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喉元過ぎれば熱さ忘れる   

はなひめの中学受験をしてたときに、人物相関図イラストを描いて「尊敬語」「謙譲語」とかの説明をしてたら、こじろうがそれを見て

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「ぼくのときにはそんなに丁寧に説明してくれなかった」などと言い出した。はぁ??(-_-#

むしろ、はなひめの国語なんてほんの「さらっ」とした説明しかしておらず(それで足りる)、それに対して、
こじろうの国語なんて、ネイティブなら当然わかってるはずの文法事項やら、漢字・語句やら、一個いっこ、どんだけ丁寧に(根本から)繰り返し繰り返し説明したり練習させたりしたことか。

日本語しゃべれるまでにめっちゃ手ぇかかってんだよ!!

ところが、本人は
「ぼくは敬語とかわりと得意なほうだった」(←事実に反する)
などと言い出す。

だいたい、男子によくあるケースで、成長途中のビフォーアフターが激しすぎるため、物心つく前の具体的なことはあらかた忘れているらしいのだが(こじろうの場合、「物心」ついたのは中学生生活後半くらい)、
それにしても、
「中学受験は楽だった」
みたいに感じてるらしいのはさすがに忘れすぎである。どんだけ。

人は、具体的詳細な事柄を記憶にとどめるためにどうしても「言語」が大きな手掛かりになるので(視覚優位な人は絵画的にってこともあるかもだけど)言葉があやふやだった年齢の記憶はあやふや、というのはそんなに不思議なことではない。それでいうと、こじろうは中学校が終わるくらいからのことはしっかり覚えているし、はなひめはもっとずっと早く、保育園時代のこともそれなりに(もちろん昔だから忘れたことも多いけれども)具体的に覚えている。かなり早い時点から人生が連続しているというか。

ところが、そうやって、保育園時代の先生や友達のこと、あるいは出来事についてもわりと具体的に覚えているはなひめだが、こじろうと同じく、
「中学受験は楽だった」
ってなことを言いだしたのでのけぞった(o_o)

二人とも、
「塾は楽しかった」 ←それは当時もそうだったと思われる
「無理ない程度に勉強してたら、自然と、どうしても行きたい学校の偏差値足りてたから、
そんなにたいへんじゃなかった」 ←えぇーーーナニソレ

こじろうの国語、はなひめの算数、その他もろもろ、どんだけ大変だったと思ってるんだよ。

叱りすぎちゃったとか、
手出ししすぎちゃったとか、
夜遅くなっちゃったとか、

いろいろいろいろ、親として気にかかるシーンはあったと思うんですが、
子どもの記憶の中ではぜんぶふわふわ消えちゃって、

ちょうどいいくらい勉強したら、
楽しい中高生活が始まった。
中学受験してほんとによかった。

くらいの、ざっくりした(ざっくりしすぎ)記憶になってるみたいです。

という感じで、中学受験終わって、いろいろと「やらかしちゃった」記憶のある方も、あんまりそのことは深く考えないで、ただこれからの中高生活が楽しいものになるように応援していけば、自然と「ないことになる」と思われます。



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by an-dan-te | 2017-02-08 21:58 | 中学受験 | Comments(10)

「使える英語」流行りの中で公文は   

自分の子どもが中学生になって(つまりまたろうが公立中に入学して)英語の教科書を見たらば、自分のときに比べて…

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難しくなってない??
と思いました。

昔の教科書が、「This is Japan.」「That is America.」とかで始まっていて、1ページにひとつずつ文型を説明していって、わりと厳密にその範囲で本文が書かれていたのに対して(だからえらく不自然なシチュエーションでつまらない内容になりますが)、

今の教科書は、もうちょっとナチュラルな流れを重視して、でもおそらくはその場で理解しきれないであろう(そしてそれでよしとする)英文も混ざってるって感じかな。

実際に英語を「使う」場面は当然、わからない部分というのが混じってきて、それを気にしすぎないという態度も大いに重要なので、これはこれで正しいのかなという気はするんですが…きっちり仕組みをまずは理解させよう(先生側)とかしたい(生徒側)とか、そういう気持ちが薄れている感じがしなくもない。

