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統一性と多様性(高入のある中高一貫)   

東京の場合、中高一貫校のほとんどが「高入なし」。つまり全員が中一から入って高三までいっしょということが多いですよね。

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元々、中高一貫校というのは、中高の六年間をまとめて面倒みましょう、というコンセプトなわけですから、これはまぁ自然です。

学年全体で「仲間」という雰囲気になりますし、縦のつながりも濃く醸成され、学習という面からも先取りなどの融通ができますからやりやすいでしょう。

しかし、あえて高校からの入学者を募集しているところもあります。

私は、自分が「小入なし高入なし大学なし」の完全中高一貫校で快適だったため、子どもの志望校選びのときにも、そういう学校から先に考えていました。

けれど結果的に、こじろうは「小入あり高入あり大学あり」のところを第一志望にすることになりました。これは、「形」にこだわって選ぶより、本人と親が感じた学校の「空気」を信じて選んだからということもありますし、あと、考えてみればそうやって混ざっていくのもよい面があるかなと思えたからです。
(参考過去記事: 「小入・中入・高入」)

入ってみて、これはこれでたいへん快適でしたし「新しい風」を取り込んで学年集団も成長していくのに役立っていたと思います。小学校から高校まで通しで行く子なんて12年間ですけど、ちゃんと節目ごとに新鮮味があるというわけです。外から入ってきた人の肩身が狭くならないように、なんとなく「半々」くらいになるように混ぜているのもいいなと思いました。

しかし、こじろうの学校というのは、なにしろ(大学受験)勉強の効率を考えなくていいという大きな特徴を持っていますからね。進学校であれば、高入を受け入れることのデメリット(授業の進めにくさなど)もシビアに考えなくちゃいけなくなります。

ということで、「なぜ、中高一貫校で子どもは伸びるのか」(開成の校長の柳沢氏著)の高入についての言及は興味深く読みました。

そういえば東京では中学受験する子の多くが高入のこない環境で過ごす中で、男子の偏差値トップにいる開成と筑駒は高入ありなんですよね。これはたいへんおもしろい現象ですが…

柳沢氏が言うには、まずそういうニーズがあるので応えたいということ。
開成にたいへん魅力を感じていたけれども、中学のときには、家から遠すぎたとか、海外にいたとか、来られなかった子が、高校からなら入りたいって場合がありますよね。

そして、「多様性を持つことはいいことだ」ということ。
中学受験で入った子と、別の中学を経て高校受験で入ってきた子はカラーが違います。それを混ぜることによって豊かな色調が得られて、「いろんな朱に交わっていろんな赤になって」それぞれの個性を育てて卒業することができます。

ところで、こじろうの学校では、高入の子は全クラスにいきなり混ぜてしまいます。それでもあっという間に馴染んでいくのがふつうですが、これはやはりなんといっても…中から来た子もたいして先取りをしていない(笑)ということが大きいです。開成ではそういうわけにもいきませんので、一年生では別クラス、二年生から混ぜるそうです。別クラスにしている間に、数学などの進度を追いつかせると同時に、行事や校風にも慣らし運転させるわけですね。

柳沢校長は「多様性(ダイバーシティー)」の大切さを説いていますが、多様性といっても、男子で、開成の校風が好きで、めっちゃペーパーテストができる(^^;; ってところは統一が取れている中での話です。

たぶん、ほかの多くの学校で高入をやっていないか、やっていてもやめてしまったのは、中高一貫校として持つ統一性を壊さない範囲での多様性を持った入学者を確保できないからでしょうね。平たくいうと、開成と筑駒以外では、あんまり贅沢な条件で募集できる状況じゃないということです。

私立中高一貫校はいずれも、統一性と多様性の両方を強く意識して運営しているはずです。このバランスがうまく取れているのがよい学校の条件でしょう。もっとも、どのへんが「よいバランス」なのかは好みによって違いそうですけど。

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by an-dan-te | 2015-09-18 13:07 | 中学受験 | Comments(7)

中学受験と高校受験で迷った時は…(アクセスラボ最新記事のお知らせ)   

アクセスラボの記事は、月初めにアップされることになってるんだけど、「一月分」は一月一日に会社か動いてない関係で早め掲載されたそうです。

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というわけで「中学受験と高校受験で迷った時は…」という記事が載ってますが、これがね。

こんな大テーマを1500字で書けとかってどんな無茶ぶり(^^;;

というか私のこのブログ全体が「中学受験と高校受験で迷った時は…」テーマみたいなもんですよね。私自身は公立中と私立中の両方に通った経験があるし、子どもは一人が公立中、二人が私立中で。それについてはすでにいろいろと書いてますから…

