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インフルエンザはかかっても免疫がつかない?   

水疱瘡とかは、一度かかったらもう今後かからないから早いうちに済ませておくのもいいけど、インフルエンザは、かかってもまたかかるから「かかり損」という感覚があったりしませんか?

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私もちょっと「あ゛ー」と思いますし否定はしません。かかりたくないのも確かですけど、不幸にしてかかってしまった場合に、ちょっと気が軽くなる話を(注: 今年が受験学年でない場合の話です)。

古い研究なのですが、同じ子どもたちを五年間追いかけて、インフルエンザ血清抗体の変動を調べたものがあります(「予防接種の考え方」由上修三著、大月書店)。(*)

つまり、血清抗体を調べると、最近かかったかかからないかがわかるわけです。昔は「迅速診断キット」とかがなかったので、こういう調べ方をしています。

それによると、この集団(被験者506人)は、三度、B型インフルエンザの流行にさらされているのですが、

【一回目:幼児期】感染した人(49.4%)
【二回目:小二】
- 一回目に感染した人→感染した(33.6%)
- 一回目に感染しなかった人→感染した(50.4%)
【三回目:小五】
- 一回目、二回目とも感染した人→感染した(26.2%)
- 一回目は感染せず、二回目に感染した人→感染した(41.4%)
- 一回目に感染し、二回目に感染しなかった人→感染した(57.2%)
- 一回目、二回目とも感染せず→感染した(56.7%)

となりました。つまり、実際にかかってしまった場合、その三年後くらいでもかかる率が低くなる。繰り返しかかった場合は、より。かかる率が低くなる。

インフルエンザでも、かかったらちゃんと、免疫がついてるんです。ただ、完璧じゃないし、効く期間は短いらしいですけどね。「一回目に感染し、二回目に感染しなかった人」と「一回目、二回目とも感染せず」の罹患率がほとんど同じということは、五年前とかにかかったのでは、効かないみたいですから。

およそ、翌年に同じ型が流行した場合はほとんど完全に守られるが、三年後の場合は防御率は60%に低下するとあります。でも、そのさらに前にもかかっている場合はより強く守られるわけです。「一回目、二回目とも感染した人」と「一回目は感染せず、二回目に感染した人」の感染率がけっこう違うことからわかります。

ということで、今年の流行でインフルエンザにかかってしまった三~五年生は、六年生になったとき、「同じ型の流行だったらかかりにくい」というふうにお考えください。ちょっと気が楽??

はなひめのクラス、こじろうのクラスもインフルエンザが流行った(ている)ようですが、まーうつったらそのときはそのとき、と思っています。今年はね。来年は全力で予防して…だからといってかからない保証はもちろんありませんが、人事を尽くして天命を待ちます。

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(*)もっと新しい研究があるといいのですが、ぐぐるとワクチンの接種効果の話ばかりで、罹患した場合に免疫がつくかどうかが出てこなかったのです。どなたかもっといいデータをご存知でしたら紹介してください。

by an-dan-te | 2012-02-03 17:20 | 中学受験

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