旧来の「使えない(といわれる)」英語の批判というか反動から、文法を気にするよりまずどんどん触れて慣れてみたいな流れがあるんですよね。いい面も悪い面もあるとは思いますが。

公文式英語教育の方法 子どもたちに英語の原書まで」では、文法についてこう書かれています:
「母語のように、しぜんに分の規則性を獲得していけばよいとは思いますが、一般にはごく限られた時間と空間のなかでしか触れることのできない外国語では、省略があったり、常套句の多い、いわゆる日常的で、しぜんな言語ばかりでは、かえって文の無秩序さを語りかけるだけに終わる可能性もあります」
「文は語とその並び方によって意味をなします。語彙力と文暴力が、外国語習得の基本要素であるに違いありません。文法偏重による弊害があるから、文法はすべて悪、と断罪するわけにはいきません。英語習得の道具として、また文理解の手助けとして、さらに自ら語を組み立てて、英語を話すためのルールとして、文法は生き続きるでしょう」

このような考え方に立ち、公文プリントで最初に出てくる文は
「The dog runs.」「I eat apples.」
のような定型文(文のかたちがばらばらな日常文ではなく)です。基本の「型」の英文をひとつずつ身に着けていき、だんだん長くなってきても、常にそこまでの学習内容で理解できるようにリライトされた文章を使っています。(原書で読むのはなんとM教材以降です)

そして常に「対訳」をつけることで理解を助けるわけです。

教材体系の考え方としては、もうほんとに理想的だと私は思うんですが…

それでいて我が家の息子たちにとってはほとんど何の意味もないものと化してしまうというorz
(前回記事:公文の英語について思うこと)

まさに、「馬を水場まで連れて行くことはできるが水を飲ませることはできない」でしたっけ、英語と日本語の対比に興味を示さない、英文を読みたくもない子に英語の勉強をさせるのは大変です。

こじろうの場合はむしろ一般的な塾で、テストとか点数とか偏差値とかあるのがよかったようです(中三時に行った市進)。学校の授業でやる「習うより慣れろ」英語はまったくこじろうには向かず、きっちり形で説明してくれた塾はよかった。加えて、点数とか偏差値とかが彼のモチベーションを支えるというわけです。やれやれ。語学ってそういうもんじゃないと思うんだけどねぇ。

またろう英語に何が効くかは今でもワカリマセンorz

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by an-dan-te | 2016-04-28 21:44 | 中学生活 | Comments(0)

公文の英語について思うこと   

英語という教科の扱いって、私が中学生高校生だったころと比べると、ずいぶん様変わりしてきたように思います。小学校から授業があるとか、「使える英語」とか…

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まぁ英語がわからないよりわかるほうがいいとは思うんですが、そんなに今の子たちのほうか英語が使えるようになってるかっていうと、別にそんなふうにも見えないんで(-_-;; いったいどこへ向かっていくのかなーと思っています。

ところで公文というとあまりそういった世の中の流行り廃りといったものとは関係なく、自分のポリシーを貫いているというか(よくいえば)、変わることはぶっちゃけ苦手だというか(悪くいえば)。

たまたま激安古本(50円)で「公文式英語教育の方法 子どもたちに英語の原書まで」という本を入手しましたので読んでみました。

我が家の子どもたちの中では、またろうとこじろうが公文英語経験者ですが、いずれもわりと短期でしたし、私も中をよく見てませんでしたので(^^;; 全体像というか趣旨というものはこの本を読んで初めて知りました。

こじろうが公文英語をやってたのは、中学受験が終わった六年生二月から、中学の部活が本格化する五月くらいまでです。短く切り上げるのは当初の予定どおりではありましたが(暇な期間を埋める趣旨もあった)、公文英語あまり効かないなと思ったのも事実です。

公文の教材やシステムが悪いということではなくて、こじろうの特性と公文が合わないんです。

導入のあたりはまだよくて、だからこの時期にやっておいたのは悪くなかったと思いますが、たとえばアルファベットを書きなれておくとか、綴りと音の関係が素直な単語からいくつか書き方を覚えておくとか。そういえば、英単語を覚えはじめのころに抵抗が一番小さかったのはこじろうです。またろうもはなひめも大騒ぎでしたから(…まぁ確かに英語の綴りと音の関連がデタラメすぎるんですがね)。

