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きになる過去問   

六年生の夏ごろになると、塾からは「過去問はまだ手をつけないように」と言われていても多少気になる、といったところではないでしょうか…

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だいたい、いつから過去問をするべきかについてはあまりにいろんな人がいろんなことを言っているので、情報を入れるほど混乱するって面はあります。

そこに一つ付け加えてどうするんだという感じですが、その「いろんなこと」を聞く/読むときの自分なりの整理の仕方についての提案です。

そもそも過去問の機能がいくつもあるわけで:

(1) 何を求められているかを知る。
たとえば、私がもし今から何かの資格を急いで取らなければいけないとすれば、まずその試験の過去問集を買ってきて、ざっと見て何が必要かを検討してから教材選びと勉強を始めると思います。中学受験の場合、さすがに「勉強を始める前に(新四年とか?)」それができるって子もいないでしょうが、まぁ代わりに親が眺めておくって手はふつうにあります。

本人が解くならあまり早くでは無理でしょうけど、六年夏なら大いにありです。特に、偏差値的に余裕のありそうな押さえ候補校の中から、どこなら「呼ばれている」かを確認するなら早めに知る意味がありますよね。秋からどこに実際に足を運ぶかを厳選したりする目的でいうと。

(2) 学習教材として使う。
各学習分野の基礎があやふやなのに過去問を使ってもしょうがないですが、あらかたパーツは揃ってきて、それをどう組み合わせて複合的な問題、難易度の高い問題を解くのかという実践的な演習には、なにしろぴったりです…要するに「そんな問題」が解ける実力がつけばよいわけですから。

過去問は過去の問題であって、もう出ない問題だという意見もありますが、そりゃ解答丸暗記しても役に立ちませんけど(^^;; 広い意味で「そんな問題」というのは案外繰り返し出るものです。実力養成のための良問としてとらえて、じっくり学習して得られる力ならば、その学校がまさに求めているものであるはずで、そりゃ役に立ちます。

(3) そっくり模試(?)として合否判定をする。
なにしろ本物の過去問ですから、そっくり度はピカイチ、そして(学校によっては)合格者最低点もわかりますからある意味一番確かな合格判定といえます。

ただ、家で過去問を解くのと本番の環境はどうしてもかなり違いますのでそういった誤差はあって信頼度にはやや留保が必要です。

(4) 問題を解く戦略のチューニングに使う。
出題や解答の形式を確認して、最適な時間配分を検討しておくことで、「やっちゃった(ウラも問題あったんだ、みたいな)」大事故を防ぎやすくなります。あるいは出題に癖があって、たとえば国語の選択肢がどれもちょっとズレてるようにしか見えないとか…その中で何を根拠にどう解答を導き出せばいいのか、大人(親)の目も加えてじっくり考えておくとよいことがあります。


…このように、いろいろあるから適切な時期も様々な考え方があることになります。

(4)は本番ギリギリにやる意味がありますよね。
(3)はもうちょっと幅があるでしょうが…秋ごろから本番直前まで…ちなみにこじろうは本人のたっての希望で1月31日にフルセット過去問をやりましたがそんな怖いことは(軌道修正する時間がない)…よいこは真似してはいけません。
(2)は状況により、ですが、国語や算数なら夏くらい、理科や社会は秋も深まってという感じになることが多いでしょうか。要するに、本人にとっての難易度というか、やる気を失うくらい難しく感じられると困るので。ただ、かなり難しくても大問ひとつずつバラで取り組めば効果的にこなせる場合もあります。
(1)は趣旨からいうとなるべく早く、ですけど本人に丸ごと解かせるならまぁ夏あたりがせいぜいでしょうか。本人の持ち偏差値マイナス10くらいの学校で相性も悪くないなら夏で合格点取れるかなというあたりが目安だと思います(算数と国語に限る)。

過去のまとめ記事:

■過去問の流儀



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by an-dan-te | 2017-07-31 21:37 | 中学受験 | Comments(1)

記述力をつけるには?   

この夏に記述力をつけるぞ!! と意気込んでいる方も多いかと思います。まとまった時間がないとやりにくいものね。

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こじろうに記述力つけられなくて、結局、記述いらない学校が第一志望になったから結果オーライみたいな人が何書いても説得力がいまいちなのですが…

はなひめは記述しっかり書けてたから一勝一敗(?)

