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中学受験のスケジュール(アクセスラボ最新記事のお知らせ)   

入学式/始業式シーズンですね♪ それぞれの新しい学年の始まり、わくわくもありどきどきもあり。

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四月になりましたのでアクセスラボ最新記事のお知らせ
「中学受験のスケジュール」
です。

これはいつもの記事とちょっと違う感じになりました。なにしろ、これから中学受験を始める人、始めたばかりの人向けに「マップ」的なものを書いてほしいというリクエストだったので、

まぁここ読んでる方の大半にはもう用のない記事かと思いますが(^^;;

中学受験といっても、その進行は人それぞれですが、大雑把にいって大手塾の「ふつう」の進行を念頭に置きますと、やはりメインは五年生の「盛りだくさん学習内容」を地道に身に着けていくところじゃないかと思うんです。

すごい分量ですよね。それをカリキュラムとして組んで週割で消化していくと、あら不思議、ほんとにどうにかなっちゃうんだという、

そうやってきちんと学習サイクルが噛み合って回るように、

(なるべく)あらかじめ準備しておく四年生。

そして、応用と仕上げの六年生。

中学受験の「果実」は、なんといっても、この、勉強を積み重ねることそのものにあるわけですから。
学習できる内容も、
学習をする方法も、
その後の人生を支える大きな財産になります。

「偏差値」を気にするなということではないんですが、
むしろ大いに目安として役立てたらいいと思うんですが、
三年間ベタに振り回されていたら疲れます。

模試で出る偏差値というものは、
「きちんと学習サイクルが噛み合って回るように」がうまくいっているかどうかモニタリングするのに役立つひとつの値でもありますし、

そして本人のポテンシャル+学習の積み重ねの結果として、どのへんの学校なら無理なく狙えるかを判断するのに役立つ値でもあります。

というわけで五年生最後らへんの偏差値には注目!!

六年生の前半では応用・実践という感じなのでさらに偏差値の伸びがあれば尚可(というか超難関を受けるならぜひほしいところ)
ここでぐっと伸びる子は、「応用力のある子」というのが一般的な考え方だと思うけど、とどのつまりは基本を大事に積んできた子(どの分野も身に着いている)ですね。

六年生の半ばくらいには志望校も固まってきてあとは対策(過去問)の季節へGo

まぁ大雑把にはそんな感じでしょうか。
とても語り切れないよね1500字じゃ(笑)

けど詳しく書いたら「マップ」にならないからね。
詳細は各記事をご覧ください。→このブログのインデックス

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by an-dan-te | 2016-04-07 22:36 | 中学受験 | Comments(0)

数字じゃない褒め方   

何事も、一回目より二回目のほうが勝手もわかっていてうまくできるということはあるものだけど、
私の場合、こじろうの受験のときとはなひめの受験のときで決定的に違う条件がひとつあった。

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それは、こじろうのときはまたろうの高校受験とダブルだったということ…(-_-;;

またろうの高校受験のたいへんさは筆舌に尽くしがたいorz

手をかけるとしたらまずはまたろうのほうであって(提出物とか英語とか)
こじろうにはその余力でなんとかしたりしなかったり(^^;;
日能研は長時間預かっててくれてたいへんありがたいというか

まぁそんなところがあった。

はなひめになってからのほうが、断然中身を見る余裕があったんで、たとえば社会科について
こじろうのときはメモチェ覚えるのに、私が解答冊子を持ってて、こじろうが口で答えをいうのを
「ウ!!」「ブブー」
「じゃ、イ!!」「ピンポン!!」
てなもんで(だから私は日本史をまったく理解しないまま終わった)、はなひめのときには
いっしょにテキストの音読をしたり、
暗記も「よりぬきまとめノート」を作ったり、
ずいぶん中身に関わったんですよね(だからようやく私も日本史がおもしろいと思った)。

そうするとどうなるかというと、
成績(数字)を褒めなくても、
褒めるところがいっぱいあるんですよ。

たとえば、
「今回、範囲の漢字を丁寧にやってったらちゃんと取れたね」とか
「基本問題を二回転していったら最後まで間に合って解けたね」のような、「努力」→「成果」をほめてもいいし、