そのあたりが過ぎると、文→文章を読むようになっていきます。だいたい対訳がついています。自習が前提だから当然です。そして読み書きの練習や理解の確認のために問題がついています。

ここで公文プリントを「こなす」ということが何を指すのかが問題です。

こじろうは、とにかく丸を貰って用を済ますというか、その効率を最大化することを考えるタイプです。とても極端です。それは彼の良い面でもあり悪い面でもあるのですが…

公文英語プリントを最大効率で片づけようと思えば、まず英語本文は読まない(!) 日本語部分にナナメに目を通し、設問を見る。穴を埋めるのに必要な情報だけ、日本語からアタリをつけてさっと確認するんです。

早い早い!!

…いやそういうことをしても何にもならんのですよ。公文の英語は、本文を聞いたり(音声教材がちゃんとあります)音読練習をしたり、しっかり本文を味わうところがミソ。設問はオマケなくらいです。

で、公文英語を月謝分、きちんと生かしてもらうためにはこじろうの場合、ずっと横について監視しているしかなく、公文の意味ないわぁorzといったところです。もちろん私はそんなことする気分じゃありませんでしたし、公文教室は大規模なところで、本文がぜんぜん音読できてなくても空欄を埋めたプリントができてさえいればずんずん進ませてくれてしまい、まぁこれじゃしょうがないなと。

一方、またろうはというと、こじろうほど天才的に要領いいわけではないのですが、本文読みたくないことにかけちゃ同じなので、嫌々だらだらやってやっぱり最低限空欄を埋める感じで、これまたあまり意味がなく。というか母の見るところ、まじめにやろうにも難しすぎて実は手に負えないようだったのですが、なんかこのとき、高校受験目前だったこともあって、先生が学年相当まで進ませてなんとかカタチをつけようとしていたような…

いやそんなとこでつじつま合わせなくていいんですが…だってスタートが遅いのはこっちの都合で、別に先生のせいにしようってんじゃないですから、本人がすらすら読めてこれなら本文も読もうかなってあたりまで下げてくれて構わないんだけどね??

そのあたりがどうもうまく伝わらず、実力とプリントレベルが乖離しすぎたんでやめました。なんか公文ぽくない挫折(自分のちょうどをやるのが公文じゃない??)。

というわけで、どうもうまくいきませんでしたが、教材はなかなかよくできてると思ったんですよね。
ただし大前提が、ちゃんと興味を持って本文を読む練習をする子ってことで。

それで、その教材はどういうポリシーで作られているの? と思って前述の本を読みました(つづく)

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by an-dan-te | 2016-04-27 13:33 | 中学生活 | Comments(2)

中高六年間折り返し地点   

はなひめは高校生になりました。

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中高六年間の折り返し地点に来たことになりますね。
六年間といえば、保育園も六年間、小学校も六年間でしたが、主観的な長さがまったく異なります。

三年間があまりにあっという間だったので(o_o) 空恐ろしくなってるところです。
もう三年間経ったら、大学受験、そして高校卒業。。えぇぇーーーーorz

なんでそんなに早いの、というと、
親が心配しなきゃいけないようなことがあまりなく、目を離しているからその隙に成長してしまう(笑)
ということはまぁあるのですが、しかし本人的にも「あまりにもあっという間」だそうなので、

楽しい時間は早く過ぎるから

ってところですかね。

なんだかいつでも、興味をひかれるきっかけがあるらしく、
熱中したり、
調べたり、
まとめたり、
しているうちにあっという間に日にちが経っていってしまいます。

そして何に入れ込んでいても、浮いちゃうとかハブられちゃうとかいうことなく、まったりと生温かく(-_-) 見守られつつ友だちとも幅広く付き合っていくことができます。

ありのままの自分でいて心地よく過ごせる環境です。

はなひめは「中学生が人生で一番楽しい時期なのではないか」といっていましたが、
こじろうの意見によれば「そんなことはない」と。

こじろうも、毎日楽しそうであっという間の六年間だったみたいですが、でも今(大学生)のほうがもっと楽しいと言っています。

まぁそんなものかもしれませんね。親としては、多少とも関われるし何やってるかわかる中高六年間がなんか懐かしいというか楽しいというか、そういうイメージですが、大学生になるともっと自分の裁量が増えて、付き合いの幅も広がって、自分の人生という感じがするのかもしれません。

