はなひめの授業参観   

昨日は、はなひめの土曜参観に行ってきた。

のろのろしていたもんで、一時間目を見逃して(^^;; 二時間目の社会が始まるところに到着した。今回の題材は「地図」。

まず、前回子どもたちが作った地図がたくさん、黒板に貼られた。これは、学校から図書館まで、実際に歩きながらその道を図というか絵にしたもので、途中のポイント「公園」「団地」などを示して道がわかるように描きなさいというインストラクションがあった模様。

色とりどり、丁寧に描かれたものが多く、とても楽しい「地図」だったけれど、ポイントとポイントの位置関係は地図ごとにばらばらというか、実際のものとはかなり違っていて、道は好きなようにぐにゃぐにゃ曲がっている。地図というより心象風景のような。

そして、それに対比して先生が描いた地図を貼り、子どもたちの地図とどう違うかについて意見を出し合った。

・方位が示してある (十字架に矢印がついたようなやつね)
・地図記号が書いてある (学校は「文」みたいなの、とか)
・○○団地が大きい (つまり、大きいものは大きく、小さいものは小さく描いてある)

というようなのが黒板にまとめられたが、そのほか、「先生のは紙が大きいからずるい。だから○○団地が大きく描けたんじゃないの?」とか、あと、もっと本質的なものとして「先生のは地図を見て描いたんじゃないの?」というたいへんもっともな意見があったのだが、授業の進行上の都合により(^^;; 華麗にスルーされた。

ここまでが導入部分で、ここから今回のテーマの「方位記号」。まず、ノートに今回のテーマと、方位記号を書かせる。

まず特別に扱われていてわかりやすい「北」から…この記号でどこが北だと思う?? まぁそう聞かれれば矢印のついた「てっぺん」だろうということで、大半の子が当たり。でも、違うところで堂々と手を挙げる子もいておもしろい。

そしてその逆が南、そして東、西と進み、「これは覚えてね」と、ノートに書かせる。
次に「この教室でどっちが北かを調べよう」に進んだ。まずあてずっぽで予想をさせたところ、かなり意見が分かれていた。ここで方位磁針の使い方の説明がされ、方位磁針が配られた (数が足りないので二人に一つ) 。

みんな盛り上がって調べている。北がわかったところで、当たったとか外れたとか。

そして、方位磁針が回収され、ざわめきが減って、まとめのコーナー。
「わかったこと、気づいたこと」を各自ノートに書かせる。その発表やすり合わせなどはなく、ノートを回収して時間終了。

担任は、去年新卒で来た先生で、たいへん若いけれども、今回の授業の進行は、これまで見た小学校の授業のなかではわりと上手なほうだと思う。予定どおりの内容と時間で滞りなく進んでいるし、言いたいことはわかりやすいし、板書もちゃんと書き取らせてるし、子どもたちの統制もある程度(*)とれている。

予定にない意見をスルーしちゃうところとかは、これから年季を積んでいけばよくなってくるでしょう。

ところで、ちょっと気になったのは、はなひめが、「わかったこと、気づいたこと」のまとめのとき、ほとんど鉛筆を動かしてないように見えたことだが。

聞いてみると、困ったように、「だって先生が、これまで知らなかったことじゃないといけないっていったから」。ちょうど今月来た「チャレンジ」で、方位磁針が付録についてきたところだったので、方位記号の見方も、方位磁針の使い方も知っていたのだという。それで書かなかったの?? (o_o)

「だからって何も書かなかったら、何もわかってくれなかったのかなーって、先生泣いちゃうよ。そういうときは、知ってたことでもいいから、この授業の中で先生が何を伝えたかったのかをまとめて書くんだよ」
「そうなの?? それでいいのかなぁ??」
「いいんです。母が許可します!! 次からはちゃんと書いてよ」

(*) 小学校の授業は、細かい「待ち」が多い。全員が静まるのを待ち、全員が板書を書き終わるのを待ち、先生が席をぜんぶ回って方位磁針を配ったり回収したりするのを待ち、ステップごとに必ず待たされて間延びする。ぼーっとする子あり、手遊びする子あり、おしゃべりする子あり。これを全部子どもが悪いとは言いにくいものがある。大人が参観してても一時間ずっと聞いてるのはかなり疲れる。集中した結果の疲れとは違う、ぐったりする疲れ方である。これは、この先生が下手なのではなくて、いつも思う。私はこれが嫌で小学校キライだったんだよなー昔からせっかちだから。

by an-dan-te | 2009-04-26 09:24 | 小学生活 | Comments(7)

