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読書と中学受験   

元々読書好きな子と、そうでない子と。

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中学受験をするときに、それは、読書好きなほうがよいだろうと思うけれども、「よく本を読む」ということから受験の国語読解問題の得意に直結するかというとどうもそうとも限らないようで、それではせめて理科や社会の長文問題を読み取るのはどうかというとそれもやっぱり得意な場合とそうでない場合があるような気がする。

もちろん、読書が嫌いなよりはいいはず。元々嫌いで本を自主的に読むことは滅多にないなんて場合、やっぱり読解問題が不得意ってことは、まぁたいがい成り立つ(^^;;

実体験から学ぶという場合もそれこそ、どこに目をつけて自分の中に取り込むかは子どもによって様々であるのと同じように、同じ本を読んでもそこから吸収できるものは子どもにより様々。たとえば仮に、同じだけの本のセットを、見た目は同じように楽しんで読んだとしても、そこからごく自然に語彙を取り込む子もいれば、知らない語はそのまま華麗にスルーしてほとんど語彙が増えない子もいるだろう。

そのことは当たり前というか、しかたないことなのだけれど、もうひとつ気になるのは読書傾向のことである。

我が家の中でいうと、またろうとはなひめは読書好きであり、こじろうはそうではなかった。でも、はなひめの読書好きといっても、その読書傾向は激しく私の子ども時代とは異なる。

私が、物語から知識系(宇宙の話とか)、エッセイまで幅広く好きだったのと違って、はなひめの読書は著しく「物語」に偏っている。しかも、「いま(現代)、ここ(日本)」で書かれたものばかりだ。

物語であっても、翻訳もの…たとえば、赤毛のアン、ドリトル先生、ツバメ号とアマゾン号、ホームズ、ルパンなど…がほとんどないし、説明文的なものや、エッセイ的なものもない。

なんかこれってつまらないことのような気がする。せっかく、本というのは世界に、過去に開いた「窓」であって、「いま、ここ」を軽々と越えられるわけでしょう?

それを楽しまないというのももったいないんじゃないかなぁ?? と思うんだけれど。

でも、読書好きでない子に趣味で本を読むようにさせる、ってのもできないことながら、読書好きの子に、違う傾向の本を進んで読ませるようにする、ってのもできない相談で。親のできることってあんまりない(-_-;; せいぜい、食いつきがよさそうなネタで翻訳ものの物語を図書館から借りてきてそこらに置いてみるとか、小学校の読み聞かせボランティアのときはちょいとハズした傾向のものを読んでみるとか。

先日、「あこ」さんからいただいたコメントにもあったように、読書はしているけれど親が思うものとは違う感じ。

--- あこさんのコメントより:
結構入試問題にとりあげられるような本も読んでいましたが、親が読むと本当に軽い!ように思われるんですよね(まるで携帯小説のよう)。早々に配布された中学の国語の教科書にヘッセ作品が出て来て読んでいてこちらは感動していたですが当の本人はまったく興味持たず。小学校の先生に以前保護者会の時に聞いたことがあったのですが『時代背景が違いすぎるので難しいと思います。』って言われました。う〜ん、私の子供時代は確かに昭和だったけど充分明治の作品を面白くて何とも魅力を感じましたが‥。如何思われますか?
---

私は、残念だなとは思うけれど、なぜだかはわからないしどうすればよいかもわかりません。「時代背景が違う」ってのは、昔も今も同じことなはずで、だから背景が違う本を、どんどん読みたいと思うかどうかが問題、なんだけど。

ただ、中学受験の枠組みがあったことで、切り取りとはいえ様々な素材文に触れることができたから、そういう強制的(?)なものもよかったなと。入試直前になって、「外国もの」「古いもの」は読むスピードが足りず、苦労していたけど、それでようやく少し本腰入れて練習したんだものね。

あるいは、こじろうが中学生になってから、まぁ中学受験のおかげでいちおう読めば読めるようになったことで、自主的な読書も多少出てきたところへ、学校の課題図書でいろいろ読まされたのはよかったと思う。課題図書というか、なんか文庫本や新書がまんま配られて、次のテストはこれも範囲になるよとかそういうもの。これが、私がみてもへぇと思うようなあれこれ、幅広いもので、そうやって自分からは読まないようなものを読んでみるのもいい。

ま、そんなくらいかなぁ…大人がいまからできることって。あこさんがおっしゃっているヘッセ、私は中学時代ずいぶん読んだ。ヘッセのほかに、ドストエフスキーとか、ニーチェまで。その背伸び的チョイスは中二病のなせるわざとはいえ、それをそれなりに楽しめるのは、それまでの読書経験に支えられてのこと。はなひめが、いくら中二病になってもいきなりドストエフスキーにハマるとは思えない。

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by an-dan-te | 2013-03-31 08:14 | 中学受験

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