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六年秋だというのに社会メモチェが進まない人のために   

メモチェというのは、「メモリーチェック」の略で、日能研で配られる暗記モノ総復習用テキストです。理科と社会があります。

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理科も社会も確かに暗記することはありますが、その量は大差ですよね。理科は、わかれば済むとか計算すれば済むというものがたくさんあって、暗記は少ない(おしべの数とかはすぐわかんなくなるけど)。だから、理科と社会のメモチェは、似たような顔で並んでるというのに、理科は簡単ですぐ終わるのに対して、社会がもう覚えられないのなんのって…

社会が得意な人で、超難関を受ける人とかは、逆にこんなんじゃ足りないわといって、メモチェもただ覚えるだけではなくて、貼りこんだり書き込んだりして自分独自の追加をしたり、とにかくこのテキストはメモリーをチェックするためのものなんだからってことで、もうすべて覚えてあるのを前提に、どれだけ脊髄反射的にくまなく出てくるかを確認するために使っているかもしれませんね。

ま、そういう人が何%いらっしゃるかよく知らないんですが、うちは家族五人すべてが社会メモチェ程度覚えられない人なので、この記事はそういう人対象のものです。はい。

メモチェ大事ですよ、と、塾の先生は強調しているかもしれないし、それは一般的には正しいんだけれど、暗記苦手な人がこれにこだわるとちょっと危険なのです。つまり、一項目(見開き二ページ)ずつ必死で攻略していこうとしても、これがほんとに負担重いのでなかなか一周できず、戻ってきたころには「なんだっけ」ってなもんで、ちっとも自分の中に残ったものがないってことになりかねないでしょ。残り日数も少なくなってくる季節、そんな、ぐるっと回って戻ってきちゃったみたいなことやってる場合じゃないんですよ。

ベースになる網を張って、そこに必要なところから追加を「盛って」いって、
そういう作業の間にも、いったん覚えたはずのものが抜けていかない頻度で繰り返すには、
ものすごく思い切って対象を軽くしないとダメなんです。社会も暗記も苦手な人は。

「ベースになる網を張って…」の部分は、毎日コツコツ、積み重ねではうまくいかないかもしれません。全体を見通せるまで、一気にやってしまうのが重要です。

歴史についてははなひめ六年10月に派手な家庭内イベントをやりました
一日まるごと歴史スペシャル!!
一万年と二千年前から…現代まで
なぜ、模造紙なのか。

こじろうのときは、地理分野カリテ一挙解き直しイベントなんてのをやりましたね。

全体像が「わかった」気になったあとは、それに肉付けしていくんですが、メモチェを丁寧に書いて進めていくと一周するまでに全体像まで蒸発しちゃうので、スピードアップをします。

・基本問題だけに絞る(確か、メモチェノートのほうに、色分けだかしるしだかあったと思う)
・いらなそうなページ(伝統工芸とか世界とか)を飛ばす。いらないというと失礼ですが(^^;; 大筋を通すのに不要なもの。
・口頭確認だけにする
・もっと簡単なことしか書いてない教材を使う
などなど。

やり方はなんでもいいんですが、とにかく十日間社会まるごと一周の勢いでいく。というか、それに収まる程度のことしかやらない。

さらに秋から冬になり、過去問など解いていて明らかになった弱点をつぶしていきたいときはいよいよ独自ノート作成の季節です。
暗記、もう後戻りはしたくない。

と、まぁ、あれこれやってますが、独自ノートはなんども見返してかなり助けになりました。結局、はなひめに関してはメモチェ開通してないんですが、でも、暗記モノ勝負じゃない学校ならこれでイケます。本番に関しては、特に社会で足を引っ張ったというほどではなかったです(一月校も本命校も)。

というわけで、苦手の社会暗記には、内容絞って、勢いを大切にね!!

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by an-dan-te | 2015-09-29 13:11 | 中学受験 | Comments(0)

成績で順番をつけないこと   

女子学院にいた間って、定期テストはあって成績表はあったんだけど、一度も分布表とか順位表とかもらったことはなくて、相対的なポジションというのは最後までわからなかった。

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外部テストを揃って受けるとかいうことも、ついぞなかったしね…

別に、出してほしいと思ったことはなかった。当然、大学受験のためには情報が必要だけど、それは駿台とか予備校に受けに行けばいいことで、それに学校の中の順位はいらないから。

それで、女子学院ってそういう学校なんだと思ってたの。

ところが、めりこ先生が
「成績で順番をつけるべきではない。私はそういう話が出るといつも反対していたので、担任を持っていた学年ではほとんどそういうことはなかった」
とおっしゃるので、逆に

「えっ、出すこともあるの??」とびっくりした(^^;;