でもそこで信頼して(余計な心配をしないで)手を離すことができたのは、ほんとにこじろうの中高六年間の環境あってこそと感じています。

はなひめの学校で、こじろうのときと違うところは、そろそろ勉強もしっかりしたほうがいいのでは?? という雰囲気が、生徒にも親にも出てきたところです。

部活をやめてしまうとかの人はまだ少なそうですが、どれかの科目だけは塾に通う、という子もぱらぱら出てきてますし、やはり三年後の受験がちらちらと視界に入ってきたという感じでしょうか。

はなひめはまだまだ部活優先らしいです。親から見ると、もうちょっと英語や数学をやっておいたら?? と思わなくもないのですが、方面が「大学受験行き」でなくても(^^;; 充実した時を過ごしていることは間違いないですし、すぐ周りに必要な仕掛けはいろいろ揃っています。その中から本人がどこに進みたいかは明らかになってくるでしょう。必要なことが見えてくればそこからは強いかな? と勝手に思っています。

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by an-dan-te | 2016-04-19 22:50 | 中学受験 | Comments(8)

学校の価値は入学後に決まる   

「お得な学校ランキング」的なものがあったりすると、それぞれの学校の価値というものが、まるで何か決まった数値のようにあって、一列に並んでいるかのような錯覚を起こしそうになりますが、

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もちろん、そんなことはありえませんね。

仮に、大半の人が「この学校に入ってよかった」と感じ、六年間たいへん充実した学校生活を送ってたくさんのことを学んで巣立って行く学校であっても、

「こんな学校に来るつもりではなかった」と欝々としていて、
クラスメイトのことも避けるようにして友だちを作らず、
学校滞在時間は最低限にしてもちろん部活も入らず、
放課後は早々と塾に通って、学校の授業はほぼ無視して塾の勉強をする

…というような過ごし方をしていたら、当たり前ですがその人にとってその学校の価値はとても低いものになります。

入試の本番までは、よりよい(合う)学校を選び、その学校に合格できるようにするということが、中高の六年間の価値を高める方向の努力ということになりますが、

いざ進学先が決まった、そのときからは

学校を好きになり、学校から最大の価値を引き出す生活(もしくは考え方)をするということが「お得」ということになります。

熱望の第一志望に合格して入学することは、なにしろ期待感に満ち溢れ、すでに学校のことが好きな状態ですから、とても恵まれたスタートが切れるということになりますが、

それだけで決まるってものでもありません。

むしろあんまり理想化してしまうと現実に興ざめってこともあるかも。
だって、実際の学校はうれしいこと楽しいこと、しんどいこと嫌なこと、いろいろあるわけだものね。

あるがままの出来事を受け止めながらも、
どんどん楽しいことを見つけていく、
困ったことがあったら、解決したり、ときには逃げたり、上手に渡っていこうとする、

それから、ちゃんと夜寝て朝起きて食べて元気に学校へ行く、というような健康・体力面が気持ちに及ぼす影響の大きさも侮れません。

そう考えると、新しい生活に、ほどよくポジティブな気持ちで馴染んでいけるように、親のできることってのも地味ですがいろいろありますね。

まずは落ち着いた健康的な生活が、ゆとりを持ってできること。塾や習い事や、歯の矯正とか(^^;; 受験中いろいろとてきなかったことを一気に盛り込もうとするよりは、まず学校生活を軌道に乗せる。

学校の良い面を見出していくことを、少なくとも邪魔しない。入学する学校に不満が実はあっても、ゆめゆめ、マイナスオーラをまき散らさないこと。できれば、子どもの話を興味を持って聞いてあげて、学校の他保護者や先生とのコミュニケーションも円滑に。

部活選びの際には、親がやいのやいのいったり押し付けたりせずに、子どもの意向を尊重する。けっこう親にとって意外なものに入ったりするんですが、たぶん本人なりのわけがあります。その「わけ」のほうが親の意見よりは後々重要です。

