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ちびまる子ちゃんの暗誦百人一首   

あまたある学習漫画の中で、出色の出来だと思うのが「ちびまる子ちゃん」シリーズ。持っている方も多いと思うが…

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「慣用句教室」とか「漢字使い分け教室」とかはモロ、中学受験にも役立つ内容だし、それがまた、どれも内容がよくまとまっていてしっかりしている。そしてなにより漫画が無理やりじゃなくてほんとに面白い。クオリティー高い~

こじろう受験のときは、「敬語教室」なんかもさんざんお世話になった。問題をさらっとやっただけじゃわかるようにならなかったところを、漫画を読ませて例を見せ、そしてまた漫画に戻ったり…

ちびまる子ちゃんシリーズはとても気に入ったので、本屋で見かけるたびにとりあえず買ってしまい、あらかた揃っている。「暗誦百人一首」も、こじろう受験のころからすでに持っていたが、入試直結の内容でもなし、あまり活用されなかった。

ところが、先日はなひめが今度学校で百人一首バトルをやるらしい? とかで、じゃあ、まるちゃんで読んでおけば、と、久しぶりに引っ張り出すことになって、成り行きで私も読んでみた。すると…

実は、こじろう受験のときと今とで、私はひと味違うのだ(きらりん)。

こじろうのときには、歴史とか、機械的に丸付けや暗記チェックに付き合ったものの、内容に関してはほとんど見たことがなかった。暗記チェックといったって、私は解答のほうだけ持って、こじろうが「イ」とか「中臣鎌足」とかいうのを「ピンポン」「ブブー」とかいってるだけでは、まったく内容が私の頭の中を通過してないわけで。

それが今回、カリスマ先生の合格授業の音読なんかに付き合うようになって、がぜん、私の頭の中をしっかり歴史の流れが通っていくようになったのだ。まだ室町時代あたりまでですけど(^^;; いやー日本史けっこうおもしろいじゃないのって。ようやくこの年になって思うなんてねぇ。長生きはするもんです。

それで、その状態で「暗誦百人一首」を読むとね。「秋の田の かりほの庵の 苫をあらみ…」って、のっけからこないだテキストに出てきた人が出てくるじゃありませんか。天智天皇。大化の改新ですね。いや、歌自体は昔から知ってましたよ。私は文法マニアで、その原点は百人一首なんですから。品詞分解するとかならいくらでもお任せくださいなんですけど(^^;; 誰が詠んだ歌かなんて考えたことなくって。

次の「春過ぎて…」は持統天皇です。この本には、ちゃんと天の香具山と都の位置関係がわかる簡単な地図もついていて親切。

そんな感じに、この時代の雰囲気に思いをはせながら、テキストに出てきたような事柄とのからみで興味深く読んでいくことができます。

それぞれの歌の解説+四コマ漫画のほかに、人物紹介の数ページ漫画が載っています。これはさくらももこじゃないんですが、なかなかよくできてます。

「清少納言と紫式部」とか「西行法師」とか「藤原定家」とかね。「清少納言」も「紫式部」も、歴史の勉強の中で「暗記」しなきゃいけない固有名詞ですけど、単にその字面だけテキストに載ってて覚えるのと、数ページであっても漫画の中で人物が動いていて、多少ウソかもしれないけどそれぞれの個性を持っていれば、印象に残りやすいでしょう。

私は、清少納言と紫式部についてはこの漫画で読むよりはもっと詳細なイメージを持っていますが、西行法師とかノーマークでした。

西行法師はもともと御所を警備する親衛隊をやっていた武士で、武芸に優れていたそうです。それが移り変わる世の中を見ながら73歳でその生涯を閉じるまで、平清盛とも源頼朝とも関わりを持っています。途中にはもちろん戦乱があるわけですけど。テキストで習った歴史のあれこれが、西行法師中心に描かれていることで立体感が増したような気がします。歴史の楽しみってそういうことなのかな。

特に最後のほうに載っている「後鳥羽院」の漫画はイチオシ。ここにはネタバレしないでおきますのでぜひ実物をご覧になって、迫力とユーモアをお楽しみください。

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by an-dan-te | 2011-11-03 22:55 | 中学受験

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