「この途中式を書くようにしたら間違えなくなったね」のように、お奨め事項を守っていることをほめてもいいし、

「○○って、△△と似てるね」
「この説明ならよくわかってすっきりしたね」
「へーー、~なんだ」
知って/わかっておもしろかった、というポイントに共感してもいい。

厳密にいえば、「共感」は褒めるのと違うかもしれないけれど、
案外、うれしさ楽しさでは一番かもしれない。

「受験うつ」に「間違った褒め方」という話があったけれど、
頭の良さを褒めるのはその後の「努力しない」アピにつながったり、
成績(数字)を褒めるのはその後のちょっとした挫折がモチベをへし折ってしまったりと
マイナスになる褒め方というのは存在する。

けれど「知って/わかっておもしろかった、というポイントに共感」するのなら、親の本音である限りにおいてはいくら続けても間違ったプライドを増長させることはないし、
結局のところ、勉強のおもしろみってそういうところ(共感)からふくらんでいくと思うんです。

中学以降は是非、親がそんな中身に立ち入ることはなくっても、
おもしろさのツボを共有できる仲間がたくさんいる場で(そのために中学受験するわけだから)
どんどん成長していってほしい。

でも小学生の間は、親がそういう手助けをしてもいいかなと思います。

そんなことを突然思ったのは、はなひめ中学三年生と、こじろう中学三年生を比べた場合に、
何か課題を調べたりまとめたりしているときの態度…深掘りを楽しんだり、それを文章にまとめたりするときの…が多少違うような気がして、

そういやこじろうのときにはかなり手抜きしたわ

と思い至ったんです。やや。もちろん素質の違いというのもあると思うが。

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by an-dan-te | 2016-03-22 22:59 | 中学受験 | Comments(0)

母ちゃんのためならエーンヤコラ   

モチベーションに関する実験で、「受験うつ」の本に紹介されていたたいへん興味深いものがあります。

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実験課題は、小学生たちにやや難解なパズルに挑戦してもらうというもので、どのパズルに取り組むかは
(1) 実験者が指定する
(2) 自分で選ぶ
(3) 母親が選ぶ
という三つの場合を設定します。

これはコロンビア大学で行われたもので、実験対象はみんなサンフランシスコの小学生。ただしヨーロッパ系の親子と、まだアメリカ文化に染まってない日本または中国からの移民親子で比較したのがおもしろいところです。

どちらの子も、(1)のように他人に勝手に決められた場合は最もモチベーション低く、すぐ投げ出してしまう傾向にありました。これはなんとなくわかりますね。

ところが、ヨーロッパ系の子は(3)だとほとんど(1)と変わらず、(2)で最もがんばるのに対して、
日本・中国系の子は(1)より(2)がよいけれど、それよりさらにモチベ高いのが(3)だったのです。

ここでは遺伝子の違い(?)なのか文化の違いなのかが区別されていませんが、ともかく、日本・中国系の子どもたちにとっては母親の存在というのがモチベーションに深く関わってくるということがあるようです。自分で選ぶより母親に決められたほうが粘り強く取り組むって…私もびっくりしたくらいですから、アメリカ人の研究者はもっとびっくりしたでしょうね。


このことを経験上に引きうつして考えますと、まぁそんなに素直な子どもばかりじゃありませんので、というか少なくともうちの子たちはそこまで素直じゃありませんので、勉強しなさい…ハイ、この学校を受けなさい…ハイ、というわけじゃないんですけど、親の影響というものはやはり大きいと思います。

それはつまり、「~しなさい」という形でなくても、「中学受験のほうが合っていると思う」とか、「この学校は雰囲気ぴったり」とか、親が自分自身の感触として持っている意見を子どもがじわじわと取り込むという形で効いているような感じです。

この力は、当然ですが、いい面と悪い面があります。子どもの幸せを考えないで悪意を持って捻じ曲げる親もいないでしょうけど、子どもの在り様とか価値観とか幸せとかを大きく誤解して、何々があなたのためなのよ、ということを信じていたら、子どもはそれに影響されて進行方向を選びつつも、なんだか居心地悪い道を進むことになります。

