合格率からみる合格力!?
2012年 03月 10日
←合格率向上に貢献したいものです(^^;;
これは、各学校の、日能研生の合格率と、日能研生以外の合格率をひたすら一覧表にしたもの。それを見て何を思えばいいかはいまいち謎なところはありますが、とりあえず、このページの最初に書いてある説明はこうなっています。
「たとえば開成を見てみましょう。骨太な受験生を集める開成。同校の合格率は34.4%でしたが、日能研生の合格率は47.6%、日能研生以外の合格率は33.2%。このように日能研生の合格力の高さを合格率として、ご覧いただけます。」
でも合格力、合格するチカラを塾がつけてくれるという文脈でふつう想定することって、つまり同じ素質の子どもに対しても、よりしっかり合格点を取れるような学力その他もろもろをつけてくれるということだろうけれども。合格率っていうのは、そうやって到達した合格力に対して、どれだけ無謀な受験を避けるかで決まるものでしょ。
だから別に、合格率が合格力を表しているといわれても、あんまりピンと来ないんだけれども…
もちろん逆に、軒並み合格率が一般の合格率より低い塾というのがもしあったら(^^;; それはさすがに嫌だ~。誰がどこに受かりそうかわからないでテキトーに受けてるってこと??
まぁつまり、日能研の合格率が全般にやや高いとすれば、それはここの学習指導でどれだけの「合格力」がついたかというよりは、結果としてついた「合格力」を正確に把握し、それによってどこがどれくらい受かりやすいか的確に示すことによって、合理的な受験スケジュールを組み立てられるようにさせたってことかな。実際に、どのくらいリスクを取るかとかは各家庭の考え方によるわけだけれども。
それならそれで、いいことではある。というか、大手塾であれば当然、そのようなフォローはするのだから、全体で見れば合格率が高めに並ぶところが多いんじゃないだろうか。日能研が特に高いのかどうかは、興味深いところだ。
#サピの白書から、開成、麻布あたりなら計算できるかと思ったが、数字は載っていないし、
#グラフから概算するのは、偏差値刻みが細かすぎるので根性がなくてできない。
ところで、こうやって一覧表を見ると、全体には高いといえるかもしれないけど、でこぼこはある。突出して「プラス」のところは、たとえば県立千葉。日能研生の合格率が三割台前半(それだって、他私立の中では低めだが)のところ、それ以外の合格率はなんと3.6%(男)、5.5%(女)。どれだけ成算のない戦いをしているのか…都立小石川なども、ここまでではないがかなり開きがあるので、「中学受験の勉強はたいしてしてないけど、とりあえず公立だけ受けてみる」って人が多いのかもしれない。
逆に、低いところを拾ってみると、海城1(-8.3%)、学習院女子A(-12.3%)、洗足1(-7.5%)、大妻2(-10.7%)など。こちらはこちらでなんらかの背景(たとえばR4をハズしたとか、チャレンジ層が多かったとか)があるのだろうけど私にはわかりません。だって、白書データみてみようとしたら、このあたりの学校は出してないんだもん。海城2はあるけど海城1は出してない。洗足2はあるけど洗足1は出してない。うまくいかなかったところは出してないのか??
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この表にはミスプリがあります。
2月4日の市川2が
日能研33.3それ以外22.8差-2.5全体35.3
となっていますが
日能研33.3それ以外35.8差-2.5全体35.3
でしょう。
by an-dan-te | 2012-03-10 11:39 | 中学受験 | Comments(2)
サピでそのあたりの学校を目指すと、複数の学校をいっしょくたにした志望校対策になってしまうのですよね。私はサピに子どもを通わせたことはないので直接はわかりませんが、こじろうの学校あたりまでだったら日能研からのほうが勉強しやすい、受かりやすいのではないかと思います。開成でも日能研から受かる子は受かりますが、そこらへんはもう、優秀な子をどれだけ集めているかという密度のアドバンテージはゆるぎませんし、当分は状況が逆転しないのではないかと。
いずれにせよ、通わせての実感が確かなところで、外野のいうことを気にする必要はないでしょう(^^;;