(総合インデックスの中でいうと「■高校受験ってどう?」あたり)

発達凸凹ちゃんは高校受験のほうがいいか(例: またろう)、といえば、そうともいえるしそうでないともいえる(例: こじろう)みたいなもんで、そんな簡単にYes/Noチェックとかで結論出るわけがない…

…のではありますが、いちおうできる範囲で基本事項をコンパクトにまとめてみたのでもし迷ってる方がいらしたらご参考までにご覧ください。

ひとつはっきり言えることは、
この子どもならばこう
みたいな決まった一つの答えはないってことです。

現状の子ども自身のありかたはもちろんのこと、
その子ども自身が向かおうとしている方向性、
親の経済状況、
親の子育てポリシー、
自宅から通える範囲にどんな塾があり、
自宅から通える範囲にどんな学校があるのか。
あるいは、引越しまで視野に入るのか。

いろんなことに左右されますからね。

またもうひとつはっきり言えることは、
どちらに行ってもそこで幸せは見つかる
ということです。

あれこれ考慮に入れて、検討に検討を重ねて納得の選択をしようとして努力するのはもちろん価値のあることですが、そうやって選んだあとは、

その場で得られる状況を最大限生かすということが大事です。迷いに迷った選択肢は、たぶんどちらも正解なんです。ただし、どこに行っても不幸になることもできてしまうので、とにかく「不幸上手」(どんな状況の中にも不満の種を見つけ、それをしっかりじっくり大きく育ててしまう人)にならないことですね。親子で惚れた学校(それが複数あってもかまわない)に行くというのは案外、大きくポジティブに効きます。


今さら隠しても、長く読んだ人にはきっと明らかなことだろうと思うので書いちゃいますが、またろうの中学生活は親子共非常に不満が多く、しんどい三年間であったのに対して、こじろうとはなひめの中学生活は快適そのものです。

それは、私立と公立の状況の差というののほかに、こじろうとはなひめの学校は親子で惚れた学校だからというのがけっこう大きいんだと思うんです。つまり、私自身が、こじろうとはなひめの学校に関しては「幸せ上手」で、またろうの学校に関しては「不幸上手」であったということです。というわけで、私と同じような性質の人(?)にとってはかなり必然的に、私立中(中学受験)のほうがお得になりやすいんです。

だから裏を返していえば、私と違う性質の持ち主であれば容易に逆の結論になるだろうってことでもあります。その場合、私のブログ記事をあまり素直に読んで「やっぱり中学受験よね!!」と思ってしまうのはミスリードかもしれないわけで(^^;; ソコはしっかり裏読みしていただきたいと思います。

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by an-dan-te | 2014-12-29 17:57 | 中学受験 | Comments(0)

中学・高校受験向け新連載のお知らせ   

月1回、全12回予定で新連載が始まります。

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中学受験生向け連載もまだ途中ですが…

重なって、「中学受験+高校受験 本人、親、祖父母、学校・塾関係者向け」と、広すぎるターゲット層の無茶ぶり感が半端ない設定で、新連載。アクセスリードさん、ほんとうにそれで行くんですか? と何度も念押ししてのスタート(^^;;

初回のお題は「併願校」だったので
「本命校の合格可能性を高める併願校選びを」
という記事を書きました。

中学受験と高校受験ではずいぶん離れた状況にあるこんなテーマで、両方向けの記事を書くなんて、そんな乱暴なことやろうとしたことはないですが(←たぶん誰もない)、やってみたらけっこうすんなり書けました。

併願校選び…一番だいじなこと…
と思ったら、案外似たようなことかな、と思ったからです。

「合格」をいくつコレクションしたって進学する学校はひとつだけなのですから、
いちばん行きたい学校にしっかり受かればそれでOKなんです。

だから、とにかく本命校に受かるようにする。

併願校は極力それを助けるように配置する。
(かつ、進学先としても納得の安全校を含むようにする。)


そういうことについては、中学受験でも高校受験でも変わりありませんね。
入試の順番とかの傾向がずいぶん違いますけど。

とにかく、併願校選びについては、考えなきゃいけないパラメーターが多すぎますので、大人(親)の知恵がどうしても必要です。プロ(塾の先生)の知識もとても役に立ちます。振り返ると、いずれの受験でも、併願校決めの個人面談あたりが受験生活のクライマックスとして思い出されます。ここでバシッと納得いく組み立てができれば、満足受験につながりやすいでしょう。

