「二月の勝者」一巻で、入塾に関して両親で意見がズレてるサッカー少年の話があります。
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*「なか見!」機能で「立ち読み」できます♪面談で、「凡人こそ、中学受験をすべきなんです。」というセリフが出てきます…そしてリフティング対決をするのね(笑)んで、少年が負けて、
「(サッカーについて)平凡ですね」←現実にはこんなこという室長いないと思うが
サッカーがそこそこうまいって程度だったら、プロになるなんてのは夢のまた夢の世界で、とにかく厳しい道です。
それに比べりゃ、中学受験で難関校に入るくらいだったら、凡人だってまぁなんとかなったりする(ならなかったりもするんですが)。
率がぜんぜん違いますからね。
だから、サッカーでプロを目指すよりは、中学受験で難関校目指すほうがまだ目があるから頑張りましょう、って…
嘘でもないけどなんか違うと思う。
この時点で、この少年が難関中に受かる可能性ってのも、たぶんだけどずいぶん低くて、
でも、難関中に受かる必要も別にないっていうかね。
中学受験をすることで、難関ではなくても本人に合った、居心地よい六年間が手に入って、
そこで部活としてサッカー頑張るもよし。
別のことに関心が移るもよし。
わが家の子どもたちは、この少年でいうところの「サッカー」のような、コレというものも見つかっていない状態の、
さらに凡人な小学生だったわけですが、
中学受験という枠組みで将来につながる基礎学力(と同じく基礎的な教養)を手に入れつつ、
ここに行きたいと思う学校を見つけて中学生になり、
そこで授業や部活やイベントをとおして好きなこと・やりたいことをみつけて育てて、
納得いく大学進学(学部・学科選択)を経て今に至るわけで、
ほんとうに、中学受験してよかった。
凡人が、中学受験をすべきなのは、難関校に入る目が(プロスポーツ選手目指すよりは)あるから、ということではなくて、
凡人でも、自分の人生の核になるようなものを見つけて育てやすい環境が得られるからだと思います。
凡人じゃないなら、別に中学受験をしなくてもいい。
プロスポーツ選手でも、囲碁や将棋の名人でもなったらいい。
あるいは…たとえば、またろうのいた高専で親向けの卒業生スピーチがあったのですが、その子は
公立中→高専→高専の専攻科→東大大学院
というコースを辿ったんです。その過程では(小5くらいから)ずっとずっと「竹とんぼ」一筋。
竹とんぼの大会から始まって、高専でも大学院でもその研究。
アツい竹とんぼ語りを聞いていると、確かに大学院入試でこういう子は強いだろうなと(合格させたくなるだろうなと)
そりゃ就職も苦労しないだろうなと
まぁそこまで筋の通ってる子は、中学受験いらないと思います。
凡人こそ、中学受験。
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