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午後受験で損なわれる均質性?   

「結果R4偏差値で見る午後受験」を書いたときに、森林浴さんから、午後受験の偏差値がぐっと上がってしまうと、同じ学校内に違う学力層の生徒が混在することになるがそれはどうなんだろう、というコメントをいただきました。

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つまり、私学の価値の大きなひとつのメリットとして、「偏差値輪切り」というのがあるわけで…

学力が揃っているため、授業が進めやすい…あるいは、話が合いやすいとか、広い意味での「ピアの教育力」というんですかね、そういった効果が生まれやすい。

塾での授業がスムーズに進められるのも、輪切り効果によるところが大きいですね。

それを捨ててしまうことになりはしないか、という懸念です。

また、先日、室長先生と個人面談をしていたときに、私が口に出した併願校のひとつについて、「早めに安心を得るという意味ではいいんですが、実際に進学する可能性を考えるとどうでしょうか。はなひめさんがそこに進学したら、ものたりないんじゃないかと思いますよ」といわれました。現在のいわゆる「持ち偏差値」よりR4偏差値が10ポイントくらい下の学校ですが。

これも同様の懸念について述べているのですね。

私は、自分が公立中、私立中の両方に通った経験と、それから子どもを両方に通わせた経験から、「偏差値輪切りの効果」については痛感しています。それがあるからこそ、再度中学受験に向かっているともいえます。

でも、私自身は、その「輪切り」ということをそんなに細かくはとらえていません。たとえば、偏差値表上で10ポイント下くらいの学校に行くのは、その学校にとても気に入っている部分があるなら十分「あり」だと思っています。むしろ、より安全な学校を、満足して第一志望なり第二志望なりにできるのは幸運なことと肯定的にとらえています。

元々、偏差値の「輪切り」といってもそんなに細かく行われる実態はないものです。ひとつの入試について、下限はきっちり切られるにしても、上に制限はありません。偏差値のポイントにして10や15の幅は当然あるでしょう。それは、とてもその学校が気に入ったから来たという場合と、ほかの学校がまさかの不合格になり(あるいは病気で受けられず)、失意のうちに進学したという場合と、両方ありますが。

それと、午後受験に限らず、複数回受験のある学校では、その「下限」の偏差値が乖離しているのもよくあることです。

こじろうの学校の場合、2/1の一回しか受験がないこと、志望順位が高い場合が多いことから、「下限偏差値はひととおり、喜んで入ってくる子」という意味では比較的均質な入学者であったと思われます。しかし、小学校から来る子たちと合流するわけで、結局は均質な集まりとはぜんぜんいえません。

そう考えてみると、比較的均質といえるのは、一回しか入試がなく、小入りも高入りもなく、志望順位的にも高いと推測される、たとえば桜蔭や女子学院のような学校でしょうか。それはそうなんですけど、今度はそういう「天井知らず」の学校というのも案外幅が広いものです。日能研R4偏差値でいって「68」とかが選考の下限としてあるとしても、さらにその10上…といったら78なんて平均偏差値はまずないでしょうが…それはテストと偏差値の仕組み上そうなっているだけのことで、偏差値50と60の違いくらいは優に違う、はるかに高い資質を持った子というのはいるものです。

そして、入学時は比較的揃っているとしても、それが中に入ってからの勉学姿勢の差などなどによって、どんどん新たな差ができていきます。

結局のところ、どんな私学であっても、そんなにきれいに横並びってことはありません。それに、そうやってばらけていることが問題とは思いません。それは…公立中でいう、「ばらけている」とは、はっきりいって桁が違う(というか質的に違う)ものです。

(つづく??)

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by an-dan-te | 2012-04-01 13:24 | 中学受験

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