まずは王道について言いますと、
達意の文章を構成するためのスキルのパーツが揃っていて
(語彙力、文の構成力、論理的思考能力など)
かつ、書くモチベーションがあれば上達します。そりゃそうだ。

はなひめは、元々国語はわりと得意で、ちゃんと意味がわかって文法的に正しい文が書けていたけれど、骨のある内容をしっかりまとめられるようになった転機みたいなものは、五年の夏休みだったと思います。

受験生にとってはあまりありがたくなかったりもしますが、夏休みの自由研究というやつ…
広島旅行して二つの世界遺産(原爆ドーム、厳島神社)を見学したとき、はなひめ本人の心にほんとうに響くものがあって書きたい内容があったから、いわゆる「レポート」に相当する文章が書けるようになった、ようなのです。

これ、親がお膳立てしたらそんな素晴らしいことが起こるかというとそうとは限らないので、あんまり参考にはなりませんが、要するにいわゆる受験勉強であるかどうかにかかわらず、本人が書きたい内容がある、書きたい感動があるということから表現が生まれる、ってのは当たり前の話ですね。

そういえば小学生のころの私は、文章を書くのが苦手かつ嫌いだったのですが、塾の社会科の授業で小論文課題? というか、そんな大げさなものじゃないですけど1000字で貿易摩擦について自分の意見を書けというのがあって、そのとき突然すらすら書けちゃって評価も素晴らしかったので、それが転機になりました。なんだ、私が苦手なのは文学的文章(詩とか感想文とか)であって説明的文章なら書けるし実は得意かも!? って気づいたんです。

そういった「記述に目覚める」体験は王道ではありますが、そのときが訪れるとも限りませんし、あと、中学受験に対応できるかっていうと…役には立つでしょうがイコールではないので。

勉強として取り組むのであれば、
(1) まず大前提として漢字や語句を積み重ねて語彙力を人並みにはしておくこと、それから書き方の「型」を学ぶことですね。学ぶことは真似ることというか、まずは「視写」。解答の丸写しがお奨めです。
「これで「答えた」ことになるんだ!!」…ここが出発点です。

(2) それからワンステップ遡り、設問をじっくり読み解きます。こう聞かれているから、こういう観点が必要なんだ。設問から、求められていることが読み取れなかったら、記述も何も点になりませんからね。

(3) さらにワンステップ、今度は各観点についてその内容で正解であるという根拠を確認します(国語の読解なら本文の該当箇所を確認する)。

私が思いつくのはそれくらいです。実際、はなひめは過去問に取り組んでこれで一挙に記述解答力を上げたと思われますが…しかしそれは記述力のベースがあったから簡単なのであって。記述が苦手な場合はもう少しやっかいだと思いますが、それでも一番の近道ではあると思います。

ちなみに、こじろうの場合は中学受験に間に合いませんでしたが、種まきとして漢字・語句をやっておくのはもちろん無駄にはなりません。記述は書けなくてもほかの設問で点を取る役には立ちますし、あと、中学以降に本人の時期ってものが来れば、長いレポートもちゃんと書けるようになりましたからね。そのベースにはなっているはずです。

え? 中学受験に間に合わないなら困るって?? いやそりゃまぁ困りますけど…

はなひめの夏、過去記事:

光と影、二つの世界遺産

実物で学ぶことと、その発展

タイムマシンで五年夏に戻れたら


記述の練習 過去記事:

記述問題事始: 視写で「型」を学ぼう


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by an-dan-te | 2017-07-23 22:52 | 中学受験 | Comments(0)

疲れない夏休みにしよう   

長いような短いような夏休み。正確に言うと、その入り口では長く感じられ、その出口では短く感じられるというものですが(^^;;

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実際のところは、たとえば塾の授業時間の長さは丸々「一学期分」に匹敵し、かつそれ以外の時間(塾でも学校でもない時間)は「一学期分」より長いってくらいのものです。つまりほんとは長いんです。そんだけしっかり勉強したらまぁどれだけの成果が上がるかしらと思わず夢を見てしまいそうになりますが…

