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選択肢のニオイをまじめに嗅ぐ   

選択肢のニオイを嗅ぎ分ける、というと、たとえば、まともに勉強しないでテストだけ切り抜ける裏技的なものだったり、あるいは前に紹介した「国語入試問題必勝法」みたいに入試問題をおちょくったりするものだったりを思い浮かべると思いますが。

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まじめな話、よーくニオイを嗅いでおくのは意味のあることです。

国語の読解問題で、たとえば、「登場人物がそこで引き返したのはなぜか」「本文の要旨に最も合うものは何か」とかね、出題者の作業を考えてみれば、当然、正解が最初に出来上がるでしょう。そして、そのバリエーションを作っていく。どの選択肢にも、「これは違う」というものを混ぜていくことになるわけですね。

出来上がった選択肢、それが四つなのか五つなのかはともかく、並べてよーく比べると、同じような(似たような)ことを言っている部分、違う部分が浮かんできます。

それが見えてきたらあとは各部分が文章のどこに当たるか(あるいは文章のどこに反しているか)を探していけばいいのです。

このようなステップをまじめに考えて、
・選択肢を部分に分ける
・選択肢同士を比べる
・文章の該当箇所を探す
という作業について具体的に説明している本がありました。

読むだけですっきりわかる国語読解力 (後藤武士)

…ついこの間、立ち読みで見つけて即買いしました(^^) この本、読んでみてびっくりしたんですけど、題材として載っている文章が、文学作品などの引用じゃなくて、この著者の書き下ろしなんですよ。だから、文学的にスバラシイ文章かどうかはさておき、そこで説明したいことが明快にわかる具体例になってるんです。どこもかしこも。

親子で「腹をくくって」、読解練習をしようとしたとき、親は「亀の甲より年の功」で答えはわかるんだけど説明ができない、ということがよくあります。国語読解でも、算数の一行題みたいに、考え方の「基本ツール」にあたる部分はあるんですけど、それをあえて説明しなきゃいけないことって、日常生活にはないですから。でもそれを、ぼんやり暗闇でなく明るみに引きずり出しておかないと、おこちゃまな国語苦手男子(それでいて妙に理屈っぽかったり)の説得はしづらいじゃないですか。

そんなとき、親が「予習」しておくのに手ごろな本だと思います。

選択肢のニオイを自信もって説明できるように!!
…この選択肢とこの選択肢はここが違うけれど、文章のココにこう書いてあるから、こっちはダメだよね。
とか。
…どちらもこの文章に書いてあったことだけど、それは例にちょこっと出てきただけで、これは何度もしつこく語られてて、文章の最後の結論部分にも書いてあるからね。
とか。

それと、選択肢についての第一章より、さらにお勧めなのが第二章「四つの対立概念を理解する」のところ。「具体的」←→「抽象的」、「主観的」←→「客観的」とか、そういう対立概念をふまえて文章を読み取る例が載ってます。実はこのあたりが、大人にとっては当たり前で、幼いタイプの小学生にはわけわかんない部分だと思うんです。でもわりと理屈っぽいから、わかっちゃえば国語苦手男子にもヒットするんじゃないかな。

ほんとは子ども自身がこの本を読んでくれると話は早いんだけどね~
決して難解ではなく、いちおう「子どもが読んで理解できる」ことを目指している本で、子どもによっては小学生でも読めると思いますけど。でもまぁ、それができるくらいだったら、国語で苦労してないか(-_-;;

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by an-dan-te | 2013-08-31 14:45 | Comments(4)

中学受験と公文、高校受験と公文   

公文教材の大きな特徴は、
・スモールステップ
・習うより慣れよ
・計算に絞っている
ですが、このうち、「計算に絞っている」というのが非常に興味深いところです。

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算数・数学は別に計算だけできればいいってものじゃないので、この捨象は非常に大胆なことです。単に、算数・数学の基本的なことをスモールステップで、自学自習的なプリント教材体系にまとめるということを考えたときに、計算だけにする必然性はないですよね。というか、「それでいいの?」とふつうは思うでしょう。

