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2009年 03月 14日 ( 1 )   

心に残る授業(物理):S台予備校の場合   

高三のとき、私はS台予備校の理系総合コース(? 名称不正確)に通っていた。

それだと月から金までびっしり何時間も授業があって、当然のことながらそれの予習復習をまともにやっていたら夜中まで勉強することになる。私は睡眠時間を削ることはしないのがポリシー(今でも)なので、予習復習は学校にいる間にやっていた(つまり内職)。

そんな具合に、S台の授業はまじめに参加していたので、「役に立った授業」というレベルでいえば、ふつうにたくさんある。その中で、一番印象に残るものといったらやっぱり物理。

内容よりまず、先生の人となりが強烈だった。なんでも、その当時見た「フォー○ス」という雑誌によれば、そのY先生は大学時代に全共闘の議長かなんかやってたらしく、ヘルメットをかぶった人たちが大勢いる中に、壇上に立つY先生が写った古い写真が載っていた。たぶんそんなわけで堅い職業にはつけなかった(あるいは、つかなかった)のかな? と勝手な想像をしてみる。

まー、教わる側にとっちゃ、そんなことはどうでもいい。ともかく、人を話に引き込む勢いのある先生だった。

元々、私は物理が好きで、それは主に「皮表紙のノートと万年筆」で書いた、Mさんのおかげ。小学校三年くらいに得たものが「力学」の世界の直感的・直観的な理解だったとすれば、S台の授業で得たものは、その世界と数式の結びつきだろうか。

残念なことに、私は計算力が乏しかったので(-_-;; 「さーて、なんか微分方程式ができたけどこれをどうすれば??」みたいな事態によく陥ったのだが、だいたい部分点をかなりくれるものなので、物理は常に大きな得点源になった。

Y先生は、「ウンウンうなって計算するのが大事なんや!!」と常々言っていて、黒板いっぱいにガシガシと計算を書き付けていたが、計算して答えが出たらそれで終わり、ではない。必ず「答えをよく見る」ようにと言っていた。この場合の「見る」は「鑑賞する」という感じかな?

mだのMだのrだのが混ざった答えが出てきたところで、mがすごく小さくなったらどうだろう? 大きくなったら? 次元は? 要するに、出た答えが、自分の「物理的直感」に照らしてつじつまが合ってるかどうかを見るわけだ。

「おかしかったら、適当に(マイナスをプラスに書き換えるとか、次数を直すとか)直しとけ」とも言っていた。もちろん実際には、何か計算ミスをしているのだから見直せという意味なんだろうけど、とにかくつじつまの合わない答えをそのままにしておくなよ、ってことだと思う。

* * *

大学受験のときに一番得意なのは間違いなく物理だったし、大学に入ってからも一般教養の物理は力学・熱力学・電磁気学いずれもAをもらった (ただし電磁気学のみチョコ点を含む) が、その後は物理とは縁がなかった。その先の物理は、数学が苦手な人なんかお呼びじゃないからしかたがない。私も、物理で何をしようということはまったく思わなかった。

最近でも役に立っていることといえば、「見る」力だろうか。

こじろうの算数感覚、特に比のあたりの考え方は独特で、ときどき解答とも違うし傍から見ると理解不能な解き方をする。それでまた、説明が下手だから、答えが違っていても何がどう違っているのかさっぱりわからなくて困ることがあった。

よしぞうがいないとしかたなく私が聞くのだが、こじろうに説明させて「うん…うん…」とわけがわからないまま右から左へ受け流しながら、ぼんやりと流れを観察する中で、おっ!! ここがおかしい!! と「感じて」、びしっ、ここざます。。と誤り個所を指摘するという手法をよく使った。

広く見て感じて、「ゆがみ」を検知するとそこに誤りが。という手法は、ざっと見て誤訳を見つけるときにも重宝だ。Y先生ありがとう、物理はともかく(^^;; こんなに役に立ってますよ。

今日の献立:
たらこ、数の子、おくら入りとろろ、納豆、焼きがんも、たくあん、ごはん、ほうれん草味噌汁
* なんか脈絡がないが、少しずつ残っていたものを一挙大放出。味噌汁は、昼に食べた豚しゃぶの汁が残っていたので、山ほどほうれん草を入れたもの。たまに肉や葱や水菜も入っている。

by an-dan-te | 2009-03-14 13:55 | 大学受験