Commented by yoyo at 2009-04-26 11:20 x
そっかー。
アンダンテさんは 待ち時間が嫌で 小学校が嫌いだったんですね。納得。
私は 待っている間、周囲の子に勉強を教えるのが、結構楽しかったな。4年生の時の先生は、終わると次々問題くれて、先に進めてくれておもしろかったし。
小学校 好きでしたよ。
Commented by 無謀 at 2009-04-26 20:14 x
うちの子も「わかったことを書きなさい」は白紙が多くて。
同じく「わかってたから書かなかった」「そんな当たり前のこと書く必要がないと思った」だって(泣)
でもっていつも「自分の意見をまとめる」みたいな項目があると「がんばりましょう」になっていました。

んー、自分の小学校時代の板書の思い出は社会の先生が達筆で
(ほぼ各教科専任の先生)何て書いてあるかわからなくてそのままの形を写したことかしら。あとで調べたら「元」という字。どうやっても私には「え」としか読めなかった!
Commented by 修了 at 2009-04-26 20:18 x
ご無沙汰してます。幸せ一杯のご家族の様子、楽しみに拝読してます。
先輩が、某教科書会社のCEOやってまして、色々聞いてますが
とにかく小学校の先生方、特に若くてやる気のある方は、苦労なさってるようですね。
お上の方針がくるくる変わるんで、対応も大変。そりゃそうですよね。
例の「ユトリ」は叩かれまくりですが、その志しは間違っていなかった。
但、現場で対応できるか?という視点が欠けてたわけで、
上意下達の典型的な失敗例でしょう。
加えて、はなひめ様<(_ _)>のように、先取り学習をしてる子に
授業への興味をどう持続させるか?学習レベルの「格差問題」を
どう解消するのか?先生方のご苦労が偲ばれます。
先取りといっても、公文ぐらいならカワイイですが、中には
低学年なのに日経新聞の読み聞かせをする、なんていう
猿回しにも似たムチャなレシピを強制する、愚者もいますからねww
とにかく、学校は生活の場。お勉強以外のプラスアルファこそ、
これ大事と思います。
Commented by an-dan-te at 2009-04-26 20:31
yoyoさん、
なるほど。そういううまいかわし方というのか、こなし方というのか、そういうのができるということが重要だったかも。もう遅いけど(^^;;

ちなみに、はなひめの場合は、別に苦痛じゃないようですよ。なにしろ自分が一番遅いくらいですからね(-_-;;
Commented by an-dan-te at 2009-04-26 20:39
無謀さん、
「先生が伝えたかったことをまとめなさい」は良いインストラクションでしょう(^^)

小学校で各教科専任の先生が教えるなんてすごいですね。先生だってなんでも得意というわけにいかないから授業はそのほうがやりやすいでしょうけど。でも字が読みにくいという問題はそのまんまですね(^^;;
Commented by an-dan-te at 2009-04-26 20:49
修了さん、
子どもの基礎学力がしっかりしていて、教える側の体勢もばっちりだったら総合学習も生きてくるでしょうね。その前提がちょっと無理っぽいだけで(^^;;

またろうは「丸ごとゆとり世代」ですが、実はまたろうにはけっこう良かったですよ。どうせ座学でどんなすばらしい授業聞いたって右から左に受け流すだけなんで、少しでも手を動かすとか見学させたりしてくれるというのはありがたいことでした。

「チャレンジ」は先取りとは言わないですねふつう…でも五月分の教材が四月の最後あたりに着くので考えてみれば「先取り」ですね。公文はやや先をやっていますが停滞気味です。

うちでは私の子ども時代の反省に立ち、あまり先取りをさせない方針でしたが、またろうもこじろうも先取りさせたくたってできないタイプなので関係なし。はなひめはちょっとタイプが違うので、小学校の授業に身を入れて聴けるようにするには、ちょっと注意して見守る必要があるかもしれません。
Commented at 2009-04-26 21:52 x
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