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中学受験+習い事=健全生活!?   

昨日の話でいえば、受験勉強「だけ」とか、あるいは、使う脳みそ部位が似てそうな活動(読書、漫画、ゲームなど)ばかりではなくて、習い事を続けるというのは…

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健全性の確保としてよさそうだなと思いませんか?

スポーツでも、音楽でも、手や体を動かすことによって考えるという面がありますし、活動の中でいろんな人とのコミュニケーションも増えますよね。もちろん、その習い事が、本人のやりたいことじゃなくて、親主導だっていうんじゃダメですけど、っていうか、ぶっちゃけ無理ですけど。本人がどうしても続けたい、寸暇を惜しんでやりたいようなことであれば。

[初級編]
はなひめの場合、結局すべての習い事を整理してしまいましたけど、途中までは造形教室に行っていました。こじろうの場合、六年生12月まで(!)ピアノを続けていました。しかしこれはふつうにいう「両立」っていうようなものではありません。月3回、一回30分、レッスンの間弾くだけでふだんは練習せず、しかも先生が家まで来てくれるから往復もなく、純粋に「一時間半/月」の娯楽です。

こんなふうに、大手塾に通っていて、ときどき息抜きをしているという生活…息抜きがゲームであろうが、工作であろうが、ピアノであろうが、勉強時間には差し障りがないわけですから、子どもがやりたいほうをやるということですね、単に。ゲームやるよりはピアノ弾いてるほうがいいかな、とか。無理がありません。

この調子でこなせるのは、一週か二週に一度行って、その場で参加すればOKで家での練習がいらないものですね。たとえばですが、週1でスイミングに通うとか。

この「初級編」が可能かどうかの条件は、ほかの息抜きより、その活動がやりたいと本人が思うかどうか。それと、その活動を行う時間帯を、塾の拘束時間と重ならないところに取れるかどうか。それだけです。

[中級編]
時間帯が決まっている活動は、週一回とかで時間も比較的短いけれど、その他に場所と時間の融通の利く活動があるような場合。イメージとしては、週一回ピアノのレッスンに通い、家でも練習するというような場合です。

これは、初級編の条件に加え、勉強に必要な時間が「こじろうくらい短い」集中タイプなのであれば(たとえばはなひめは不可)いちおう成り立ちます。でも、こじろうがゲームその他に費やしていた娯楽と休息の時間をほとんどその習い事につぎ込み、漠然とした遊び時間がほとんどなくなってもいいと思えるかどうかですから、よほど強烈に好きで、気力と体力も充実していないとできませんね。

これはけっこう厳しい条件だと思いますが、クリアできれば充実感はあるでしょう。ここまでがいちおう日能研など大手塾に「乗る」形でできる受験の限界です。

[上級編]
こじろうが四年生のときに参加していたような和太鼓サークル、あるいは、はなひめが四年生のときに参加していたようなバレーボールサークルを六年生まで続けようとすれば、それは「ピアノレッスン+自宅練習」とは格段に違うことになります。活動時間は長く、自分では選べません。イレギュラーにイベントが入ることも多く、勝手に休めばメンバーに迷惑がかかります。土日の活動も多くて確実に塾とかぶります。

この状態で中学受験をするならば、個別塾、家庭教師、家勉など、大手塾カリキュラム以外の方法を取るほうが妥当でしょう。時間が足りない中、まだしも融通が利くというものです。

しかし、この形態の中学受験が成功する場合というのは、本人の強い意志と優れた資質があって(プラス、親のサポート?)、この不利な条件の中でも難関校にすんなり入れてしまうか、それでなければ、本人と親が十分に納得できる、入り口が難しくない私学をじっくりさがせたかです。

習い事優先の生活をしていて、それでできる範囲の受験勉強に限られているのに、特に根拠もなく「このくらいのところには行けるだろう」というイメージを持っていて、結局はずるずると成績が下がり、「こんなはずではなかった」…不本意な進学先に行くにも、途中で中学受験を止めるにも、それは悔いが残るでしょう。

そもそも中学受験の大きな目的のひとつは、この時期にまとまった勉強をすることそのものです。その部分があやふやなまま、しかたなく入れるところに入るというのでは、何をやっているかわかりません。

強烈なポリシーと現実に即した納得がどうしても必要です。だから上級編。わが家には無理な話なのでハナっから考えませんでしたが(もしもこじろうやはなひめが、小4でやってた活動がものすごく好きで、どうしても続けたいといったらそのまま公立中コースにする)、これで成功裏に受験を終わらせるってのが、中学受験の究極のロマンという感じはしますね。健全性高く、実り多き、納得の中学受験。

ただし、健全性のためには適度な「ゆとり」(時間的、精神的、体力的)が必要なこともお忘れなく(^^)

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by an-dan-te | 2013-05-02 22:17 | 中学受験 | Comments(8)

Commented by gura at 2013-05-02 23:21 x
習い事との両立は、永遠のテーマですね。いつか決着がつくのでしょうか。大人の趣味クラスのように、子供の両立クラスがあればいいのに。

