ルドルフとイッパイアッテナ
2009年 06月 20日
なかなか「実」のある読書ライフに到達しないのだが、うちの三人の子どもたちはというと、ある時点で「ルドルフとイッパイアッテナ」三部作にハマり、それから長い本に抵抗がなくなっていくような感じだった。
その前も「おしいれのぼうけん」程度の長さなら読んでいたりするんだけど、なかなか長い本には手を出せないでいたところ、変なネコにひきずられて一気にあの274ページを読んでしまい、それでもちろん続きも気になるから、三部作丸ごと読み…まだ読み足りなくて繰り返し読んじゃう。
つい先日、はなひめがそのフェーズに到達したところで、リビングのソファーの上に三部作を出しっぱなしにして、なんかいつ見てもそこに座り込んでひたすら読んでいた。あーハマったなと思って、数日間は生暖かくそのまま見守り、片付けろとも言わなかったのだが、いつまでもその状態なのでしびれを切らして片付けさせたところ。
もっとも、はなひめは他二人と違ってややこの三部作に遭遇するのが「遅かった」。遅いというのは学年のことではなくて、はなひめはもうある程度長い小説にも手を出していたという意味。「ズッコケ三人組」シリーズとかはだいぶおもしろかったらしい。でも自分で選んで借りてくるのは、だいたいが「女の子向け」の小説で、なんか少女マンガみたいな挿絵の入ったものや、あと、もっと小さい子向けの、魔女とかお姫様とか…
だから、ようやく「ルドルフ」まで来たのね、という感じ。
今、またろうは、学校の帰りには毎日欠かさず市の中央図書館に寄ってくるくらいの本好きになったが、字を読めるようになるのはけっこう遅くて、やっと「コロコロコミック」が自力で楽しめるようになったのが一年秋くらい。ゾロリがまぁ二年生の途中くらいだったか。
それで、ルドルフにハマったのがいつかというのは、はっきり覚えてないんだけど、本人的には、あそこから読書世界が開けたという認識があるらしい。
前にサイン会があって、またろうは著者の斉藤洋さんに直接お会いすることができた。
またろうが、「長い本を自力で楽しんで読めたのはルドルフ三部作が初めてで、それから本を読むのが好きになって、今では一日一冊より多く読んでいます」
よしぞうが、「三人が独立するときそれぞれ三部作のうち一冊を持っていくとすると、結局ほかのも欲しくなってそれぞれ買っちゃうって寸法です」
といったら喜んで、三部作にそれぞれうちの子三人の名前を入れてサインしてくださった。
それと、またろうが「『南博士はナンダンネン』の南博士は、ご自分のことですか」と聞いたら、
「そうです。古い本よく知ってるね。僕のファンっていってくれる人でもその本はなかなか知らなかったりするんですよ。傑作だからみんなにもぜひ読んでほしいな。ムラタもモデルがいますよ。」と教えてくれた。
またろうはまたいっそう斉藤洋さんのファンになり、図書館で「ふしぎなもるもくん」を借りてきた。思いっきり子ども向けの本だけどね。でも、母も読みましたがおもしろかったです。小学校でときどき、15分もまともに座ってられなくてふらふら出て行ったりしちゃう子がいるけど、まぁいいんじゃないの、というか、みんなで楽しくなっちゃったというお話。
そういう子(またろう)を、豊かな読書世界に導いてくれた、ルドルフ三部作に感謝(^-^)
by an-dan-te | 2009-06-20 09:15 | 生活 | Comments(10)
pinkも はまりました。
一方chobiは 「ゾロリ」→武田信玄などの伝記もの→「大どろぼうホッツェンプロッツ」と進み、「マジックツリーハウス」→「ズッコケ3人組」→「バッテリー」と きましたが 「ルドルフ」はだめ、最近は 再び「ゾロリ」と「歴史まんが」 (--〆)
いつか 目覚めてくれる日を信じて、chobiの部屋に ルドルフは起きっぱなしです
ルドルフとイッパイアッテナ!!私も大好きなんです!!
何気に、私が小学4年生くらいの時の夏の課題図書だったんですよね~。
その後、何年か経ってから続編が出ていることを知って読み、大人になってから3作目のブッチーの話(私にとって3作目は、“ブッチーともだちひとりだち”)を読みました。
うちの息子にもあの感動を!と思って、息子が3年生の時に買ってあげたのですが、案の定ドンハマり。ぜんぜん読書好きじゃないうちの息子ですら、3冊一気読みしてました。おまけに何度も読み返してる。
そのとき、私も改めて読み直したのですが、泣いちゃいました。ルドルフがちびルドルフに、「ぼくのなまえはいっぱいあってな。。。」と言っちゃう2作目のあのシーン。あそこは何度読んでも泣けます(;_;)
斉藤洋さんと直接お話しされたなんて、すごくうらやましいです~~。またろう君と違って、息子は、“ルドルフから読書の世界が開けた”・・・って感じはないのですが(^^;)、それでも、「長編を難なく読めた最初の体験」はやっぱりルドルフのような気がします。
ルドルフは私自身が読んだ事なかったので読んでみます。
このところ子どもたちはマンガばかり。中学生はいつの間にか少年ジャンプを買ってくるようになりました。何を読んでいるんだか!
小学校四年生!! お若いですね~(o_o;;
私はもちろん大人になってからです。
斉藤洋さん、たくさん書いてますよね。またろうは、著者名で検索して図書館中の「斉藤洋」ものを読み漁ったらしい(笑)
「ひとりでいらっしゃい」+「うらからいらっしゃい」はまたろうイチオシだそうです。
ルドルフは大人が読んでもおもしろいと思いますよ。
そちらはジャンプですか。うちは長らく(ホントに長らく)コロコロコミックだったのですが、よう~やく、卒業しました。またろう曰く、つまらなくなったのではないけれど、他の(単行本とか)本や漫画のほうがコストパフォーマンスが良いと思うようになったそうです。
そういえばテレビ絵本がありましたね。うちはテレビをちゃんと見るのが苦手(?)で、逃してしまいましたが、わりとよくできてたみたいですね。
またろうも、一時期ひたすら「はやみねかおる」でした(^^;;
本屋にも今度行ってみます。
息子は幼児~中学年は図鑑や江戸川乱歩、コロコロ。図鑑は毎日学校に持参してました。一番は「両性類・爬虫類」。
高学年からは中学受験用に少し塾の国語教材で読んでから重松、はやみね、伊集院、妹尾河童、石田依良、歴史物・動物もの等、濫読・・・受験期に本への逃避阻止バトル、多数回発生。
最近では東野圭吾、三島等。子供が読んでもいいのか?と思うものも、勝手に親の本棚や高校生の従兄弟から借りて読んでます。
忙しくて読み聞かせもそこそこ(私が読みながら入眠)、ほぼ文盲状態で小学校に入学しましたが事なきを得たようです。
しかし最近、本にまつわる問題、学校で発生(ご想像にお任せします)。席替えで前方列を担任様に指定されました。。。。(ため息)
図鑑好き君でしたか(^^) ともかく、それに留まらず広い読書世界を獲得したのは何よりですね。受験にプラスになるとは限らないかもしれないけど(笑)
中学二年のときの授業参観で、一番前の席に座っているまたろうのところまで、母がつかつかと歩いていって本を没収したことがあります(恥)