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きになる過去問   

六年生の夏ごろになると、塾からは「過去問はまだ手をつけないように」と言われていても多少気になる、といったところではないでしょうか…

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だいたい、いつから過去問をするべきかについてはあまりにいろんな人がいろんなことを言っているので、情報を入れるほど混乱するって面はあります。

そこに一つ付け加えてどうするんだという感じですが、その「いろんなこと」を聞く/読むときの自分なりの整理の仕方についての提案です。

そもそも過去問の機能がいくつもあるわけで:

(1) 何を求められているかを知る。
たとえば、私がもし今から何かの資格を急いで取らなければいけないとすれば、まずその試験の過去問集を買ってきて、ざっと見て何が必要かを検討してから教材選びと勉強を始めると思います。中学受験の場合、さすがに「勉強を始める前に(新四年とか?)」それができるって子もいないでしょうが、まぁ代わりに親が眺めておくって手はふつうにあります。

本人が解くならあまり早くでは無理でしょうけど、六年夏なら大いにありです。特に、偏差値的に余裕のありそうな押さえ候補校の中から、どこなら「呼ばれている」かを確認するなら早めに知る意味がありますよね。秋からどこに実際に足を運ぶかを厳選したりする目的でいうと。

(2) 学習教材として使う。
各学習分野の基礎があやふやなのに過去問を使ってもしょうがないですが、あらかたパーツは揃ってきて、それをどう組み合わせて複合的な問題、難易度の高い問題を解くのかという実践的な演習には、なにしろぴったりです…要するに「そんな問題」が解ける実力がつけばよいわけですから。

過去問は過去の問題であって、もう出ない問題だという意見もありますが、そりゃ解答丸暗記しても役に立ちませんけど(^^;; 広い意味で「そんな問題」というのは案外繰り返し出るものです。実力養成のための良問としてとらえて、じっくり学習して得られる力ならば、その学校がまさに求めているものであるはずで、そりゃ役に立ちます。

(3) そっくり模試(?)として合否判定をする。
なにしろ本物の過去問ですから、そっくり度はピカイチ、そして(学校によっては)合格者最低点もわかりますからある意味一番確かな合格判定といえます。

ただ、家で過去問を解くのと本番の環境はどうしてもかなり違いますのでそういった誤差はあって信頼度にはやや留保が必要です。

(4) 問題を解く戦略のチューニングに使う。
出題や解答の形式を確認して、最適な時間配分を検討しておくことで、「やっちゃった(ウラも問題あったんだ、みたいな)」大事故を防ぎやすくなります。あるいは出題に癖があって、たとえば国語の選択肢がどれもちょっとズレてるようにしか見えないとか…その中で何を根拠にどう解答を導き出せばいいのか、大人(親)の目も加えてじっくり考えておくとよいことがあります。


…このように、いろいろあるから適切な時期も様々な考え方があることになります。

(4)は本番ギリギリにやる意味がありますよね。
(3)はもうちょっと幅があるでしょうが…秋ごろから本番直前まで…ちなみにこじろうは本人のたっての希望で1月31日にフルセット過去問をやりましたがそんな怖いことは(軌道修正する時間がない)…よいこは真似してはいけません。
(2)は状況により、ですが、国語や算数なら夏くらい、理科や社会は秋も深まってという感じになることが多いでしょうか。要するに、本人にとっての難易度というか、やる気を失うくらい難しく感じられると困るので。ただ、かなり難しくても大問ひとつずつバラで取り組めば効果的にこなせる場合もあります。
(1)は趣旨からいうとなるべく早く、ですけど本人に丸ごと解かせるならまぁ夏あたりがせいぜいでしょうか。本人の持ち偏差値マイナス10くらいの学校で相性も悪くないなら夏で合格点取れるかなというあたりが目安だと思います(算数と国語に限る)。

過去のまとめ記事:

■過去問の流儀



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by an-dan-te | 2017-07-31 21:37 | 中学受験 | Comments(1)