分布表などが出たこともあって、その狙いは、いうまでもないことだけど全体の底上げというか。励みや目標にしてもらって、みんながもっとちゃんと勉強するようにね。ま、(よその学校ならば)ふつうだ。

めりこ先生が、出すべきでない、と思う理由もいちおう聞いてみた。すると、点数で並べれば、もちろん一番からビリまできっちり順位がつくわけで、それで上のほうならいいけれど、下のほうになったらどう思いますか? 劣等感を持つでしょう。そんなのいいことひとつもないわ。というお答えでした。

それにしても、そんなことについても、学校全体で統一されたポリシーというものはなくて、学年団の先生方があーでもないこーでもないって相談して決めてるというのがおもしろいですよねぇ。統一感がないことがポリシーというか。

ところで私は、めりこ先生とは違う考えを持っています。おおざっぱにいえば、

データは、出さないより出したほうがいい。これ大原則。
出されたデータは、各自、自分の幸せに貢献するように受け止めればよい。

テストは実施されたわけで、それを私たちは自分の時間使ってわざわざ受けたわけで、そして学校側はそのデータを持っている。データは学校のものでもあるけれど、私たちのものでもあるので、開示しないよりはしたほうがいい。

ある授業をどう受けて、どうテスト勉強して、テストをどう受けたら、結果どうだった。
点数がわかるだけじゃなくて、相対的なポジションがわかれば、もう少しいろんなことがわかる。

ふつうの利用方法として、たとえば「私は英語がんばろう」と思ってる人が、授業まじめに受けて、テスト勉強もして、だんだん成績がよくなっていくのを励みにしたいなら、当然それでもいいんだけど、

部活命で授業中はほとんど寝てる、テスト勉強もしないという場合に、どの科目がほんとにヤバいか知りたい(そこだけ救う?)とかでもかまわないし、

自分の得意不得意を推測して、進路選択に役立てたいならそれもよし。

自分の成績が先生の好き嫌いにどれくらい左右されるかというデータから自分を知るもよし。

あるいは、成績なんか気にしないで生きるの、って人が見ずに破り捨ててもよし。

ま、なんでもいいんだけど…

役立てようと思えば、いろんな観点から役立てることもできるし、
いらん劣等感なんか持たなきゃいい話でしょ?

だいたい、たかが勉強、たかが定期テスト、その点数がいいとか悪いとか、ひとりの人間の中身からすれば小さな小さなこと。ピアノに人生かけてるピアニストが、ピアノ下手だという話とはわけが違う。なんか悪い成績を取ったとして、それを救いにいってもよし、捨ててもよし、それは自分次第。

自分が自分をバカにするのでなければ、劣等感とか受け取る必要ない。

女子学院には、少なくとも、何かの(あるいは全部の)成績が悪いからといって他人のことをバカにする人はいなかった。

もしも劣等感を持って悩んだり、成績の悪い人を馬鹿にしたりする人がいればそのことをただすべきでしょう。(昔の)女子学院であれば成績表を出してもそんな問題はなかったと私は信じているし、そういう問題が起こるような学校は嫌い。

こじろうの学校だってはなひめの学校だって、(分布表出るけど)成績が悪かろうがそんなことで居心地悪くなったりしないよ。分布表は出しても出さなくてもいいけど、出るほうが便利、出てもそれで被害(?)にあう人が出ないような土壌が大事。というふうに私は思っています。

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by an-dan-te | 2015-09-25 13:17 | 中学受験 | Comments(0)

書くことは学ぶこと(女子学院)   

中学三年生のときの夏休みの宿題として、「身近な人の戦争体験の聞き書き」というのがあった。

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私の場合、両親は終戦時まだ小学校入学前だったので、直接にはあまり戦争の記憶がない。ということで当時存命だった祖母に聞いて書いた。この宿題は後にも綿々と続いていき、「35年間で8000編あまり」の実績が蓄積されている。

今回、恩師のめりこ先生に会う機会があり、先生がこの夏に出版した戦争体験聞き書きのまとめ本を手にした。
「戦争しない国が好き! 女子学院中学生が綴った日本の戦争22話」(おのだめりこ編著)

一学年上にNさんという人がいて、その人が大作(規定が原稿用紙10枚以上だったところ、32枚)を仕上げた。長いだけでなく中身も文章力も素晴らしかったので、それを読んで感動した別の生徒が、すべて清書してプリントを作り、配布してくれた。それで後輩である私も読むことができて、とても印象に残っていたのだが、それもちゃんと含まれていて「再会」することができた。

Nさんの作文のほか、同期のSさんなどを含む22人分。いずれも力のある文章で、目を離せず一気に読んでしまった。

ここに載せられている体験談は、特殊で数奇な運命を辿ったものや、珍しいほどの悲惨な出来事を取り出して集めたものではない。たまたまJG生の身近な人であった市井の人々であり、かつ、結果として生き残ったからそうして語れているわけで、いわばふつうの人の身にふつうに起こった出来事であるといえる。

