ルドルフとイッパイアッテナ   

子どもが小学校に入りたてのころ、ようやく自分で本を読むようになったかと思えば、「怪傑ゾロリ」を際限なく借りてきたりして…

なかなか「実」のある読書ライフに到達しないのだが、うちの三人の子どもたちはというと、ある時点で「ルドルフとイッパイアッテナ」三部作にハマり、それから長い本に抵抗がなくなっていくような感じだった。

その前も「おしいれのぼうけん」程度の長さなら読んでいたりするんだけど、なかなか長い本には手を出せないでいたところ、変なネコにひきずられて一気にあの274ページを読んでしまい、それでもちろん続きも気になるから、三部作丸ごと読み…まだ読み足りなくて繰り返し読んじゃう。

つい先日、はなひめがそのフェーズに到達したところで、リビングのソファーの上に三部作を出しっぱなしにして、なんかいつ見てもそこに座り込んでひたすら読んでいた。あーハマったなと思って、数日間は生暖かくそのまま見守り、片付けろとも言わなかったのだが、いつまでもその状態なのでしびれを切らして片付けさせたところ。

もっとも、はなひめは他二人と違ってややこの三部作に遭遇するのが「遅かった」。遅いというのは学年のことではなくて、はなひめはもうある程度長い小説にも手を出していたという意味。「ズッコケ三人組」シリーズとかはだいぶおもしろかったらしい。でも自分で選んで借りてくるのは、だいたいが「女の子向け」の小説で、なんか少女マンガみたいな挿絵の入ったものや、あと、もっと小さい子向けの、魔女とかお姫様とか…

だから、ようやく「ルドルフ」まで来たのね、という感じ。

今、またろうは、学校の帰りには毎日欠かさず市の中央図書館に寄ってくるくらいの本好きになったが、字を読めるようになるのはけっこう遅くて、やっと「コロコロコミック」が自力で楽しめるようになったのが一年秋くらい。ゾロリがまぁ二年生の途中くらいだったか。

それで、ルドルフにハマったのがいつかというのは、はっきり覚えてないんだけど、本人的には、あそこから読書世界が開けたという認識があるらしい。

前にサイン会があって、またろうは著者の斉藤洋さんに直接お会いすることができた。

またろうが、「長い本を自力で楽しんで読めたのはルドルフ三部作が初めてで、それから本を読むのが好きになって、今では一日一冊より多く読んでいます」
よしぞうが、「三人が独立するときそれぞれ三部作のうち一冊を持っていくとすると、結局ほかのも欲しくなってそれぞれ買っちゃうって寸法です」
といったら喜んで、三部作にそれぞれうちの子三人の名前を入れてサインしてくださった。

それと、またろうが「『南博士はナンダンネン』の南博士は、ご自分のことですか」と聞いたら、
「そうです。古い本よく知ってるね。僕のファンっていってくれる人でもその本はなかなか知らなかったりするんですよ。傑作だからみんなにもぜひ読んでほしいな。ムラタもモデルがいますよ。」と教えてくれた。

またろうはまたいっそう斉藤洋さんのファンになり、図書館で「ふしぎなもるもくん」を借りてきた。思いっきり子ども向けの本だけどね。でも、母も読みましたがおもしろかったです。小学校でときどき、15分もまともに座ってられなくてふらふら出て行ったりしちゃう子がいるけど、まぁいいんじゃないの、というか、みんなで楽しくなっちゃったというお話。

そういう子(またろう)を、豊かな読書世界に導いてくれた、ルドルフ三部作に感謝(^-^)
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by an-dan-te | 2009-06-20 09:15 | 生活

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