はじめての大学受験   

ご無沙汰しております。はなひめも高校二年生になり、我が家の中学受験も遠い話になりました。

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気が付いたら大学受験のほうが(ずっと)近くなってます。中学受験に当てはめていえば、高校三年生が六年生(受験学年)、高校二年生が五年生ですから、なんかもう今年度のうちに全範囲をなめる勢いで、受験中心の生活を送っていてもよさそうな勘定ですけど…

まったくそんな雰囲気は漂ってません。

中高一貫の高二は、部活や委員会やその他の学校活動の要になってますからあれこれ忙しそうです。そっちが生活の中心です。

いったいいつ勉強するのか??

先輩母たちにリサーチしたところ、高三になって部活も委員会もパタッとなくなるとモードチェンジしてすごく勉強するようになるそうです。

ほんとかな?? (ほんとだけどウチの子に限って違ってた!! みたいな話にならないといいけど…)と、疑わしく思っていましたが、高一も終わりが見えてきたころからちょっと変化が見えて、勉強が中心というわけではないけれど、自分でやるべきことを考えて勉強の時間も作るようになんとなく変わってきました。

親の目から見ると「遅いよ!!」って感じですが、
「そろそろ塾行ったら?」と勧めていたころにはなんの反応もなく、
学校や友だちの雰囲気が変わってくると自然と変わってくる、まさに団体戦なのですね(受験)勉強は。

と、他人ごとのように言ってますがホント、うちははなひめが三番目だけどこれまでふつうの大学受験をした子はいなくて(またろうは大学編入、こじろうは推薦)、まさに「はじめての大学受験」。なんとなく実感がわきません。どういうペースで行くと間に合うものなのか??

でも、ここまででなんとなく感じたことですが、というか、一足先に受験を終わらせた母たちから聞くのもまさにそうなのですが、もう親の言うとおりするような年齢をとっくに過ぎてますから、親が何か勧めるとか、やらせるとか、そういうのはもう呆れるほど無効で(^^;;(あるいはやればやるほど泥沼で)

本人が納得したようにしかやらないし、その納得の土台はほとんどが学校、友人、場合によっては塾など、とにかく親以外のなんらかの人間関係で得たもの。


じゃあ親ができることって、生活の基本環境(栄養とか)くらいしかないのかっていうと、実はそうでもありません。

そもそも、今、子どもが持っている人間関係の大きな部分を形作っている、中高一貫校。これを選ぶ段には親も結構関わりましたよね。

その結果、先生やら友人やらに助けられて(影響し合いながら)徐々に自分の道を拓いていく子どもを見ると、ま、なんかこれでよかったのかな、と思えてくるんです。

というわけで、私がはなひめの大学受験についてナニカ書くということは今後もないと思いますが(書けない、中身を知らない)、学校の「空気の教育」力に感謝です。

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by an-dan-te | 2017-07-04 23:06 | 大学受験 | Comments(2)

進学校からマイナー進路へ向かうとき   

とある中学受験批判本で、進学校にいた子が芸術系進路を志したときに説得/嫌がらせがあって(大学合格実績を上げようとしているのに対してマイナスになるから?)、という話があったのでちょっと気になって…

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その本のことはどうでもいいんです、ここで紹介する気もしないので取り上げませんが、

当たり前ですが、そういう学校があった(本当の話だったとして)ということは私立校全般への批判にはなりえません。いろいろな学校があるわけですから。

学校の中の本流がどこへ向かうかという流れがあるとして、
それから外れた子がいるときにその子の居心地がどうかということは、
その学校のキャラクターの大きな一つの分かれ目といえるかもしれません。

学校を選ぶとき、つまりはまだ小学生なのですから、将来どういう専門へ進みたいかがはっきりしていないほうがふつうです。途中で、その学校にいる子の大半が向かう方向と違う方面へ向かおうとするときに、

