小学校低学年での勉強
2013年 09月 06日
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どのくらいいるのか、多いのか少ないのか、私にはわからない。ブログとかを見ているとけっこういるような気もするけれど、それはえらく偏りのあるサンプルなのでそれをうのみにするわけにもいかないから。
我が家の場合、子どもが一年生から三年生までは学童に通うのが必然であることもあって、たいした勉強はしておらず、チャレンジを取っていた時期もあるが付録目当てで課題は出したり出さなかったり…あと、はなひめの場合は公文に通っていたけれど。あれはほんとに数との馴染みが悪かったからねぇ。中学受験をするかどうかはともかく、公立小学校の学年相当の学習内容についていかなくていいって話はナイ。
大方の大手塾カリキュラムのメインストリームは新四年生(三年生の二月)からというのが相場だけれど、あれはやはりそれなりの現実的な必然性があってのことだと思う。つまり昔だったら(私が子どものころとか)せいぜい五年生からが相場だったとして、それはみんながそんな雰囲気ならそれでかまわなかったんだけど、四年生からやりますってやってみたらば、やはりそっちのほうが有利だってことになると、そこまでは前倒しされる。されてしまう。
四年生からと五年生からで、到達地点が違うのかどうか、私の個人的な感触では「びみょう」と思うんだけど、尊敬するakira先生は「五年からでいいと思わないように」と念押ししているし(^^;; まぁ確かに五年から通うと最初の半年とか軌道に乗るまでがかなりしんどいので、四年からのほうが一般的にはいいのかもしれない。
六年生から始めるのはさすがに準備期間が足りない感じで、わりきってそういう受験をするのも当然あると思うけれど、本人のポテンシャルから考えて妥当な到達地点にはやや間に合わないことがあるかもしれない。
三年生から、二年生からというさらに早いスタートになると、これはもうほとんど到達地点に差がないと思う。
浪人生が「思ったより」伸びないのと同じ。もちろん、現役時代にろくすっぽ勉強してなかった人は、浪人して改めて勉強して、ようやく本人なりの到達地点まで来るってことになるだろうけど、ある程度やってた人はね。
それと、大学受験生が浪人するのとさらに話は違っていて、まだいろんな発達段階の整わない「前」に一年延ばしてもあまりアドバンテージにはならない、下手なやり方をすれば「害」の面も出てくるだろう。
学童に行ってる間は、いわゆる「お勉強」はしないけれど、異年齢集団で、テレビやゲームに頼らず遊ぶので、レトロな遊びにどっぷり浸ることができる(ドロケイとか)。あれはあれでよかったと思っている。なんでもいいから本人の熱中できる、勉強と違う面からの体験を…
たとえばピアノ、スポーツ、囲碁、将棋など、これはもう本人の興味と適性次第だけれど、
・集中すること
・とことん考えること
・意欲を持つこと
・勝ち負けにこだわること、そして負けてもそこから建設的に出発すること
・見通しを立てて、コツコツ練習すること
・タテヨコナナメの人間関係を持つこと
・体力づくり
などなど、長い人生に生きるだけでなくて、中学受験にも十分生きてくる資質を伸ばす場面がいっぱいに詰まっている。四年生から六年生までの三年間、「勉強」という形で長時間費やすつもりなら、ぜひその前は別の方面からポテンシャル自体を伸ばしておいたらいいと思う。
難関校に行くと、ピアノやバイオリンなどの楽器がうまい子も多いし、囲碁や将棋の強豪校といったら、そのまま超難関校ラインナップ(ただし男子の場合)だったりしますよね。
このことは、ひとつにはそもそも、囲碁や将棋やピアノに熱中できてうまくなる子というのが、勉強向けの資質(のうちかなり大きな部分)を持っている子だということもあるんだけど(つまり、囲碁将棋を無理にやらせれば勉強ができるようになるとはまったくいえない)。もともと、そういう資質を持った子だったら、それをさらに大きく育てることができるでしょう。勉強だけをメインに据えるより、立体的・重層的に。
とにかく、本人が熱中できるものを!! ここポイント(^^)
…ということを、「将棋をやってる子供は、なぜ「伸びしろ」が大きいのか?」という本を読みながら思っていました。「緑星学園―囲碁を通じて人間育成 夢とおどろき」というのもあります。前者は将棋の世界になじみのない人にもお奨め。後者は囲碁に興味ないとあんまり意味ないかも。
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by an-dan-te | 2013-09-06 12:44 | 中学受験 | Comments(10)
ほんとに、勉強できる人って、他にも特技がある人が多いですね。集中力があるから。良いイメージを持つことが出来るから。色々あると思うんですが、やっぱり、好きなことに夢中になったことがある、のが大きいと思います。熱中ですね!
この夏の甲子園をみて、何かに夢中になるっていいなあ、と思いました。
ほぉ~そうなんですか。まぁ、各塾、低学年からの囲い込みはしたいでしょうね。もうそうなると、学習上の必要性より、営業ですね。
低学年のうちから集団授業+個別とかありえな~い
いつ遊ぶんだいったい(-_-#
んーいいですね、バレエとか(親はたいへんそうだけど)
陶芸!! たしかに、いわゆる教育熱心な親が思いつく系じゃないけど、集中して作業して、ちゃんと形ができていくしいいですね。またろうは夏の旅行先で「体験」しただけですけど、今でも作品とってありますよ。
とにかくやっぱり、人間、本気になれば頭も使いますからね~
対象は何であれ、熱中したときに伸びると思いますよ。だらだら勉強ばっかりやって、頭を使わなかったらいちばんもったいない!!
> ほんとに、勉強できる人って、他にも特技がある人が多いですね。
そのほうが人生楽しいしね(^^)