あるいは、親が子どもの在り様の捉え方や、価値観にひどく迷っていて、これはどうだろう?? いややはりこれは?? というふうにいつも揺れているという状況では、子どももそれに影響を受けて振り回されがちということになります。

理想をいえば、子ども本人をよくよく観察していて、親としてのポリシーもしっかり持ち、子ども自身の意思や意向を汲みつつ将来展望を含めた本人視点(あたかも成人した本人が考えたらそうなるというような)を補うということでしょうか。

そのためには子どもと密に関わる必要もあり、その一方で、子どもに寄りかからないで済むように親自身がしっかりしていることも必要です。このさじ加減の難しさが結局、子育ての難しさということなのかなと思います。変なところに落ち込みそうになったときは、話が戻りますが「「やる気」の源」に書いた「「遂行目標」より「熟達目標」」という考え方がヒントになると思います。

要するに、親パワーは「あの学校に行け」という「遂行目標」の提示に使うのではなく、
適切な「熟達目標」を提示して日々の学習がうまく積み重ねられるように発揮すればいいのです。
そうすると、道を踏み外しにくく、結果として志望校合格も果たしやすくなるでしょう。

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by an-dan-te | 2016-03-13 22:54 | 中学受験 | Comments(2)

「やる気」の源   

大人から見ると、だってあの学校にどうしても行きたいっていってるのは本人なんだから、そしたら日々あれをやってこれをやらなきゃいけないって当然わかるはずなのに…

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なんでやらないのーーー!!(怒)

って歯がゆくなることが多いと思うんですよ。

この話は何度か書いているんで繰り返しになりますが、まぁ大人がそうやって大目標からブレークダウンしていって、日々の課題に落とし込んだものをモチベーション高く実施していけるというのは(あ、大人でもできないときってあるけど)、これまでそういう道筋で成功した体験があるから、あるいは道筋についてある程度の見通しが持てているからですね。

子どもはその点、まだまだなので、だいたい、中学受験が初めての、ずーーっと積み重ねていったら遠くまでいけた、大目標に到達したという体験になるということが多いんじゃないでしょうか。

というわけで、熱望校の合格(大目標)と日々の課題のやる気なんてものは接続してない子のほうがふつうで、別に息子がやるやる詐欺したからって、親をたばかろうとしてるわけでもなんでもなくて、ただそのくらい幼いってことだと思います。

じゃあそういう、大目標についてはまるっと納得してるのに、そのための日々の課題の必然性にはぜんぜんつながってこないって子にどうしたらいいのか。

私はこのことについて「勉強のやる気は勉強から生まれる」というふうにいっていて、慣れないことだととかくハードルが高くなりがちだけど、まずはとにかく学習してみて、慣れればハードルは下がるし、何かイイコトもある…たとえば、やりきれたという自信や、覚えた分の漢字でちゃんと点が取れたとか、わからなかったことがわかってすっきり納得気持ちいいとか、「やってよかった」という実感を得る機会を積み重ねていく。やっているうちに、学習の仕方もうまくなり、効果も出やすくなるわけで、そうやって「やる気」は醸成されていくのだと説明していました。

「とにかく学習してみて」のところは、学習しやすい時間枠、環境をお膳立てするくらいのことは親が関わってでも、とにかく少しずつでもいいから丁寧な取り組みを「積んで」いく。

こうして見てみると、「自己効力感トレーニング」にも似ています。趣旨としては共通するところがあると思います。

「受験うつ」の本の中では、「遂行目標」より「熟達目標」、という表現がされていました。

「遂行目標」というのは、○○中合格!! とか、あるいは次の模試で偏差値いくつ以上!! とかね。
そういう目標を掲げて、実現のために頑張るというのも、非常に真っ当なことに聞こえますが、これって頑張ったからって実現できるとは限らないでしょう。つまり、自分でコントロールできない目標。

「熟達目標」のほうは、熟語を50個覚えるとか、やればできる(コントロール可能)目標のことです。これなら努力が無駄になることはなく、頑張れば目標達成できるわけです。

「熟達目標」が適切に設定されるかどうかで、大きな(往々にして決定的な)違いが生じます。自力で設定できる子は稀ですから、これは親の力で助ける(コーチングする)価値があることだと思います。

