きになる過去問   

六年生の夏ごろになると、塾からは「過去問はまだ手をつけないように」と言われていても多少気になる、といったところではないでしょうか…

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だいたい、いつから過去問をするべきかについてはあまりにいろんな人がいろんなことを言っているので、情報を入れるほど混乱するって面はあります。

そこに一つ付け加えてどうするんだという感じですが、その「いろんなこと」を聞く/読むときの自分なりの整理の仕方についての提案です。

そもそも過去問の機能がいくつもあるわけで:

(1) 何を求められているかを知る。
たとえば、私がもし今から何かの資格を急いで取らなければいけないとすれば、まずその試験の過去問集を買ってきて、ざっと見て何が必要かを検討してから教材選びと勉強を始めると思います。中学受験の場合、さすがに「勉強を始める前に(新四年とか?)」それができるって子もいないでしょうが、まぁ代わりに親が眺めておくって手はふつうにあります。

本人が解くならあまり早くでは無理でしょうけど、六年夏なら大いにありです。特に、偏差値的に余裕のありそうな押さえ候補校の中から、どこなら「呼ばれている」かを確認するなら早めに知る意味がありますよね。秋からどこに実際に足を運ぶかを厳選したりする目的でいうと。

(2) 学習教材として使う。
各学習分野の基礎があやふやなのに過去問を使ってもしょうがないですが、あらかたパーツは揃ってきて、それをどう組み合わせて複合的な問題、難易度の高い問題を解くのかという実践的な演習には、なにしろぴったりです…要するに「そんな問題」が解ける実力がつけばよいわけですから。

過去問は過去の問題であって、もう出ない問題だという意見もありますが、そりゃ解答丸暗記しても役に立ちませんけど(^^;; 広い意味で「そんな問題」というのは案外繰り返し出るものです。実力養成のための良問としてとらえて、じっくり学習して得られる力ならば、その学校がまさに求めているものであるはずで、そりゃ役に立ちます。

(3) そっくり模試(?)として合否判定をする。
なにしろ本物の過去問ですから、そっくり度はピカイチ、そして(学校によっては)合格者最低点もわかりますからある意味一番確かな合格判定といえます。

ただ、家で過去問を解くのと本番の環境はどうしてもかなり違いますのでそういった誤差はあって信頼度にはやや留保が必要です。

(4) 問題を解く戦略のチューニングに使う。
出題や解答の形式を確認して、最適な時間配分を検討しておくことで、「やっちゃった(ウラも問題あったんだ、みたいな)」大事故を防ぎやすくなります。あるいは出題に癖があって、たとえば国語の選択肢がどれもちょっとズレてるようにしか見えないとか…その中で何を根拠にどう解答を導き出せばいいのか、大人(親)の目も加えてじっくり考えておくとよいことがあります。


…このように、いろいろあるから適切な時期も様々な考え方があることになります。

(4)は本番ギリギリにやる意味がありますよね。
(3)はもうちょっと幅があるでしょうが…秋ごろから本番直前まで…ちなみにこじろうは本人のたっての希望で1月31日にフルセット過去問をやりましたがそんな怖いことは(軌道修正する時間がない)…よいこは真似してはいけません。
(2)は状況により、ですが、国語や算数なら夏くらい、理科や社会は秋も深まってという感じになることが多いでしょうか。要するに、本人にとっての難易度というか、やる気を失うくらい難しく感じられると困るので。ただ、かなり難しくても大問ひとつずつバラで取り組めば効果的にこなせる場合もあります。
(1)は趣旨からいうとなるべく早く、ですけど本人に丸ごと解かせるならまぁ夏あたりがせいぜいでしょうか。本人の持ち偏差値マイナス10くらいの学校で相性も悪くないなら夏で合格点取れるかなというあたりが目安だと思います(算数と国語に限る)。

過去のまとめ記事:

■過去問の流儀



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by an-dan-te | 2017-07-31 21:37 | 中学受験 | Comments(4)

Commented at 2017-09-17 08:51 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2017-10-23 12:40 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by 地方出身パパ at 2017-11-28 17:06 x
初めまして。
小4娘とともに中学受験チャレンジを2月から初めて約9か月。手探り~宿題の多さに参る~算数だけ成績が伸びない~。一方、組み分けテストで必ず出てくる「ミス」これを分析していったら「ミス」は必然という事が浮かびあがり、パターンを見つけました。

さて、どうしよう、ということでいろいろみていて、やっとこのブログにたどり着いたのです。もっと早く知りたかったというべきか、今だからこそ、たどり着いたというべきか。

四谷の今は「シリーズ計算」という一行問題集、当初は厄介者と思っていましたが、今や「これこそ最重要」と思っていました。コピーをとり左に問題、右に8mm方眼紙になる様に毎回分をつくり・・・。

カレンダー手帳に 時間と4段階の○評価、そして解きなおし・・・いいですね。やってみようかと思います。
思えば、この問題集の以前は1ページ30分かかっていました。15分切れる様になっただけでも立派だな、と思っていたところ。そろそろ時間計測しても、という時期でした。

他の記事も解りやすい、読みやすい、でした。振り返って参考にさせて頂きます。
なにより、・・・熱くなってしまい時折バトルがあり、それをみて、私が妻から叱られちゃいますが・・・。

まずは、貴重なブログ記事に感謝したく、コメント残させていただきます。

Commented by an-dan-te at 2018-01-31 21:06
地方出身パパさん、
実施した日、
かかった時間、
解き跡(ミス原因含む)など…
やはり「見える化」っていいものです。
冷静になれますしね(^^;;

感情的にバトってるのは時間も気力ももったいないからね。

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