文法機能搭載準備中   

こじろうが、小学校一年生の夏休み直前くらいに、学童での遊びについて書いた作文が残っている。

おとといばたおつかまえにいきました20ひきぐらいつかまえましたあそんだひとわたけるくんとあかねちゃんとよしだせんせいとえみちゃんとはるかちゃんであそびましたたけるくんおたよりにしてやりましたほかのあかねちゃんとえみちゃんとよしだせんせいとはるかちゃんでさがしましたはるかちゃんわ14んひきぐらいつかまえたそうそうたけるくんもつかまえたよたしか14んひきだたよねえみちゃんとしげるくんわがくどうぢゃないからつかまえなかたよつかまえてもよかたんだけどつかまえなかたりゆうわむしかごとかふくろとかないからつかまえなかったてに4ひきとか14んひきとかつかまえられないでしょだからつかまえなかたがこうとがくどうのにわのおくのおくのはらみたいなところ
(注: 途中、名前は仮名にしました)

(現代語訳: おとといバッタをつかまえにいきました。20匹くらいつかまえました。遊んだ人は、たけるくんとあかねちゃんとよしだせんせいとえみちゃんとはるかちゃんでした。たけるくんを頼りにしてやりました。ほかのあかねちゃんとえみちゃんとよしだせんせいとはるかちゃんで探しました。はるかちゃんは14匹くらいつかまえた。そうそうたけるくんもつかまえたよ。確か14匹だったよね。えみちゃんとしげるくんは学童じゃないからつかまえなかったよ。つかまえてもよかったんだけど、つかまえなかった理由は、虫かごとか袋とかないからつかまえなかった。手に4匹とか14匹とかつかまえられないでしょ。だからつかまえなかった。学校と学童の庭の奥の奥、野原みたいなところ。)

読みにくくってすみません。ほんと読みにくい。仮名遣いが間違ってるのはご愛嬌だけど、文という概念がなくて。でも、この作文、当時は読んですごくおどろいたんです。どう驚いたかっていうと、ちゃんとわかるように書けてるから。長いし。とにかく、本人の「しゃべり」に比べれば「書き」は別人くらい上手だ(これでも)。

だからもうちょっと様子を見て…と思った。そのうちなんとかなるのではないかと。しかし、数年間の時が流れて、小四で「予習シリーズ」をぼちぼちやろうとしたころにも、あまり事態は改善されていなかった。

むかしむかし あるところに おじいさんと お
ばあさんが すんでいました あるひ おじい
さんは やまへしばかりに おばあさんは か
わへ せんたくに いきました おばあさんが
かわで せんたくをしていると…

というような課題を出して、「。」をつけるのはどこ? と聞いたらこじろうの答えは

むかしむかし あるところに おじいさんと お。
ばあさんが すんでいました あるひ おじい。
さんは やまへしばかりに おばあさんは か。
わへ せんたくに いきました おばあさんが。
かわで せんたくをしていると…

それ、明らかに変だろ!! しばし説明を試みたが、どうしても通じなくて、しょうがないので、「じゃ、『た』が来たらマルつけなさい」と言って決着をつける(ついてないともいう)。

「毎日、本を読む。」→「昨日、本を読(  )。」とかの変形も、どうーしても思い浮かばない。
2つの文をつなぎ言葉で単純につなぐのも出来ない。
「きれいに掃除する。」と「少年に会う。」の「に」は違うんだよと説明するのに、「『に』を『な』に変えてごらん。『きれいな』と『少年な』とどっちがおかしい?」と聞いてもどちらも彼的にはおかしくないそうだ。
(もちろん、はなひめをつかまえて聞いたら、ぜんぶすらすら答えてくれた)

どっぷり日本語の環境で暮らしているんだから、たいていの子は、あまり分析的に考えないにしても、どれが変でどれがまともかとか、ある言葉につなぐための変形(活用)とかはやってるもんだ。それがネイティブ・スピーカーってもんじゃない?

こじろうは、どうしちゃったのかなぁ…どうも、文法自動学習機能が搭載されていないようである。

という具合に暗雲たちこめる滑り出しではあったが、こじろうには「ネイティブ会話のシャワー」はわかりにくく、逆に「無味乾燥な文法問題」のほうがある意味わかりやすかったらしい。

無理やり、「問題」の形で文法を勉強していくうちに、一年くらいたつとそれなりに日本語が読んでしゃべれるようになってきた。そーか、外国語として学ぶ学習能力は実は悪くないのかも。

現在、こじろうが「英語は得意になる(日本語を外国語として学んでここまでやれたのだから)」という説と「英語だって苦手だろう」説が出ているが、その結着は、待て数年後。。
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by an-dan-te | 2008-11-22 11:42 | 中学受験

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