しかし暑いです。詰めすぎると疲れます。疲れると成績が下がります、それもものすごく(←ほんとうです)。

じゃあ疲れないためには、勉強しなきゃいいかっていうと、話はそう単純でもないんです。

今日は何々しようと思ってたのに、ついつい取り掛からないで一日終わっちゃった…とか。
なんかお母さんがイライラしてる~、とか。
予習復習さぼってたら、なんだか授業がわからなくなっちゃった、とか。
日にちは容赦なく過ぎていくのに宿題が終わってない、とか。

そういうのって、疲れるんです。精神的に。

いっそ受験生でないなら、のんべんだらりと遊ぶ夏休みというのも、子ども時代の思い出というか、それも人生ですけど、
受験生である以上、勉強が進まないのも疲れます。

受験生の疲れない夏というのは、
・日々やることを集中して済ませ、
・それ以外の時間は(罪悪感を持たずに)リラックスして遊んだりのんびりしたりできて、
・塾の授業は興味を持って聞けてちゃんとわかる、身になる。
というものなんです。

そういう意味で、こじろうの六年夏はいまいちだったし、はなひめの六年夏はとても良かったと思います。
親が不在なんで、ユリウスの助けを借りていますが、勉強する時間の「枠」というのがわかりやすく作れて、
日々の計算・一行題・漢字・語句をきちんとこなしたうえで、
塾授業のためのフォローもある程度できる。

そういう感じ。

はなひめの夏は、体感的には楽だったし、秋の模試成績は自己ベストでした。「毎日まいにち」のコツコツが効いて、計算が速く正確になってきたのも大きかったです。

こじろうの夏、過去記事:

こじろうの六年生夏を再現してみた(勉強計画編)

こじろうの六年生夏を再現してみた(メモチェ、過去問編)

こじろうの六年生夏を再現してみた(夏のお疲れ編)


はなひめの夏、過去記事:

ユリウスの助けを借りて天王山へ。

夏休みの家庭学習は、何時間くらい?

算数の予習効果はあったかな


時間活用 過去記事:

夏休み、倒れない計画の立て方


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by an-dan-te | 2017-07-13 22:21 | 中学受験 | Comments(2)

公文に向いてる子   

…つまり、うちの子のことではなくてですね(^^;;
(三人とも公文利用経験はあるが、それぞれ別の難アリ)

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公文の利用方法にもいろいろありますが、まぁうまくいく典型のひとつが、
算数の計算とか国語の読解の基礎、および「毎日こつこつ」習慣とかを学んでおいてから、中学受験塾中心に移行していくパターン (大昔ですがよしぞうはだいたいそんな感じ)

それと、中学受験をしない場合でいえば(というか、元々公文は中学受験のためのものじゃないからこっちが本流)、たとえば小学校でおよそ英数国それぞれI教材(中三相当)まで進めてあって、公立中学では実質ノー勉でほぼ成績トップ、ピアノに専念できた(そして音楽の道へ進む)なんてケース。あるいはもちろんピアノじゃなくて勉学の道でもいいわけですが(ただし引き続き公文でやるとは限らない)。

コメントをいただいた方の場合は、ほんっっとに公文に向いているお子さんで、「小学校卒業時にI終了」よりもっと速い(早い)ペースで飛ばしてますね。これは、親が無理くりやらせればできるってもんではなくて(と、いうことは私が保証いたします-笑)、もちろん親の賢い誘導もないではないですが主に本人の資質です。

公文に向いている資質というのは、毎日こつこつができて、例から学ぶことができて、進んでいくことが楽しいと思えて、素直さがあって(よしぞうは素直だったのか?? というのはおいとくとして)、文字馴染みがいい(読み/書き)とかでしょうか。ひっくるめて、勉強向きの資質のかなり重要な部分を占めているといえます。

気になるとすればむしろ、進行が早すぎることで、小学校終了でIというのは「ほどよい」感じがするんですが、もっとずっと前にそのへんまで終えてしまったとして、そこで公文(というか数学の計算)をやめてしまえば忘れてしまうし、かといって高校教材まで入っていくのも考えものです。

公文数学の高校教材は出来が悪くて、スモールステップ自学自習向きではありませんし、指導者も高校数学がよくわかってなくて、指導書と違う解き方をされたらマルつけも容易でないということが多いです。