適切な「熟達目標」を設定して、日々の学習を積み重ねていく。この場合の「報酬」は「覚えられた」「わかった」「実行できた」というふうにこまめに受け取ることができます。だから、続けていきやすいのです。

「熟達目標」を積み重ねていったら、結果として究極の「遂行目標」である本命校合格に到達した、というのがひとつの理想形ですね。実際、「熟達目標」をうまく積み重ねていけるときというのは、学習効率としてもとても良いですから、元々無理難題の「遂行目標」なのでなければ届くはずです。

ということで、「遂行目標」「熟達目標」の話はとても納得しやすい内容なのですが、この本を読んで一番驚いたのは、モチベーション関連のもうひとつ別の話でした。(つづく)

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by an-dan-te | 2016-02-24 22:55 | 中学受験 | Comments(7)

間違った褒め方!?   

というわけで、「心が折れない」勉強法などについては、私が生活実感として持っているものと「まるっと」一致していた「受験うつ どう克服し、合格をつかむか」(吉田たかよし)の本なんですけど…

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「間違った褒め方」についての記述のところでは、おぉぉっ!? と思いました。

私、この本で「間違ってる」とされた褒め方をめっちゃしてたなと思って(^^;;

いつでもけなすってのはそりゃまずそうですよね。「なんでこんな問題ができないの!!」「だいたいあんたは…(グチグチ)」とか。まぁなかなか褒めるところがない生活態度だったりすると褒めるのも苦しいですが、なんにせよ8割褒めるくらいで行けとはよく言われることです。

でも褒め方が問題だという実験が紹介されていまして…

要するに、「テストの結果がよかった」と褒めるときに
結果についてのみ言う
「きみは頭がよい」と褒める
「よく頑張ったね」と褒める

を比べてみると、
・頭を褒められた子は次に簡単な問題を選ぶ(難しい問題を選んで解けないとイヤ)
・努力を褒めれた子は次に難しい問題にチャレンジしようとする
というのです。

褒められるとそれが快感でまた次も、と思うのは人間の性質上当然ですが、
頭を褒められると、もっと褒められるには努力しないですいすいできちゃうのがイイ、みたいなことに。

この著者がこれまでに治療してきた数多くの受験うつの子によくあるのが、「才能がある」「天才だ」のように幼いころから褒められたケースだというのです。褒め伸ばしのつもりだったかもしれませんが、いつか「現実」をつきつけられたときに、そのギャップはコントロール不可能なギャップになるというわけです。

…それをふまえて我が家を振り返ってみるとですね…

褒めたくなるほど努力の子って、うちにはいなかったので(笑)、「頑張ったね」みたいな褒め方をした記憶があまりありません。テストの振り返りのときとかに、「これをやっていったからこれができたね」とかいうのはわりとよく言ってたと思うけど。

一方、「才能」をほめることなら日常的にしていました。なにしろ我が家は三人とも超がつくほど凸凹くんなので、
・またろうは、空間把握能力に優れていて、数学が得意。
・こじろうは、数の感覚に優れていて、算数が得意。
・はなひめは、言語能力に優れていて、国語が得意。

それぞれ、ものすごく違うタイプの人間です。得意なところにおいては、「ちょこっと」やっただけで、ばーんと点が取れて、超コスパいいんです。その他のところは、ハラホロヒレハレ(-_-;;

「この空間図形が、「みえる」んだ!! すごい」
「こんなのでも暗算でいけちゃうんだ!! すごい」
「よくわかるように書けてるよ!! すごい」

だって、すごいと思ったら、そりゃ褒めるよ。うちの中に、あからさまな比較対象もいるもんだから、親としては素直に感服して褒めたくなるんです。それに、自分が得意なところをよく知って、それでほかをカバーしていく(実際に凹部分を補える場合もあるし、あるいは凹のままだけど凸で稼いでチャラにする場合もある)考え方も、とても大切。私だって、よしぞうだって、結局大人になるまでに、何を磨いたのかっていえば、そういうことでしょう。

