成績で順番をつけないこと
2015年 09月 25日
はじめての中学受験 第一志望合格のためにやってよかった5つのこと
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外部テストを揃って受けるとかいうことも、ついぞなかったしね…
別に、出してほしいと思ったことはなかった。当然、大学受験のためには情報が必要だけど、それは駿台とか予備校に受けに行けばいいことで、それに学校の中の順位はいらないから。
それで、女子学院ってそういう学校なんだと思ってたの。
ところが、めりこ先生が
「成績で順番をつけるべきではない。私はそういう話が出るといつも反対していたので、担任を持っていた学年ではほとんどそういうことはなかった」
とおっしゃるので、逆に
「えっ、出すこともあるの??」とびっくりした(^^;;
分布表などが出たこともあって、その狙いは、いうまでもないことだけど全体の底上げというか。励みや目標にしてもらって、みんながもっとちゃんと勉強するようにね。ま、(よその学校ならば)ふつうだ。
めりこ先生が、出すべきでない、と思う理由もいちおう聞いてみた。すると、点数で並べれば、もちろん一番からビリまできっちり順位がつくわけで、それで上のほうならいいけれど、下のほうになったらどう思いますか? 劣等感を持つでしょう。そんなのいいことひとつもないわ。というお答えでした。
それにしても、そんなことについても、学校全体で統一されたポリシーというものはなくて、学年団の先生方があーでもないこーでもないって相談して決めてるというのがおもしろいですよねぇ。統一感がないことがポリシーというか。
ところで私は、めりこ先生とは違う考えを持っています。おおざっぱにいえば、
データは、出さないより出したほうがいい。これ大原則。
出されたデータは、各自、自分の幸せに貢献するように受け止めればよい。
テストは実施されたわけで、それを私たちは自分の時間使ってわざわざ受けたわけで、そして学校側はそのデータを持っている。データは学校のものでもあるけれど、私たちのものでもあるので、開示しないよりはしたほうがいい。
ある授業をどう受けて、どうテスト勉強して、テストをどう受けたら、結果どうだった。
点数がわかるだけじゃなくて、相対的なポジションがわかれば、もう少しいろんなことがわかる。
ふつうの利用方法として、たとえば「私は英語がんばろう」と思ってる人が、授業まじめに受けて、テスト勉強もして、だんだん成績がよくなっていくのを励みにしたいなら、当然それでもいいんだけど、
部活命で授業中はほとんど寝てる、テスト勉強もしないという場合に、どの科目がほんとにヤバいか知りたい(そこだけ救う?)とかでもかまわないし、
自分の得意不得意を推測して、進路選択に役立てたいならそれもよし。
自分の成績が先生の好き嫌いにどれくらい左右されるかというデータから自分を知るもよし。
あるいは、成績なんか気にしないで生きるの、って人が見ずに破り捨ててもよし。
ま、なんでもいいんだけど…
役立てようと思えば、いろんな観点から役立てることもできるし、
いらん劣等感なんか持たなきゃいい話でしょ?
だいたい、たかが勉強、たかが定期テスト、その点数がいいとか悪いとか、ひとりの人間の中身からすれば小さな小さなこと。ピアノに人生かけてるピアニストが、ピアノ下手だという話とはわけが違う。なんか悪い成績を取ったとして、それを救いにいってもよし、捨ててもよし、それは自分次第。
自分が自分をバカにするのでなければ、劣等感とか受け取る必要ない。
女子学院には、少なくとも、何かの(あるいは全部の)成績が悪いからといって他人のことをバカにする人はいなかった。
もしも劣等感を持って悩んだり、成績の悪い人を馬鹿にしたりする人がいればそのことをただすべきでしょう。(昔の)女子学院であれば成績表を出してもそんな問題はなかったと私は信じているし、そういう問題が起こるような学校は嫌い。
こじろうの学校だってはなひめの学校だって、(分布表出るけど)成績が悪かろうがそんなことで居心地悪くなったりしないよ。分布表は出しても出さなくてもいいけど、出るほうが便利、出てもそれで被害(?)にあう人が出ないような土壌が大事。というふうに私は思っています。

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by an-dan-te | 2015-09-25 13:17 | 中学受験 | Comments(0)