その状況でも自力で突き進める天才がごくわずかいるらしいですけど、別にそこに天才を注ぎ込まなくてもいいような気はします(^^;;

せっかく、本人が今、楽しく公文をやっていて、順調に進んでいるのだから、別に先を心配して親が水を差すことはないと思うんです。そういう、すいすいすらすらの公文というのが、もっとも大きな価値を公文から受け取れる状況だからせっかくなのでそのまま活用するのがお得と思います。

でも公文だけじゃもったいないとも思います。もっと違う角度から算数、などの検討はしていらっしゃるようですし、もちろん公文のまま国語や英語と広げていく考え方もありますし、それはそれで悪くありませんが、さらに広く考えてもいいのではないでしょうか。

ピアノその他、音楽であっても、
スポーツであっても、
囲碁将棋のような思考ゲーム、あるいは
レゴブロック、理科実験系、美術系でもなんでもかまいませんが、

ご本人が一番夢中になれる何か。

夢中になれる、というのが一番の脳トレでもあります。「お勉強ぽいもの」に限定しないと受験が間に合わないってトシでもありませんし、できるだけ広く考えられたらいいと思います。

もちろん最初は公文と並行して進めていったらいいですし、あまりに夢中になって公文どころではない、あるいは、公文でうまくいかなくなって(おそらくは高校教材に入ってしばらくしたころ?)つまらなくなったら公文卒業とされればよいでしょう。

将来楽しみですね(^^)


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by an-dan-te | 2017-02-19 16:48 | 中学受験 | Comments(4)

無駄のない勉強法…   

「無駄のない」はもちろん勉強法に関していえば褒め言葉ですけど…


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図書館で見かけて
「試験に受かる「技術」」吉田たかよし
を借りました。これ、前に紹介したことのある「受験うつ どう克服し、合格をつかむか」の人でして、これはほんとにイイとこ突いてると思ったんでしつこく関連記事を書いてたんですよね。

だから、より実践編(なのかな?)として何を書いてあるのかなという興味で読んでみました。

それで…

んーー(-_-;;

思ったんですけど、これ副題が「灘高が教えてくれた「超」合理的メソッド」ってついてるとおり、ほんとに本当~に合理的、無駄を省いた、削ぎ落したメソッドで

いちいち正しそうではあるんですが
「いやいやそこまでしたくないだろ」
って思った。

たとえば、この流儀でいうと過去問はまず受験勉強の入り口で解いてみるのね。高校一年生(大学受験の場合)とか小学四年生(中学受験の場合)とか。そりゃもちろん全然解けないんだけれども、そうやってまず必要な勉強の傾向を掴む。そのうえで出そうなものから対策する、というか出ないと思えばやらない。(そして当然だけど入り口でやるだけじゃなくて三か月くらいごとに繰り返してしゃぶりつくす!!)

あるいは、灘では中一がみんな校長先生のやる道徳の授業を受けるんだけど…道徳って、大学受験にいらないけどやらなきゃいないでしょ。だから道徳といって論語つかって実質漢文の授業するの。確かに道徳だから文句はいわれない。

無駄なく、といっても寝ても覚めても勉強しかしないというのではなく(それじゃそれこそ鬱になっちゃうからね)、息抜きは必要です。で、余暇の時間を持つんだけどここでも効率追求。限られた時間内でどれだけ受験ストレスを発散できるかという…それで、ストップウォッチで時間を計りながら、単位時間でどれだけスッキリできるか片っ端から実験!!(笑) それで、吉田さんの場合はベストだったのが「アイドルオタク」。アイドル番組を見たり、アイドル雑誌を読みふけったりするのですが、女の子を求める気持ちもやや満たされて大変具合よかったらしいです。「現実の女の子と違い、テレビや雑誌のアイドル観賞なら所要時間がはっきり読めます」。

まぁ…そう…正しいんだけど。一番、引っかかるのが、徹底して「試験突破のために必要な部分」に絞っていく姿勢かな。受験勉強はもちろん合格を目指してやっていくんだけれども、その中で自然にというかついでにというか、人生に必要な(あるいは豊かにしてくれる)教養を身に着けていくことが財産になるって部分があると思うのです。無駄は無駄じゃないというか…