別に、そうやって才能を褒めて育てたことが、現実と乖離するほど自己愛を育てたとも思わないです。

たぶん、褒めることにそんなに臆病にならなくていいと思う。ただ、いつも、現実に即して、具体的に本音で率直に褒めてれば、大丈夫。

受験うつになりやすい褒め方というのは、もっとざっくり包括的に(?)褒めてるのかもしれないですね。テストで偏差値がたいしたことなかったり、受験でどこかに不合格になったら、必然的にへし折られてしまうような。

ちゃんとピンポイントで具体的な事実を褒めてれば、褒めることが努力であれ才能であれ、

才能がある部分は、少ない努力で、大きな効果が出せる。
苦手なところは、なかなか大変だけど、こうすれば、ここまではできた、とか。
試験を受けてみれば、上には上がいるけど、ま、やっただけのことは(自分ができるだけのことは)結果が出る。

というようなことがわかるし、そこそこ現実と折り合いつけながらもそこそこ自信を持ってやっていけるんじゃないかな。

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by an-dan-te | 2016-02-22 21:58 | 中学受験 | Comments(4)

心が折れない勉強法   

「心が折れた」のかもしれないと思う話を聞くと、私は「勉強の量と質をやりきれる分に調節して様子を見て」というようにしていました。

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特に、「質」は重要です。やってもできないような難しいものは論外、ほんとはその子が本気を出せば解けるはずのものであっても、心が疲れているときにハードルが高くっちゃ手が出せないので、とにかく思い切って簡単なものから。イメージとしては漢字と計算(計算だって難しいのあるから、十分簡単にね)、それが難なくこなせるならば基本の一行題、というふうに徐々に。

一日いちにち、一週間いっしゅうかん、やりきって次。

経験上感じたのは、結果として少なくしか勉強してなくても、心が疲れることがあるということ。やるべき課題が山になっていて、でもやる気が起きなくて、だらだらと時間が経って、少ししか勉強できずに一日が終わる。いつも、課題に追われているような気がするんだけれど、実際にはあまり勉強してなくて、ゲームは進んでいるとか(^^;;

それって、現実問題、ほとんど遊んでるんだけど、心は疲れていく。

ってこと、ありませんか? だから、「やりきれる」ってことが特に重要なんじゃないかと。

なので、「受験うつ どう克服し、合格をつかむか」(吉田たかよし)を読んだとき、おぉすごく一致していると思いました。

でももっと徹底しています…

私は「十分に易しい課題」ということで「漢字・計算」を思い浮かべましたけど、この本の中で提案されている「自己効力感トレーニング」はさらに基本的なところから始まります。

ところで、「自己効力感トレーニング」ってよい呼称ですね。上記のような、「やりきって次」というのも、狙いは要するに自己効力感を高めることです。

第一ステップは、なんと勉強ではなくて「机に向かって座る(10分間)」というものです。座ってる間、ぼーっとしていてもいいし、漫画を読んでいてもいい。とにかく座っているということを自分の意思で達成する。そして、その「課題」に取り組んでいる間、不快ではない、というところがミソのようです。

そのあと「音読(5分)」「計算ドリル(10分)」「漢字の暗記(10分)」「通常の受験勉強(15分)」というように進めていきます。音読~計算~暗記と、必要な心のハードルが低いところからきちんと並んでいるのですね。

いったん心が折れてしまった場合、ここまで徹底して、「ここまでは大丈夫、では次」というように自分で自信の持てるペースで進んでいくほうがかえって早道なのでしょう。

「予防」ということでいえば、そういう趣旨を頭に置いて、やりきれる課題設定ということで考えていけば十分かなと思います。

はなひめの受験のときには特に、はなひめが「ゆっくりさん」だったもので、ものすごく意識して量も減らし内容も基礎に偏ってやらせていましたが、それは「ツカレ」防止にとてもよかっただけでなく、学習面でも案外きちんと進むものだなと感じました。

そう、「無理」がなければゆっくりでもちゃんと前進しますし、歩みを止めずにいけばそのうちずいぶんな道のりを行けるのです…

とにもかくにも「適正」な課題設定というのが大事です。私はあくまで親からみての感覚でやっていて、あんまり理屈で説明できませんが、この本では
「ちゃんと週ごとに目標を立て、ストップウォッチで計測して記録し、「確率7割程度で」成功するような目標設定を探る」
よう勧めています。もっと高い確率で成功するようなぬるい設定だと、頑張る意欲がわきにくいといっています。明らかにうちの設定はこれより「ぬるめ」だったと思われますが(^^;; 別にそれで悪いということはないようです(性格にもよるかな…)