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by an-dan-te | 2014-10-05 10:13 | 中学受験 | Comments(4)

発達障害と中学受験   

りんこさんのブログに、「発達障害のお子さんを持つ母より」学校選びのポイントや体験談が数回にわたって掲載されていたので、たいへん感慨深く読みました。

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「発達障害」というひとことでくくることに無理があるくらい、状況は個々人で様々ですから、「この学校ならよい」という一般的な解はないでしょう。上記の体験談では、とにかく親御さんが労をいとわず足を運んで、生の「学校」をよく見て感じて選んでいるところが印象に残ります。私学は学校によってほんとうに色々(カラフル)ですから、合えばハッピー、合わなければ公立に行くよりマズい場合だってあります。ことに子どもが「標準的」でない場合は学校選びがものすごく重要になります。


またろうが小学生のとき、私は中学受験をさせることをまったく視野に入れずに過ごしてしまったのですが、こじろうが中学受験を経て私学に通い始めたあとになってときどき「またろうに中学受験をさせていたらどうだっただろうか?」と思うことがありました。

またろうの通った公立中学校と、こじろうやはなひめが通っている私立では、授業はもちろんですが学校生活の快適さに雲泥の差があり、これは、ハナっから無理だと決め付ける前に、合う学校があるかどうかまじめに探すべきではなかったのだろうか、という気持ちがよぎったものです。

とりわけ、中二病が嵐のように吹き荒れる中、浮いてしまって数々のいじめのターゲットになり、不登校になりかけた時期のことを思うと心が痛みます。中三になると急速におさまって、クラスの結束や行事など、公立中ならではのよい面もたくさん体験することができたのではありますが。

今となっては…「今」というのは、忘れ物での留年という痛い経験のあと、順調に進級を重ね、最終学年として次の進路を考えるところまで来たということです(*)…またろう自身、公立中に行ったおかげで高専という進学先にめぐり合うことができたのだからよかった、といってくれていますし、確かに、高専という場はまたろうに合っていると思いますけど、でも中学校の三年間もそれなりに大きなものです。

中学受験ではなく高校受験を選んだメリットとしては、高専という進学先が広がったことのほかに、本人のいろいろな成長が追いついてきて、学力面でも三年前より相対的にかなりよいポジションに上がってきたこと、生活面でもなんとかやれるようになってきたことがありました。

メリットもデメリットも大きすぎて比較困難です。それに両方のコースをやってみることはできませんので、どちらがよいか実証することはできません。
またろうの場合…公立中・高校受験コースを辿って、どうだったのか、ということを、ひとつの例としてこのブログ(【高校受験】 またろうインデックス)や下記の本から参考にしていただければと思います。

アマゾンから予約できるようになりました:
「発達障害グレーゾーン まったり息子の成長日記」(アンダンテ著、ダイヤモンド社)
* 今回もイラスト担当はまたろう。

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(*) 一般の大学入試と違って、大学編入入試は6~8月が旬です。またろうは国立大学を三校受験します(国立大学がいくつも受けられるというのもおもしろいところです)。ひとつはもう合格が出ているので、来年度、何がしか「学生」になることは決まっています。あ、卒業できればね(^^;;

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by an-dan-te | 2014-07-04 12:42 | 中学受験 | Comments(15)

高校受験の偏差値表はわかりにくい   

中学受験ではお馴染みの、合格可能性80%ラインの偏差値がずらりと載った、偏差値表というもの、あれって、すごくわかりやすいですよね。どのくらい「偏差値」で物事を測るかということは人の価値観によって異なるにしても、目安として便利であることについては誰も異存ないでしょう。

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でも、あんなわかりやすい「偏差値表」というものは、中学受験で終わりです。高校受験にも、大学受験にも、あんな便利なものはありません。一律に比べにくくなってしまうからです。

中学受験では、大多数の私立中学が、算数国語理科社会の四教科、試験当日にペーパーテストをして合計点どん!! で決めるという入試を行っています。もちろん、細かく言えばと、出題傾向に差があったり、難易度に差が合あったりして、合う合わないということはあり、わが子の合格可能性は最終的にもっと慎重に考えなければいけないでしょうけど、一次近似的には、非常に優れた一覧性の高い比較ができます。

ところが、高校入試となるとわけが違います。三教科(英数国)入試あり、五教科入試あり、内申もあってその比率は様々。一律に比べることができないんです。

何を言ってるかというと、昨日、久しぶりにこのブログの記事を更新したら、気になる記事「なんかおかしい偏差値表」を見かけたからなのですが、その記事にコメント欄がなかったし、書きたいことが長くなるからこちらに書いております。あ、私もサピファンじゃないので、特に反論するとかそういう意図ではないのですが、ただちょっと批判のポイントに違和感がありましたので。