・積極的に応援してくれる学校
・特にサポートはできないけど静観してくれる学校
・そういう子の存在を邪魔に思う学校

と大雑把に三つに分けて考えてみます。

はなひめが通ってる学校は、「積極的に応援してくれる学校」です。たとえば、ピアノやバイオリンの演奏を専門に学ぼうとするとき、さすがにその演奏の指導まではできませんが、その他の楽典・聴音などの指導はあります。たまたま、高三の音楽で聴音の指導(1:1で)をしているところを参観したことがありますが、とても行き届いた内容で、後日その生徒が芸大へ進学したことを知りました。

また、理系選択していると美術の授業コマを取ることはできませんが、建築志望などでデッサンが必要な場合には個人指導でデッサンを見てもらっていると聞きました。

私のいたころの女子学院は、そこまでの積極的なサポートはありませんでしたが、そもそもなんでもありで、どの進路が上とか下とかいう発想自体がありませんでした。大学受験の準備のための自由選択コマが週に2コマ×2回あって、芸術系の人はその時間に授業を取らず図書室でのんびりしていました。「静観してくれる学校」です。

そういえば私は森下唯(ピアニート公爵)というピアニストのファンなのですが、彼は筑駒から芸大ですね。筑駒もそんな感じかな。

こじろうの通った学校は、本流がすごくハッキリしていてそれ以外の進路を選ぶ子自体が少ないですが、別にサポートもないけど妨害もないです。まぁそういうところが多いのではないでしょうか…

批判本では、私学には、大学合格実績を上げたいという圧力があり、それ以外の進路に不寛容なのがよくない、という雰囲気で書かれていたのですが、実のところ私は具体的にそんな学校を知りません。ま、あるかもしれないけど…

そんな学校を選ばなきゃいい話じゃないか? と思うわけです。事前にわかるかどうかですか?? 大概「におう」と思うんですがね…

要するに、一本のものさしがあって、はみ出しをよしとしない学校。結果、芸術系などの進路に行かないにしたって、そんな学校は居心地よくなさそうですから。

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by an-dan-te | 2016-12-07 12:13 | 中学生活 | Comments(5)

「偏差値の生みの親」死去   

「偏差値の生みの親」として知られた教育評論家の桑田昭三さんが昨日亡くなったそうです。

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…というか、考案者がご存命だったことも今日初めて知りましたし、「偏差値」が日本独自システムであることも今初めて意識しました。(「標準偏差」とかはもちろん万国共通概念ですが、この応用、運用がということです)

桑田さんがご存命中のインタビュー記事があったので興味深く読みました。

これによると、「偏差値」というものを生み出したいと思ったシチュエーションは、生徒をその志望校に向かわせるか向かわせないか(志望校変更)という、のっぴきならない進路指導現場でした。

桑田さん(当時、東京都の教員になって二年目)はある生徒を「いける」とふんで元気づけて送り出してしまったんですけど、進学係の先生(ベテラン)は志望校変更の判断だったんですよね。結果、その生徒は不合格になってしまい、

「その時の、生徒に対する贖罪の思いと、教師としての自分の不甲斐無さが、この偏差値を生むきっかけになり原動力になったとも言えます。」

とのことで、真面目な先生ですね。

当時の進路指導は、校内テストの点数、順位と志望校一覧を元にgo/non-goの判断をするものだったようですが、この成績、この順位なら行けるのかどうかってときに、頼りになるのは「長年のカン(?)」だったようで…

そこで、桑田さんは、「生徒の学力分布を正規分布とみなす」アイディアから偏差値の考案に至ったのですけど。

でも、順位で表示するのと、偏差値で表示するのと、この場合の違いはどこでしょうか?

