私も疲れてますんで   

「中学受験の失敗学」-志望校全滅には理由がある-を読みました。

ちなみに、子どもの中学受験がクライマックスにさしかかってる親が疲れているのはあたりまえのことで、なにしろ普段の生活だって元々ぱんぱんなところへ持ってきて、説明会だの面談だのテスト送迎だの写真撮影だの、用事は増えるばっかりで、子どもの勉強態度だって成績だっていつも順風満帆とはいきやしません。白髪だって増えるってもんです。ある程度はしょうがないとして…

この本で言っている「ツカレ親」というのは、「中学受験に取りつかれ、暴走の末に疲れ果ててしまう親たち」のことだそうです。でもどこからがいったい暴走なんでしょうね?? 渦中にいる者としてはこの線を冷静に見極めるのは難しい。

多少は趣味的にのめりこまないと、こんな手間のかかる、お金もかかることはできないような気がします。つまり親も単に子どもにとっての「成果」だけを求めるのでは、なんかちょっと、お得感に乏しい。だからといって、子どもとはいえ別の人間の問題に、親がのめりこんじゃったら、まぁ間違いなくツカレますね。

自分のことを(現在できる範囲で)冷静に考えてみると、この本で取り上げられているような
・塾/個別/家庭教師とことん押し込み過密スケジュール
・子どもの偏差値をはるかに上回る学校ばかり並べる
などの条件にはあてはまらないとしても、子どもの勉強に介入している(スケジュールを仕切る/内容をお膳立てする)だけでも十分、「ツカレ親」の素質は備えていると思います。

つまり、結果的に子どもが全落ちするとか、利き腕を骨折したとか、あるいは直前に翻意して「ボクは公立に行く」といいだしたとか…そういう場合にこれまでの投資(お金と手間)についてどう感じるのか。

「公立中に行くことになっても、これまでの中学受験勉強で学んだことは無駄にならないはずだ」と割り切れるか、って聞かれれば、やっぱりそんな簡単なもんじゃないです。

ありていにいって、7割くらいは無駄じゃなかったと思うし、やっぱり3割くらいは無駄になってる気がします。7割の中身で、一番大きいのはこじろうが日本語を読んで書いて話せるようになっったこと。それから、勉強の仕方や集中やテストの受け方や、そんなことが中学生になる前につかめたこと。中学を受けないにしてもこの投資はすべきだったと思う。

でも、3割くらいは違います。生活リズムが乱れたり、親が疲れたりツカレたり、小学生生活を十分楽しむための時間が圧迫されすぎることなど、やっぱりどう考えても、ここで中学に受からないとモトを取れないほど「つぎこんでる」感じがします。

私自身が中学を全落ちしたときのことを振り返ると、原因は
・滑り止め校を受けていなかったこと
・志望校対策をほとんどやっていなかったこと(そういう概念が自分の中になかった)
だと思います。滑り止めを受けなかったのは、「そこでなければ公立中に行こう」ということで親子で合意していたからなので、一見問題がなさそうですが…

実際に落ちたときの気持ちは、そんなもんではありませんでした。結局のところ、12歳の子どもが「そこ受からなかったら公立いくから」なんて口ではいっても、その気持ちはあてにならないんじゃないでしょうか。それは、どこかできっと、「そうはいったって受かるよ」みたいな気持ちがあるからで、本当に落ちたときのことが想像できてなかったんですね。

こじろうの受験に関しては、いちおうその教訓を生かして、滑り止めを入れて、志望校対策をしっかりやって、健康に気をつけて、あとはなるべくたんたんと当日を待ちます。それでもやっぱりツカレますけど、人生そういうフェーズもあるってことで。
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by an-dan-te | 2008-11-30 18:59 | 中学受験

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