勉強することができる力   

例えば、「小学校レベルの漢字の『書き』を確実にする」という目標があったとして、これを達成するためには、

(1) 教材を選定する。
レベルもちょうどで好みに合う編集の、内容のしっかりしたもの。
(2) スケジュールを立てる。
塾のない日に4ページずつやるとか、塾の有無に関わらず毎日2ページずつやるとか。
(3) とりかかる。
朝、学校いく前とか、学校から帰ったらすぐとか、夜寝る前とか、時間帯やきっかけを決める。実際に、マンガ本を閉じて課題を開いてとりかかる。
(4) とりくむ。
すぐ、目が宙をさまよって「ぼわ~ん」てなったり、兄弟にちょっかい出したり、途中でやおらお菓子を食べにいったりしないで、課題が終わるまでは集中してとりくむ。答えをこっそり写しちゃったりしないで、正直ベースで。
(5) 丸付けする。
答えと照らし合わせて、丸付けする。ちょこっと消しゴムで消して鉛筆で修正しちゃったりしないで、ちゃんとどこが間違えたかわかるように、赤ペンで。
(6) 覚える。
間違えたところを練習するとか、意味がわからなかったら調べるとかして、身に付ける。
(7) 確認する。
間違えたものは教材のほうにチェックをつけるとかして、状況を明らかにする。
(8) 繰り返す。
翌日は、次のページをやるだけではなくて、前のページまでのチェックを再度やる。できたら○、できなかったら再度チェック。
(9) 振り返る。
「チェックがついたけど○になった」ものについては、1週間、1カ月など、ある程度経ってから、またやってみる。

ということができなければならない。この作業がすべて自律的にできる小学生がもしいたら、その子はおそらくとてもよく勉強ができる。また、仮に現在の成績はそんなにたいしたことないにしても、将来まったく心配いらないだろう。

うちの場合、こじろうは、(1)(2)(7)(8)(9)は親がやってしまってるし、(3)はよく揉め事の種になるし、(5)はよく甘えてくるし、(6)も監視してないといい加減。まぁでも、いったんとりかかると、(4)がかなりしっかりしているのでまだなんとかなっている。

またろうはすべてがあやふやで、特に(4)部分に難がある。親の足音がするとようやく「あっ、何するんだっけ」って感じだし、ようやく広げると、なんだかそこでとてもトイレに行きたくなったり、お茶が飲みたくなったりするらしい。弟妹からもたいへん慕われているので、しょっちゅうちょっかいを出されたり、それにまたよく反応するのでちっとも進まない。

一人になっても、ちょっと目についた読みかけの本があればすぐそっちに移ったり、それを取り上げられれば今度はボールペンの分解をしたりで、10分で終わるはずのものに1時間かかる。答えが手近にあればすぐチラ見してしまうので、親が預かっておかなくてはならない。

丸つけは、いちおう自分でやろうとはするのだが、嘘丸が多いので後チェックは欠かせない。(7)(8)(9)の工程は、その都度強制されなければ絶対やらない。

「勉強をすることができる力」がここまで低いと、ほんとうに親の負担が大きい。というより、ここんとこずっと、それだけの手間がかけられなかったので、またろうの勉強状況はガタガタだ。

10月の目標はせめて(4)をどうにかすること。そして年内に、(3)~(6)あたりを自分でできるようになったら、年明けからのダブル受験総仕上げにもなんとか耐えられるだろうという見通し…甘い? やっぱり甘いかなぁ…

(1) を親がやって、(2)についてちょいと相談に乗ってやれば、あとは(9)まで自分でできる子どもを育てていたらどんなだろうか(以下、妄想モード)。
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by an-dan-te | 2008-10-10 14:21 | 中学受験

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