いずれにせよ、この集団の中での相対的な位置(ある一回のペーパーテストの)を元に指標化しているには違いないので、本質的にはそんなに違いないような気もするんですが。

いちおう、違うと思うところは、
・学年の人数が年度によって違ったりするなら、偏差値に揃えておいたほうが見やすい。
・200人いるとして、1番と20番はけっこう実力差ありそうだけど、100番と120番はたいして違わないような気がする。そのへん、偏差値のほうが「実力」に即した数値に見える。

要するに、母数によらず揃えた指標となり見やすいこと、真ん中が団子になってるあたりは違いを圧縮して示せること、ふたつ合わせて「相対的なポジションを感覚に合う形で表示する」効果があると思います。

本質的な違いはなくとも見やすい数値。そのほうが、「長年のカン」だって働きやすいというものです。この時点では、ある学校の進路指導で順位の代わりに偏差値を使ったからといって、受験先の高校の偏差値一覧がない限りは結局のところ判定はカン頼りになるわけですけど…

だから、ここまでだったら、偏差値という概念導入は、「功罪」の功も罪もたいして大きくないといえるでしょう。

しかし、偏差値というのが見やすい、扱いやすいという性質を持っているため、拡大路線と相性が良かったのですよね。

・何度もテストをやった結果を平均する(ならす)
・校内テストではなく、数千人規模の業者テストをやった結果を使う
・学校の難易度を偏差値を用いた一覧にする

ここまで来ると世界が変わってきます。そこまでは桑田さんの意図したことではないと思いますが。

桑田さんは研究を重ねるうちに
「学力テストによって測り得る生徒の学力的相対位置は、人間がいかに手を尽くしてもその時々、かつ各人各様に揺れ動くものである」ということを実感し、
「試験は一種の測定ですから、測定値には誤差は付きものだからです。学力テストのような間接的な測定では尚更のことです。」といっています。

元々の意図は、ある生徒がある学校を受けに行くべきか否か、「科学的に」判定したいというものであったのですが、結局それはあるブレを持ってしかわからないことだった(当たり前ですが)。

「高校入試関連のテストに限って言えば、偏差値で±3ぐらいの範囲で成績が変動する確率が60%前後でした。厳密には揺れ幅は各人各様です。私でも本番のテストで取る成績の範囲と確率は予言できますが、試験当日、実際に取れる成績は、どう知恵を絞っても予測することが出来ませんでした。つまり、本番の試験は、平均的学力より高い側の成績が出るのか、それとも低い側の成績が出るのか、神様だけしか知らないということです。したがって、この闇の部分を私は『テストの神様の裁量分』と呼ぶことにしています。」

偏差値という扱いやすい概念を導入したことで、「テストの神様の裁量分」の大きさをあぶりだすことができたのです。「データの日能研」もここに依って立っているわけですね。

インタビュー記事を読んで、すごい人だな(しかも謙虚)と思いました。
ご冥福をお祈りします。

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by an-dan-te | 2016-04-01 13:04 | 中学受験 | Comments(0)

学校の価値は入学後に決まる   

「お得な学校ランキング」的なものがあったりすると、それぞれの学校の価値というものが、まるで何か決まった数値のようにあって、一列に並んでいるかのような錯覚を起こしそうになりますが、

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もちろん、そんなことはありえませんね。

仮に、大半の人が「この学校に入ってよかった」と感じ、六年間たいへん充実した学校生活を送ってたくさんのことを学んで巣立って行く学校であっても、

「こんな学校に来るつもりではなかった」と欝々としていて、
クラスメイトのことも避けるようにして友だちを作らず、
学校滞在時間は最低限にしてもちろん部活も入らず、
放課後は早々と塾に通って、学校の授業はほぼ無視して塾の勉強をする