とはいえ、これは同族嫌悪的なものかもしれないです。私自身は、大学受験のとき、まっしぐらに「効率よい勉強」をする派だったはずなんですよね。それが、人生五十年に差し掛かるまでのどこかでニュアンスが変わってきて、何が役に立つとか立たないとか、受験で得られるものとか、感じ方が変わってきた面があります。

吉田さんは大人になるまでずっと純粋だったんだね(ある意味)

それで、吉田さんが偏った教養の持ち主かというと、確かにそういう面はあるかもですが、彼が受けてきたテストというものがまた、あまりにも多岐にわたっているので、つまり多方面に向かって無駄のない受験勉強をしてきたために、あれこれ知ってる人になってるわけ。おもしろい…いやかなり変かも…

ともかく参考になる面はあると思います。(中学受験にはあまり関係ないけど)マークシート対策とか「なるほど~」と思ったし。ただ、全面的にこうやりたい人は少ないかもな…

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by an-dan-te | 2016-09-27 21:58 | 中学受験 | Comments(4)

夏の疲れから秋の復活へ   

今回書くのは、「こうしたらうまくいきました~」的なイイ話ではなくて、
なんもしてませんが本人の資質でなんとかなりました的な結果オーライな話です。

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こじろう六年夏、なんとなく気分も体調も低調になって塾も休みがちになり、
天王山のぼるどころじゃない感じ。

この疲労感の原因って、別にそんなめざましくハードに勉強してたからってのとは違いますが、
むしろ、なんというか…
あーやらなきゃなーと思いながらたらたらしている(遊んでいる、ごろごろしている、ゲームしている)時間が長く、
それって楽ちんじゃなくてさすがにこれってどうなのって本人も思っているし、
案外精神的にはきつい場合もあるんです。

それに、これまでと違う教材として「メモチェ」が導入され、
本人もいちおう塾に言われたとおり一日1つか2つずつ進めているけど、
ぐるりと回って二回目に突入してみたらば赤字がまったく同じ(賽の河原)
この徒労感も疲労を高めます。

で、そんな状態からなんとなく立ち直っていったのはなぜかといいますと…

ひとつには、秋の入り口となる公開模試(当時はセンターと呼ばれていた)の結果が別に悪くなくて、年間平均偏差値ジャストという出来であったこと。

あんなに「登り損ねた天王山」状態であっても測定可能なほど実力が落ちてはいないってのはけっこう驚く話じゃないですか?

というか、実は、驚くポイントはむしろそこじゃないんですよ。
ふつう、精神的に低調だと成績はぐんと下がります。
しばらく勉強してないくらいでそんなに実力って下がらないものですが(せいぜい地味に~ずるずる~って程度)
「ツカレ」てるとてきめんに成績下がるものです。

それが、ほとんど下がらないなんて、これはこじろうがすごいんです。
テスト用紙を目の前にするとスイッチが入っちゃって、取れる点は掻き集めたいという…

テスト時間中に気合でがんばって、
その分勉強しないで済ませたらトクじゃん!!

みたいのがこじろうの哲学(らしい)

で、実際にそんなに悪くない結果が出て、「まぁなんとかなるんじゃないか…」

そしてもうひとつ。後期日特が始まって、熱望の第一志望、最新過去問をテスト形式でやったわけだけど、この秋の入り口で突然の「20点くらい余裕ある合格点」が出て、「オレいけるんじゃね!?」

…これは大きい。

実態に最も近い測り方で、「大丈夫な線」に到達してることがわかったんだから。

そんなこんなで立ち直ったこじろう。つまり、なんで立ち直ったかというと
「テストに強く、かつ第一志望過去問と相性ばっちりだったから」

…ハイ、参考になりませんね。

ただ、精神的には立ち直って、塾を休んだりすることもなくなったこじろうだけど、結局勤勉にはならなくて(^^;;
六年後半の勉強態度とはとてもいえなかった。
まぁでも最低限のことは押さえていたし(計算、漢字・語句、メモチェ)
過去問は念入りに仕上げたし
実力がすごく伸びたとはいえないけれど合格はしたわけです。

