ちょうどいい緊張はどこにある
2012年 09月 04日
←ちょうどよく緊張して集中したい
確かに、私が発表会でピアノを弾く場合に、手がこわばってしまうようなのは「悪い緊張」です。緊張のしすぎ。もっとひどくなると頭真っ白。何がなんだかわけがわからない状態になります。なるべく、そんなことにならないように工夫しますが、これが難しい…
緊張は、しないほうがいいというものでもありません。ふだんの練習の、リラックスした状態というのもそれはそれで注意散漫で、テキトーな弾き方に流れがちですから、たとえばホームコンサートとかの小規模な集まりであるとか、適度な緊張ができると、がちがちにもならず、でもふだんとはレベルの違う深い集中ができて、自分でもびっくりするような良い演奏ができることもあります(非常に稀)。
こじろうの場合、塾テストでもたいがい、必要な集中ができるらしかったのであまり考えたことはなかったのですが、緊張していないまたろう族というのはほんとどうしようもなくて、テスト中にもかかわらずぼーっとしちゃうなんてのは日常茶飯事。本人の「実力(というのが何を指すかは難しい問題ですが、潜在的パフォーマンスと考えて)」の何割が発揮されるかで、テストの結果は乱高下。当たるも八卦、当たらぬも八卦。
またろうの場合は、入試本番はわりと良い緊張ができるらしく、塾データからいって危なそうなところまで含めて五戦全勝してきましたから、いいっちゃいいんですが、それはもう、親から見れば心臓に悪いことこの上なしです。事前には、うまくいくのかどうかまったく読めませんから。それにしても、入試当日なら、電車にも乗り間違えず、受験番号も書き忘れず、問題を1ページ飛ばすなんてこともなく、解答記入が全部ズレるなんて事故もなくやり遂げたわけですから、それはふだんのまたろうとは別人といってもいいくらいです(^^;; 緊張ってすばらしい。
ところでこじろうの場合は、ふだんのテストでもまぁまぁ良い集中ができますが、一月受験だとベストな緊張ができたみたいです。一月前半校は順位が出る入試でしたが、電話で塾に順位を知らせたとき「えっ!?」と言われましたからね(いつもの成績から考えると嘘みたいによかったから)。でも、二月一日、この学校にどうしても行きたいという本番になると、今度は緊張しすぎてしまったようです。
入試付き添いは私ではなくよしぞうでしたが、よしぞうはその緊張しすぎをうまくほぐすような声かけを工夫して、なんとか事なきを得ました。よしぞうはそのへんの、緊張コントロールがとてもうまいのです。おそらく、またろうとよしぞうは、能力的なでこぼこが非常に似ていて、基本的な資質としては同種と思われるのに、いろんな面でパフォーマンスが大きく違いますが、その違いを作っているひとつが、この緊張(アドレナリンの出方)コントロールではないかと思うのです。
私はそのへんあんまり自信がないんですが、ペーパーテストでは緊張しすぎるってことはなくて、困ったことはありません。緊張しすぎて困るのはピアノの発表会くらいで(^^;;
はなひめは、ベースがまたろう族なのでちょっと緊張を作ったほうがうまくいくらしいです。これまで、経験的にうまくいったケースというのは、
・「次も悪かったらクラス落ちるよ!!」と母が全力でプレッシャーをかけたとき」
・「何点以上とったら外食」のような条件をつけて釣ったとき
・出かけるときにトラブって、集合時間に少し遅刻したとき
などですが、同じようなシチュエーションがあっても再現するとは限らず、今のところコントロール不可能です。
外部会場ではちょっとは緊張してくれるかな? と思いましたが、七月の模試では、縁もゆかりもない大学でのテストで、緊張をするどころか、どちらかというと「混んでるばっかりでなんだか嫌~」とむしろ低調になった模様(-_-;;
それが、今回の外部会場では、受験可能性のある中学校でのテストで、臨場感が段違いだったらしいんです。ふだん時間が足りなくて真っ白事件が多発するはなひめが、しかも今回、問題がボリュームアップしてただでさえ時間が足りなくなりがちなところ、「最後までやった♪」といって出てきたのでびっくりだったのですが、結果も今まででいちばん良く、ほんとにベストな緊張ができたようです。
二月一日はどうなっちゃうかなぁ…よしぞうにうまく付き添いしてもらいたいところですが、よしぞうは今回の受験にあまり関わっていなくて、はなひめに対しては(緊張コントロールの助けをする)自信がないとか言っています。むむ。
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by an-dan-te | 2012-09-04 07:42 | 中学受験 | Comments(2)
はなひめさんに合格祝いは何がいいか聞くのはいかがでしょうか。
入試後に楽しみができますし。
それと最初の試験と第一志望校の過去問を充分にやっておくと落ち着いて受けられるような気がします。
ピアノを緊張せずに弾くコツをお聞きしたいと思っていました。
どんなに練習しても鍵盤を見ると頭の中が真っ白になります。
なるほど~
大きな、大きすぎる「合格」というものからちょっと逸らすところがミソなのかもですね。しょうもないこと…ポテトをLサイズで頼んでいいよとか(笑)
ピアノを緊張せずに弾くコツはずーっと試行錯誤中です。ごく稀にうまくいくんだけど、法則がつかめない。練習がしっかりできてるほうがいいんだろうけど、もう大丈夫なはず~と力瘤が入るのもかえって裏目に出たりとか。難しいですね。
過去問はそりゃ、十分やっておくほうが落ち着いて受けられると思いますが、一方で、傾向が変わっても慌てないようにしておきたいですね(^^)