部活、けっこう重要です。クラスと、部活の二場面に根を生やすことによって、人間関係の安定性が増します。誰かとうまくいかなくなったときも逃げ場がありますから。

よいスタートが切れますように(^^)

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by an-dan-te | 2016-03-29 22:44 | 中学受験 | Comments(2)

中学受験のメリット(アクセスラボ最新記事のお知らせ)   

今月のお題は中学受験のメリット(←アクセスラボ最新記事リンク)でした。

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これまでさんざん…ほんとにさんざん、中学受験について語ってきて、それこそ本一冊におさまらないくらい語ってきて、それでもって「中学受験のメリット」を1500字にまとめよってのもかなりクラッとくるお題ではあったのですが(笑)

これまで、自分が公立中に半年通い私立中高に5年半通い、
子ども一人を公立中に通わせ、
子ども二人を中学受験から私立中に通わせ、

自信を持って言えることがあります。

最大のメリットは、
「色とりどりの私学の中から、合うものを選んで進学できる」
ということ、

そしてその次のメリットは、
「中学受験勉強をすることそのものに大きな価値がある」
ということ。

だからこの二つにしぼって記事をまとめました。

思春期の六年間を丸ごと見てもらえる環境が得られる…
一生の友だちができる…
部活が充実している…
大学受験に(たぶん)有利…
などなど、いろんなメリットとして語ることができますが、大きくいえば上記の二つから派生したものだといってもよさそうです。

リラックスできる環境に
興味の持てる授業がいろいろあって(興味が持てない授業もいろいろあっても-笑)
話のノリや、関心の方向が合う友だちがいて

ありのままの自分でいられる。やりたいことに安心して没頭できる。

…ここでは自由に呼吸できる…
という感触。

そういう中高六年間であれば、それは大学受験だってうまくいくことが多いでしょうけど、
興味関心の方向が大学受験に合致するとも限らないわけで、
別に私立に行かせりゃ親が満足するような大学合格が得られるとは限りません。

そこはぜんぜん保証の限りじゃないんで、

費用がいくらかかるということ、
小学校生活をどれだけ「犠牲」にしなければ合格できないかということ、
大学合格実績がどれだけだということ、
それを学校の「コスパ(?)」と考えて中学受験をさせようと思う人は、
うまくいくことも、裏切られることもあると思います。

本人のキャパに合わせて(今の生活を「犠牲」にしない範囲で)、学習をこつこつと積んでいく、
その結果、手が届く中から「合うところ」(←においかいでみて)に入れる、

子どもが楽しく学校に通っていて、
山谷いろんな出来事があるけれど、
六年間振り返ってほんとあっという間に感じられ、
でもそういえば子どもがぐぐっと、なんだかんだいって大人になっている。

そういうことが中学受験のメリットだと思えるならば、だいたいにおいてハズレはないと思います。

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by an-dan-te | 2016-03-02 07:57 | 中学受験 | Comments(2)

「入試会場に消えていく背中」のその後   

あれから早や三年。

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三年前の2月1日の出来事を私は「入試会場に消えていく背中」という記事に書きました。

「耳をすませば」の「カントリーロード」は、今でも歌うとどうしてもきゅんとなってしまいます(^^;;

結局のところ、はなひめは中学に入ってから、親の手出し口出しを断るかと思えば、別のときには甘えてきたり、じぐざくと徐々にしかし着実に独自の道を歩んでいます。アンビバレンツなところが思春期というものですかね。

親の側からいうと…

やはり、選びに選んでここと思った学校に子どもを託せるというのが大きな変化です。

はなひめを見ていますと、

クラス・元クラス・部活・趣味仲間と、多様に広がった友人関係があり、
頼りにしてる先生や、いっしょに軽口を叩く先生、反発する先生がいて、
多様でいて、あるときは深い学びの糸口が随所に展開されていて、

少なくとも、親のほうからあぁでもないこうでもないと「針路」を探る時代ではなくなっていることを感じます。

本人が困ったときがあったらバックアップすればいい、くらいのものです。

とにかく、毎日なんやかやと楽しそうで、
この学校でよかったー
…と本人が心から思っていることが親の何よりの安心です。

子ども三人が何がしかの受験を済ませて公立小中からすべて卒業してから、
ほんっとうに気が楽になりました(^^;;