この話から何らかの教訓を引き出すとすれば
勉強は、しないでいれば疲れないってわけじゃない。しゃきっとやってしゃきっと遊ぶのがよろしい。
勉強は、した分が賽の河原にならずちゃんと身になるように、難易度や繰り返し頻度やもろもろ、調整すべし。
精神的に崩れたときは、わかりやすい成果が出るのが何よりのクスリ(といってもふつうなかなか成果が出ないんだけど)。

このへんを改善したのがはなひめの受験だったかなとは思います。

あとね…ほんとこじろうってテストに強いわ(-_-;; 今でもツボを押さえる大学生です(^^;;

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by an-dan-te | 2016-09-21 23:30 | 中学受験 | Comments(12)

モチベーションの保ち方(アクセスラボ最新記事のお知らせ)   

「あの中学に合格したい」→「それには成績をもっと上げないと」→「毎日こつこつ勉強する」なんて、ストレートにつながる小学生がいたらびっくりしちゃうよね。

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あ、稀にはいるらしいんですよ。たとえば、スポーツなり音楽なり別ジャンルで既に、「コツコツ積み重ね」→「上達」→「大きな成果」というような強い体験を積み重ねてきた子とか。だから、幼少のころから親のお膳立てでさんすうこくごのドリルをこなしてきたような子よりむしろ、ハードな習い事に熱中してぶいぶい言わせてた子のほうが、中学受験に切り替わったときにモチベーション高く勉強をこなせる子になるかもね。

もちろん、うちの子たちはそうじゃなかったんですけど…

その場合はどうすればいいかっていうと、まぁやれるようにやればいいってことですが、中学受験が
「コツコツ積み重ね」→「上達」→「大きな成果」
の初体験になるわけで、これはこれでとても素敵なことですね。

でも、じゃあ、そもそもどうやって「コツコツ積み重ね」のところからやる気にさせるかって話が、アクセスラボ記事
「モチベーションの保ち方」
で、読み返してみると我ながらこれまでの繰り返しのような気もする、っていうか、使いまわし(コピペ)したわけじゃなくて新たに書いてますけど、大事なことに戻ってきちゃったみたいな。

そう、結局、長々長々ブログその他書き続けてきましたけど、一番大切なことは、
「勉強のやる気は勉強から生まれる」
そして、その結果生まれる「やる気量」みたいなのがその子のキャパであって、
そこに無理なく盛れる分の勉強をして、行けるところが似合いの学校。

それ以上のことは何もないです。

一番大切なことは書ききったので、アクセスラボ連載も終わりです。

中学受験が済んだときに、
「勉強って楽しいよね」
って思っていてほしいです。つまり、ナントカ中学合格が大きなモチベーションになるのはもちろんいいのですが、話はそれで終わりじゃないですからね。

「○○中学合格」が目的としてあって始めた中学受験生活。なかなか勉強のやる気が出ないなか
「勉強のやる気は勉強から生まれる」方式、ボトムアップでやる気を組み上げていき
結果、合格することで
「コツコツ積み重ね」→「上達」→「大きな成果」の道筋がとおる。
これが、人生この先、自分で「やる気を出す」ときの原動力になるわけですね。

そして、「勉強をする」こと、つまり今まで知らなかったことを知り、わからなかったことがわかり、バラバラに知っていたことが有機的につながっていくのが楽しい。学ぶことで、考えることも表現することも、より自由になる。

「勉強のやる気は勉強から生まれる」
がさらに豊かになっていく。

そうやって、上から下から、自分のやりたいこと、やるべきことに向かっていけるようになるのが中学受験の理想です。

現実問題、細かくいうといろいろあるけど(レポート提出遅れとか…)
大きくいえばまぁ理想に近づいたという感じがあれば上出来。

子どもの数だけ「やってよかった中学受験」がありますように。

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by an-dan-te | 2016-09-07 08:14 | 中学受験 | Comments(2)

中学受験で子どもが歪む?   