この発想は、おそらく創始者の公文氏が高校の数学の先生をやっていた経験と深いつながりがあるのだと思います。ご存知のとおり、高校数学というのは、非常におもしろくかつ実用的なものでありながら(ですよね?)、たくさんの人に嫌われています(^^;; そりゃもうかわいそうなくらい。

「何やってたか忘れた」「わけわかんなかった」という大人が大量にいます…

高校教師として、この現状を「どうにかならないだろうか?」と考えたときに、「計算さえできればもうちょっとなんとかなるはず」というところに思い至ったのは慧眼だと思います。この一点で私は公文氏をリスペクトしてもいいと思えるくらい。

実は同じ理由から私は、小学校算数より、中学校数学より、高校数学が好きなんです。小学校算数は、ちまちまコマゴマして全体がつかめた気がしない、どうせ私はヒラメキがありませんよ~的な感じ(笑)、中学校数学は、当たり前なことで時間食いすぎて、何がおもしろいかわからない感じ。高校数学は、すっきりきれいな少数のツールを使って、幅広い世界を見せてくれる感じがするんです(はぁと)。

「幅広い世界」には図形的な要素もたくさん含まれています。でも、それを鑑賞するために必要な「少数のツール」のほうはぶっちゃけ計算ができればなんとか、という部分が非常に多くて、三角関数だってベクトルだって複素平面だって関数のグラフとかだって、図形っちゃ図形だけど計算ができれば困らないでしょ。

難関大の入試数学とかはまぁとりあえずおいとくとして、おおまかに高校数学を楽しむくらいだったら、才能がなかろうが、ヒラメキがなかろうが、地道に計算ツールさえ身に着けておけば、相当遠くまで分け入っていくことができます。

その状態までの最短ルートを考えたときは、中学受験算数でいうところの、ナントカ算がどうこう、というのはいらないし、図形がらみの比の問題で必要な、スパッと補助線を引くセンスもいらない。

だから、落ちこぼれないで高校数学までたどり着く、ということ。その最大多数の最大幸福的なものを求めたメソッドとして、公文算数・数学というのはすごく納得できるんです。

でも、それを「幼児から」とかやって超~先取りさせる話はたぶん後付けなんじゃないかな?? 上記の話とのつながりに必然性がないもの。公文さんも、息子さんに手作りプリントさせたのって、幼児からじゃないですよね。

たとえば、小学校高学年くらいから、算数の四則計算のおさらい~文字式の導入とやって、一年かそこらの先取りで中学校に突入し、中一か中二でI教材(中三相当)をしっかり(=速く正確にできるように)終えて高校入試の勉強をしたとすれば、スムーズに高校数学につながると思います。

これは、公文教材の基本的な発想、成り立ちからいって、とても素直な道筋です。

一方、公文を中学受験につなげようとするのは、素直じゃありません。公文教材の眼目というものが、中学受験で扱う算数の中で、高校数学に取って不可欠でなかった部分(カントカ算とか図形とか)を飛ばすところにあったわけなので、それをつなげるというところになんの必然性もありません。

もちろん、中学受験には分数や小数の四則計算「も」必要なので、だからこそ私は中学受験をする場合としない場合を両方にらみつつ、低学年ではとりあえず公文をやらせたわけなんですが、その結果が四年生に入ってもD教材(四年生相当)が乗り越えられないという…orz ほんと、ウマシカじゃないだろうかと悩みましたが、そのわりに中学受験算数に移行すれば最終的にはなんとかなったわけで、合わないってのはオソロシイことです、ほんとに。

理解、納得が先にこないとテコでも進まないはなひめのようなタイプには、低学年のうちの「習うより慣れろ」公文算数は向かなかったらしいです。たいていの子はもうちょっとこの点に関してマシだと思いますけどね。

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by an-dan-te | 2013-08-29 18:56 | 中学受験 | Comments(31)