…というような過ごし方をしていたら、当たり前ですがその人にとってその学校の価値はとても低いものになります。

入試の本番までは、よりよい(合う)学校を選び、その学校に合格できるようにするということが、中高の六年間の価値を高める方向の努力ということになりますが、

いざ進学先が決まった、そのときからは

学校を好きになり、学校から最大の価値を引き出す生活(もしくは考え方)をするということが「お得」ということになります。

熱望の第一志望に合格して入学することは、なにしろ期待感に満ち溢れ、すでに学校のことが好きな状態ですから、とても恵まれたスタートが切れるということになりますが、

それだけで決まるってものでもありません。

むしろあんまり理想化してしまうと現実に興ざめってこともあるかも。
だって、実際の学校はうれしいこと楽しいこと、しんどいこと嫌なこと、いろいろあるわけだものね。

あるがままの出来事を受け止めながらも、
どんどん楽しいことを見つけていく、
困ったことがあったら、解決したり、ときには逃げたり、上手に渡っていこうとする、

それから、ちゃんと夜寝て朝起きて食べて元気に学校へ行く、というような健康・体力面が気持ちに及ぼす影響の大きさも侮れません。

そう考えると、新しい生活に、ほどよくポジティブな気持ちで馴染んでいけるように、親のできることってのも地味ですがいろいろありますね。

まずは落ち着いた健康的な生活が、ゆとりを持ってできること。塾や習い事や、歯の矯正とか(^^;; 受験中いろいろとてきなかったことを一気に盛り込もうとするよりは、まず学校生活を軌道に乗せる。

学校の良い面を見出していくことを、少なくとも邪魔しない。入学する学校に不満が実はあっても、ゆめゆめ、マイナスオーラをまき散らさないこと。できれば、子どもの話を興味を持って聞いてあげて、学校の他保護者や先生とのコミュニケーションも円滑に。

部活選びの際には、親がやいのやいのいったり押し付けたりせずに、子どもの意向を尊重する。けっこう親にとって意外なものに入ったりするんですが、たぶん本人なりのわけがあります。その「わけ」のほうが親の意見よりは後々重要です。

部活、けっこう重要です。クラスと、部活の二場面に根を生やすことによって、人間関係の安定性が増します。誰かとうまくいかなくなったときも逃げ場がありますから。

よいスタートが切れますように(^^)

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by an-dan-te | 2016-03-29 22:44 | 中学受験 | Comments(2)

中学受験のメリット(アクセスラボ最新記事のお知らせ)   

今月のお題は中学受験のメリット(←アクセスラボ最新記事リンク)でした。

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これまでさんざん…ほんとにさんざん、中学受験について語ってきて、それこそ本一冊におさまらないくらい語ってきて、それでもって「中学受験のメリット」を1500字にまとめよってのもかなりクラッとくるお題ではあったのですが(笑)

これまで、自分が公立中に半年通い私立中高に5年半通い、
子ども一人を公立中に通わせ、
子ども二人を中学受験から私立中に通わせ、

自信を持って言えることがあります。

最大のメリットは、
「色とりどりの私学の中から、合うものを選んで進学できる」
ということ、

そしてその次のメリットは、
「中学受験勉強をすることそのものに大きな価値がある」
ということ。

だからこの二つにしぼって記事をまとめました。

思春期の六年間を丸ごと見てもらえる環境が得られる…
一生の友だちができる…
部活が充実している…
大学受験に(たぶん)有利…
などなど、いろんなメリットとして語ることができますが、大きくいえば上記の二つから派生したものだといってもよさそうです。

リラックスできる環境に
興味の持てる授業がいろいろあって(興味が持てない授業もいろいろあっても-笑)
話のノリや、関心の方向が合う友だちがいて

ありのままの自分でいられる。やりたいことに安心して没頭できる。

…ここでは自由に呼吸できる…
という感触。

そういう中高六年間であれば、それは大学受験だってうまくいくことが多いでしょうけど、
興味関心の方向が大学受験に合致するとも限らないわけで、
別に私立に行かせりゃ親が満足するような大学合格が得られるとは限りません。

そこはぜんぜん保証の限りじゃないんで、

費用がいくらかかるということ、
小学校生活をどれだけ「犠牲」にしなければ合格できないかということ、
大学合格実績がどれだけだということ、
それを学校の「コスパ(?)」と考えて中学受験をさせようと思う人は、
うまくいくことも、裏切られることもあると思います。

本人のキャパに合わせて(今の生活を「犠牲」にしない範囲で)、学習をこつこつと積んでいく、
その結果、手が届く中から「合うところ」(←においかいでみて)に入れる、

子どもが楽しく学校に通っていて、
山谷いろんな出来事があるけれど、
六年間振り返ってほんとあっという間に感じられ、
でもそういえば子どもがぐぐっと、なんだかんだいって大人になっている。

