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心が折れたとき   

はなひめの受験を振り返ってみると、模試の結果とか、過去問の出来とかが
「うそっ」てほど悪いときはわりとあったけど(^^;;
心が折れたときってのはあまりない。

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学習上のことではしょっちゅう問題点だらけで、あぁでもないこうでもないってやってたけど、
精神的にはわりと堅調だったのよね、親も子も。

こじろうのときはそうじゃなかったんです。成績的には危機というほどのことはなく、
偏差値の揺れ幅も最小限、
第一志望に偏差値的にも足りており、過去問との相性もバッチリ。
なのに、六年夏休みの終わりごろには沈滞ムードを迎えていたり、
11月には「ストライキ事件」なんてのまでありました。

過去記事
こじろうのストライキ
こじろうのストライキ、その後

この「ストライキ」状態になぜ陥ったのかは、結局のところよくわからないんです。

一般的にいうような「詰め込み過ぎ」ではぜんぜんなくて、このころ(六年秋だというのに)こじろうは「(塾がない日なら)五時まではお友だちと遊ぶ」「その日の課題を終えたらゲーム自由」という状態で、すごいゲーム三昧。はなひめと違って「にんじん」ぶら下がってれば集中する子だから、短時間でちゃちゃって済ませてどんどんゲーム時間が延びていき、仮に受験生でなくてもゲーム時間は一日一時間程度にとどめておいたほうがよくはないだろうか、ってそこが心配になるくらいの状況だったんですから。

考えられることとしては、勉強に関しての危機感がなさすぎて(今受けても受かるんじゃね? みたいな)受験勉強に対してのモチベーションが保ちにくかったこと、そこへ日々の課題や塾の授業やテストなど、受け身的な負担感があったことなのかなと思うんですが…

それと、ちょっと感じたことですが、ゲーム時間が多すぎるのはあまりよくないんですね、たぶん。
いや今更何をという感じですが、勉強をするしないということについては、たとえば同じ条件だったとしても、
残りの時間を、外遊びとかだったら受験勉強とまったく違う過ごし方ですから、すごくリフレッシュできると思うんですが、ゲームというのは、あまり「疲労」を取ってないような気がするんです。

時間に追われる、緊張する、刺激に反応する、それらを受け身に行う。

もちろん本人が楽しいからやっているんだけれど、ある意味、勉強と似た方向のストレスを溜めてしまうようにみえたのです。

それで、このときのストライキは短期間で収まりました。本人改めて考えてみたら、まぁ整理できて、こんな感じでいこうかなというのが自分で考えてみたのと、実際にやってた(やらされてた)こととほとんど変わらなかったというような。

こんな心の折れ方する子もあんまりいないと思いますが…
(ゲームのやり過ぎなんてカッコつかないよね)

中学受験という、子どもにとっての長丁場ではそんなに一本調子でいかないのが当たり前かもしれませんね。でも、何かドカッと来たということは、日常で溜まった何かが違うフェーズを求めて渦巻いているのだから、そこできちんと格闘しておけば、よりよい流れに持って行けると思います。「よりよい」が親の描く方向とは限りませんが。

心が折れて成績急降下していたことに気づいて立て直した事例
インターエデュ記事「体験談(4) 成績急降下からの立て直し

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by an-dan-te | 2015-10-26 21:47 | 中学受験 | Comments(6)

過去問を「やりこむ」ということ   

過去問との付き合い方がどういうものになるかは…

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実際、第一志望の過去問を解いてみて現在(秋)のところどんなもんか、ということに大きく左右されると思います。

こじろうのときとはなひめのときでぜんぜん違ったことになりました
(→過去記事: 過去問は出題意図まで汲み取って生かそう)

こじろうのときは、なにしろ九月時点でさらっと合格者最低点プラス二桁点数取れちゃったんで、あとは、ツギ当て。

過去問をやってみて、覚えてなかったこと、理解不足などが明らかになれば、そのへんにツギ当てします。必ずしも、過去問そのまま復習するということではなくて、植物が怪しいというので前期日特テキスト(いろんな学校の過去問が分野別に整理されている)からピックアップしたりしました。