それだけに、戦争というものがひとたび起こると、人々の命や暮らしがどう扱われるのかということが、リアルに迫ってくる。

この宿題はしかし平和教育としてではなく、国語の宿題として出されたものである。つまり宿題の狙いとして第一義的には、インタビューをすること、その話の意図を伝えるための構成を練ること、歴史的背景などについてはウラをとる(資料を調べる)こと、達意の文章表現を工夫することなどが課題になっているということもできる。

でもそのように書くこと、それを読み合うことでこの深さの学習に到達できるのってやっぱりすごいと思った(ちなみに私の作文は載ってません。当時かなりの作文ギライ)

私学としては、このように「書くことで学ぶ」体勢を作りたければ、まずはある程度「書ける」人材を集めること(入試)、そして入ってからも折に触れまとまった文章を書くように求め、その添削などにも力を入れていくことになる。これもひとつの「私学の価値」だろう。

おのだ先生は、百人一首を使った古典文法の授業で私の心をわしづかみにして、ひいては将来の「飯の種」をくれた人で(過去記事:「心に残る授業 (国文法)」)、つまり非常に指導力のある人であってこの聞き書き課題においても中心的な役割を担っていたはずなんだけれど…

(私が下二人を中学受験させたことを言うと)
「ぜひお子さん方をね、中学受験なんかさせないで、地域の中学校に進ませてほしいの。そしてその中学校で充実した教育が行われるように、親として工夫をすることにこそ力を入れてほしいのよ。自分の子どもだけ私立に入れて(逃げて)よい教育が受けられればいいというのは、違うと思わない??」

うーん、それはもちろん正論だけれど同時に自己否定的というか(^^;; 親が何を工夫したからといって、めりこ先生が展開していたような授業が地域の公立中で成り立つわけはなし、やっぱりこういう(JGのような・こじろうが通った学校のような・はなひめが通っている学校のような)学校があることも、そういう学校を選んで子どもを進学させることも、大きな意味があると思うんですよ。ねぇ先生。

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by an-dan-te | 2015-09-23 18:33 | 中学受験 | Comments(10)

統一性と多様性(高入のある中高一貫)   

東京の場合、中高一貫校のほとんどが「高入なし」。つまり全員が中一から入って高三までいっしょということが多いですよね。

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元々、中高一貫校というのは、中高の六年間をまとめて面倒みましょう、というコンセプトなわけですから、これはまぁ自然です。

学年全体で「仲間」という雰囲気になりますし、縦のつながりも濃く醸成され、学習という面からも先取りなどの融通ができますからやりやすいでしょう。

しかし、あえて高校からの入学者を募集しているところもあります。

私は、自分が「小入なし高入なし大学なし」の完全中高一貫校で快適だったため、子どもの志望校選びのときにも、そういう学校から先に考えていました。

けれど結果的に、こじろうは「小入あり高入あり大学あり」のところを第一志望にすることになりました。これは、「形」にこだわって選ぶより、本人と親が感じた学校の「空気」を信じて選んだからということもありますし、あと、考えてみればそうやって混ざっていくのもよい面があるかなと思えたからです。
(参考過去記事: 「小入・中入・高入」)

入ってみて、これはこれでたいへん快適でしたし「新しい風」を取り込んで学年集団も成長していくのに役立っていたと思います。小学校から高校まで通しで行く子なんて12年間ですけど、ちゃんと節目ごとに新鮮味があるというわけです。外から入ってきた人の肩身が狭くならないように、なんとなく「半々」くらいになるように混ぜているのもいいなと思いました。

しかし、こじろうの学校というのは、なにしろ(大学受験)勉強の効率を考えなくていいという大きな特徴を持っていますからね。進学校であれば、高入を受け入れることのデメリット(授業の進めにくさなど)もシビアに考えなくちゃいけなくなります。

ということで、「なぜ、中高一貫校で子どもは伸びるのか」(開成の校長の柳沢氏著)の高入についての言及は興味深く読みました。

そういえば東京では中学受験する子の多くが高入のこない環境で過ごす中で、男子の偏差値トップにいる開成と筑駒は高入ありなんですよね。これはたいへんおもしろい現象ですが…

柳沢氏が言うには、まずそういうニーズがあるので応えたいということ。
開成にたいへん魅力を感じていたけれども、中学のときには、家から遠すぎたとか、海外にいたとか、来られなかった子が、高校からなら入りたいって場合がありますよね。