そういうことが中学受験のメリットだと思えるならば、だいたいにおいてハズレはないと思います。

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by an-dan-te | 2016-03-02 07:57 | 中学受験 | Comments(2)

「入試会場に消えていく背中」のその後   

あれから早や三年。

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三年前の2月1日の出来事を私は「入試会場に消えていく背中」という記事に書きました。

「耳をすませば」の「カントリーロード」は、今でも歌うとどうしてもきゅんとなってしまいます(^^;;

結局のところ、はなひめは中学に入ってから、親の手出し口出しを断るかと思えば、別のときには甘えてきたり、じぐざくと徐々にしかし着実に独自の道を歩んでいます。アンビバレンツなところが思春期というものですかね。

親の側からいうと…

やはり、選びに選んでここと思った学校に子どもを託せるというのが大きな変化です。

はなひめを見ていますと、

クラス・元クラス・部活・趣味仲間と、多様に広がった友人関係があり、
頼りにしてる先生や、いっしょに軽口を叩く先生、反発する先生がいて、
多様でいて、あるときは深い学びの糸口が随所に展開されていて、

少なくとも、親のほうからあぁでもないこうでもないと「針路」を探る時代ではなくなっていることを感じます。

本人が困ったときがあったらバックアップすればいい、くらいのものです。

とにかく、毎日なんやかやと楽しそうで、
この学校でよかったー
…と本人が心から思っていることが親の何よりの安心です。

子ども三人が何がしかの受験を済ませて公立小中からすべて卒業してから、
ほんっとうに気が楽になりました(^^;;

本館ブログのほうをご覧になっている方は、私が子どものことに時間を使わなくなった分、
音楽につぎ込んでいることが見て取れるでしょう。

「耳をすませば」の中にこんな曲があります:
「耳をすませば」より「丘の町」(自宅アップライトにて)
これから起こることにワクワクしている気持ちがよく出ている曲だと思います。とても好きな曲です。

春からの生活はこんな感じですね(^^)

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by an-dan-te | 2016-01-30 22:35 | 中学生活 | Comments(12)

受験生のお正月(一月校の過去問)   

今年も今日で終わり…早いものです。

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六年生の冬休みは、冬休みといっても、ぎっしり詰まった冬期講習でてんこ盛りかと思いますけど(こじろうもバイトのコマが詰まっててたいへんみたい)、一月一日とか二日はさすがにお休みでしょうか?

そしたらまぁそこが本当の冬休みってことで…

ほんとにコタツにみかんでのんびり過ごすのも一興ですが、
一月校の過去問に手をつけていない人はぜひこの機会にまとめてやってみてください。

はなひめのときは、
一月一日に一月一校目の過去問を四教科セットで(過去記事:「新春過去問祭り: 一月一校目」)
一月二日に一月二校目の過去問を四教科セットで(過去記事:「意図しない採点ミスで知る二点の重み」)
やりました。

一月一校目は、偏差値的には余裕ありまくりだったので、こういう場合過去問を解いていかない人もいるかなと思うんですが…まぁお好みですが…私としては一度はやっておきたいと思います。

出題形式や出題内容に癖があったりすると子どもは思わぬところで引っかかって、思わぬ結果を叩き出すことがあります。たぶんこじろうみたいなテストの集中に優れた子はそんなに危険がないと思いますが、はなひめみたいに、暖房の吹き出し口がどうとかいっていきなりどかっとやっちゃう子は要注意です。

りんこさんの「偏差値30からの…」にも、たこ太くんが絶対落ちないといわれた土佐塾でやらかして、まさかの不合格で、ぐるんぐるんになるところが出てきます。もちろん、その現実の不合格を糧にして二月受験につなげればいいことなのですが(たこ太くんも実際にそうなったわけで)、親の心臓には悪いですね…