過去問の全体を漫然と繰り返すことはしませんでしたが、国語で、点数が不安だった回は全体を解き直して読解の感覚を確認しました。国語というのはその学校独自の癖が一番出やすいもので、学校によっては正しい読解の態度だけでは解けないものまでありますから、呼吸をつかんでおくことは大事です。

でもとにかく、今から考えれば、呆れるほど楽ちんな話ですね。

偏差値ポジション(R4偏差値から考えた、持ち偏差値の余裕)でいえば、こじろうもはなひめも同じくらいでしたが、過去問の点数状況は大差で、はなひめは「あらどうしましょ」って感じでした。

で、こういう場合は「過去問をやりこむ」という必要が出てくるのですが…

「やりこむ」というのは、ただ何度も解くという意味ではありません。彼我の距離を測って、具体的に埋めていくことです。

たとえば、算数が解けないとき。題意を読み解くところでつまづいているのか、パーツが欠けている(その分野の基礎問題が解けない)のか、パーツを組み合わせるところで戸惑っているのか、時間不足か。

題意を読み解くとか、パーツを組み合わせるということになると、筋道をひとつひとつ親子で確かめながら辿っていくような補い方も必要になるかもしれません。そして、それを確認したあとは、身に着くまで「すりこむ」、ここは繰り返しとなります。

繰り返しの部分は、全体を解くほどのまとまった時間が取れないのと、難しい問題に続けて取り組む集中力が続かないので(^^;; バラでやりました。抵抗なくなるくらいまで繰り返します。

過去問はもう出ない問題とも言われますが、その学校の求めるもの、難易度などの都合があるので、次回に出る問題も、よほど激変の年でなければ過去問と深いつながりを持っています。実際、過去問を「すらすら」になるまで取り組むことで、確実性、スピードの両面が劇的改善し、初見の過去問も…そして本番も、ぐっと解きやすくなりました。

国語は、最初のうち、スピードも全然足りなかったのですが、一番の問題点は設問の意図を正確に汲み取ることでした。記述に盛り込むぺきポイントとして何と何があるのかということです。そして、次はそれが本文のどこからどう読み取れるのかということ、そしてそれをつないでどう表現するかということです。

国語は元が得意だったのに、結局一番過去問に時間がかかった科目でもありました。筋道を確かめる…答案を書いてみる…採点者の立場に立って採点してみる…また書き直してみる。納得いく答案が書けたら、後日全体の解き直しをして、正しい道筋を辿れるかチェックします。

スピードアップのため、読みにくいと感じた本文は音読に付き合ったり、字を書くのが遅いので模範解答を写すタイムトライアルをしたり、いろいろやってみましたが、結局、最も効果があったのは、問題が求めていることが何かを読み解くことに自信が持てるようになったことのような気がします。自分で解説を読み込んで、正確な採点ができるようになったころには、国語にも不安がなくなりました。

ここまでやりこむにはずいぶんな時間がかかっています。

しかしそれだけのことはありました。
・問題がとてもよくできていたので、算数についても、国語の読解についても、目から鱗が何枚も落ちて、いろんな発見があり、勉強になりました(私も)。
・学校が入学者に求めるものがはっきりとわかり、このような入試問題で選抜を行っている学校に娘を預けたいという信頼と確信が持てました。
・偏差値が足りているというのは、確率の受験です。80%合格するというのは、5回のうち1回落ちるということです。そうではなくて、きっちり合格答案を書けるだけの確かな実力がついたと思えました。過去問をやりこまなかったこじろうのときとは違う感触です(^^;;

やりこむ価値があるかどうかは、過去問の出来と相性によります。この問題ではここまでの時間をかける価値がないと感じるなら、そこまでの「ご縁」の学校ということでしょう。