そして、「多様性を持つことはいいことだ」ということ。
中学受験で入った子と、別の中学を経て高校受験で入ってきた子はカラーが違います。それを混ぜることによって豊かな色調が得られて、「いろんな朱に交わっていろんな赤になって」それぞれの個性を育てて卒業することができます。

ところで、こじろうの学校では、高入の子は全クラスにいきなり混ぜてしまいます。それでもあっという間に馴染んでいくのがふつうですが、これはやはりなんといっても…中から来た子もたいして先取りをしていない(笑)ということが大きいです。開成ではそういうわけにもいきませんので、一年生では別クラス、二年生から混ぜるそうです。別クラスにしている間に、数学などの進度を追いつかせると同時に、行事や校風にも慣らし運転させるわけですね。

柳沢校長は「多様性(ダイバーシティー)」の大切さを説いていますが、多様性といっても、男子で、開成の校風が好きで、めっちゃペーパーテストができる(^^;; ってところは統一が取れている中での話です。

たぶん、ほかの多くの学校で高入をやっていないか、やっていてもやめてしまったのは、中高一貫校として持つ統一性を壊さない範囲での多様性を持った入学者を確保できないからでしょうね。平たくいうと、開成と筑駒以外では、あんまり贅沢な条件で募集できる状況じゃないということです。

私立中高一貫校はいずれも、統一性と多様性の両方を強く意識して運営しているはずです。このバランスがうまく取れているのがよい学校の条件でしょう。もっとも、どのへんが「よいバランス」なのかは好みによって違いそうですけど。

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by an-dan-te | 2015-09-18 13:07 | 中学受験 | Comments(7)

チャレンジ合格できちゃったら、深海魚まっしぐら!?   

いわゆる持ち偏差値(模試で出る偏差値の年間平均のような)が、志望校の偏差値に比べて低い場合に、合格する可能性が低いという問題のほかに、もし合格できてしまったら入ってから落ちこぼれないだろうか? というのも心配になるかもしれません。

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別に、中に入ってからの成績は、「持ち偏差値」で決まるわけではないです。

たとえば、持ち偏差値はかなり高めだったという場合で、ほかのもっと難しい志望校が残念で入学したというとき、悔しい気持ちが切り替えられず、学校に馴染めなかったり、勉強を放棄してしまったりしたら、アドバンテージどころではなくてずぶずぶと沈んでいくでしょう。

逆に、憧れの学校に合格し、ノリノリで新学期を迎え、学校にもすぐ馴染んで、よーしがんばるぞーの気持ちで学習にも地道に取り組めたとしたら、そんなにひどいことにはならないでしょう。

結局のところ、入学したあとにどう過ごすかということが、とりわけ学校での成績ということには効くわけなので、その点は心配しすぎなくてよいと私は思います。むしろ、本人が誠心誠意取り組んでもついていけないような子だったら、きちんと不合格にするというのが、中学校側の(入試の)責任ではないでしょうか。

もちろん、持ち偏差値で周囲より遅れを取っていたとしたら、何らかの理由があるわけですから…勉強の習慣がいまいち確立していなかったのか、あるいは飲みこみが遅い性質なのか、いずれにせよちょっと受験のときより馬力を出さないとついていけないわけで、なかなかハードになるかもしれません。

もしもチャレンジ受験になってしまった理由というのが、駆け込み受験だったためとか、ハードな習い事と両立していたためとか、そういうふうにハッキリしていて、ポテンシャルは周囲の子たちよりむしろ高いものを持っているとか、時間の使い方が上手だということになれば、みんなが部活に遊びに傾倒していく中学入学後は、かえって楽かもしれませんよね。それだったら何の心配もいらないでしょう。

というわけで、私は「チャレンジ合格したら深海魚まっしぐらだからやめておけ」とまでは思わないのですが、自分の子どもたちにはチャレンジ受験を勧めませんでした。その理由はというと、一番大きなものは、最も気に入った学校がたまたまチャレンジでなかったからということなのですが、一般的にいっても、チャレンジ受験がそんなによいとも思っていません。

ひとつには、危険だからです。合格の可能性の低い学校に、熱意を注ぎ、対策に時間を取り、受験の貴重な一日(しばしば2/1)を割く必要があります。そうすると、実質本命校である大切な学校を落とす危険が高まりがちですし、仮に結果はチャレンジ受験をしなかった場合と同じ実質本命校に行けた場合も、ワーイやったー!! から何がしかトーンダウンした気持ちで入学することになります。どのくらいのトーンダウンになるかは性格により大きく異なりますが、入学後の幸せ度に深く影響することもあるので、そういう意味でも危険です。