公文(算数・数学)とハサミは使いよう   

日本人で「公文」という言葉を聞いたこともないって人はいないでしょう。学習方法としてもビジネスモデルとしても非常に示唆に富んだ、「目の付け所がシャープな」システムだと思います。

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わが家の五人全員がそれぞれ、公文経験を持っています。

よしぞうは、小五くらいのときにやってたそうです。計算が速くなってよかったといっていました。
はなひめは、小二くらいから小四の途中まで。1から10までの足し算引き算でさえ蝿が止まるのろさだったのがある程度改善して、少しだけ「数とおともだち」になりました。
こじろうは、中学受験が終わった小六の二月から、部活が本格化する五月くらいまでの数ヶ月。文字式の計算にいち早く慣れて、算数から数学への橋渡しがうまくいきました(まぁ、公文やらなくてもうまくいく子だったかもしれないけど)。
またろうは、小学校低学年のときに一度挫折していますが、中二秋から再開し、数学の成績が飛躍的に向上しました。高専に入ってからも続けていましたが、N教材(最終教材の二つ手前)に差し掛かるあたりで退会。
私は、またろう・こじろうのダブル受験が終わったときにH教材(中二相当)から始めて、N教材の途中で退会(*)。

公文を自分でやってみて特に感じたことは、いわゆる「先取り」でなくてその逆の「後取り」、つまりいちおうわかっているあたりの計算練習を、公文のスモールステップで一気に練習すると、正確性とスピードが飛躍的に向上するということです。

毎日こつこつ演習。鉛筆を運ぶ勢いがついて、しかもその向かう方向性が安定するというか、仕事柄、ヒューマン・エラーに興味を持っているので、それが急速に収束していく様子は感動的でした。

数学がからきしダメだった大学受験生にやらせたのは公文ではなくて市販の「五分間ドリル」でしたが趣旨は同じです。計算が速く正確に、おっくうでなくできるようになると、難しい問題も解けるようになるという展開は、理解力は高いのにそれまでの地道な積み重ねが欠けていた子で、とりわけ劇的に起こるようです。またろうが中三になるころの数学もまさにそんな感じでした。

そんなふうに、うまくハマったときは強力パワーを発揮する公文ですが、決して万能ではなく、「その子のちょうどをやるから落ちこぼれが出ない方法」なんてのもただの幻想です。

またろうが小学校低学年のときに公文で「落ちこぼれ」たのは、主にプリントのハンドリングができなかったせいであって、それはまぁちょっと別の話として脇に置いとくとしても。

たとえば、中学受験を考えているおうちでは、受験塾に入る前に公文に行かせて、計算力だけでもつけておこうかしらと思ったりしますよね。もっと正確にいえば、「毎日こつこつ」自主的に勉強する習慣と、計算力があったら、受験生活が始まってからもだいぶいいだろう、というような。

わが家でいうとはなひめがそれに相当します。始めのころはまぁよかったと思うのですが、公文が「後取り」からようやく「先取り」に差し掛かるころにうまくいかなくなりました。できないし、進まないし、そういうときの公文って、まったく同じプリントが繰り返し出てくるのですからもう拷問みたいなもんです。

結局、その方法では壁を乗り換えられないので「転進」しましたが…つまり、公文をやめて、「計算と一行題」的中学受験教材で計算練習をやるように切り替えたってことです。公文のD教材(小四相当)で躓いて落ちこぼれる子でも、別に最終的には中学受験算数がダメってことはないので(苦労はしたけど…)あんまり気にしないのが吉ですね。

小学校入学くらいから、どんどん先取り公文を進めて、小四で大手塾に入る前に中学レベル(I教材)くらいまで終わらせてあって、それで超難関校に行く子ってたまにいますよね。あれは、I教材まで終わらせてあるから中学受験がうまくいくのではなくて、もともと、実例からの飲み込みが早くて、ある程度早熟で、かつ粘りがあるような子は、公文の先取りも出来るし、中学受験でも相当やれるってだけのことです。