本館ブログのほうをご覧になっている方は、私が子どものことに時間を使わなくなった分、
音楽につぎ込んでいることが見て取れるでしょう。

「耳をすませば」の中にこんな曲があります:
「耳をすませば」より「丘の町」(自宅アップライトにて)
これから起こることにワクワクしている気持ちがよく出ている曲だと思います。とても好きな曲です。

春からの生活はこんな感じですね(^^)

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by an-dan-te | 2016-01-30 22:35 | 中学生活 | Comments(12)

中一のときの立ち位置は、大学受験まで変わらないの?   

先日の会の中で取り上げたお題に、
「中一のときの立ち位置は、そのまま六年間(大学受験まで)変わらないのか?」
ってのがあったんです。

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そこで、りんこさんは
「ほとんど変わらないものだ」
という話をして、

私は
「あんまり関係ないものだ」
という話をしました。

これは、どういうことかというと、

(1) 中学受験時の学力と、大学受験時の学力は非常に相関が高い (りんこ談)
ということと、
(2) 中学校での成績と、大学受験時の学力はたいして相関ない (アンダンテ談)
ということなので、別に矛盾してるわけじゃないんです。

つまり、(1)のほうはというと、結局、大雑把にいって、入り口偏差値が高いと出口偏差値が高いというのと同じことですが、同じ学校の中でも、ぎりぎりに合格した子と、御三家落ちで回ってきた持ち偏差値の高い子がいたら、結局難関大学の実績を作ってる子はそっちという実態があるということです。

いわゆる「お得な学校(入り口偏差値のわりに大学合格実績が高い)」というのは、入り口偏差値(=下限)より上の子をうまく集めている学校だったりする場合があります。

これは考えてみれば当たり前なことで、元々、中学受験の入試問題というのは、大学受験の適性を小六時点で測ろうとしているという面が色濃くあります。たとえば科目の名前は「算数」「数学」というふうに異なるものではあっても、中学受験の算数は、
・大学受験の数学に向いている子を選べるように、また、
・大学受験の数学に必要な素養を育てるように
作られているものです。

もちろん英語という科目は中学入試にはないので、そこに大きな逆転要素はあるのですけど…

一方、(2)のほうは、授業をしっかり聞き、定期テスト範囲を勉強し、提出物を出すかという、まじめ度を測っているような面が濃いので、大学受験時の学力とはそんなに直結しないんです。もちろん、関係はありますけどね…

中学校から高校の途中までは部活一筋、そこから大学受験に切り替えてぐぉーーっと成績伸ばす子ってふつうにいるでしょ。

私も中学生の間の成績は別によくありませんでした。というか高校生になってからもたいしてよくはないんだけど(学校の成績取ろうとしてないし)、

せっかく中学受験して中高一貫に入ったんだったら、
恵まれた環境を生かして授業も活用して「ある程度」勉強は(そんなに時間かけない範囲で)押さえておきたいけれど、

同じく、せっかく中学受験して中高一貫に入ったんだったら、
恵まれた環境を生かして、勉強以外のことをいろいろやってみたらいいと思う。

結局、後者のほうがつくる「幅」が、大学受験にも(そして、もちろんのちの人生にも)効いてくるんだよ。

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by an-dan-te | 2015-12-19 08:40 | 中学生活 | Comments(7)

中学のうちは英数で平均取れてれば放置でいい   

私が某所で「中学のうちは、学校の定期テストの英数で平均取れていれば大丈夫(親は放置でよい)。あとは高校になってからどこかのタイミングで本人が大学受験勉強として始めればいいこと」とつぶやいたのを読んだ方から、ご質問をいただきました。

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中学は平均とれていれば大丈夫、高校で受験勉強を始めれば、・・とよく聞きますが、なぜなんでしょうか。ずっと気になっていたのですが、一貫校の話はよく分からなくて・・。

よく体験談なんかでも、中学の時は成績が悪かったのに、高校で勉強をはじめたら受験がうまくいった、と聞きます。それはご本人の潜在能力が高かったから?中学の勉強は大学受験にあまり出ない、もしくは関係がないから??
------

