なんか、文法に自信がなくなってきた
2011年 01月 21日
←日本語いつもしゃべってるのにね
そうすると、副詞っていうのがどうにもピンとこないみたいで、妙に迷って時間がかかっている。そもそも、副詞は「顔つき」が決まってなくてバラエティーがあるからね。
活用できるか?と調べて、活用するものなら言い切りの形で
「~い」→形容詞
「~だ」→形容動詞
「~u」→動詞
と、ここまでは「顔つき」に統一感があるので、わかったら確信を持って答えられる。もっとも、はなひめはなかなか形容詞と形容動詞、どっちがどっちだっけっていうのが覚えられないでいたけど…
それから、活用できないものが名詞と副詞だけど、これはどんな格好って決まってないものね。
活用するかどうかチェックをおろそかにすると、「美しく」「きれいに」とかも、その続き方からみて副詞って思っちゃったり、逆に「きらきらと」みたいな、最後に助詞とかついた何か?? みたいに見える副詞を見過ごしちゃったり。
例えば「きのう」が副詞なのかどうかとかね。なんか、意味といい使われ方といい、なんか副詞っぽく見えちゃうんだけど、「きのうは晴れだった」「きのうの朝ごはんは…」など、助詞がつくから名詞でしょこれは。とかいうと「かなりの雨」などという「の」がつく副詞さんがいたりして。あれー。
で、「の」とか「は」「も」なんかは副詞にもついたりするんだからあんまり信用しないで、「を」とか「が」とかそういうバリバリ系助詞(←母勝手に命名)を付けてみなさい、とかいうと今度は、「きのうを、ってあんまりいわなくない??」などというツッコミが…それはあまり言わないだけで文法的にはおかしくないです、とかなんだか苦しい言い訳。
なんか、わかってるつもりのことでもすっきり説明できなくて、でもテキストとかみても妙にあっさりした説明しか載っておらず、なんでこの答えはコレじゃなくてコレなの?? というようなニッチな疑問に答えるようにはできていない。
なにしろ私は、文法好きが高じてあれやこれやあって今の仕事に流れ着いてるくらいなので、文法には自信があったんだけど、どうも中学受験用の説明となるといまいちぱきっといかないことがわかって、怪しくなってきた今日このごろ。
なにしろ、複合語を探す問題で、もちろん「青空」とか「聞き苦しい」とか「放り投げる」とかはいいんだけど、「えー『心配する』も複合語なの??」とのけぞり (私の中ではこれは「サ変動詞語幹+語尾」だった)、「楽しみにしています」は形容動詞かと思ったら答えは名詞だって。なんかぽろぽろ外してるんだよね。
あれ~、「楽しみな」っていうから形容動詞はあるんだし、「きれいにする」とかいうふうに形容動詞を使うでしょ。まぁ確かに「楽しみを見つける」とかいうから名詞もあるんだけど…「~にしています」という形で、「~」が名詞も形容動詞もある場合、いったいナニで答えが決まるのさ。
母がぐちぐち言ってると、こじろうが(あの文法音痴だったこじろうが!!)「それは、『楽しみにしています。』ってなってたら形容動詞で、、『楽しみにしています。』となってたら名詞だよ」と受験テクニック(?)を教えてくださる。あーっ、下線部分が単語単位で引いてある前提なら確かにそうか。むむむ。
学校文法の大前提である「文節」も、「静かになる」とかが一文節なのかニ文節なのかとか、だんだん不安になってきてあちこちひっくりかえしていた。でも、塾テキストには見つからず…なんかこう、もっとしっかり隅々明快に、かつコンパクトに書いてある親用アンチョコはないかしらん。
にほんブログ村 中学受験 ←ランキング参加しています。
by an-dan-te | 2011-01-21 12:48 | 中学受験 | Comments(8)
「きれいにする」は「きれい」が名詞じゃなくて、むろん形容詞でもなくて、「きれいだ」が「きれいに」でしか説明できないわけだし、「~にする」の「~」に名詞が入るのは、「これにする」とか…。
名詞をみつける方法は小学校1年生で習ういわゆる「くっつきの『は』=wa」に続くものが名詞ってことじゃ、ダメなんですかね?例外ってありましたっけ?『は』=haで終わる副詞があるとしても(今思いつかない…)、「~hawa」にしてOKなら名詞っちゅうことで。
形容動詞あたり、確かに異論がありそうですもんねぇ…
まぁ、理屈はなんでもいいんだけどできるだけすっきり説明できて、広く類推ができるものが優れた文法ってことになるのかな。受験でもそんなに生の形で聞かれることはないと思うんですよね。つまり、使えればいいと。
ねぇ、線引きでひっかけてもしょうがないと思うんだけど…おおむね、国語のテキストってあちこち、「えぇ~??」と思うことが多くて。テキストの出来が悪いのか、私がおかしいのか、国語というものの性質上しかたがないのか、どうもね。
「は」とか「も」って、強意の副助詞なら一部の副詞にもついたりしてなんか紛らわしいんですよね。
日本語文法にとっては、最初に、言語構造が大きく異なる英語の文法を借用したことが最大・最悪の失策だったと言えるでしょう。文法先にありきではなく、きちんと使える文法、現実に即した文法を構築しようという動きは最近になってようやく本格化したって感じらしいですから。
我々日本語ネイティブは、文法うんぬんがどうでも使えりゃいいって感じですが(これは英語文法と英語ネイティブも同じ関係)、でも、文法が変な体系になっていると教育とか試験とかではいろいろと問題が出ますね。
そうねぇ、しゃべれるんだし文法なんぞなくてもよさそうなもんだけど(テストで直接問われないなら)、でも何もないと考えにくい部分というのもあるし、便利なツールなんだよ文法は、というところまでは教えてやりたくもあるんですよね。ネイティブじゃない場合は特にどうやったって文法のお世話になるんだし。
なるべく類推が広がっていくように…しっかりしてコンパクトな体系がいいんだけどな~
オススメです。我が家のお子ちゃま娘には難しすぎますが、親のアンチョコとしては結構使えます。知ってるようで知らないことばのきまりに、この歳にして「へぇ~!」と思うこともあったりして…。