それでですね、だから高校受験の偏差値表が「おかしい」のは今に始まったことではなくて、当たり前なんです。特に、内申なし一発勝負の私立と、内申ありの都立を並べると、わけがわからなくなるものなんです。ちなみに、この記事で書かれている偏差値表というのは、サピックス中学部のものと思われます。
2014年度受験予測偏差値

たとえば、またろうは第一志望が高専でしたが、普通高校も受験させておきたいと思い、塾の先生に相談したら、奨められたのが、この表中でいうと偏差値50くらいの私立ひとつ、都立ひとつでした。またろうの学力というのは、基礎穴だらけ、英語壊滅、不注意が服着て歩いてるタイプ、数学だけできるというものですから、中学受験的にいえばぜんぜんたいしたことないレベルですが、高校受験の、いわゆる塾模試偏差値的な位置づけからいうと、こんな感じ。数学テストが難しくて、大きく稼げるという前提があればわりと有利だからです。一方、公立中でのポジションは、定期テストでいって上から1/4、内申でいって1/3というところでしょうか。非常に目立たないあたりです。

先生はそれこそ塾の偏差値表から見て「このへん」ということで学校を奨めてくれたわけですが、実際に受かるかどうかは別です。偏差値より内申が破壊的に低いまたろうは都立だとぜんぜん違う話になっちゃうので、まぁたぶん無理だろうということで、そのときは私立を受けて、合格しています。逆に、中学校できちんとやれてる子だったら、都立のほうが鉄板(内申で稼げるから)、あるいは、そこそこやれてる子だったら、稼げるまでではないにしても、当日試験の前に固まってる部分が多い都立のほうがやや安全ということになると思います。周囲の合格・不合格状況から見ても、相対的な難易度順は、大まかにいって妥当なようでした。

つまり、入試当日のペーパーテストの目安でいうと、そんなに間違いではないと思うんです。相対的な位置関係は、またろうが当時通っていた市進の偏差値表(*)も、ここにあるサピックスも、あんまり変わらないですね。

ただ、「利用上の注意」をいっぱい書かなきゃいけないことになるんです…

それと、くだんの記事でもうひとつの疑問点は、いくらなんでも新宿高校が43、戸山高校が50とか低すぎじゃないか、そんな「上」の集団だというならそんなんで塾商売成り立つもんかね、というところですが。

中学受験のサピックスと違って、高校受験のサピックスははっきりいって弱小です。合格実績を見ても、最難関の国私立に絞ったニッチな戦略を取っていることが見て取れます。日比谷、西あたり以外の都立なんてほんの付けたしポジション、県立千葉は1名、県立湘南は2名ですよ。

要するに教材も、テストも、そういう照準を合わせてやってるってことです。その中で、またろうレベルが偏差値50(真ん中)だとしたら、その上が半分下が半分。まぁそんなもんかなというか、むしろ下に寄りすぎでしょう。私なら、またろうレベルの子をサピに入れたりしません。ただのお客さんになっちゃいます。というか、トップ都立三校以外の都立が志望校だったら、こんな塾に(模試だけでも)関わるのは時間の無駄だということがひしひしと感じられますよね。この表を見ると。

合格可能性60%なのか、80%なのか、サピでもオープンとかいくつかの模試をやってるだろうけどどの模試が基準なのか、書いてないのは不誠実っちゃ不誠実ですけど、ぶっちゃけ、そんな精度は出ないってのがほんとのところではないでしょうか。高校入試がいろいろすぎるし、サピ中学部が抱えている受験生母数もたいしてないわけですから。

長くなっちゃいましたが、そんなふうに長々と留保の必要な高校受験偏差値表というものを、HPに説明抜きで公表しているサピックスさんの意図は何かって、そんなことは私にはわかりませんけど、別にありがたがってサピックスに入塾しようという人が増える効果とか、難関私立高校や、中学受験の方に誘導する効果とか、ないと思いますね。っていうか、高校受験偏差値表を見るころには、中学受験年齢過ぎちゃってるしね。

むしろ、学力的には都立がかなりお買い得…真面目に内申を稼げる子なら、学力イマイチでも、天井知らずの実力を持つ学友に囲まれて(偏差値表の学力目安はあくまで下限であって、天井知らずなのがトップ都立です)部活に文化祭に楽しく過ごすっていいじゃない?? とか思う役には立ちそう。でもそうするとサピックスさんの意図には反しているかもね…