特に、はなひめの場合は最終の模試で大失敗していますから、ここはちゃんと確認して相応以上の結果を出し、手ごたえをつかんで次につなげる流れにしたいと思いました。


中学入試では、国語の出題に各校の癖が強く出やすいので、はなひめの場合も、第一志望の学校と、一月校の傾向はまったく異なりました。

異なるから無駄かというと必ずしもそういうことではなくて、
「こういうのもあるんだ」と知って
どうすればいいかを考えて
実施して
成功して

その次。

という体験は、ちゃんと生きます。具体的にいうと、何か安定感(robustness)が出てくるというか。過去問を丁寧にやり込んだ第一志望校だって、行ってみたらば何か意外な出題というのはあるかもしれないですよね。そういうときに、ちょっと慌てずに対処できるという感じです。

せっかく受けるのだから、第一志望校合格につなげましょう。

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by an-dan-te | 2015-12-31 08:29 | 中学受験 | Comments(0)

りんこVSアンダンテ対談イベント無事終了!!   

会場ぎっしり熱気ムンムン、りんこさんパワーはやっぱりすごい!!
来てくださった方々、手伝ってくださった方々、ほんとうにありがとうございました。

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昨日、初のりんこVSアンダンテ対談イベント「中学受験で幸せになる方法」が無事終了しました。
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(二次会会場にこんなのがバーンと↑)

私が正論すぎる話をするとりんこさんがつっこんでくださって、いい感じの会になったと思います(^^)

およその進行はこんな感じで:
1. (いまさらの)自己紹介
2. (恋におちる)志望校選び
3. 中学受験で幸せになる方法とは
4. やる気スイッチはどこにある
5. Q&A

りんこさんと私はそれぞれ二回、子どもの中学受験を経験しているわけですが、それぞれ二回目のときの志望校選びでは
「学校に二、三歩足を踏み入れたとたんビビビってくる」
という体験をしました。

それで、実際にそこに合格して、通ってみたら、幸せ~♪という運びになっているわけですが、

「ビビビってくるってのがわからない」とおっしゃる方のために、学校を見る(感じる)ポイントについてそれぞれ思うところを語りました。

私も、一回目のときには「ビビビ」ってほどわからなかったしね…(それでも結果オーライではあったのですが)

ところで「ビビビ」の中身がなんなのかってのを考えてみると、よくはわかんないんですけど、
最寄り駅から学校に向かう途中の街の様子、行きかう人、といったところからすでにその印象の形成は始まっているようでもあり
(学校は地域から切り離されて存在してるわけじゃないので)

また、校舎のたたずまい、エントランスのつくり、そこにいた人々(先生、生徒、見学者)の雰囲気であるのかもしれません。

とにかく、私は入ったとたん「とてもなつかしい」「ここでは自由に呼吸ができる」ということを感じました。りんこさんは「においをかげ」ってなことをいっとりました(^^;; おおたとしまささんのいう「家つき酵母」ってやつね。

ビビビがわからなくても、まずは学校に足を運び、いいかもしれないと思えばさらに別の機会にも行って、

先生や生徒に話を聞くもよし
先生と生徒の会話を聞くもよし
(それにしても、りんこさんの突撃取材力には恐れ入ります。私はそこまでできなかったよ)

学校説明会では当然、表向きというか、いい話しかしないのですが、それでもわかることはたくさんあります。
その学校が「いい」と思って語る内容が、自分にとっては「いい」と思えないって場合もあるものです。
「校長がしゃべってる間に寝ちゃった学校は即ダメです」(りんこさん)

相談コーナーがあればこちらからつっこんでいけるからもっといろんなことがわかりますね。
「ズバリ、今年の理科は何が出ますか?」って聞いたら、そりゃずばり教えてくれるわけはないけれど、どんな反応を返すかで学校のキャラが出るでしょう。
「いじめがあったときの対応は?」って聞いたら、そりゃー「放置です」って答える学校はないけれど、これまたどんな反応をするか様々です。

