懐中電灯で授業
2011年 03月 17日
←塾に行くとやっぱり楽しそう
はなひめの通う教室も、昨日は授業があるとのことで、電車も動いていたので行かせることにした。理社がある日なので、やはり授業でちゃんと説明を聞いてきてもらえればたいへん助かる。
ただし、「行かせることにした」は親の側の判断であって、はなひめの気持ちは違った。学校では「放射性物質が怖いから」外遊びが中止になり、家では同じ理由か?? 父が自宅待機になっている。ニュースではずっとミリシーベルトがどうとか、爆発だのなんだのいっているし…
なんだかよくわからないけど、不安。というのがはなひめの気持ちであり、それはそれでもっともなところもある。なにしろ、放射線?? 放射能?? 今、うちのあたりの状況がどうで、外にいるのと家にこもるのとで実際のところどう違い、危険度としてどのくらい違いがあるのか(ないのか)、そんなことをしっかりわかっている大人がどれだけいるだろうか。
私もちっとも詳しくないけど。もちろんはっきりと体に影響の出る放射線量というのもあって、そういうことは明確に解明されているのだろうけど、たとえばレントゲンで使うような線量をはるかに下回る程度の浴び方について、どのくらい影響があるのかないのか、はっきりしたことは(科学的にも)いえてないというのが私の理解。
つまり、放射線をごく微量浴びるというのは、何か「くじ」を引くようなものであって、くじを引き続けていると稀に「当たり」が出て細胞に何か異変が起こる。そしてそれが健康に具体的な被害を及ぼすかどうかはまたその人の体の状況による…というような。言うまでもないことだが、今回の地震の前に自然にあった放射線によっても同様に「くじを引く」効果は日々あったわけだ。あくまでも、「くじ」の数の問題。
だから、引かないで済むくじは、引かない。一時間丸ごと外遊びをするようなお楽しみ会の企画を、体育館に変更したのはそれはそれでリーズナブルだと思う。花粉症シーズンでもあるのでマスクはもとよりしている。でもまぁ学校そのものには行くし会社にも行く、といった具合である。
それに、昨日はおとといの異常値がおさまってだいぶ落ち着いていたようでもあるし。昨日、会社に電話ではなひめが「塾行きたくない」とかぐちゃぐちゃいってきたときに、「お母さんは行ったほうがいい、行っても大丈夫と思っているけど、今日のニュースとか見ていないから、お父さんのほうが今日新たに起こった状況についてはよく知っているよ。だからお父さんに判断してもらうといいよ」といって切った。
…それからの「説得」はものすごくたいへんだったそうである…(-_-)
で、はなひめは結局塾へ行き、電車はふつうに動いていたけど塾は停電。一時間ちょっとくらいは懐中電灯の光の中で授業をしたんだって。みんなで光を、「先生に当てろ当てろ~」といってスポットライトしたり、普段と違う雰囲気を楽しんだらしく、塾から帰ってくるときにはすっかり元気になっていた。
お風呂に入って、「髪の毛洗ったほうがいいよね(何かついてるといけないから)」と洗いながら、社会の授業(停電中)でどんな話を聞いたか説明してもらったら、少子高齢化の影響についてとうとうと語ってくれたので、ふざけてただけではなくてちゃんと授業やれてたみたいですよ。
にほんブログ村 中学受験 ←ランキング参加しています。
by an-dan-te | 2011-03-17 07:20 | 中学受験 | Comments(4)
できるだけ、普段通りにしてあげるのが、子供にとってはいいのでしょうね。
うちはいつも車で送っていますが、歩いても20分くらい。
それでも慣れてない場所だし、もし避難することになったら
塾の先生に従ってついていく、家に連絡取れないことを
あせらないでもいい、ぜったいどこにでも迎えに行くから、と
言い聞かせています。
誘導などは心配ないだろうけど、本人がドキドキする度合いを
少しでも減らしてやりたい、と。
まだ4年生。幼いですものね。
被災者の方への気持ちはしっかり持っていたいですが、
被災していないところでは、できるだけふつうの生活を
送ることも大事ですね。
はなひめは「楽しかった」といっていて、塾が停電でもノープロブレムらしいです(o_o) ま、久しぶりにいって新鮮というのもあるかもですが。
明日も塾に行けるかな…電車は動くらしいです
ついニュースをたくさん見てしまいますが、子どもがそれを自分の生活にとってどうなのか実態に即して把握するのはとても難しいと思います。
やっぱりつい不安をあおられますよね、報道を見ていると…大人でもそうですけど。
安全確保に配慮したうえで、できる範囲でたんたんと生活・仕事・学習していきたいです。