この本で想定する受験勉強のメインターゲットは大学受験なので、本人が実行できるこのような形を勧めているのでしょう。親が観察しながら進めていく場合はそこまできっちりしなくても大丈夫だと思いますが、道に迷ったらきちんとやってみといいかもしれません。

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by an-dan-te | 2016-02-17 17:32 | 中学受験 | Comments(2)

「心が折れた」ときの答案用紙   

私が「心が折れた」と表現していた状態のことを「受験うつ」と呼び、研究と治療に真っ向取り組んでいる人の本がありました。
「受験うつ どう克服し、合格をつかむか」(吉田たかよし)

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この人は、灘、東大の工学部からNHKを経てもう一度大学に行ってお医者さんになっているという変わり種で、なんと受験生専門のクリニックを開いています。心身の不調を抱えてふつうのお医者さんにかかったら、お医者さんは不調の脱出をすることの面倒は見るにしても…合格の面倒はみませんからね(^^;;

このクリニックでは、うつ状態からどう回復するかだけでなく、どうすれば合格をつかめるかの勉強方法まで指導するというわけです。さらに、病気でなくても効果的な勉強方法を教わりに行くこともできます。

「うつ病」という言葉がありますが、「受験うつ」という呼称(吉田たかよしオリジナル?)は「病」の字を除いたところがミソです。

いわゆるクラシックなうつ病は、何をする気力もなく寝込んでいるのがベースですが、「受験うつ」は大人でいうと「新型うつ」に似ています。「新型うつ」というと、会社には行けない(無理に行こうとしても体がいうこときかない)けれど好きなことなら遊びには行けたりとか、そういう状態ですね。

「受験うつ」もそれに似ていて、学校や塾に行けなくなったり、勉強をすることができなくなったり、テスト成績が急落したり、でもゲームはやっているとか、そういう状態です。別に詐病ということではありません。体の不調も本物で、激しい肩こり、背中や腰などいろんな部分が痛くなることもありますし、微熱がなかなか下がらないこともあります。

大人の「新型うつ」と異なる特徴は、子どもの「受験うつ」の場合、だらだらと落ち込んでいるというよりむしろアクティブに怒鳴る(「うるさい!」「ほっといてくれ!」)、暴れ出すなどのことが起こりやすいことだそうです。

過去記事「成績急降下のときは」でも書いたように、勉強不足では成績は「急降下」しません。急降下するには別の理由があります。

その理由を探るのに、答案用紙は非常に確かな手がかりとなるのです。単に点数が悪いというだけではなく。

心が折れているとき(受験うつ)というのは、脳の働きがふだんより低下していますが、一様に低下するわけではなく、特に能動的に考えを生み出す、まとめるということができなくなります。そのため、一問一答のような形式、選択肢などでは比較的低下しにくいのに対して、記述式で解答しなければならないものや、大意をつかまないと判断できない問題、要約などが著しく難しくなります。

あるいは図の読み取り…さらには「補助線を引く」なく積極的に試行錯誤をする必要のあることは壊滅的だそうです。

そんなわけで、受験うつになった子の答案用紙には特徴的な「模様」が表れる、とこの著者はいっていますが…

もちろんですが、記述ができない、大意が取れない、補助線が引けないというのがその子の元々の実力ならうつでもなんでもないわけで(^^;; 以前の状態との比較も重要になります。

だから常日頃から、我が子の答案用紙を観賞しておくというのはけっこうお奨めです。「受験うつ」でなくてもちょっとした学習上の課題にすぐ気づけますから。

吉田たかよしさんは、この15年間に一万枚を超える答案用紙を診断してきたそうです。へんなお医者さんですね(←ほめてます)

吉田さんは自分自身が高三のときに「受験うつ」に陥り、でも校長先生の適切な指導で立ち直り、東大に現役合格できたという過去があり、それもあってこの課題に真剣に取り組んでいるとのことです。