その学校の生徒さん(特に高校生)が、素敵だなと感じるならばそれは脈ありなんですけど、自分の子どもと関連まったくなく素敵(人種が違う感じ)でもしょうがないんです。子どもが成長してちょうどこんなふうになるだろう、なったらいいなと思えるような「しっくり感」が必要です。常に子どものリアルから出発すべし。

その他の話題についてはまた後日。

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by an-dan-te | 2015-12-13 10:00 | 中学受験 | Comments(17)

ここからぐぐっと逆転合格する方法…は知りません。   

りんこさんとの合同イベントの話をいただいたとき、最初提案されたお題は
「まだまだここから!! 逆転合格の勉強法」
みたいなもので…

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でも、それって、ぜんぜん私の得意分野じゃないので無理だと言ったんです。

考えてもみてください。

我が家の子どもたち(三人とも)は、誰も逆転合格をしていません!!

偏差値的に足りていそうな熱望の第一志望があって、そこをさらにさらに確実にする方法を考えて地道に実施して、結果もOKだったね、という…

何ともかんともドラマのない受験です。というかそういうのを当初から目指していたのです。中学受験にドラマはいらない。

とはいえ、主観的にはいろんな事件やドラマはありますよ。傍から見てドラマチックではなくても。そういう細かいアゲサゲ、そして細かい達成感、ハラハラドキドキ、そして感動。まぁそれで十分です。私としては。

偏差値的に無理のないところにきっと、ぴったり似合う学校がある。これは当初から直感的に思っていたことですが、二人の中学受験を終えて、一人はすでに六年間を通り過ぎ、もう一人は中学三年生。ますます確信を深めているところです。

でもあえて、偏差値もいまいち足りてないけれどここからどうしても合格したいという場合、私ならどうするかということをいちおう書いてみます。

困難なプロジェクトに短期間で挑むのですから、無駄なことをしている場合ではありません。

「下から」「上から」両面作戦で最短コースをぶっちぎってトンネル開通させます。

「下から」というのは足元から固める作戦です。とにかく一日の猶予もありません、子どもには(今まで不足がちだったはず。だからこそ偏差値が足りてないのだから)基礎力をつけるトレーニングを一日も欠かさずしてもらいます。算数なら計算、一行題、速さと正確さの両方を記録して一覧できるようにしてひたすらgo! です。これに関しては妥協なし、長時間でなくていいから本人が本当に集中できる時間を取る。そして「集中できる時間」が少しずつ伸ばしていければなおよい。

国語なら当然漢字と語句、理科や社会も基礎知識に欠けたところがあるはず。まだ今から2月1日なら相当の穴が埋められます。埋まって突然全体がつながると、階段状の進歩もありえます。あきらめないでやる。

「上から」というのはギャップ分析と対策です。こちらに関しては親が本気で取り組みます。現時点で、本人が過去問を解いた場合に解ける部分と解けない部分を明らかにしたうえで、解けない部分は何をどうすれば解けるのかを分析して、

最小の努力で最大の効果(得点のプラス)が得られるところ

から順に攻略していきます。攻略の時間が足りなければ、塾の時間でも宿題でもなんでも削ります。

まぁ、でもこう考えてみると、急がなきゃいけないという事情を除けば、偏差値が足りている受験とそんなに違うわけでもありませんね。やるべきことというのは。

はなひめの受験のとき、この時期に特に力を入れていたのは、設問の意図を正確に読み取り、解答に必要な材料を確認することです。そういうところというのは、勉強の得意不得意にかかわらず、大人は子どもより上手にできるものでしょ? これは(親が)個別に指導すれば最も成果の上がるところだと思います。

とはいえ…

なんか、逆転合格をした人の話を聞くと、別にギャップ分析がうまい人ということではなくて、もっと、なんかこう、
根拠もなく合格を信じてる人
だったりするような気がするんですよね。やっぱり、私は逆転合格に不向きだと思いますけど…信念とか、成功イメージとかって大切です。

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by an-dan-te | 2015-12-01 20:23 | 中学受験 | Comments(5)