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東大合格者数と女子御三家   

中学受験において「御三家」というくくり方がいつからされていたか…

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少なくとも、私が受験したときにはもう「御三家」という言い方を(塾で)していたと思います。母が私に桜蔭を勧めた理由として「御三家の中で唯一、宗教系でない」と言っていましたから。「東大合格高校盛衰史(小林哲夫、光文社新書)」によれば「桜蔭、女子学院、雙葉を合わせて「女子御三家」といわれるようになったのは、70年代前半である。東京都内の進学塾が合格実績を誇ることばとして使い始めた。」とのことなので、私が中学受験を考える五年前とかそんなくらいから使われていたと思えばいいでしょうかね。

ここでミソなのは「東京都内の進学塾が合格実績を誇ることばとして」ということです。別に、中学高校で行われる教育内容として三つ並び称せられるということをいいたいのではなく、大学合格実績がどうだということでさえ関係なく。単に、中受塾の実績の指標としてのくくり。

だから、
・東京で
・二月一日にのみ入試がある(重複なく合計できるところが指標として便利)
・女子校

という条件に当てはまる中から、当時の偏差値表で上から三つ。これを合計すると、塾の実績が比較しやすくなるということですね。いくら難しくっても、慶応の中等部とかは関係なし。指標としては使いにくいから(入試日が違う)。

だから、インターエデュの中学受験板で、各女子校の大学合格実績を詳細に比較するスレが立ち、雙葉がもう御三家とはいえないとか、豊島岡がどうとか、中で行われている教育がどうとか(フォローがなくて進学校とはいえないなど)いっているのを見ると、

「そういうの、ぜーんぜん関係ないから」
とつっこみたくなります。つっこまないけど。

ところで、今は、そういった最難関に近い学校を比較する指標として、東大合格実績が盛んに使われていますが、私が中学受験をしたころは、そういうのはぜんぜんなかったと思います。前述の本は、各年度の合格者数上位100校が載っているので、昔(^^;; のところを見たのですが、私が受験したころは、桜蔭でようやく7~8人。女子学院や雙葉はかすりもせず。

親も、別に娘を東大(を始めとする難関大学)に押し込みたいと意識して中学受験させてなかったと思うんですよね。むしろ、「クリスマスケーキまでにお嫁さんになる」的な価値観が支配していたころです。優秀な人がいなかったということではなくて、駿台の模試によれば東大合格の力があると思われる女子でも「お茶の水女子大、国際基督教大、上智大、ミッション系の女子大、そして医学部を選んでいる。(~盛衰史より)」ということらしい。

女の子が、東大に行ってもしょうがない、あるいは、行かないほうがいい? そういう価値観は、しかし、どこかの段階でどんどん希薄になっていったようです。

私が女子学院を卒業するときには、女子学院の東大合格者数が7~8人という時代になり、桜蔭のほうは20人を超えています。もはやそのときには、「しばり」みたいなのがほどけてきたのでしょう。

そして、私が中学受験とも大学受験とも無縁に、子育てと仕事に忙殺されていた間に、さらに世の中は移り変わっていたようです。この本に載っている最後の年(2009)では、桜蔭69、女子学院23と、またすごい増え方です。

これは、しばりがほどけたどころか、さらに、東大合格を目指す(そこまで明確でなくても、できたらいいなという気持ちである)中学受験生が、その指標を見て、中学校選びをした結果に見えます。つまり、東大に行くためには、できれば桜蔭、危なければ(もしくは、お好みでない場合は)女子学院、というような。

でもさ…みんな、忘れてない? 御三家にしたって、東大合格者数にしたって、そりゃ指標に便利だからやたらフィーチャーされてるってだけなのよ。別に、ほかにいい学校がないとかそういう話ではまったくないし、ましてや、指標でピックアップした学校が自分に合ってるとは限らないんだから。(みんな、勘違いしてるよ!! 間違っても女子学院は進学校じゃないよ。と思ってるOGは多いハズ)

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by an-dan-te | 2012-10-17 13:45 | 中学受験

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