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by an-dan-te | 2016-02-13 08:32 | 中学受験 | Comments(4)

前期日特、迷いどころ   

日能研の六年カリキュラムがスタートするときは、日特をどうするか悩まれた方も多いのではないでしょうか。

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五年生も、ひたすら「時間がない!!」って感じだったと思いますが、
六年生も、さらに拘束時間が延びてこれじゃいつ勉強するのよって。

前期日特に行くメリット
・入試問題(複合的、応用的)に触れる
・親の憩いの時間ができる

前期日特に行くデメリット
・テスト直しなど家庭学習の時間が不足
・日曜日に早起きしなきゃいけない(^^;;

結論から先にいえば、こじろうはずっと通い、はなひめは最初試してすぐやめるという結果になりました。

過去記事
前期日特…とるんだ!?
初日特
前期日特あきらめました

結局のところ、何を基準に考えればいいかというと、一週間また一週間と経っていくときに、
「時間に追われて、やるべきことがやりきれていない」
と感じるのではなくて、
「やるべきことをきちんとこなして、一歩一歩前に進んでいる」
と感じられるようにするということです。

とにかくそう感じられることが大事で、実際にやっている「やるべきこと」の中身が、
よそ様より少なかろうが、宿題の指示から逸脱していようが、
そんなことは小さな問題です。

それぞれ、受験生本人+それをサポートする親にとってのキャパがありますから、
そのキャパにおさまるものを課題と認識する。

そしてそれはやりきる、ということです。

そうやって毎週まいしゅうを過ごしていくほうが、
疲労感はずっと少なく、そして
むしろこなせる課題の量(と質)は向上します。そういうもんなのです。

で、どうやって収めるかですけど…

【塾】
・クラスを下げる
・授業のうち、あまり生きていないところを欠席(はなひめなら、算数の二日目)
・日特を取らない

【家庭学習】
どうしても譲れない線(計算・一行題・漢字・語句、テスト直し)を除けば
どこもリストラ対象として検討する余地あり。「栄冠への道」でさえも。

【生活】
・勉強以外の時間を圧縮
・勉強を効率よくする

私の好みとしては、お風呂とかごはんとか爪切りとかの時間を少し短くして、
勉強ももっと1ページが短い時間で解き終わるようにしたらいいんじゃないかと思ったんですけど、

本人できない(したくない)んだからしかたありません。結局、親子で話し合った結果の落としどころが日特削る、だったのです。その他、「栄冠への道」の一部とかももちろん犠牲になってますけどね…

ともかく、「やりきれる分量」に整えた週サイクルをなるべく早く確立することが、この一年を乗り切る鍵となります。ここは、がんばりどころ!!

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by an-dan-te | 2016-02-08 18:43 | 中学受験 | Comments(6)

習い事との両立は(アクセスラボ最新記事のお知らせ)   

中学受験をすることの大きなメリットの1つは、抽象的な思考が芽生えてくるこの時期に、体系的に学習しておくことで、今後の大きな成長に向けて種まきできるということだと思うのですが、

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あたりまえですが、小四~小六の「ゴールデンタイム」は何かほかのことに活用したってオイシイわけで、

やりたい(やらせたい)習い事が他にあると、両立が悩ましいんですよね。

というわけで、二月の記事は
「中学受験、ほかの習い事との両立はできる?」

我が家の二回の中学受験では、二回とも別に「両立」してなくて、受験生である間(小五、小六)は受験優先。
ただし、その前の小四では習い事優先にして、どのくらいそれに熱中したいかを試すというふうにしてました。

結果、本人たちも「まぁいいや」程度だったので迷わずにすみましたが(^^;;
続けたい、でも受験もしたいということだったら、大変でしたね。

サポート側(私)に体力と気力があんまりなくて、
車もなくて、
時間もないから、

けっこうこりゃ厳しいよ。

というか、よく考えてみたら、それぞれの習い事を、もし本格的にやるんだと、別に中学受験との両立をしなくても、親の送迎その他サポートが当たり前のように必要になってくるようだったので、土台無理だったという話もありますね。