まじめにいうと、サピックス中学部の真のターゲットを取り込み、それ以外は跳ね返す効果があるから掲げているんじゃないかな、というのが私の想像です。

(*)ただし、市進は表を出すとき、国私立と都立は別表にして、混ざらないようにしてたみたいです。

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連載: 日経DUAL 「共働きファミリーの中学受験」
*第一回 共働きのメリットもある
*第二回 学童保育の次の居場所
*第三回 通塾開始時期、4年生と5年生の違い
*第四回 5年生「わやくちゃ」な中学受験にしないために
*第五回 「塾弁」よりも大切なこと 共働きの塾選び
*第六回 共働き中学受験 「塾弁」生活を乗り切るコツ
*第七回 中学入試本番シーズン 親の休みはどれだけ必要?
*第八回 共働き率の高い学校、低い学校はここが違う
*第九回 勉強を見てやる時間がない親が今日からやること
*第10回 受験勉強の「やる気」は勉強から生まれる
*第11回 中学受験、夫婦の役割分担はどうすればいいか
*第12回 子どもが宿題の答えを丸写し 親の対処法
*第13回 共働き中学受験 個別指導塾は使えるか
*第14回 子どもの勉強 親子のほどよい距離感は?
*第15回 「中二病」の季節迎える子どもに親ができること
*第16回 中学受験のコストパフォーマンス(コスト編)
* ブックマークするならココ→日経DUAL「受験」カテゴリー記事一覧

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by an-dan-te | 2014-03-25 13:09 | 高校受験 | Comments(4)

■高校受験ってどう?   

いろんな事情から、中学受験にするか高校受験をするか…と迷うこともあると思います。

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まずざっくりとした比較
中学受験・高校受験・大学受験
中学受験と高校受験比較(勉強編)
中受と高受、どっちがお得?

どういう子が中学受験に向かないのか、あるいは、高校受験に向いているのか…
片付けのできない子は中学受験に向かない?
うっかりする子は中受に向かないの??
結局のところ、片づけができて、注意深いのであれば、それは中学受験でもやりやすいでしょうし、また、公立中に行っても、内申をきちんと取り、難関の公立高校に合格しやすいでしょう。まぁ、どこまでいってもうちの子はうちの子なんで、やれるようにやるしかないし、それでもって中学受験でも高校受験にも「それなり」にはできるとしかいいようがないです。
高校受験向きの子

都立高校などに行く場合は避けて通れない「内申」の話。インターエデュなどでは不公平な評価についての書き込みがどっと入ることがありますが…
内申という評価
またろうの中学校生活を通しての実感では、えこひいき的な評価を感じたことはありませんでした。わりと明朗会計の先生が多かったです。その「評価関数」そのものに疑問がある場合はありますが。
内申という評価が測るもの
内申の学校間格差
小さくいえばわりと公平…しかし、先生が違えば、あるいは学校が違えばまったく別の評価になるわけで、大きくいえば相当不公平です。ま、そういうものなんです。

それでも、学力重点校となっている都立高校は、内申の比重が低めで、内申なしの枠も設けるなど、特別学力が高い子であれば、学校運・先生運が多少悪かろうとも、やや内申を取りにくい「体質」であろうとも、きちんと受かるような配慮がなされており、大学合格実績も一時よりずっと持ち直しています。
トップ都立の「国立四校」「A率」
トップ都立は、どのへんの私立に相当するの?

たとえばこじろうが、公立中に進学したとして、これらトップ都立に合格できたのかどうかはまったくわかりません。ただ個人的には、仮にこじろうが高校受験でトップ都立高校に合格し、さらにこじろうの行く予定の大学またはさらに難関の国立大などに行けたとしても、だったらそっちでもよかったとは思わないので、あまり比べてもしょうがないんですけどね。

中学受験したけれど、諸事情で公立中へ行って高校受験する場合…
中受した子が公立中へ行った場合の成績
勉強はけっこういけることが多いと思います。ただ、そんなちょくちょく受験してるとほかのことがしにくいですけど。

中受より高受、と思う理由が経済面であれば、公立中高一貫校という考え方もあります。ただし、私立進学で得られるメリットのうち相当な部分が失われるので代わりにはならないというか、やはり別物という気がします。
公立中高一貫校という選択

公立小学校について
小学校の教室、今昔
公立小学校、空気の教育

公立中コースに行くならば…
中学受験をしないならどんな勉強がお勧め?
またろうの「バカ日本地図」
勉強の土台となる分は身につけられるように、親が目配りする必要があります。

