったことに免じて許してくださると信じています。

というわけで、おもしろいんですがたとえば、選択肢の選び方。まじめに見ると当てはまるものがないように見えるけど、選択肢が四つあれば「大、小、展、外」、五つであれば「大、小、展、外、誤」に分類して「外」を選べばいいとか。ここで「大」は書かれているより内容が大きくなっている、「小」は書かれたことの一部分になっている、「展」は問題文の論旨をもう一歩展開させたもの、「外」はなんだかちょっとピントがずれているもの(^^;;

ピントがずれてなくてどんぴしゃり要約になってるような選択肢があったらみんな正解しちゃうので、ちょっとずらしてある。けど、どれが近いかといえば「外」だというような。

さらに、時間がない場合に問題文を読まず設問だけを見て選択する方法とか、あと記述についても「きちんと書いたら指定文字数におさまらないものをどうするか」とかいう話が出てきます。

(くどいようですが、実用本ではないですよ。)

結局のところ、こうやっておちょくられるだけのことは「ある」と思うんです。中学入試の国語にも、けっこう無茶な問題はあります。日能研もね(日能研は、冒頭の「猿蟹合戦とは何か」の章で挙げられています)。

学校によってかなり違います。国語の問題が納得できるかどうかって、学校との相性のひとつの面だと思うんですよ。国語で良問(かつ、適度に差がつく問題)を作るのってすごく難しそうですけど、あんまりにも作問能力の低い学校はどうかと思うし、あるいは、読解力以外の何かが必要な問題を出す学校というのは…まさに、その資質を求めているっていうことですね。そういう、学校のポリシーに賛同できるのか。

はなひめの受験で「願書を書いた学校(実際には出願していない学校を含む)」6校のうち、国語の問題についていうと、問題作成が下手だと思った学校がひとつ、「あんまりこの学校に子どもを預けたくない」と思った学校がひとつありました。結果は、国語がいちばん好きな学校に決まったのでよかったですけど、変な問題でもやっぱり解かなきゃいけない受験生はたいへんです。

こうやっておちょくって発散したくもなりますよね。あ、だからやっぱり実用本なのか…

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by an-dan-te | 2013-04-01 12:44 | 中学受験