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by an-dan-te | 2015-10-10 23:17 | 中学受験 | Comments(6)

管理教育からの大転換(海城)   

海城というと、なんか勉強がりがりやらせてトーダイ行け~みたいなイメージがあって(個人的に…)
こじろうの受験のときとか真面目に調べたことがなかったんだけど(地理的な問題もあるけど)、
友人の息子さんが通ってる様子を聞くと別にそんなんじゃなくて、

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あれーどこかで変わったのかな?? とは思っていました。

それで今回、「中学受験 注目校の素顔 海城中学高等学校」(おおたとしまさ)を読んだらその変わり方、想像以上でした。

転換点は「1992年」だったそうで、ちょうどその年に入学した卒業生のインタビューが巻頭にあります。

入学してすぐ「入学おめでとうという言葉は6年後にとっておく」(o_o)とか
「東大に行きたいやつはどれくらいいる?」「東工大は?」「早稲田は? 慶應は?」ときて、早慶とかに手を挙げちゃうと「今から早稲田や慶應でいいなんて言っているようではだらしがない」(!)とか

中一最初の中間テストの出来が悪かったといってクラスまるごと「部活禁止令一か月」になってしまい部活スタートで出鼻をくじかれたとか

すごーい。これは、バリバリ旧体制派の先生なんだろうけど、このころ、新(リベラル)旧(管理)の先生の強い葛藤があったらしい。リベラル派の先生は、たとえばアイヌの研究したいなら北大のほうが、みたいに東大にこだわらない指導をしたりね。

「1992年」とはっきり言えるそのわけは、まず入試が変わったこと。細かい知識を問う問題が多かった社会が、資料を読み解き長い記述を書くタイプにがらりと様変わり、入ってからも「社会1」「社会2」「社会3」というような総合学習的な社会科になって、現実社会の様々な「正解のない問題」に挑むというスタイルになったのです。

それまでの海城は、生徒たちの尻を叩いて東大に押し込む方式である意味順調に大学合格実績を伸ばしてきており、その…いちおう「成功」を手放すのは怖いという面は当然あったわけです。

でもそこを乗り越えて入試や授業の改革、自分の頭で考えて、自分の言葉で表現することにシフトしていき、さらに教育理念の練り直し、コミュニケーション力やコラボレーション力を高める具体的なプログラムの導入…

その、無茶苦茶本気の原動力は何であったのか??

この本の中では、それに関連することとして、東大の学内調査で、海城出身者の留年率が高いことなど「大学に押し込むことはできるが、入ってから伸びない」ということに気づいたとかいうことが出てくるのだが、そのことだけでこれだけ大変な改革を漕いでいけるのか、どうもピンとこないところはある。

けれども通読して感じることは、強い葛藤も乗り越えていける「オープン」な土壌が管理教育の中でも消えていなかったこと。改革後の教育でも、いろいろな考えの人がいるのは当然としてチームの合意形成をしていく力などにとても重点を置いている。

「ひとり」の自己実現と「みんな」の最適化の狭間に「倫理」というものがあり、常に「ひとり」「みんな」の両面から吟味して(正解はないけれど)落としどころを見つけていかないといけない。それは、例えて言うとそれぞれが勝手なことをしていたら船が沈んでしまうということで、海城の根幹を支えていたはずの感覚だった。

ところが
「それを見失っていた時期もありました。なりふり構わず大学進学実績だけを追い求めていたような時期です。生徒よりもむしろ学校自体が自己満足のために教育を行っていた時期といってもいいかもしれない。しかしそれに対する反省も踏まえ、四半世紀を経て、海城創立者が目指した原点に立ち戻ってきたわけです。」

「なりふり構わず大学進学実績だけを追い求めていたような時期」…おおた氏の「学校研究シリーズ」の中でここまでカッコ悪いことを赤裸々に書いた学校はあっただろうか? しかしそれをストレートに見据えて大転換を図った「本気」は180度回って突き抜けたカッコ良さ。