もうひとつには、居心地の問題です。ごく大雑把にいえば、学校の中の分布で「山」が来るくらいの、ごくありふれたポテンシャルを持って過ごしていると、最も容易に周囲に溶け込み、コミュニケーションを取り、ひいては「響き合い」「学び合い」がスムーズにできると思うからです。そういう意味ではそんなドラマティックな合格でなく「ふつう」に合格できるくらいの学校だと、快適にやっていきやすいと思うんです。
(参考過去記事:「「偏差値輪切り」のよいところ」)

ところが、おおたとしまささんの「進路で迷ったら中高一貫校を選びなさい」には、かなり極端な意見が書いてありました。曰く、「実はビリがいちばん得」。

鶏口牛後という言葉もありますが、結局のところ、自分より優れた人がほとんどいない集団では、優れたものを吸収することもできないし、集団自体の発展性、安定性も限られることになります。中高時代を一緒に過ごした同士で、一生の友だちになるわけですから、優秀な友人がたくさんいるということで、頼もしく、安心だというわけです。

言っていることはわかる…ただし居心地が悪くなくて友だちともノリが合うことが条件です。

快適に過ごせるかどうかは、本人の性格によっても、学校の性質によっても、本人と学校の相性によっても異なるでしょう。そこらへんのリスク、それと不合格のリスクをどう考え、それを取ってでもチャレンジするかどうかはそれぞれの価値観としかいいようがないですね。

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by an-dan-te | 2015-09-15 18:29 | 中学受験 | Comments(2)

久々更新!! 中学受験満足度向上委員会   

ずっと放置で、自分でも忘れかかっていましたが(^^;;
覚えていてくれた方がいて、体験談を送ってくださいました。

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久々の更新です:
みんなの中学受験満足度向上委員会」(インターエデュ)

今回は、頌栄女子学院。下記に、ここまでのリンクをまとめてみました。
それぞれの「似合う学校」と巡り合う様子をご覧ください。

東京都市大付属…中学受験の体験から自ら学んで成長
桐朋女子…本人が学校に一目惚れ
渋谷幕張…親は女子校推し、本人は共学志望
神奈川学園…駆け込み受験、気に入った第二志望へ
フェリス女学院…家族で憧れの第一志望を目指し、塾をカスタマイズ
共立女子…迷いつつ、娘を信じて
京都女子…通う姿がありありと想像できた
神奈川大附属…自然体受験、世界が広がった
海城…2度目で花咲く
横浜雙葉…ここにいると落ち着く
山脇学園…在校生に親しみと憧れ
麻布…本命ラブで一点集中
開智中学(中高一貫部)…素直で幼いのは案外中受向き?
早稲田大学高等学院中学部…伝統ある新設校
日本女子大付属…ほどよい自由、居心地よい人間関係
鴎友学園…素のままでいられる場所
慶應義塾中等部…慶應カラーを選択する
雙葉中学校・高等学校…学校の空気感に惚れて
穎明館…自分の意思で選ぶ
明治大学付属明治中学校…10年一貫で本物の勉強を
頌栄女子学院…ハードな習い事と両立

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by an-dan-te | 2015-09-12 10:34 | 中学受験 | Comments(2)

中高一貫校、公立と私立の違い   

こじろうが中学受験したころは、まだ公立(都立)中高一貫校は出来立てのころで、学校数も限られていました。

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そのとき私は公立中高一貫校の受験についてあまり詳細に検討するにも至らなかったのですが、その理由は:
・どんな学校になっていくかまだよくわからない
・そもそもこじろうが記述さっぱりダメ
・2/3(都立一貫校入試の日)には受けたい私立中がある
というものでした。

2/3の願書を出していた学校は、第一志望よりやや高いくらいの偏差値だったのですが、問題相性もよく、わけわかんない入試の公立中高一貫よりはよほど目がありそうに思えたのです。

それから四年経ってはなひめの受験のとき、今度は近隣の公立中高一貫も増えてきましたし、なにしろはなひめならこじろうと違って(^^;; 長い記述も対応可能なので、候補に入れようかと考えていたこともあったのですが、

結果としてはこのときもまた公立一貫を真剣に検討することはありませんでした。

決め手はやはり、2/3に受けたい学校があったことです。2/1、2/2と本命校に向かい、しかも午後受験もできれば避けたいとなれば2/3は自信の持てる学校を受けたいところです。幸い、地理的にも近く、偏差値的にも、問題の相性からもまず安全と思える女子校で、とても素敵なところがあり、そこを受けるつもりで準備をしました。

公立中高一貫って、いちおう対策はしたとしても、結局そんなに合格確実というヨミはできないですから。倍率高くて調査書あって、入試は適性検査という名目の採点不明瞭なテストなので。

実はそのほかにも、気が変わった(公立を受ける気がなくなった)理由がありました。

中高一貫校の基本的な魅力というのは、これまでに何度も書いているので省略しますが(私学の価値)、途切れない六年間という意味では、公立も私立も同じです。また、選抜されて入ってくるという点も共通しています。