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by an-dan-te | 2013-11-16 22:12 | 高校受験 | Comments(6)

中学受験・高校受験・大学受験   

中学受験・高校受験・大学受験は、いずれも大きくいえば「学力試験」なのですが、似ているところと違うところがあります。

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今回、中学受験をしたのではないのに、私の本をブログで紹介してくださった方がいました。
くるみさんのお子さんは、高校受験をして第一志望に合格され、現在高校一年生です。

---- くるみさんのブログより:
高校受験生でも、初めて大手塾に通う場合、学校とかけ離れた内容の勉強をする場合
(私立難関校受験)は、参考になる部分がたくさんあります。

中学生は親主導でやれないので(反抗期)、その点だけは違うのですが、勉強方法は一緒です。
塾の偏差値を上げて行くには、こういう勉強をすればいいんだと言うことがわかります。
----

中学受験と高校受験で一番違うところは、高校受験で、都立などを軸に考える場合は、学力一本でないというところです。それが、私立中心に考えるとなると、突然中学受験と似た状況になります。

そしてういろうさんのお子さんは、大学受験で第一志望に合格され、現在大学一年生です。

---- ういろうさんのブログより:
彼女の勉強や受験というものに対しての勘どころが、大学受験にもすっごく参考になりました。
中学大学問わず、受験の戦い方ってあるんだなぁと思いました。
----

要するに、中学受験・高校受験・大学受験と、どのフェーズであっても、メインが学力試験である以上、
「賽の河原」にならない学習の仕方…「積んだ」ものがちゃんと残っていくようなコツコツ。
というのが柱になることは間違いありません。

そこは共通ですね。

違うところはというと、子どもの成長とともに、親が手を出せる(出すべき)範囲が小さくなってくること、
それと、求められる丁寧さ、緻密さの違い。

後になればなるほど、「自分の得意」で勝負して、ほかの部分のボコ穴やうっかりを埋めるような戦い方が可能になりますが、中学受験では、「穴」や「うっかり」がパフォーマンスを直撃します。

くるみさんのお子さんは、得意の数学、
ういろうさんのお子さんは、得意の英語
を生かして、「ぐーんと後伸び」の事例になっていました。

私も、英語が得意だったので「ちょっと後伸び」仲間に入れていただくとして(^^;;

中学受験時のポジションと、大学受験時のポジションに高い相関があるから、難関中高一貫私立というものが成り立っているわけですが、持ち「ポジション」を大きく塗り替える鍵は得意科目。特に、大学受験で存在感の大きい英数です。

中学受験では、得意科目があるに越したことはありませんが、それよりはずっと、苦手がそんなに凹んでないことのほうが大きいです。それがつらいところでもありますが…いいところでもあります。逃げる余地なく、広く磨いておき、その後の人生に備えるのも悪くないものです。

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by an-dan-te | 2013-07-14 09:43 | 中学受験 | Comments(10)

中学受験に向かう理由、人それぞれ。   

先日、ピアノのオフ会に行ったとき、ある人から、娘さん(小三)が中学受験塾に行きたいと言い出したという話を聞いた。

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小三の今頃というと、首都圏中学受験業界的にはジャスト標準の始めごろであって、親の側が中学受験を切り出す場合ならちょうど今なのかなと思うけれど、その人の場合、お子さんのほうからの提案らしかったので、「何かきっかけとかあったの?」と聞いてみた。

すると「特に何もないんだけど、塾でやる勉強に興味があるみたい」だそうで、なんと彼女のだんな様もその昔、勉強したいといって中学受験塾に通い、ずいぶん熱心に勉強して成績も優秀で、でも受験はせず公立中に進学したんだって。だから「娘も父親に似たのかも」「通っているうちに、行きたい学校とか出てきたらほんとに受験をする可能性もある」とのこと。

ちょっとびっくりしたけど、考えてみれば、中学受験のメリットとして「この時期に、まとめて勉強しておくこと」というのがあるわけだから、どきどきハラハラ(心労)とか、受験料・私立中授業料などの余分なお金とか、そういうデメリットなしに「そこだけ取る」ってのもリーズナブルなのかも!?

