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ミスも含めて実力です…けど   

インターエデュに「ミスで点のほとんどを落とす子」というスレが立ってて、ちょいと気になってつらつら読んでいると…
(え、なんで気になったかって…そりゃ、「ミスが服着て歩いてるタイプ」の子を持ってりゃ気にはなりますよね。)

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「ミスも含めて実力です」という言説にちょっとひっかかりを感じました。

この言葉自体は100%の真実です。だって、この場合の「実力」というのは、「人生で幸せになる才能」とかそういうことではなくて、入試でいうところのペーパーテストで何点取れるかという意味の「実力」。それが、ミスも含めて何点とれるかの話であることは、論じる必要がない、というか定義そのままですからね。

だから、何がひっかかるのかというと、
(1) 「誰だってミスはするのだ」
どの子も、ポカミスで落とす点というのがあって、「家で落ち着いてやればできたのに」は当たり前。だから、「もしミスがなかったら」というのを言い出したら、全員の点が上がるのであって、「本人の(ほんとうの?)能力はもっと上」ということにはならない、という考え方。

(2) 「小さいころからのしつけの問題である」
「おかあさんが「ミスさえなければ…もったいない」と思うことが既に甘やかしです。 」「小さな頃からの躾の蓄積の影響です。親が甘やかすとミスが多い子になります。 」という考え方(いずれも、エデュスレから引用)。

(1) について、確かに、誰だってミスはするのです。人間そういうものです。でも、その頻度は人によってケタ違いです。量が違えば世界が変わります。

失点のうち、どれだけが「落ち着いて考えればできる(ポカミス系)」で、どれだけが「落ち着いて考えてもできない(理解不足系)」なのかを分けて考えることには意味があります。対策が違うからです。実力が違うからではないにしても。

まず、ポカミス系が顕著な子であれば、その体質のままでも、たとえば問題が簡単なのより難しいのが有利、ということがわかります。学校を選ぶにしても、スタンダードな問題で、高得点勝負のところは無理、それより難問が取れたらOKでミスをカバーできる、合格者最低点が低いところが狙い目ということになります。

あるいは、中学受験をパスしてもっと後で受験するようにするのも根本的対策かもしれません(これはほかの大きな問題がいろいろ絡むので難しいですが)。

そして、得点力を改善していくうえでも、ポカミス系なのと、理解不足系ではやるべきことの傾向が違いますよね?

ミスだからって軽く見るわけじゃなくて、むしろ、ミスが重要だから、それを減らすように真剣に考える必要があるわけです。

それで(2)ですが…私は、こういうことを言い放つ人を見ると、「あぁ、またろう族を育てたことがないのね」「人生のハバが狭くてかわいそうね(←超~上から目線)」って思っちゃいます。

ミスがめちゃくちゃ多い子、そこそこミスする子、ミスがかなり少ない子の幅広い三パターンを育てた私から言わせていただければ、しつけが似たようなものだって子どもの性質はピンキリです。本人が持って生まれた性質の強さ、偉大さの前では、親の影響力なんてほんのちっぽけなものです。

でも、いくらちっぽけでも…親ですから、子どもがこうだからって諦めてる場合じゃなくて、できることをしますよね、ささやかでも。ミスしやすさの傾向をつかみ、子どもに認識を促し、どうすればチェックルーチンを組み込めるかをいっしょに考える(できれば、子どもに考えさせる)。ミスしやすい場面で、ミスを回避する行動を、根気よく練習させる。そうやって、へこまず、あきれず、種をせっせと撒いておく…

「ミスが服着て歩いてるタイプ」の子は、なんどもある「模試」なんぞでは気合いが入らなかったかもしれませんが、自分がほんとうに行きたい学校の本番入試くらいは突然いつもと違ったテンションになったりするものです。ミスの多い子が、本番だけはふだんと違う精度のよさを見せてくれるってことはよくあることなんです。そのときに、親が撒いておいた種も、ちょっとは効いたのかなと思えたら、やっぱりうれしいですよ。親のロマンみたいなものです。

そこまで考えると、「ミスも含めて実力」ではあるけど、我が子のポテンシャルはこんなものじゃなくってよ!! と思ってみるのも悪くないと思います。親くらい信じていたっていいじゃないですか(^^)

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by an-dan-te | 2013-10-03 13:02 | 中学受験

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