人気ブログランキング |

2009年 02月 06日 ( 1 )   

昔、作文が嫌いだった   

今でこそ、ブログは一日も欠かさず書くわ、しかもいちいち読者もあきれる長文だわで、文章書き中毒といってもいい私ですが、小学生のころは、作文や感想文がものすごく嫌いでしかも下手でした。

思ったこと感じたことを素直に書けといわれても、自分が何を思って感じているのかさっぱりわからない (すごく遠い…)。作文は、出来事をそのまま何の工夫もなくまとめて終わりにした。単に「てにをは」が正しいだけで、書いてるほうも読んでるほうもつまらないことこの上なし。

さらに苦痛なのが感想文で、これは仕方がないから、ふつう大人が子どもに期待するであろう「感想」を想像して、てきとうにでっちあげて書いた (かわいくない子だ)。嘘っぽいから書いてるほうも苦しいが、読んでいても手垢のついた内容でちっともおもしろくない。

変化の兆しがあったのは小学校五年のとき。地元の塾(Yに通い出したのは六年から)で社会の先生が、何を思ったか突然、貿易摩擦について自分の考えを1000字以内でまとめろという課題を出した。それまで、細切れの問題演習ばかりで、文章を書かせるなんて指導はまったくしてなかったのだからほんとに唐突(乱暴)な話だ。

しかし、物語文を読んだ「感想」はあれだけ出てこないのに、「考え」といわれると目からウロコだった。すらすら書けてしまって字数もぴったり。先生には「A+」をもらってほめられた (社会が苦手な子だったので、社会でほめられたのが特に印象に残っているものと思われる)。

自分は論説的文章なら書けるんだ、とそのとき気づいた。中学に入ってからはレポートを書く機会も増えた。自分の視点で材料を集め、組み合わせ、自分の考えを加えてまとめる。この作業はものすごく向いていて、超速で無難なものをささっとまとめることができた (ただし「無難」なだけ)。

高校一年生のとき、某新聞社が主催する科学小論文コンクールに応募したことがある。賞品の図書券10万円が魅力で、このときは慎重に材料を選んだ。科学雑誌や小説や、そこいらですぐ入手できるものではあるけれど、なるべく毛色の違うものを混ぜた。ちゃっちゃっとつぎはぎして自分流の仕上げ…使ったものは全部「参考文献」として明示したし別に盗作じゃないよ。

結果は、10万円ゲット。このとき、材料の選定によってオリジナリティーを主張しうることを知った。ここから、文章を書くことは苦手というより得意と思うようになったが、まだ論説的文章のみに限られていた。

さらに変わったのが、またろうが小学校にあがったとき。毎日まいにち繰り広げられる事件の数々、まぬけでカワイイ(今思えばかわいいけど、そのころはそう思うゆとりがあったわけではない)またろうの日常はネタだらけで、それに追い立てられるようにWeb日記を書いていたことがあった。

毎日やってればいやでも習熟してくるし、なにしろあまりにネタが上質なので(-_-;; 固定読者もつき、「今日はいったい、またろうくんどうしたかしら」とみんなが待ち構えているとなれば、それははりきって書き続けるしかない。

…そうして、自分はエッセイ的文章を書くのが好きだということに思い至った。
つまり、今こうやって私にブログを書かせているのは、またろうだということになる。

by an-dan-te | 2009-02-06 10:40 | 生活