しかし、またろうが国立高専、こじろうが私立中高一貫に入ってしばらくすると、それは別に中高一貫同士の比較ではないのですが、公立と私立の違いを肌で感じるようになりました。

学校のポリシー、伝統とカラーがあり、それに沿って生徒と教師を集め、学校の存続を賭けて良い教育を目指している私立の「本気」と、
カラーは明確でなく(というかカラーを出すことは求められていなくて)、入試や採用もいろいろとがんじがらめになっていて不自由、存続に関しては何の危機感も持っていない公立の「ゆるみ」。

もちろんいい先生も多いのですが、個人依存で、学校は特に関知しないというか。

だんだん、公立は検討しなくていいやという気分になってしまったのです。

昨日、おおたとしまささんの「進路で迷ったら中高一貫校を選びなさい」という本を読んでいたのですが…あーーこのタイトルは怪しげな啓発本に類似していてちょっと引きますが(^^;; 中はわりと地味でまじめな本です。

要するに中高一貫校の魅力(アドバンテージ)を語る本ですが、中で公立と私立の違いについても触れられています。ちょっと乱暴ですがごく簡単にまとめますと、伝統私立の持っているような「家付き酵母」(空気の教育力)が育っていない/育ちにくいところから、「歴史ある私立中高一貫校の代替にはならない」と書かれています。

また、柳沢幸雄氏の「なぜ、中高一貫校で子どもは伸びるのか」という(似た趣旨の)本を開いてみますと、入試の違いはあるが、公立であれ私立であれ学校ごとに違うカルチャーや教育方針があるのでひとくくりには語れないとしつつ「ひとつ指摘したいのは、教員の勤続年数です。」といっています。結局これも「家付き酵母」の育ちにくさの話ですね。

結局、この件に関しては、おおた氏も柳沢氏も私も、同じ感触を持っているようです。

私は三人の子どもの受験を通して、「入試がよくできている(求める生徒像に沿って優れた問題作成がされている、安定した信頼に足る運用がされている)」ことを非常に重視するようになりました。その観点でいうと公立中高一貫というのは、学校独自で決められない部分が多くてつらいですね。

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by an-dan-te | 2015-09-10 13:02 | 中学受験 | Comments(6)

午前午後受験の体力   

併願ラインナップで最後まで悩むのが、一月受験と午後受験かと思います。

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特に午後受験。

「あってよかった午後受験」って話も聞くし…
たとえば、押さえのつもりの2月2日午前(当日発表)に落ちてしまって(o_o)大ショック
でも、2月2日午後に受けた結果がその夜のうちに出てそれは合格、
ようやく気を取り直して冷静に受けられたから2月3日は取れた!! とかね。

逆に、「受けなきゃよかった午後受験」って話も聞くし…
たとえば、疲れすぎちゃってへろへろしてて、受かるはずの午後受験なのに結局落ちた、とか。
そもそも、午後受験というのは難易度が読みにくいって特徴があって、さしもの「データの日能研」さんも結構ヨミを外していました。予想と結果のR4が6ポイント違ったりとかしたら、もう勘弁してよって思いますよね。

こじろうのときは、午前午後で受けることにそんなに体力面では心配していませんでした。基本、テスト好き(笑)だし、午前午後あってもそれなりに集中力を発揮してくれるだろうと思っていました。ただやっぱり2/1はとにかく本人のベストパフォーマンスを出してほしかったから、チラとでも

「あぁ、今日は午後も別の学校の受験に行くのか」

なんてよぎってほしくなくて、午後受験は入れなかったんです。それで2/2が午前午後受験。これがどちらも鉄板の安全校で、ここまでするのは塾の先生から呆れられるというか少なくともお奨めはされないと思いますが、母がビビリだからごめんね。もうガチガチに押さえて2/3の第二志望(第一志望より偏差値上は高かった)に向かうぞって気持ちありあり。

結果は2/2午後特待合格でしたから体力的に問題はなかったとはいえますが、でも午後受験に向かう途中ではすったもんだあったんで、
(過去記事:「本番道中記 2/2 移動編(byよしぞう)」)
まぁ長丁場、どういう流れにせよしんどいのは事実。

はなひめのときは、体力的にもかなり心配で、しかもテストだからといって集中力を発揮するタイプじゃないわけで、無駄に午後受けて落ちてもしょうがないしね。かなり迷いました。でも、2/1と2/2を連続で本命校を狙うんだったら、2/1午後か2/2午後に安全校を受けておくというプランも魅力的ではあったんですけど。