まぁ自分のことを思い返しても、塾通いはほんとに楽しかった。学校と違って、勉強がおもしろかったから(学校のクラスとは別の、フレッシュな友人関係が快適だったというのもある)。私の場合はそれで結局、受験をして全落ちするという、デメリットを十分ひっかぶっての公立中進学だったのでダメージを引きずったけど、その部分さえなければね。

はなひめは、勉強をしたいという動機で中学受験を始めたわけではない。親のほうも、はなひめが中学受験と高校受験、どちらのほうがうまくやれそうなタイプか? と考えたとき、またろうやこじろうのときほど明快な答えが出なくてどっちつかずだったから(^^;; 本人に「またろうとこじろうの受験をよく観察して、どちらにしたいか考えなさい」といったのだった。

そのとき、はなひめが「中学受験がいい」と選んだのは、多分に「またろうの高校受験がめちゃくちゃ大変そうだった」という超個別的な事情に影響されたからのような気がするので、「これはフェアなチョイスだったのだろうか?」と気になったりもしたんだけど。

およそ、中学受験を選択する理由として
(1) 高校受験より、中学受験しておくほうが、進学に有利だと思ったから
(2) 中学受験というまとまりで勉強しておくのがよいと思ったから
(3) 私立中(あるいは中高)の環境がよいから
というのがあるとしたら、

はなひめに関しては、(1)は自信がなく、(2)と(3)がある程度ずつ、という感じでスタートした受験だった。

それが、こじろうが実際に私立中に通った三年間を公立中の生活と比べるにつけ…
あるいは、中学以降の学習の道筋というものを実感するにつけ…
そして、学校めぐりをして、ここと思って惚れ込む学校を見つけるに至り…

(2)と(3)が巨大に感じられるようになってきて、途中からはまったく迷わなくなった。(1)は、今でもわりとビミョー(^^;;

(1)も(3)もなくて、いきなり(2)という発想で来る人は少ないと思うけど。ほんと、人それぞれですねぇ。

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by an-dan-te | 2013-01-07 13:42 | 中学受験 | Comments(7)

片付けのできない子は中学受験に向かない?   

先日、「国語苦手男子の霧が晴れるとき」の中で、高濱正伸氏(はなまる学習会)が言ってた、中学受験向きの子かどうかを見極めるポイントというのを引き合いに出しました。

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それは、「他者性」が育っているかどうか。精神的な発達が早いタイプのほうが、中学受験に向いてるってわけで、まぁそれには特に異議なしですけど、じゃあこの、小学生のうちに他者性が育ってる「できるくん」をうちの子にしましょうかしら、ってわけにもいきませんので、うちにいるのはあるがままの我が子なんですよね。

で、その子にはその子なりの中学受験ってのもあるんじゃないかと思う(そして、そうした)わけですけど。

「他者性」のほかに、高橋氏が言ったポイントで、「片付けができる子」というのがありました。机の周りとかを自分で整理整頓できて、学校へ行く支度、塾へ行く支度、何事もソツなく揃えられて、という資質が小学生のうちから…三年四年にはまだでも、五年六年となったときに整っているかどうか。

これができる子であれば、親がやたら干渉しなくても中学受験できる。自学自習とまではいわないけれど、たとえば塾の助けはばっちり借りるとして、それで充分というような。

これについてはもう、そういう子の中学受験なら、適時の受験生活というか、問題なく行けるだろうけれども、そもそもそういう子だったら、公立中に行ってもそれなりに勉強して提出物も出して内申もとるだろうから、逆にいえば高校受験でも問題ない子なのでは。

なんとなく、個人的な感触からいえば、片づけができる子かどうかって、中学受験のほうに(高校受験より)向いてるかどうかに関係がないような気がするんだけれども。

と、思っていたところ、こんなんありました:
「人気講師が教える理系脳のつくり方」(村上綾一、文春新書)

この中の、「子どもの持ち味を消さないように」の項で、(1)コツコツ努力するのをいやがる子 (2)面倒くさがりな子 (3)身の回りが雑然としている子 (4)ノートの取り方が雑然としている子 について、それに対していわゆる「しつけ」として親がガミガミいわないほうがいい、これらはいずれも理系に優れた素質の発露である場合があるから、というような話が出てきます。

この(1)~(4)まで、といえばもう。よしぞうとまたろうですね、特によしぞう。よしぞうはこの(1)~(4)にくまなく当てはまり、それでがっつり理系で、中学受験向き。

(3)については「「身の回りが片付いている子は、頭の中も整理されているから勉強ができる。雑然としている子は勉強ができない」と親は思っていますが、実際には逆のことも多いのです。(略)「服をしまいなさい」と子どもに言ったとき、「明日の朝着替えるとき、そばに置いておくほうが楽だから」と出しっぱなしにしても認めてあげてください。それは子どもなりに合理性を考えた工夫で、理系センスを養うことに繋がっていくはずです。」と書かれています。