HN「あおいとり」さんとのコメント往復をしていてふと思ったのですが、
この話で出ている「受験算数の難しさ」に限らず、

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勉強量の多さであったり、
夜遅くにシフトしがちな生活であったり、

中学受験勉強(もしくはその生活)が子ども(もしくは小学校生活)を歪ませるという意見・懸念はよくあります。
私はそのような意見に対してあまりピンと来ないことが多いのですが、
(我が家に関しては「やってよかった中学受験」としか思わないので)

でもそのような危険が本質的にあるということは理解できます。

それは、この年齢の子どもが、親の強制力が効きやすい年代にあるからで、
親か意識的に、または無意識的に、無茶に誘導することがしやすいからです。
また、親が「子どものためを思って」暴走しやすい構造があるからです。

話を「ピアノ」に変えてみたらわかりやすいかと思うのですが、
ピアニストに育てようと思ったら、
「『本人のやる気』や『本人の向き不向き』がわかるまで待っていたら遅いです」
(私が前に桐朋子どものための音楽教室のコンサートに行ったときにそこのエライ人が言ってたこと)
という事情があるため、
「親御さんが決めて、音楽環境をお子さんにプレゼントしてあげるというものなのです」
ってことで、その道に入るならば親主導でものすごい時間と熱意を音楽方面につっこむことになります。

幼いころからの「音楽環境」がなくてはピアニストになれないのはもちろんですが、
幼いころからの「音楽環境」があればピアニストになれるってものではもちろんないので、

子どもの状況を見ながら賢く撤退または趣味シフトができないと困ります。
どう困るかっていうと、子どもがつぶれます。音楽の道でも食えないし音楽以外のことはしてなし…

そうやってつぶすのは虐待といってもよいですが、
同じことをしたらそれが虐待どころかピタリとハマって、才能が開花する場合も(稀に)あるわけですね。

でもピアノをやらせて数年経ったら嫌でもわかると思うんですよ、ほんとは…
「ピアニストの線はないな」って。
でも、音楽を楽しむことはその人の素質に応じてどんなレベルでもできるでしょう?
方向転換して趣味で楽しむ音楽を学んでいくことはできます。そのときに、幼いころたっぷりふれた音楽的環境は、楽しむための素養となってその人の人生の支えのひとつになります。
しかも「ピアノをやらせて数年経った」ところでまだ若い(というか小学校低学年か?)のでそれから何でもできますからね。

中学受験でいえば、開成に行くんだって、灘に行くんだって、ピアニストほど狭い話じゃないですが、
それにしても向き不向きってのは当然あります。

向いてないレベル、傾向のところに押し込むことが至上命題になったらそりゃ、歪ませたりつぶしたりすることもあるでしょうが、

無理のない内容と量の勉強、将来への種まきになってそこからすくすく育って行くような学び、その範囲でできる準備をして似合いの学校に入れればいいことです。子どもを歪めて入れる開成より絶対高い価値があります。
(別に歪ませりゃ開成に行けるとも限りませんし!! ってかその可能性はウスい)

入試問題を見て、こんなのを解けるように勉強させるのは子どもを歪ませると思うならば、そりゃやめておきましょう。もちろんです。
ただ、おそらくですが歪んだ子どもを取りたいと思って組まれている入試ではない以上、そういうのが(無理なく)解けるようになる子を取りたいと思ってその入試をやってるんでしょうね。それはそれで、よその話と思ってほっとけばいいことです。

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by an-dan-te | 2016-09-04 10:23 | 中学受験 | Comments(6)

家庭での学習はどうするか(アクセスラボ最新記事のお知らせ)   

アクセスラボの8月記事をお知らせするの忘れてこんな日にちになってしまいました(汗)

「家庭での学習はどうするか」(←アクセスラボ)


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中学受験塾って、至れり尽くせりよくできたシステムだと思うんですけど、それでも塾を選んで入れれば親の仕事は終わり(もちろん月謝を払う仕事は残ってるとしても)というわけにはなかなかいかず…塾では新しいことも順を追って丁寧に説明してくれているかもしれないけれど、それを演習したり暗記したり穴埋めしたりして身につけるところは家でやらないといかんわけです。

