水素発生、ちょっと納得して暗記しよう
2011年 11月 26日
「うすい塩酸」で溶けるのはアルミニウムと鉄。
「水酸化ナトリウム水溶液」で溶けるのはアルミニウム。
テキストには、それぞれの金属片が、試験管の中でブクブクしている様子が描かれている。ちなみに、「うすい塩酸」の中で、鉄よりアルミニウムのほうが多めにブクブクしてます。
…これって、何?? このまま覚えるものなの??
> 「うすい塩酸」で溶けるのはアルミニウムと鉄。
ってところは私にもわかるんだよね。ほら、昔覚えたあの:
貸 (カリウム) そうか (カルシウム) な (ナトリウム)、ま (マグネシウム) あ (アルミニウム) あ (亜鉛) て (鉄) に (ニッケル) す (錫) な (鉛)、ひ (水素) ど (銅) す (水銀) ぎ (銀) る借 (白金) 金 (金)
ってやつ(イオン化傾向の語呂合わせ暗記)。
「うすい塩酸(塩化水素)」の水素よりもイオン化傾向が強いアルミニウム、鉄は自分がえいやってイオンになっちゃうから、追い出された水素はブクブクなんだよね。
で、それはいいんだけど、
> 「水酸化ナトリウム水溶液」で溶けるのはアルミニウム。
のほうがわからない。なんでアルミだけ溶けるの?? そんで溶けて何になるの??ナトリウムくんはどこへ??
私が地理も日本史もすべて忘れている(というか、ありていにいって、まともに覚えたことがない)というのはまぁわかりきったことなんだけど、化学もねぇ~小学生がやる範囲がまったく記憶にないとはね。ちょっとショックだよ…
それで、こじろうにインタビューしてみると、どれが溶けるかは「覚えて」いて、酸に溶けるほうは化学式も書けたが、アルカリに溶けるほうさっぱりわからなかった。母とおそろい~(^-^)
またろうに聞いてみたら、もっとわからなかった(酸に溶けるほうも!!)。だめじゃん(-_-;; (またろうは、数学得意、物理まぁまぁ、化学は???)
ともかく、わからないのは私だけじゃなかった、ってことで次はパソコンで検索…
2 Al + 2 NaOH + 6 H2O → 2 Na[Al(OH)4] + 3 H2
おぉそうなのか…ナトリウムとアルミニウムがいっしょくたになってるんだ、へぇ~。「テトラヒドロキソアルミン酸ナトリウム」だって、舌かまないでいえないよ。忘れたどころか、記憶したことがあるという記憶すらないんですけど。ちなみに、こうやって、酸とも塩基とも反応する物質のことを「両性物質」といい、金属ではアルミニウムのほか亜鉛・錫・鉛など。もっとも、こじろう情報(?)によれば中学受験ではアルミだけ知ってればよいそうだ。
それで、はなひめには、
「金属が塩酸に溶けるのはフツーのことでさ、アルミとか鉄とかのほうが水素よりイオンになりやすいから、水素追い出して自分がイオンになっちゃうんだ。でも金銀銅なんかの貴金属はもっと安定してて、酸に溶けないんだ。さすがオリンピックでメダルに渡されるだけのことはあるよねぇ」
「一方、アルカリの水酸化ナトリウムには、そんなになんでも溶けるわけじゃなくて、両方に溶けるって性質を持ってる金属だけが溶ける。こっちは、アルミだけを覚えてればよし!!」
私がばたばたして非常~に納得が深まったわりに、はなひめにはとおりいっぺんに聞き流されてしまったが、私の記憶にしっかり残っていれば、廊下のとおりすがりに質問したりできるから(笑)なんとかなるでしょう。
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by an-dan-te | 2011-11-26 08:00 | 中学受験 | Comments(9)
アルミニウムと水酸化ナトリウムの反応式も調べる所とか。私もこの反応式は大学受験でも覚えた記憶がないです。(一応、理系だったのですが。)
ちなみに亜鉛と水酸化ナトリムで水素を発生する事は、中学受験でも出たように思います。(高校受験だけだったのかな?千葉の県立ではよく出てるんですよね。)
私は塾では、中学受験生にも高校受験生にも、必ず「水酸化ナトリウムと反応して水素を出す金属」として、亜鉛とアルミは教えています。
息子も学校で「水酸化ナトリウムにアルミ片をいれてぶくぶく」の実験をやったところだったので「わかる?」と聞いてみましたが、
何になったのかは、知りませんでした。
そういえば純石鹸でフキンを煮洗いしたとき、使ったアルミ鍋がやっぱり黒くなっちゃいましたっけ。
こじろうくんさすがですね。
うちの大学生たちによると、この式は化学I(無機化学:都立高校だと高校2年)で習うんだそうです。
私も理系だけど全然覚えてない・・・
うちの高3生(理系)も知らないんだって。。。トホホ
そういえば、焦げた鍋に重曹と水入れて、とろとろ煮てたりしてたら煮すぎちゃって、わーと思ったらめちゃくちゃキレイになってたことがありました。
> 重曹を煮ると熱分解して炭酸ナトリウムになりますが、
のところですね…
そのときはホーロー鍋で、なんともありませんでしたが。こんにゃくを煮てアルミ鍋が黒くなったことはある(笑) ぽんさんがおっしゃってますね↓
> 私もこの反応式は大学受験でも覚えた記憶がないです。
ふふ。スケルツオさんも私もよしぞうも、みーんなお仲間です。
でもスケルツオさんによれば、今は高二で習うって(^^;;
> 亜鉛とアルミは教えています。
お、亜鉛もチェックですか。
おー、こんにゃく。私もやったことある~
今、検索してみたらば、「人体に害はない」と書いてあります。あまり深く考えないでそのまま使ってました。
こじろうは、当時あんなに暗記物が苦手だったわりに、受験時代に覚えたことはわりと保持しているみたい。私とはまったく違うタイプだわ。
高校で習うんだ~
…習ったのかな??
ま、とにかく化学はあんまりピンとこなかったので、いつでも物理優先で解いてて、時間が余れば化学…の計算問題、暗記しなきゃいけないようなところは「捨て」。っつーことであてになりません。
今となってみれば、「いろいろ暮らしに生きている」ってことで、もうちょっと勉強しておくとよかったなと。
手元に、私たちの次の世代の学習指導要領(現行指導要領の1世代前)の時代の化学の参考書があるんですが、それには、テトラヒドロキソアルミン酸イオンも載っています。