いや、生活のうえで、しつけとして服をしまわせることをやめる必要はないと思う。それはそれ、これはこれというか、快適生活を追究しつつ、子どもの素質を伸ばす、生活の工夫(すりあわせ)が大人の知恵ってもんじゃないのか? とも思うんですがまぁそれはそれとして、片付けられない子で算数がやたらできる子がいるのは事実です。

別に、高橋氏のいうこと、村上氏のいうこと、どっちがより正しいとかそんなことを言いたいのではなくて。結局のところ、いろんなタイプの子がいて、このタイプでなければ中学受験できないとかそんなことはない。本人のタイプ、親の価値観、経済力、地域性、いろいろ含めて総合的に、中学受験しやすい/しやすくないというのがあって、連続的につながっているものだと思うんですよ。

それで、中学受験のほうにしよう、ってなった場合には、その子に合ったやり方で中学受験すればいいし。片付けできる子にはできる子の、できない子にはできない子の、それぞれちゃんと幸せになれる中学受験。

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by an-dan-te | 2012-11-29 13:24 | 中学受験 | Comments(8)

内申の学校間格差   

絶対評価というもの…この、「絶対」という言葉の意味を考えると、だんだんわけがわからなくなってしまいます。

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「相対」評価というのは、言葉のとおりで、クラスの何%は5で…と分布が決まっているものです。相対的な位置を表しているものです。これが公平かどうかというと、仮にみんなががんばったとしても5の数は決まっているから、全体に成績がよくなるということはないので、ちょっとそれは不完全燃焼かも。というか、実際はそんなキレイに「みんなががんばる」ということもないわけだけど(^^;; 学校ごとにレベルが違うって問題は当然あるでしょうね。

ということで、東京都の公立中で、「相対」評価から「絶対」評価に変わった、というのがいつの時期だかにあったのですね。

こじろうの学校でも「相対」評価ではなくて「絶対」評価が行われていますが、この絶対評価をよその学校と比べる機会は別になく、学校内で完結していることですから、各教科で一貫した評価が行われていれば済む話です。

しかし、公立中の評価の場合は、それがそのまま点数化されて、都立高なりなんなりの合格判定として使われてしまいますから、ある学校では簡単に5がつき、ある学校ではつかないとなると、かなり重大な影響の出る不公平になってしまいます。それで実際、どのくらいの格差があるかということですが…

公式資料で、都内公立中で中三の評点分布がどうだったかの細かい一覧表があります。
都内公立中学校第3学年(平成23年12月31日現在)の評定状況の調査結果について」の別添のところです。

これを見ると、学校ごとに、「5」の割合や「1」の割合が大きく違っていることがわかります。1学年の人数が40人未満のところは除いてあるとありますので、だいたいそのまま見てよいでしょう。たとえば、国語の「5」は、学校によって、0%から3割強まで広く分布しています。社会の場合、「5」は十数%のところが多いようですが、なんと6割を超すところもあります。半分以上が「5」です。すごいですね。

ちなみに、このような差があることについてこの調査ではこのように述べています:
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今回の調査では、特異な評定状況を示す教科のある中学校が延べ11校あったが、区市教育委員会等からは、管下の全ての中学校において、学習指導要領の目標や内容に基づいて評価計画、評価規準等を作成し、十分な評価資料を基に各教科の観点別学習状況の評価及び観点別学習状況の評価を総括した上で評定を行っているという報告を受けている。
このことから、本年度の入学者選抜においても、成績一覧表及び調査書に記載されている目標に準拠した評価は、全体として概ね適正に実施され、客観性・信頼性は確保されていると判断できる。
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つまり、何のことをいっているかというと、評価項目がしっかり決まっていて、その内容が学習指導要領から逸脱しているとはいえない(たとえば、英語の評価項目の中に、「50m走のタイム」とかあったら変でしょ?)。そしてその項目に基づいて評価をする資料(根拠といってもいい)があって、それを妥当に総括して評点をつけているのであれば…

「このことから」、客観性・信頼性は確保されている、という結論になる、という意味です。

その評価結果が「甘い」から「辛い」までこれだけ離れていても、です。

前にも書きましたが、やはり自分の子どもを託す学校として、「納得できる基準で入試をしている」というポイントは大きいと思うんです。だから、私はやっぱり公立中-都立高のコースは選びたくないかなと…この点からも思ってしまったわけです。

だって、評価関数が「こういうもの」である以上、それに沿って「がんばれ」っていうのは…言わなくちゃしょうがないけど、つらいんですもの(というか、つらかったんです)。

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by an-dan-te | 2012-10-12 08:08 | 中学受験 | Comments(23)