というか、こういうところ読んでる人は、そんなこと百も承知で、日々お子さんに目をかけて手をかけていますよね。

それでも尽きない悩み(バトル)をどうするか。

悩みはいろいろありますが、大きく分けて
(1) 勉強をしないので悩む。
(2) 適切な勉強方法がわからず悩む。

悩み「量」(そんなものがあるとすればですが)で圧倒的に多いのは(1)ですね…我が家の場合ですけど

よそ様ではどうなのかな。

昨日見たニュースで、父親が小六息子を刺し殺してしまった事件があって、中学受験してたんだけど勉強しないとかなんとか
ほんとにそれが真相なのかわかりませんが…

勉強しないくらいでいちいち殺してたらいくつ命があっても足りませんでしたよ。というか殺してしまったら勉強できないのですが。

勉強ってやってみるとけっこうおもしろいところがあると思うんですが、
やらされる勉強ほどつまらないものはないし、
じゃあ、ってんで親がやらせないでほっとくとどうなるかっていうと
たいていやらないままになるんで(-_-;;

この矛盾をどう解くのか考えて考えて、出た結論が
「ちょっとやってみる」→「ちょっといいことがあった」
を繰り返し繰り返し地道に拡大していくということです。
(勉強のやる気は勉強から生まれる)

とにかく「やった」「やりきった」充実感を大事にしていくこと。
そのための具体的な工夫が、成果の「見える化」であったり、時間に枠を作ることであったりするのです。

こじろうは、よそ様から比べると驚くほど少ない勉強量のままなんとなく「夏のお疲れモード」に入ってしまいましたが、
疲れは勉強量から来るとは限りません。

「やらなきゃなー、でもやれてない」
遊んでいる時間も頭のどこかにそんな気分。
これってすごく疲れるんです。

時間と、やることを区切って、やり切って、その他の時間は「やること済んだ」解放感を持って過ごす。

そのためには、かなり「やること」の難易度と量を落とさないといけないので最初不安になると思いますが(親が、ね)
絶対正解です。

はなひめのとき、六年夏が終わって、親も子も疲れてなかったので、あ、やっぱこのやり方がイケルと実感しました。
そのほうが、最終的には勉強の質と量もちゃんと捗ります。

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by an-dan-te | 2016-08-24 12:31 | 中学受験 | Comments(4)

再チャレンジノートの作り方   

ご質問をいただいたので…

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「再チャレンジノート」というのは、間違えたことのある問題のコレクションを一冊のノートにまとめ、それをコツコツと、隙間時間にでもつぶしていただきまして、弱点補強をしようというたいへん建設的な仕組みです。

…趣旨としては素晴らしいよね?

子どもにとっては、自分にとってほんとに必要なものがお手軽サイズにまとまっているので、
密度の濃い勉強ができて便利。

親にとっては、そのノートを準備するのが、めっちゃ面倒。

…かーさんは、よなべーをして♪

ってなもんです(-_-;;

まぁそれでも、私はそんなに手間かけてないほうだと思いますよー

見た目とかあんまり気にしないんで、
・コピーする
・(プリントなど)そのまま切り抜く
・書き写す
の、その都度最速の方法を選んでごちゃごちゃに作っていました。

切るのも、まっすぐだったり直角だったりは放棄してじゃきじゃきと!!
貼るのも、両面テープでぴっちり貼るとかしないで、セロテープでちょんちょんと。
f0185839_2128854.jpg


それで、ご質問の中心は、解答のことです。あちこちから引っ張ってくるこのノートの性質上、解答というのもあっちにちょろりこっちにちょろりなんで、あとで答え合わせしようとしてもさてどこだっけ?? …あちこち参照するんじゃ面倒ですね。

で、私の場合、あるときは、
・解答がある個所にポストイットで印をつけて解答冊子ごと「再チャレノート解答ゾーン」に積み上げる!!
という暴挙に出たこともあるし(しかしこの手は片付かないのでうっとおしい)
またあるときは、
・再チャレノートの末尾にちょこちょこ答えの数値だけ写しておく
という手も使いました。
f0185839_21281446.jpg

これはノートの裏表紙↑

またあるときは、
・再チャレノートの左が問題、右に解答を貼って折って「ちょん」とセロテープで留めておく
なんてのもありました。子ども自身で答え合わせしてもらうならコレね

とにかく、鉄則は
一番楽なやり方でやる。
ってことです。以上。

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by an-dan-te | 2016-08-06 21:31 | 中学受験 | Comments(4)