説明会 -またろう抑え校の場合
2008年 11月 10日
私「今日は、お母さんは山へしばかりに、お父さんは川へ洗濯にいくからね。ももたろうや、留守をしっかり守って、ごはん食べさせといておくれ」
またろう「誰がももたろうやねん!! …つまり昼ごはん作れってこと?」
私「そうです(^-^)」
またろう「ってか、ふつー逆じゃね? おじいさんがしばかりでしょ」
私「あっそだ。いやね、お母さんが田舎方面、お父さんが都会方面いくもんだから、なんとなく」
というわけで、説明会シーズンたけなわ。重なったので、私がまたろうの、夫がこじろうの説明会へ行くことになった。
私が行ったのは私立の高専。先日行ってみた学校の「併願システム」は納得のいくものではあったけど、なにしろそこ旋盤ないから(当たり前)。ひたすら大学受験に向けて邁進するまたろうの姿はいまいち想像が難しかったので、今日は高専にある「併願」を調べることに。
国立と都立の高専はそれぞれ複数回、足を運んでいるが、私立の高専は初めて。
高専はそれぞれ、国公立であっても生き残りをかけて真剣勝負ではあるのだけど、私立の高専はさらに輪をかけた感じがする。受付で、傘袋と資料だけでなく、ペットボトル入り飲料までサービスしてくれた。資料袋には、おみやげのボールペンも入っている。
私の関心事は、まずその「併願」について確認したいということにあったのだけど、説明会ではまず、高専という五年一貫の仕組みや教育についての紹介、卒業生スピーチという感じで45分。どこまで額面どおり受け取っていいのかはいまいちわからないが、高専の就職率の良さ、そして大学編入のしやすさについて宣伝に努め、入り口の入りやすさに比べて出口が格段によいことをアピール。
そして希望コースに分かれて見学。私はもちろん機械系を選択。
入り口いきなり「遮断機」に迎えられてびっくり。その向こうの廊下では線路が引いてあって「電車」が走っている。
「この遮断機は、卒業生が、いらなくなった本物の遮断機を『これいる?』といって寄付してくれたものです。中をバラして実習に使っています」
「遮断機があるなら電車も、ってことで、電車も作りました。この車輪は、車のホイールのところを流用して作ったもので、生徒がこういうの工夫していろいろ探してくるんですよ」
その後も、実習で作ったものが一年生から五年生まで、どんどん発展していく様子とか、けっこう「つかまれた」感のある私。用心して本人(またろう)を連れてこなかったのは正解かも。
…つまり、この高専でいいならほとんど受験勉強はいらないので、またろうが「ぶったるんで」勉強しなくなったら困ると思ったのだ。私立の高専は高いのよ、うちはあとがつかえてるんだからと、よーく言い聞かせてはいるが、実物を見たら「ここも楽しそう」となってしまうことが見えていたから。
作ったものは、学生さんたちが自ら説明してくれるのだが、その話し方を聞いていると、この学校の「間口の広さ」が伺える。きちんとした筋道で説明できる子もいるけどそうでない子もけっこういるところが国立高専と違う印象ではある。
見学コース最後に見せてくれたのは、大きな平机が並ぶ部屋。これは、先生が4人と、卒業研究中の学生(10人程度?)が「同居」している部屋で、どの机にもパソコンと、本やお菓子やらがごたごたと並んでいた。以前は先生それぞれ個室を持っていたんだけれども、お互いと、それから卒業研究のことでも気軽に話し合えるようにしたとのこと。少人数でいきとどいた教育の様子が伺える。
見学が終わると、食堂に案内され、サンドイッチとコーヒーのサービス(!)。私は個別相談で「併願」のことを確認。先日行った高校と違って、他私立との併願はちょっと…ということだったが、あとは基本的に同じで、わりとよさそう。内申だけで決まる区分と、内申+英数国のテストで決まる区分がある。
なんと、またろうの内申でも、先生からの「相談」のみで合格がもらえるらしく、なにしろまたろうの内申の低さといったらかなりなので、これは間口が相当広い。うーん…いいような悪いような。
設備や実習内容もきちんとしてるし、先生は熱心で手厚いし、よさそうなんだけど、気になるのは「ピアの教育力」である。数学がろくにできなくても入れちゃう高専て、それでいいのだろうか、そのあと。またろうが、自分の意志と意欲をしっかり持っていてくれれば、十分いろんなことが学べて、大学編入も視野に入ってくるとは思うんだけど。
その、「本人」がねぇ~安きに流れるヤツだからなぁ…
一抹の不安はあるが、先日の普通高校よりはやはりこっちかな?? 五年間楽しめることは間違いなし。
(こじろう側の説明会については後日)
by an-dan-te | 2008-11-10 18:13 | 高校受験 | Comments(6)
私立の高専はよく知りませんけど、数学、理科が得意で工作大好きなら適正度高いと思います。
はまる人には天国のような学校です。
ただ数学弱くても入れるっていうのはちょっとどうだろうかと思いますけど…。
私のいた高専は、大学の教養クラスの数学や物理を3年時には終わらせるようなスーパーハイスピードなカリキュラムだったです。(^^;)
一つ高専の難点として、英語はだめだめになることが多いって事ですかね。
外にセスナ機の模型(?)があるのは知ってるけど、
内部に、遮断機と電車があるとは…
そんなところにしょう5を連れて行ったら、イチコロでしょう!
気をつけねば…(?)
サンドウィッチとコーヒーのサービス!ですか?
でもねぇ…実は、国立高専でも、女子(テクノガールズ)には、
ケーキ+お茶orジュース(ペットボトル)のサービスが!
アンケートで『ケーキよりお菓子がいい』(ゆかりは生クリーム系が苦手なので)、
と、書いたら(そんなことじゃなく、講座内容に関する感想を書くことを期待されていると思うんですけど…)
次回は、ほんとにお菓子+お茶になっていたのにはびっくり!
そこまでして、女子を集めたいらしい…
> 私のいた高専は、大学の教養クラスの数学や物理を3年時
> には終わらせるようなスーパーハイスピードなカリキュラム
> だったです。(^^;)
私も、国立高専の説明会ではそんな話を聞いたんですが、
私立高専の説明会では数学の話は出なかった(!)
> 一つ高専の難点として、英語はだめだめになることが多いっ
>て事ですかね。
あ。。
大学編入を目指すなら、英語自分でなんとかしとかないとですね。
って、またろうが自らそんなことするわけないしorz
私は大学編入したのですが、英語は苦労しました。
ただ今は編入が昔に比べて楽になっているようですし、大学の幅は狭まりますが推薦でいける所もあります。
ただ、編入考えているならやっぱり国立か都立の方がなにかと良いと思いますよ。(滑り止めなら大有りですけど)
> と良いと思いますよ。
そりゃそうですね~
国立の高専が本人にとっても不動の第一志望です。
都立でもいいですが遠いです。
親にとっても、私立じゃないほうがお財布にやさしいです(--;;
入れてくれればの話…
とりあえず、定期テスト(と、提出物)がんばれ!! >またろう