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「ホラー」を越えていこう   

昨日書いた「ホラービデオ」ですが、あれって、子どもに見せてプラスになるものなんでしょうか?

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基本的には、本人は心に理想形を持つのがいいと思うんです。第一志望校に合格して、そこに春から楽しく通うイメージ。一回、リズムが狂うと、「簡単な計算までことごとく合わない」「ガチの滑り止めといわれていた学校にも落ちていく」なんていう話をつぶさに知っている必要はない。

確かに、先生や、親から見て、根拠のない自信を持ちすぎているとか、もう本番が近いというのに、ちっとも本気にならずにゲームばっかりやりたがるなんて場合(どきっ!!)、ちょっと現実を知ってもらってお尻に火をつけたくなるかもしれない。意味のないことではないんだけど…

プラマイ合わせてプラス、になるかどうかは、まぁ、性格によるのかな。

それはともかく、親に見せておくのはすごくアリだと思いました。

安全校のないラインナップなのにどこかには受かるような気がしているとか…
こことここがダメなら公立中に行けばよい、と口では言っていながら、子どもがそれでは納得していないとか、あるいは自分すら本音ではそう思ってないとか…

そういう場合にどんな怖いことが起こりうるのか、大人が想定できていないのはまずいでしょう。

もちろん、単なる脅しが目的ではありません。それを回避し、あるいは乗り越えていくにはどうしたらよいのか。

ビデオのあと、(今の)室長先生は「私は『泣き部屋』(*)を作りません。そんなことより、『泣き部屋』のいらない受験にしようと思っていますし、そのためにたとえば一月受験をお勧めしたりしているのです」といっていました。

一月校というのは、うちが通う教室の地理的条件からいうと、ふつうは「通えない学校」という位置づけになります。だから、本命の前に押さえておくという発想ではない。場慣れというか、本番という状況の中でいつもどおり問題を解く自分ということを体験させようとしていることになります。

一月校受験は、平常心を保つ上で、ある程度役に立つことが多いと思います。ただ、それで十分とはいえません。安全校を早めに入れる、これもものすごく助けになりますが、それで完璧ともいえません。

必要なのは、すでにしてしまった失敗を引きずらずに切り替えて先に進む、ということです。

それさえできるんなら、一月校、安全校、二月後半校、いろいろと「なんとかなる」仕掛けが生きる。奇跡は起こらなくても、きっと「それなりの」結果がちゃんと出ます。

ビデオの中の室長先生、そして今の室長先生がいちばんいいたいのは「ひとりになるな」ということのようです。家に篭って、親子だけというのは、いちばん「我を失いやすい」体勢です。一月だったら学校に行く、塾に行く。二月入試が始まってからでも、塾に電話をする、塾に行ってみる。気持ちを切り替える助けは、とにかく「外」にあり。

ある意味、いちばん、「塾が頼りになる」ときなのです。

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(*) 『泣き部屋』というのは、ビデオの中に出てきた、生の心情を吐露して、必要なだけ泣く(そして立ち直って、明日の受験に向かう)ために確保してある教室のことです。そこで、あるときは親が、あるときは子どもが、室長先生の前で、思いを語り、泣き、励まされて(活を入れられて)出てくる。

by an-dan-te | 2012-12-09 17:05 | 中学受験

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