それで、本館ブログに書くかこっちに書くか迷ったんだけど、まぁ勉強熱心な方はこっちのほうが多そうなのでこちらに書くことにしました。

まず、「学校の定期テストで平均が取れている」というざっくりした基準では何を担保しようとしているかというと、
・学校の授業についていけている(授業を聞き、消化する意思と態度と理解力をもっている)
・大きな基礎落ちがない
…の二点です。

とにかく、なんで中学受験させてわざわざ私立に入れるのかといったら、何かと親子関係ややこしいこの時期を、無駄に干渉して摩擦して疲弊して過ごすのではなくて、平和に好きなことに没頭して過ごすようにしたいということが一つの大きな理由じゃないですか?? (少なくとも、私はそうだ)

だから、勉強に関しては「そこそこ」やっていてくれさえすればあまり口出し手出ししたくないんですが、

あまりにもな状態を放置しておくとそれはそれで、本人がいざ進路を考えようってときに選択肢がめちゃくちゃ限られることになっちゃうので…

で、確保したいのが「大学受験勉強を始められる状態」ね。

それには、英数の(学年相当の)基礎があらかた整っていること、勉強をすることができること、心身とも健康なこと。

「勉強をすることができる」というのは、授業を吸収できる態度、勉強時間を確保できる生活が身についていて、勉強のやり方もまぁまぁわかっているということ。あくまで、「勉強時間を確保『できる』生活」なので、実際にはそれまでのところほとんどの時間を部活とかにつぎ込んできた、というのは別に構わないんですけど。

そのための目安が「定期テストで平均点」。そこそこ授業を活用して勉強できており、結果として基礎はまぁまぁ身についている状態。

「中学の勉強は大学受験にあまり出ない」なんてことはありません。もちろん無茶苦茶大事なんだけれど、仕上げは後からでもいいんです。高校の勉強が乗せられる程度の土台ができていれば。

中学の間に、もっともっと勉強して、平均でなく、高得点を目指すためにがり勉するのは、そんなにその後に効いてこないと思う。(がり勉しなくても、なんか呼吸してるだけで(?)トップとれちゃう人ってのもいるし、それはそれでよくって、そういう人はあとになってもやっぱりできるけれど)

私が中学生だったとき、成績はたいしていいほうじゃなくて、各科目押しなべていって中の上くらいだったと思います。分布表とかないからはっきりとはわからないけど、もっと9とか10とかいっぱい取ってた人もいたはず。私は相場が8で、7とか6もけっこうあったからね…

でもそうひどくはなかった。英語も数学も、まぁだいたいはわかってたし。

だから高校になって、駿台に通うようになったときも、「勉強をすることができた」し、おもしろいとも思ったんです。

高三になるころ、気が付いたら、学校の中での成績もそこそこよくなってきました。相変わらず、学校の勉強はほとんどしないんだけど、テストでは相対的にいい点が取れるようになってきたので。

高校生になってからの成績、あるいは大学受験ということであれば、中学でやる勉強の基礎はもちろん大事だけれど、そのうえで、勉強の仕方や、理解力や、生活時間の組み立てや、意欲といったことでパフォーマンスが決まってくると思います。

そのときに、中学部分が「だいたい」できてるというのと、高得点を目指して緻密に緻密に勉強時間かけてたというのとでは、あんまり違わないような気がするんです。

それよりは、「勉強をすることができる力」を充実させておくほうが結果はよくなるんじゃないでしょうか。それで、「勉強をすることができる力」というのは、案外、勉強以外のことを通して身についたりするものだから…

中学時代、幅広い体験もして、好きなことも熱中するのがなによりです。勉強ばっかりしてちゃ時間がもったいない。

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by an-dan-te | 2015-11-12 13:38 | 中学生活 | Comments(6)

管理教育からの大転換(海城)   

海城というと、なんか勉強がりがりやらせてトーダイ行け~みたいなイメージがあって(個人的に…)
こじろうの受験のときとか真面目に調べたことがなかったんだけど(地理的な問題もあるけど)、
友人の息子さんが通ってる様子を聞くと別にそんなんじゃなくて、

