ちっとも先取りでない公文
2009年 06月 12日
またろうは、高校受験一年前になって公文を始めて、今までぐらぐらだった計算力を強化。一気に得点力を上げましたがこれはかなり「後取り」。
こじろうは、中学受験が済んで公文を開始したので、今ジャスト学年相当。
はなひめだけ、わずかに先取り(D教材-四年生相当)だが停滞中。
私は、四十の手習い公文式で、これはなんといったらいいんでしょう、「超後取り」。
でも、「後取り」というのは、めちゃくちゃ効率がいいんです。理解先行型でコツコツ演習を回避するタイプの子に、毎日決まった枚数のプリントをこなすというわかりやすいパッケージを与え、鉛筆をすらすら動かして一気に足元を固める。
いったん習ったことがあるところを公文プリントでなぞっていくと、いろんな部分が「すとん」と納得できて、生き生き動き出すようになるんですね。と、今感じております。日々。
この公文式「後取り」の効果には疑問を差し挟む余地がまったくないほどです。しかし、またろうがここんとこ、学校で習ったことのないゾーンに突入してきて、「後取り」でなくなってきました。そうすると勢いがなくなってきて、モチベーションもダウン。「後取り」の勢いを見たことのある母としては、わざわざ先取りなんてしなくていいんじゃ?? という疑問も沸いてくるというもの。
そこで、インターエデュの公文式スレで相談してみました。「それで、『先取り』すると何かいいことあるの??」
===インターエデュ 「【大学受験目標】公文式有効利用法の探求」スレ 私の書き込み 2009 6/9
つまり、長男は、高校受験の際に一年ほど「後取り」で公文の計算練習をすることがものすごく効いて、大まかにいって数学の偏差値(市進テストで)が20上がりました。塾なり学校なりの「習う」が先行して、「慣れる」が後から追いかける学習は、非常に効率的だったという実感があります。
受験が済むころにちょうどJ教材に入ったのですが、それの後ろのほうでは習ってないところが出てきて、「6C2」とか「!」とかいったい何これ?? ということになりました。もちろん各記号の「操作方法」は教材にちゃんと書いてあるんですけどね。
本人的には、わけわからん、つまらんという感じで、だらだらモードに入ってしまいました。もちろん、何らかの工夫をするか、あるいは本人がんばるとかして、先へ進めてもいいんですけど、「後取り」に比べたら時間がかかるしもったいないというか(もったいないっていっちゃいました。だって本人がつまんなそうだから)。
夫に「先取りする意味ってなんだろう?」とふってみましたら、「走るのが好きになった子に、マラソンコースを用意してやるってことだよ。それ以上の意味はない」という答えが返ってきました。「またろう(長男)は、わからないまま操作になれるという練習が嫌いな子なんだから、親が『これはこういうふうに使って、こう役立つものなんだよ』って教えてやったら、楽しくもう少し先まで進められるかも」
…ちょっと待て。その「親」ってどっち?? 私はぜんぜんやりたくないけど、やってくれるの?? ってのは置いといて。
私はむしろ、先取りは放棄して、つい先日の定期テストで凡ミス連発していたsin cosのところを演習させてもらったらいいんじゃないの? と思いました。つまり、教材の順序を変えることによって、まだしばらく「後取り」を続けるという考え方です (高専なので、高校とちょっと出てくる順序が違う)。
でも公文の教材表をみたら、三角関数は、はるかMM教材で出てくるようで、そんなとこまで飛ばして支障がないのかどうか、教材を見てないのでなんともいえませんが…
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このスレは、なんだかしらないけどものすごい勢いで流れていて、公文式についてやたら詳しい人たちがあっという間に具体的なアドバイスをつけてくださいます。
・K, L 飛ばして MM教材の三角関数を練習することは可能
・学校の授業が「ちょうどの学習」になっているなら、「先取り」をしなくても困らない
・説明がほしいときはチャート式などを併用しても
・高専卒業後、就職するなら、復習重視でいけばよさそう。大学編入を考えるなら先取りもお奨め。編入試験の過去問は早めに入手して傾向を確認するとよい。
・負担にならない程度先取りして、学校で自信と余裕を持って授業に取り組めたら、いろんな部分がうまくまわることも。
私もたいがい、公文式について言いたいことがたくさんあるほうだと思っていましたが、ここの人たちの足元にも及びません。あと、「先取り」もそりゃ半端じゃなくて、中学生のうちに数学最終教材を終わらせておくかどうかとか、そんなレベルです。ま、うちには一生関係ないけど。
今、公文スレが熱い!!
この勢いで、停滞中のはなひめをどうするかも相談しちゃおかな。
今日の弁当:
ピーマンじゃこ、こんにゃくきんぴら、プチトマト、厚焼き卵、枝豆、れんこんコロッケ
ごはん、たらこふりかけ、いか天ぷら
by an-dan-te | 2009-06-12 07:24 | 高専生活 | Comments(12)
公文が良いって事はよく聞いてましたが、低学年時代の息子には絶対に無理でした、理解先行型は~の部分すごく納得、あと演習さえ身についたらな~と思う日々です。
本人に任せておいたらちっともコツコツやらない、そして親がやらせようとするとバトル(笑)になる「演習」の部分を補うと考えると、シンプルで便利なツールです。でも確かに、小学校低学年のまたろうには使えなかったんですけどね(「紙」のハンドリング能力が低すぎたため)。
数学とかもはるばる大学範囲まであるそうですよ。まだ見てないからよくわかんないけど。
確かに、割り算のところ、ひとつの山場ですよね。「仮の商」をたてるのがどうしても抵抗あるってのもなんかわかる~
頭の良し悪しだけでなく、性格の違いも大きいですよね。はなひめは、もう少しすると特に何か工夫しなくても今の部分は越えそうな気がしますが。
J教材、今私もやっていますが、プリントの作りについては、こんなんでいいのか?? と疑問に思うことがよくあります。私は一度わかってるからこれとこれがこうだ、とかわかるけどね。「超先取り」でこれがやれる子はほんとにすごいなと。
そうですね、見通しとか、強い意思とか。楽々といってもそれなりにたいへんなところを乗り越えるエネルギーあってのことだと思います。
はなひめもまたろうも現状、客観的にはたいした壁のところじゃなくて、私自身が「先取り」にどういう価値があるのかよくわかってないという迷いがあるほうが問題かもしれないですね。
上で紹介したスレは濃すぎて(^^;; 全部読むのはたいへんです。私はまだ80ページ以降くらいしか読んでません。1000レス超えてるし、ひとつひとつがまた長いの。
でもちょっと怖いもの見たさの感もあり・・・ (;^ω^A
パワーがある時に行かないと押しつぶされそう (笑
うちは長男を公文のお試しに行かせた事があるけど、
全然ダメでした。長男との相性悪し (-ω-;)
以来、公文にはどうも苦手意識があるのです・・・
でも長男が中学に入学して、あらためて計算力の大切さを痛感してます。
今小学3年の次男も早くから手を打ったほうがよさそう・・・
とってもお時間があるときにご覧くださいね(^^)
全部読まないうちに相談事を書き込んでもあたたかく対応していただけました。
うちも、低学年で一度挫折してるし(またろう)、あれはかなり相性の良し悪しがありますよね。まぁ要するに、十分演習が積めればよいわけです。公文じゃなくても。
またろうは、おもしろいでしょ(^^)
私とよしぞうの子とは思えないほど(笑)
公文は、教材は全国統一、指導者はいろいろ、そして利用する子どもの側の状況がまちまちなのでなかなか一筋縄ではいかないですね。でも面白いツールだと思います。