その点、中学に入ってからの部活だったら、いくら熱心にやっても、自分で弁当持って自分で電車乗り継いで遠征でもなんでも行きますもん。やっぱ楽ですわ。

でも、本人のガチやる気があって、かつ、親のサポート体勢もあって、すれすれの両立をこなしてきた人はそりゃ強いです。中学受験も、習い事も、どちらの実りも得た上で、さらに時間活用のエキスパートになってるんですから。

だいたい、トップ校って、決まってピアノうまい子も多いですよね。

大人になって、ピアノサークルに出入りするようになったら、そこにいる男性陣は、ほとんど東大・京大・東工大卒とかで、その難関大ぶりは極端な偏りです。

頭の良し悪しというのも、いろんなベクトルがあると思いますが、入試で測るような能力でいえば、そのベースは処理能力、処理速度で決まります。基本スピードに優れた頭の持ち主であれば、ささっと勉強してテストでも高得点を取り、ほかのこともして、両方楽しめるというわけです。

よしぞうはまたろうの父で、典型的なADHD(不注意)ですが、スピードで補うことができたところがミソなようです。似た凸凹を持っていても、またろうはスピードを置き忘れて生まれてきたので、受験向きとはいえませんでした。

私は小六のとき、(なんと)フルートを習い始めたり、基礎英語を聞くのが趣味になってそれも熱心にやってましたが、中学受験は全落ちだったわけで、そんなハンパな両立(←してない)をよいこは真似してはいけません。

難関校に合格、しかもスポ少で…とか、コンクールで…とかそういうきらびやかな両立話に心ひかれたときは、そういう資質または並外れた根性と体力があるのかよく考えてください。

中学受験メインで、息抜きの習い事という組み合わせは、無難で、どなたにもお奨めです。それでまた、そのたいしたことないポジションの習い事も、それなりに将来効いてくるもんなんですよ。悪くないです。

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by an-dan-te | 2016-02-06 08:37 | 中学受験 | Comments(4)

【五年生向け】つかの間の塾休みに   

六年生は…さぁいよいよです…

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それで、2/1からの密度の濃い本番シーズン、塾の先生は出払ってしまうので、五年生以下はお休みになるところが多いのではないでしょうか。

この、つかの間の塾休みをどう活用するか…

五年生カリキュラムから、六年生カリキュラムに切り替わる区切りでもあります。

あぁ六年!! 受験学年!! 五年生でもこんなに忙しかったのに、これからどうなっちゃうんだろう、という不安があったりしませんか。

私も最初、そう思ったんですけど、二回の中学受験を経て思うことは、
「五年生より六年生のほうがラク」
です。

ラクというと語弊があるかもしれませんが…
精神的な負担はあるよね。いろいろ決めなきゃいけなかったり。

でも、勉強のことでいうと、五年の間は
どっかーん!! ばっしゃーーん!!
と、新しい単元、学習内容が次々と押し寄せてきて飲みこまれそうだったのに対して、

六年になったら、復習しながら演習して磨いていくだけです。
行けるとこまで深めればいいんです。

マイペースでいいというか、融通が利くんですよ。

特に、はなひめは新しい単元の飲みこみが悪くて(納得するまで超頑固に拒否体勢)
大変だったので(-_-;;

六年生だとそれに比較してずいぶん平らかに勉強することができました(^^;;

成績は、相対的なものだから上がる人も下がる人もいるだろうけど、
大雑把にいって、五年生の学習が噛み合ってちゃんと蓄積されてた人ならぽんと上がり、
その場しのぎしただけで定着してない人なら…こりゃ大変だ…

ということになります。

範囲のないテストになってくると、基礎だけでも全体がしっかりしてる子が断然有利です。

はなひめの算数が上がったのもこの学年切れ目でした。

つまり、数日の休みがあったら…
苦手科目の全体総復習(極薄でも)
がお奨め。

はなひめのときは地理復習でした。→過去記事: 地理ってどのくらい覚えてる?

ま、勉強の時間は普段より少なめにして、教材の大整理をしてスッキリするとかもいいと思います(^^)

六年カリキュラムが始まったら、しばらくは勉強ツメツメにするより、生活ペースを整えて週サイクルを確立することを重視すると吉です。

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by an-dan-te | 2016-01-27 20:48 | 中学受験 | Comments(10)