やる気スイッチはどこにある
2016年 01月 03日
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ご要望が強かったものに「やる気スイッチの押し方」ってのがあったんですが、
りんこさんと私で話し合いまして、結論は「んなものはない」(!)
「なくても受験はできる」
とまぁそういうことなんですけど、
だいたい、子どものための受験なわけでしょう。
なのに親が、子どものやる気について面倒みなきゃいけないってのがだいたいねじれる根本原因なのですが、
「あの」学校に行きたいっていってるのは本人なわけじゃないですか。
だったら、偏差値をこのへんか、せめてこのへんまで上げておかなきゃいけないのは自明なので、
そしたら日々の学習というもののあり方も、当然ではありますが
…計算と漢字はコツコツ毎日やって、塾の宿題やテスト直しも毎週ちゃんとやるって、
それ当然でしょう?? と大人なら思う。
最低限約束してあったやるべきこともやらないってのは…
受験したくないってこと!? っていうか、受験無理だよね!!
おおざっぱにいうと、こういう葛藤から、「そんなんだったら受験やめろ」って言っちゃったとか、テキストを縛って資源ごみに出しちゃったとか、そんな成行きがたいへんありがちです。
でも、大人がそういうふうに「大目標」から小目標にブレイクダウンして、小目標を達成するための課題を地道にこなしていくことができる(少なくとも、そういうことが必要だと知っている)のは、過去に積み重ねから成功した体験がいろいろとあるからなのです。
そんなに当たり前のことじゃないんですよ…
そもそも、子どもにとっては、中学受験そのものが、初めてのそのような体験になることが多いので、ここがつながっていないほうがふつうです。たまに、賢くて敏い子とか、スポーツなど別分野で成功体験のある子とかが、こつこつ課題を積み重ね→小目標→大目標って自力で組み立てられる子がいますが。
そういうレアなお子さんをお持ちでないとしても、せっかくなので中学受験を通してそんな体験ができたらいいんじゃないでしょうか。
というわけで、ある中学に合格したいと思ったからって、日々の学習のやる気が出てくるもんじゃない、のです。
それならどうやってそもそも日々の学習のやる気を引き出したらいいかということなのですが…
実は、
「勉強のやる気は勉強から生まれる」
というところがミソです。
慣れていないことをするのはおっくうですし、ちょっとがんばってやっても、やり方が掴めていないからなかなか成果も上がらないし、嫌になってしまいますよね(大人でも)。
慣れていれば、上手にできるし、成果も出やすい。やる気も出るというものです。
なかなかやる気を出さない子には、
まずは勉強をすることができるように援助するべきなのです。
いや、その「やる気」がないんですけど…
鶏が先か卵が先かみたいな話ですね。
で、次は、「勉強をすることができるように援助」するにはどうしたらよいかということです。(つづく)
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by an-dan-te | 2016-01-03 23:21 | 中学受験 | Comments(2)