それで検討に検討を重ねた結果、結論は「午後受験なし」。

ひとつには、通ってもいいと思えるぎりぎりの地理的条件ですが、気に入った学校の一月校が取れたこと。一月校と、午後に受けられる学校との比較を考えたとき、条件がいろいろ違うのでどちらがいいか「微妙」。びみょうなくらいだったら、一月校でいいやと思えたということです。通う学校の確保としては。

もちろん、「気を取り直す」意味では午後で改めて合格が取れれば意味がありますけど、三日の第二志望は相性よさそうだったので午後がなくても冷静に受けられるかなと。

さらにもうひとつ、午前午後受験の「実験」をしてみたところ、やはり相当消耗が激しいということがわかったからです。

実験というのは、一月校受験の皮切りの日に、午前午後受験をしてみたのです(同じ学校なので移動はナシ、受験料も追加はかかりませんでした)。はなひめの様子は、午前はさらりと流す感じで、午後はようやくエンジンがかかってきて楽しそうに算数でこんな問題が出た、などと話してくれました。午前も午後も特待合格はしましたが、成績開示をしてみると、午後は十分力を出した状態、午前はやはりあまり芳しくありませんでした。

(過去記事:「花道・保護者控え室」←午前午後で受験したことには触れずに書いてます)

午前と午後が、本気+本気ではなく適当+本気でも、その晩のはなひめはなんだか顔色が白っぽく、あまりふつうの感じではありませんでした。この状態で翌日また本命校というのは無理そうな気がします。それに、午後があるからといって午前が「さらりと流すモード」になってしまったらそれこそ大変です。もっとも、その午前が自分のどうしても行きたい学校なのであればそんなことはたぶんないとは思いますが、それでも集中力を自律的にコントロールできている子でもないのでそのへんの信頼感はなかったのです。

ということで、午後を入れるのは慎重に!! 入れなくても一月や、二月の組み合わせでセーフティー・ネットを張ることもできます。下手な鉄砲を打ってもしょうがないので、受けるからにはどこもよく狙ってください。

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by an-dan-te | 2015-09-07 13:01 | 中学受験 | Comments(6)

ジェットコースターな偏差値をとる子の結末   

ジェットコースターってのは、こう、カタンカタンカタン…と上がってきたかと思うと、ゴゴゴゴーッと急降下してキャーッとなる、そのようなスリルを楽しむ永遠に人気のアトラクションですね。

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はい、アトラクションとしてはいいんです…

けど、模試偏差値の変動のたとえとして、「ジェットコースター」が頭に浮かぶようでは、親の気持ちは休まりません。

我が家の子どもたちの「ジェットコースター度」はこんな感じ:
またろう>はなひめ>>こじろう

こじろうは、六年生になってからの模試で
最高偏差値は、年間平均+2
最低偏差値は、年間平均-3
ということで、たいへんヨミやすい結果を出していました。幅は「5ポイント」ですね。
(過去記事: アップダウンと科目間格差 -こじろうの場合)

はなひめは、教室内の席順を、最前列から最後列まで行き来して、クラス男子に「おまえ、激しいな」といわれたくらいの実績の持ち主です(-_-;; 六年生になってからの模試で、最高偏差値と最低偏差値の差は、「11ポイント」。しかも、最低を取ったのは、最終回です。12月23日。ジェットコースターというよりは、気分はバンジージャンプです。

一般的にいって、安定した偏差値を出せる条件というのは、科目間格差が少なく、基礎の穴が少ないことでしょうね。でもその面からいえば、うちでははなひめのほうがこじろうよりずっとマシなんです。

こじろうは最後まで、算数と国語の格差が巨大な状態でしたし、理解のあり方も独特で、過去問を解いても、取れる学校と取れない学校の差がめちゃ大きかったのです。実力のムラという意味では、こじろうのほうがずっと不安定要因を抱えていたはずです。

ではこじろうの何が安定していたかというと、テストで発揮する集中力です。テストではいい点を取りたいと強く思い(できれば勉強しないでいい点を取りたい-笑)、それぞれの問題の得点可能性を素早く見分け、自分の実力と、テスト時間の制約から最大の得点を搾り取る。要はテスト巧者。

一方、またろうとかはなひめとかは、集中できるかどうかが「でたとこ勝負」なんですね。自分でもよくわからない。

これは「体質」なんでそう簡単には変わりません。親のできることは、せいぜい「最低」の結果を出す日でも合格できる学校を用意してやることくらいでしょうか。

もちろん私も、またろうやはなひめがサイアクの集中力だった日でも合格できるような学校で、それでいてちゃんと充実した学校生活が送れそうなところを必死で探しました。ほかの「ジェットコースター息子(←しばしば息子)」をもった母たちも、同じく上から下まで幅広く駆けずり回る羽目になりましたけど…