うちは両立が無理そうだったので、やりきって受験でした。受験勉強中は新たに、家でできる習い事を追加しました。色々休んだからこそできる習い事があると思って^^息抜きによかったです。

健全性でいえば、苦心したのは、お友達と遊ぶ時間の確保です。隙間時間があっても、お友達と予定があわないときもあるし、難しかったです。いかに子供の楽しい時間を確保するか、これは頑張りました。なんとかお友達と遊びつつ、入試の日を迎えました。

終わったら、遊び時間はぐっと増えたので、やっぱり少なかったな、と思いました^^;

でもアンダンテさんもおしゃっているように、子供の頑張りも、遊びも、そんなに止められるものではないんだな、と思います。子供が望んですることなら、健全ですよね。
Commented by ゆーちゃん at 2013-05-03 06:47 x
おはようございます(*^^*)
うちは塾と重ならない時だけサッカーやってるので【初級編】にあたるのかな~と思いました。
でも、夏合宿が終わったらサッカーはほとんどできないかな~なんて思ったりもします。

習い事じゃないのですが、みなさん放課後遊びはどうされてるのでしょうか?今はまだ6年前半なので、塾のない日は放課後お友達と遊んでますが、夏休み以降はどうなるのかなあ?と、想像がつかないでいます(((^^;)
Commented by chie at 2013-05-03 09:24 x
我が家も初級編で、ピアノと書道を続けていますが、やっぱり家で練習しなくて良いから続けていられるのだと思います。

ピアノを練習しないで続けるなんて、と納得いかない気もしたのですが、親子共々先生を信頼しているのでお任せしています。
先生はチェンバロ、旦那様はコントラバス奏者で、娘は「コントラバスも楽しいよ~」と勧誘されたりしています。
女の子でコントラバス、かっこいい!!と思うのですが
娘は「受験が終わったらギターを弾いてみたい」だそうです。
Commented by an-dan-te at 2013-05-04 20:45
guraさん、
小学生生活、中学受験よりほかにいろいろやりたいことはあるわけですから、まぁ何かと悩ましいですね。うちはもう、両立とか考えないでできるだけばっさり整理してしまいましたけど、わかりやすいんでそれもいいかなと。その後の部活充実、学業充実、快適生活で十二分にモトは取れるしね…

お友だちと遊ぶのは、お互い忙しいとなかなか難しいんですが、はなひめの場合は、平日に塾のない日が二日あるうちの一日が、親しい子も都合がよくて「遊びの日」を固定しやすかったです。
Commented by an-dan-te at 2013-05-04 20:48
ゆーちゃんさん、
どうですかね、時間が長めのようですから、中級編に近いのかも。

サッカーがどれくらい好きかにもよりますが、六年後半はサッカーと勉強だけでいっぱいになってお友だちと遊ぶ時間もまったくなくなってしまうよりは、サッカーのほうをやめて遊び時間と休憩時間を入れるほうがやりやすいとは思います。それでいいのであれば最後まで「五時までに帰ってきてね」でもやれるでしょう。
Commented by an-dan-te at 2013-05-04 20:51
chieさん、
私たち親世代が習ったピアノの常識からいえば、練習しないでレッスンとかありえない感じですが、今はそれで上手にやってくださる先生もいるので、初級編も可能ですね。その間はそんなにうまくなるわけがないですけど(^^;; でも、その後に本人が弾きたくなったときは、やっぱりやっててよかったという感じになります。やめちゃうのとはぜんぜん違いますよ。

コンバスかっこいいですよね~
ギターもいいよね♪あのやわらかい残響が好き。
Commented by けひこ at 2013-11-11 12:22 x
突然こんな古いトピにコメントしてすみません。
うちの娘は、ばりばり「上級編」です。
先日まで、スポーツ(土日まるまる拘束、強いチームなので公式戦も多くてさらにレギュラー争いも激しい・・・)を続けていて、土日は解散後に着替えて軽食をとって夕方から塾に行くというような生活を半年続けました。
平日はもちろん通塾+家庭学習(サピです)。
親も子供もきつかったですが、がまんさせても勉強に身が入らなかったと思うので、我が家ではこれしかなかったと思います。
昨日の模試が、あまりよくなかったのですが、娘が「スポーツやめたのにこれじゃあ、だめだよね」と自分で言いました。スポーツを続けていたことが成績の言い訳にもなっていたのだと気づき、休部したこれからが彼女にとって本当の勝負なのだと自覚してくれたみたいです。
体力だけはばっちり鍛えてあるので!
チームのみんなに笑顔で報告できるように、あと2ヵ月半がんばってほしいです。
自分でブログでもやっていればそちらに書けばいいのかもしれませんが・・・。
ちょっと書かせていただきました。
Commented by an-dan-te at 2013-11-11 23:44
けひこさん、
どこにコメントしてもいいですよ~
えー(o_o) そこまで上級編だったのですね。まぁでも、そこまでやりたいことがあって打ち込めれば、ここからは気力と体力で突っ走れそうですね。

> チームのみんなに笑顔で報告できるように、あと2ヵ月半がんばってほしいです。
(^^)

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