心が折れない勉強法   

「心が折れた」のかもしれないと思う話を聞くと、私は「勉強の量と質をやりきれる分に調節して様子を見て」というようにしていました。

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特に、「質」は重要です。やってもできないような難しいものは論外、ほんとはその子が本気を出せば解けるはずのものであっても、心が疲れているときにハードルが高くっちゃ手が出せないので、とにかく思い切って簡単なものから。イメージとしては漢字と計算(計算だって難しいのあるから、十分簡単にね)、それが難なくこなせるならば基本の一行題、というふうに徐々に。

一日いちにち、一週間いっしゅうかん、やりきって次。

経験上感じたのは、結果として少なくしか勉強してなくても、心が疲れることがあるということ。やるべき課題が山になっていて、でもやる気が起きなくて、だらだらと時間が経って、少ししか勉強できずに一日が終わる。いつも、課題に追われているような気がするんだけれど、実際にはあまり勉強してなくて、ゲームは進んでいるとか(^^;;

それって、現実問題、ほとんど遊んでるんだけど、心は疲れていく。

ってこと、ありませんか? だから、「やりきれる」ってことが特に重要なんじゃないかと。

なので、「受験うつ どう克服し、合格をつかむか」(吉田たかよし)を読んだとき、おぉすごく一致していると思いました。

でももっと徹底しています…

私は「十分に易しい課題」ということで「漢字・計算」を思い浮かべましたけど、この本の中で提案されている「自己効力感トレーニング」はさらに基本的なところから始まります。

ところで、「自己効力感トレーニング」ってよい呼称ですね。上記のような、「やりきって次」というのも、狙いは要するに自己効力感を高めることです。

第一ステップは、なんと勉強ではなくて「机に向かって座る(10分間)」というものです。座ってる間、ぼーっとしていてもいいし、漫画を読んでいてもいい。とにかく座っているということを自分の意思で達成する。そして、その「課題」に取り組んでいる間、不快ではない、というところがミソのようです。

そのあと「音読(5分)」「計算ドリル(10分)」「漢字の暗記(10分)」「通常の受験勉強(15分)」というように進めていきます。音読~計算~暗記と、必要な心のハードルが低いところからきちんと並んでいるのですね。

いったん心が折れてしまった場合、ここまで徹底して、「ここまでは大丈夫、では次」というように自分で自信の持てるペースで進んでいくほうがかえって早道なのでしょう。

「予防」ということでいえば、そういう趣旨を頭に置いて、やりきれる課題設定ということで考えていけば十分かなと思います。

はなひめの受験のときには特に、はなひめが「ゆっくりさん」だったもので、ものすごく意識して量も減らし内容も基礎に偏ってやらせていましたが、それは「ツカレ」防止にとてもよかっただけでなく、学習面でも案外きちんと進むものだなと感じました。

そう、「無理」がなければゆっくりでもちゃんと前進しますし、歩みを止めずにいけばそのうちずいぶんな道のりを行けるのです…

とにもかくにも「適正」な課題設定というのが大事です。私はあくまで親からみての感覚でやっていて、あんまり理屈で説明できませんが、この本では
「ちゃんと週ごとに目標を立て、ストップウォッチで計測して記録し、「確率7割程度で」成功するような目標設定を探る」
よう勧めています。もっと高い確率で成功するようなぬるい設定だと、頑張る意欲がわきにくいといっています。明らかにうちの設定はこれより「ぬるめ」だったと思われますが(^^;; 別にそれで悪いということはないようです(性格にもよるかな…)

この本で想定する受験勉強のメインターゲットは大学受験なので、本人が実行できるこのような形を勧めているのでしょう。親が観察しながら進めていく場合はそこまできっちりしなくても大丈夫だと思いますが、道に迷ったらきちんとやってみといいかもしれません。

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by an-dan-te | 2016-02-17 17:32 | 中学受験

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