こういう、集中力に難がある子って、年間平均より「真の(?)」実力は上だし、本番は模試よりずっと集中できたりするので、案外悪い結果を聞きません。念には念を入れて選んだ、「サイアクの集中力だった日でも合格できるような学校」しか行けなかったってことはあまりないもののようです。

はなひめの場合、「遅刻しそうになって焦った」とかそういう「アドレナリンが出る」状況になるとよい成績を出す傾向がありました。さらに、外部会場で模試を受けることになる六年生後半、明らかに会場の学校によって結果が激しく上下していました。第一志望の学校から、第二志望、第三志望、押さえ校候補と四つの会場で公開模試を受けましたが偏差値はキレイに志望順(笑) とりわけ第一志望校での出来栄えは素晴らしく、

「あーーーもーーーわかりましたから2/1には本気出してください」って感じ。
実際、2/1の再現答案してみたら「誰?? これ」というくらい冴えた出来でした。

だから集中力欠如的ジェットコースターな子はきっとなんとかなります。ただし、基礎の穴だらけによる不安定な場合はちょっと話が違います。せっせと本番まで穴埋めしましょうね。

(過去記事: 誤差というよりジェットコースターな成績をどうする)

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by an-dan-te | 2015-09-05 08:48 | 中学受験 | Comments(2)

九月の併願面談で得た収穫   

こじろうのときもはなひめのときも、併願については、九月にまず「データから冷徹にアドバイスする」面談があって、もっと秋も深まってから「ハートフルに併願を決める(^^;;」面談がありました。

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ふだんから、子どもの様子をよく知ってる教室の先生だと、「これじゃ全落ちの可能性がありますよ」とかズバッとはいいにくいでしょ…ということなのかどうか、ともかく数字を見て一般的なセオリーについて話をするという面談が、別途設けられていたんです。よその教室から先生をかき集めてきて。

その趣旨はわからなくもないんですが、ではたとえば我が家のように、元々無謀な組み立てをしてない場合に、わざわざ九月の併願面談をする意味はどこにあったかというと…

こじろうのときの記事→「併願面談

提案されたのは、一月校を増やすことと、午後受験を入れることでした。

一月受験というのはつまり、本命の二月一日入試の前に、本番の受験というものがどういう感じなのか体験しておくという趣旨は私もわかっていたんだけれど、そのほかに、落ちる体験や、受かる体験をさせて本気を注入していくという目的もあるんですよと。

そして午後受験というのはつまり、押さえ校のために二月二日を使うのではなくて、午後に押さえるようにすれば、二月二日はもっと行きたい学校に使えるよということですね。

いずれも、一理あります。けど結局のところ、受験校をどんどん増やす提案のような…
受験バブルの時代の残り香が感じられます(^^;;

この提案をどう受け止めるかというのは人によると思います。
(1) 「あぁ、塾の営業的な都合でそういうことを奨めるのね」と思うこともできるし
(2) 「さすがはプロ、親の思いつかないことを提案してくれる」と思うこともできる。

私は…(1)が混じっているかもしれないけど、ともかく受験生本人の利益になると(まごころから)思える範囲で奨めてくれていると感じました。それで提案の趣旨と内容を検討して、結果的には一月受験は増やさず、午後受験は入れたんです(一日午後ではなく二日午後に)。

たとえば、将棋でヨミを入れるとき、人間の思考というのは、あらゆる可能性を探っているつもりでも、ルール違反でない手を全部読むようなことはしておらず、ものすごく狭く絞り込んだ、意味があると感じられる手しか読んでいないものなんですね。それが、限られた脳みそハードウェアから最大限の強さを生み出す秘訣でもあるんだけれど、同時にそれは「読み抜け」の危険も伴うんですよね。

だから機械が愚直に読みツブシしてくれるとあぁそんな手が、という場合もあったりして。

ちょっとそんな感じかなと思いました。親は、子どもがどういう子か知っているし、どう育ってほしいというポリシーもあり、そんな遠くでは通えないとかいう現実的な判断もあり、あれこれ。すべて必要な視点ではあるんだけどもろもろの価値観に縛られているからこそ見落とすものもあるので、そこに無機質な提案を入れてチェックを促すというわけ。

それで、あぁ確かめてみようってことになれば、説明会に行ってみたりとかすればいいんですよね。

というわけで、おもしろい仕組みだと思いました。今もあるのかな。

はなひめのとき→「一月校組み立ての岐路」

このときは、一月受験について「地域的に通える学校の確保」と「二月一日に合格するための組み立て」という視点を分けて、わりきって後者で考えてみるようにアドバイスされています。いちおうその趣旨で検討はしたけど結局は「地域的に通える」に戻っちゃったんだけど。結果としてはそうでもとにかく「漏れなく検討した」という安心感があります。

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by an-dan-te | 2015-09-04 12:30 | 中学受験 | Comments(0)