大改革の結果、大学進学実績は下がるどころか爆上げといってもいい状況になったので、そこを心配していた先生にとっては大きな安心材料になっただろうけれど。

考えてみれば、この改革がうまくいけば…つまり、自分の意思でしっかり学び、しっかり考え、しかも表現する力も持った生徒が巣立っていくときに大学合格実績も付いてくることは理の当然だものね。「ガリガリやらせる」よりはずっと。でもその当然のところへ着地させるのは実際問題、膨大な努力の積み重ねが必要だったはず。

すごい学校だなと思った。これまでの人生で(そしてこれからも)あまり縁がなかったけれど。

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by an-dan-te | 2015-10-05 22:59 | 中学受験 | Comments(6)

苦手科目の克服~国語編(アクセスラボ最新記事のお知らせ)   

アクセスラボに書いた記事、最初が去年の10月だったんですね。だから、9月分までで1年間…

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で、終わりのはずだったんですが、続けてくださいってことでもう一周。えっ、どうしようかと思ったけど今度は中学受験に絞って書いていいということなので、じゃいいかなと。ここまで一年分は、なにしろ中学受験と高校受験と両方の読者に向けて書いてくださいって無茶振りだったんでなかなか書きにくかったところもあって…わりと開き直って中学受験寄りに書いてしまったこともあったけど。

そして二周目の初回は特に私の得意分野、「苦手科目の克服~国語編」(←アクセスラボリンク)です。

というか、さんざん長々書いてきたので何か新しい秘策があったりするわけじゃないんですが、まとめて短く書きました。

中学受験で、国語と算数が両方問題なくすいすい勉強できたら、そりゃーうまくいくだろうけれども、世の中そんなお子さんばっかりじゃないですね。少なくともうちにそのようなノープロブレムな子どもは一人も生まれませんでした。

算国が極端だとどういうことになるかというと、大手塾のがっちりしたカリキュラム・システムにお任せしていたのでは埒が明かないということになります。どっちか得意なんだったら、苦手なほうの科目にはフィットしない(上すぎる)クラスに割り振られてしまっている道理ですし、それだけではなくて、やはり大勢に合っているはずの授業方法や課題ではなかなかうまく勉強が噛み合っていかないんです。凹すぎて。

こじろうの場合は国語が徹頭徹尾ダメで、どのくらいダメかっていうと、文章の中からある文字列を探すってことも、あるいはある文字列を正確に写すってこともできませんでしたから、そりゃ中学受験の問題をどんどんこなして勉強していくということは成り立ちませんし、さすがにそこまでの面倒見られませんよね、日能研の集団授業では…

それならこういう子は中学受験に向かないから受験は先送りにしましょうっていうのもひとつの考え方ですが、読めない書けない子を放置して中学生にしちゃうと、これまた国語だけでなく各科目の学習が成立しないという深刻な問題が発生するわけです。

それで、中学受験きっかけでさんざん家で手間かけて、漢字も語句も文法も、音読も視写もコツコツと補っていったらば、まぁ間に合ったというか間に合わなかったというか、模試の成績としては最後まであまり頼りにならなかった国語ですが、入試ではあまり足を引っ張らなかったし(滑り込みセーフ?)、

なによりある程度読めて書ける状態で中学生になることができて、これはほんとにほんとによかったです。

そして中学三年くらいのころに本人の中で何かブレイクスルーが起きて、今度は国語が得意になりました。なんで??

今となっては親の手なんか煩わすことなくひとりで大きくなったような顔をしていて、まー(-_-;; それはそれでムカツくってところもありますけど、よかったよかった。

ということで、大手塾でどうもならないような苦手科目(算数/国語)の基礎の基礎を大工事しておくってのも悪くないものです。親が何か人生に効く貢献をできる数少ないチャンスのひとつかもしれません。

このブログの過去記事は→■国語の入り口(読書、漢字、語句)インデックスからどうぞ

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by an-dan-te | 2015-10-04 22:20 | 中学受験 | Comments(0)