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あれーどこかで変わったのかな?? とは思っていました。

それで今回、「中学受験 注目校の素顔 海城中学高等学校」(おおたとしまさ)を読んだらその変わり方、想像以上でした。

転換点は「1992年」だったそうで、ちょうどその年に入学した卒業生のインタビューが巻頭にあります。

入学してすぐ「入学おめでとうという言葉は6年後にとっておく」(o_o)とか
「東大に行きたいやつはどれくらいいる?」「東工大は?」「早稲田は? 慶應は?」ときて、早慶とかに手を挙げちゃうと「今から早稲田や慶應でいいなんて言っているようではだらしがない」(!)とか

中一最初の中間テストの出来が悪かったといってクラスまるごと「部活禁止令一か月」になってしまい部活スタートで出鼻をくじかれたとか

すごーい。これは、バリバリ旧体制派の先生なんだろうけど、このころ、新(リベラル)旧(管理)の先生の強い葛藤があったらしい。リベラル派の先生は、たとえばアイヌの研究したいなら北大のほうが、みたいに東大にこだわらない指導をしたりね。

「1992年」とはっきり言えるそのわけは、まず入試が変わったこと。細かい知識を問う問題が多かった社会が、資料を読み解き長い記述を書くタイプにがらりと様変わり、入ってからも「社会1」「社会2」「社会3」というような総合学習的な社会科になって、現実社会の様々な「正解のない問題」に挑むというスタイルになったのです。

それまでの海城は、生徒たちの尻を叩いて東大に押し込む方式である意味順調に大学合格実績を伸ばしてきており、その…いちおう「成功」を手放すのは怖いという面は当然あったわけです。

でもそこを乗り越えて入試や授業の改革、自分の頭で考えて、自分の言葉で表現することにシフトしていき、さらに教育理念の練り直し、コミュニケーション力やコラボレーション力を高める具体的なプログラムの導入…

その、無茶苦茶本気の原動力は何であったのか??

この本の中では、それに関連することとして、東大の学内調査で、海城出身者の留年率が高いことなど「大学に押し込むことはできるが、入ってから伸びない」ということに気づいたとかいうことが出てくるのだが、そのことだけでこれだけ大変な改革を漕いでいけるのか、どうもピンとこないところはある。

けれども通読して感じることは、強い葛藤も乗り越えていける「オープン」な土壌が管理教育の中でも消えていなかったこと。改革後の教育でも、いろいろな考えの人がいるのは当然としてチームの合意形成をしていく力などにとても重点を置いている。

「ひとり」の自己実現と「みんな」の最適化の狭間に「倫理」というものがあり、常に「ひとり」「みんな」の両面から吟味して(正解はないけれど)落としどころを見つけていかないといけない。それは、例えて言うとそれぞれが勝手なことをしていたら船が沈んでしまうということで、海城の根幹を支えていたはずの感覚だった。

ところが
「それを見失っていた時期もありました。なりふり構わず大学進学実績だけを追い求めていたような時期です。生徒よりもむしろ学校自体が自己満足のために教育を行っていた時期といってもいいかもしれない。しかしそれに対する反省も踏まえ、四半世紀を経て、海城創立者が目指した原点に立ち戻ってきたわけです。」

「なりふり構わず大学進学実績だけを追い求めていたような時期」…おおた氏の「学校研究シリーズ」の中でここまでカッコ悪いことを赤裸々に書いた学校はあっただろうか? しかしそれをストレートに見据えて大転換を図った「本気」は180度回って突き抜けたカッコ良さ。

大改革の結果、大学進学実績は下がるどころか爆上げといってもいい状況になったので、そこを心配していた先生にとっては大きな安心材料になっただろうけれど。

考えてみれば、この改革がうまくいけば…つまり、自分の意思でしっかり学び、しっかり考え、しかも表現する力も持った生徒が巣立っていくときに大学合格実績も付いてくることは理の当然だものね。「ガリガリやらせる」よりはずっと。でもその当然のところへ着地させるのは実際問題、膨大な努力の積み重ねが必要だったはず。

すごい学校だなと思った。これまでの人生で(そしてこれからも)あまり縁がなかったけれど。

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by an-dan-te | 2015-10-05 22:59 | 中学受験 | Comments(6)