人気ブログランキング |

高学年への読み聞かせ   

はなひめの通う小学校では、週一回、朝の時間に「読み聞かせ」タイムがあって、ボランティアの父母が交代で、クラスごとに読み聞かせをする。

  にほんブログ村 受験ブログ 中学受験へ←自分でもおもしろいと思える本を読みたいもんね

ボランティアといっても、図書室の本の補修というような話とか、休みをとらないといけないようなものはハードルが高いのだが、「読み聞かせ」なら、ちょい遅刻していけばいいので参加しやすい。

しかし本のチョイスは悩むところで、低学年なら素直に幼児向け絵本でいいけれど、五年六年ともなると、もうちょっと読んでおもしろいものにしたいと思い、さりとて、時間はせいぜい10分くらいだから長いものは読めない。

星新一とか佐藤さとるとかの短編はよく探すとちょうどいい長さのものもある。ただ、読むほうの自分の好みにも合い、子どもにもうけそうで、長さがぴったりで、となるとそりゃなかなか難しい。

短編といえば芥川龍之介(?)。こじろうの強いリクエストで、あるとき「魔術」という短編を読んだことがある。これは不気味おもしろ話で、六年生なら十分楽しめると思うけれど、短編といっても長い。事前に、タイム計測しながら削りに削って、無理やりおさめた。こじろうは喜んでいたけど、ほかの子のウケはいまいち!?

うまい本が見つからないときは、「語り」をすることもある。こじろうが四年生くらいのとき、動物園への見学が近々あるというタイミングだったので、大きな動物のサイズについて語ってみた。キリンを教室に連れてきたらどのくらいハミ出すとか、ゾウならどうかとか、クジラをプールに連れてきたら?? 恐竜は校庭のトラックに置いたときどのへんまで?? というような。そして、クジラの破格の大きさは、水中ならではのもので、そのまま地上に連れてくることはできないとか…

語りだったら、時間にいくらでも合わせられるし、子どもの反応をみて内容を軌道修正することもできて、私はわりと好きなのだが、ボランティア的にはふつう「読み聞かせ」をするように求められているところ、やや違反のような気がしなくもない。「語り」では、「はやぶさ帰還」の話を去年、今年度になってからは「外惑星発見の話」をしてみた。

先日、また当番があったとき、よしぞうが行くか私が行くか決まってなかったので、とりあえず図書館に行ってネタの調達。
「江戸の笑い」興津要(講談社)…すごく短い話もあり、調整しやすい。無難におもしろい。
「へそまがり昔ばなし」ロアルド・ダール(評論社)…よく知られた昔話だけど、へそまがりな角度から語ってみた。
「12の怖い昔話」スーザン・プライス(長崎出版)…昔話風だけど、オチが独特で、むやみにおもしろい。

私的には、スーザン・ブライスが「推し」だったのだが、結局よしぞうが読みに行くことになり、無難なほうを選択(ちっ)。ウケは、それなりによかったようである。はなひめも、気に入ったらしくて、家に帰ってから、ほかの話を熱心に読んでいた。(いつも、よく本は読むのだが、またろうの流れでラノベばっかりなので、たまには毛色の違う本を読んでほしいものである)

それで、「怖い昔話」のほうはというと、一般的には、「欲をかいたらひどいめにあった」的なオチになりそうなところ、悪魔とか幽霊とかをだしぬいて、うまくやったような話とかいろいろあって、変わった感触の本なのだ。どこからか採話した昔話的な体裁をとっているけれど、作者のオリジナルらしい。

たとえば、「怖いもの知らずのメアリー」という話。お手伝いさんをしているメアリーって子が、夜だろうが幽霊だろうが怖がらない子で、しかも働きもので、ある農夫のうちではそのお母さんの幽霊が出るもんだからどの使用人も居つかなかったところ、メアリーは幽霊に対してもたんたんと接して(礼を尽くして?)ちゃんと仕事をしたもんだから、ついには幽霊に信頼され、床下にかくしてあった金貨の袋を教えてもらうに至った。

「大きな袋は息子に、小さな袋はあんたにあげる」というのがそのお母さん(幽霊)の言葉だったのだが、メアリーは小さな袋を息子にやり、大きな袋を自分のものにする。私がいなくちゃこの金貨だって出てこなかったんだから、ということでしれっとそういう話にすりかえたわけ。でも、それだからといってあらためて幽霊が来て呪われることもなく、メアリーはそれから一生、他人のうちで奉公しなくてよくなって、幸せに暮らしましたとさというハッピーエンディング。

そんな調子で、なかなか秀逸なんですよ。どれか、読み聞かせしたら気に入ってもらえるかなぁ??

にほんブログ村 中学受験 ←ランキング参加しています。
にほんブログ村 中学受験(日能研) ←こちらも参加しています。

by an-dan-te | 2012-02-22 07:53 | 中学受験

<< 「持ち偏差値」と「進学先偏差値」 ユリウスのある生活 >>