白書データを去年と比較してみる
2013年 03月 15日
←データの日能研、面目躍如
合格オン・ザ・ロードで白書を配らなくなってしまったときは大ショックだったんだけれど、去年は紙の資料はないまま、webで見られるデータとして復活しました。今年も同じ形式を踏襲していて、通っている人はマイニチノウケンから見るか、あるいは合格オン・ザ・ロードに行った人は教えてもらった「呪文」を使って、外向けページからでも見られます。
というわけで、白書データを去年と今年で比べることができるんですよ。データマニアにはたまりませんね。
あ、私はマニアじゃないですよ…ちょっとデータ好きなくらい…たぶん…
去年と今年を比較して、たとえば桜蔭の合格者数が増えているといっても、どんな人がどのくらい受けた結果なのかによって、めでたさ(日能研営業的なめでたさと、通っている人にとってのめでたさ)も違うはずですよね。
今年は、桜蔭(37→46)もJG(55→60)も合格者数が増えているのですが、桜蔭の場合、受験者数は減っています。減っているだけではなくて、Aゾーン(R4以上)、Bゾーン(R3~R4)が減り、Cゾーン(R3未満)は増えたという危機的状況の中から、A~Cゾーンそれぞれでの合格率を伸ばしての稼ぎっぷりです。JGも同様に、A,Bゾーン減少、Cゾーン増加の状況の中から、Bゾーンの合格率を大幅に伸ばして合格者数が増えています。
女子は景気がよかったのでしょうか?? と思ったけどフェリスはたいへん厳しい状況でした。原因は知りませんが、日特ごとに、指導・対策がうまくいったとかいかなかったとか、あるんでしょうかね。
はなひめの進学先くらいの偏差値帯の学校だと、層も厚く、合格率も順調にみえます。このあたりは日能研で居心地がいいところです。
一方、男子のほう、開成は減、麻布は微減となっていますが、上位層(Aゾーン)の減少がそのまま結果に出た印象です。合格率的には問題なく、やっぱり偏差値が出てればちゃんと受かってます。
いずれにせよ、最上位層が薄くなってきているというのは厳然とした事実としてあり、日能研はそこをふまえたうえでどういう塾としてアピールしていくかでしょうね。
合格者数だけでなく分母(とりわけ、偏差値帯別の分母分子)を明らかにする方針で行ってくれれば、私だったら問題ないというか、むしろプラスポイントだと感じますけど…
ちょっと不思議に思ったのは、せっかくのこの日能研の強み(白書データ開示)を、合格オン・ザ・ロードの際にはアピールしなかったことです。去年は「こうやると、こういうデータが見られますよ」という、壇上での説明があったのですが、今年はありませんでした。ひっそりと、紙ぺら一枚でご案内があるだけ。でも、今回初めての人は、そこに分け入っていくとどんなデータが見られるのかわからないから、見ない人も多いと思います。
併願校データもとっても優れものなんです!! どこに何人併願しにいって、何人合格したかが出ているんですよ。併願作戦立てるときには特に、お役立ち。これを去年と比較してもおもしろいんです(ややマニア向け)。
日能研もこの強みをもっと前面に出して、「自分のトップ校へ行ける塾」として宣伝したらいいのね。これだと他塾コピーのパクリになっちゃいますけど(^^;; なんかいいの考えてください。
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by an-dan-te | 2013-03-15 07:51 | 中学受験 | Comments(18)
合格オンザロードに出席しましたが、
データ白書に全く気づきませんでした(^^;;
心配症母には、今後の併願校決めや、学校見学に参考になりそうです。
ぺら一、捨ててなければいいのですが、、、探します。
新六年女子の母、HNけひこともうします。よろしくお願いします。
私もオンザロード(たぶんアンダンテさんと同じ日に?)出席しました。
某Sの報告会もそれなりに盛況でしたが、ホールを埋め尽くす保護者、関係者の方々を見て、さすが日能研だ!と思いました。
私も紙ぺラ一枚、帰宅したら探さなければ・・・(^_^;)
新小4男子の母です。
遅くなりましたが、合格おめでとうございます。
そっとROMしながらお祈り申し上げておりました。
白書データの件、全く知りませんでした。
まだ志望校も定まっておりませんが、
この学校ならこの偏差値まで持っていけば
という目標になりますね。
受験者数も詳しく掲載されていたので
フルに活用していきたいと思います。
今後も色々な受験心得、教えていただけると助かります。
合格オン・ザ・ロードに来てくださった方への、特典的な位置づけらしいので、詳細は書けませんが、栄光・聖光・浅野で、それぞれの偏差値帯からの合格率はまずまず好調に見えました。しかし、去年のデータを保存してないので比較ができません(^^;;
ありがとうございます!!
スルメのように味が出てくるデータですよね。まだ新四年ということなら、合格可能性についてはそんなに気にしなくてもいいけれど、学校見学いくところを選ぶにも参考になるかと思います。
私もちょっと好きです。そういう会社に就職したら楽しいかも。
比較検討したり、データから何かを読み取るのがちょっとだけ好きです。熱く語っても興味のない人にはふーん、って感じ。何にも比較検討せずパパッと決められる人もいて、それでうまくいく人もいるんだから、あんまり役立ってないかもしれないけど。自分はちょっと楽しいんです。
多分よくわからない数字とかを言語化できた喜びかな?でも、ちょっと好きなだけですよ!!
日能研のデータ見てみたいけど、首都圏だけなのかな?
楽しかったですね~ほんと。またお会いしましょうねぜひ!!
サピと日能研は、そうですね~ターゲット層が違うからやっぱりそれに付随して、教材のつくりとかテストの難易度とか、塾授業と家庭学習の比率とか、いろいろ違うと思います。たとえばサピだと休み時間なしで一気にとかいうのも、ポリシーの違いの表れなのかなと。はなひめくらいのポジションだと、日能研なら、「まぁまぁ勉強できるほう」くらいのイメージで、一度もクラス昇降なく、自信を持って進学できるから居心地はいいですね。サピならいろんな挫折感を味わったと思う。どちらがいいかは性格次第ですが。
ありがとうございます(^^) そして合格おめでとうございます!!
そちらの校舎でも、Bゾーンからの健闘が光っていますね。女子にとっては、算数はめちゃ難しすぎないほうがちょうどいいと思います、確かに。ただ、こちらの校舎の状況を考えると、超優秀男子の層は薄くても、ともかく「いる」以上はあまり算数で手加減した授業をしてくれない印象なんですが、あれでも手加減したのかな??(わからん)
あ、それで当たりです(^^)
私はデータ重視の直感派です(なんのこっちゃ)。
私のことを理屈っぽいという人もいますが、よしぞうに比べるとつくづく自分は直感派だと思うんですよ!!
え? マイニチノウケン入ってすぐのページに、「オン・ザ・ロード資料」っていうバナーないですか? 地方で違うのかなぁ??
えっ、えーあーいや、いいですよそんな手間かけなくて(^^;; うちの中学受験も終わりですし、もともとデータ比較なんて趣味の世界だし。