公文は副作用もあって、雑になったり、不正確になったり、意味を考えなくなったり、勉強が嫌いになったり、悪い面が出ることもあるものなんです。だいたい、勢いがなくなって、つまらなくなって、無理やりやっているとロクなことはありません。どんどん速く正確になるのが楽しい!! って思える間だけやるのがうまい使い方だと思いますね。先取りよりは、後取りが(比較的)万人向けです。

それと、本質的に、公文は高校受験向きで、中学受験との相性はよくないです。中学受験準備と考えるのであれば、一般的にはお勧めしません(つづく)

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(*) ちなみに、公文の中学レベル教材まではよくできていますが、高校教材は使用される頻度も低くて練れていないせいか、出来が悪いです。それに高校数学になると、公文の先生がきちんと丸付けできなくなることが多いので、メリットが薄くなります(解答編を借りて帰ってきて自分で丸付けしたりします)。それにあの小さなプリントは、高校数学を受け止めるには適しません。使うならせいぜいJ,K,Lくらいまでですね。
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by an-dan-te | 2013-08-27 12:33 | 中学受験 | Comments(29)

カリテ中心から公開模試中心への移行をスムーズに   

五年生カリキュラムの間ってひたすら、どぉーん、どぉーんと新しい学習内容の大波が押し寄せて来ますよね。

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この波にうまく乗って、学習内容を吸収していくことが大切ですから、日能研でいえばカリキュラムテスト(カリテ)、他塾でもそれに相当する「範囲のあるテスト」が軸になります。

はなひめが新五年で日能研に入塾したとき、最初の説明会で室長先生が言っていたのがまさにこれです。

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始めのうちは、公開模試では点がとれません。当たり前です。ほかの子は、もう四年から積み重ねてきているので。

それについてはこちらでも(塾側)よくわかっているので、慌てないでください。しばらくはカリテの状況を見ていきます。コンスタントに共通評価の8が取れるようだったら、順調に学習できているということです。
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カリテを目安に勉強するということは、つまり、その週の範囲をみっちり勉強してカリテに臨み、そして直しをしっかり穴埋めしてまた翌週のカリキュラムに向かうということです。まずはここから。そして、その積み重ねができていれば、自然と公開模試の結果も上向いてくるはずです。おおむね、三ヶ月から半年くらい経つと表れるかな? (入塾後半年経つと最終的な位置づけが占えるといわれる所以でもあります)

しかし、いつまでもカリテの「範囲」を対策することを中心に据えていると、六年生に入ってから戸惑います。もうそのときにはカリテ状況よりも、公開模試で出る偏差値が重要になっているからです。

入試は「範囲」がないわけですから、範囲のないテストでどれだけ取れるかが「実力」なので、この切り替えは当然のことです。でも、いつも範囲のことしか考えていないと、なかなかこの切り替えがうまくいきません。気がつくと、あれもこれも忘れちゃった…なんだっけ…ってなことになります(-_-;;

そこでお勧めなのは、五年の秋から六年カリキュラム開始(二月)までにかけては、薄く広く、中学受験の範囲全体を、その週に扱っている「範囲」に関わらずおさらいしておくことです。

算数は、計算と一行題のよい教材があって、それを丁寧にやっていればだいたいそれで十分です。欲をいえば、カリテで間違えた問題の中で、正答率が比較的高いものについては、しっかり解きなおしておけるといいですね。テスト直後の直しは当然ですが、一ヶ月経ったころに、もう一回。

国語は、まぁ読解に関しては、範囲とか、「忘れちゃった」とかはあまりないので、漢字と語句。

理科と社会は、基本知識について。

これを五年後半の半年間、「日割り」して、頭にすり込んでいくのです。

かるらぴぃさんの場合、漢字は「漢字の要」、理科と社会は「コアプラス」(いずれも、市販されているサピ教材)を使って、ページ数を日割りして、寝る前15分の暗記タイムでこなしていったそうです(*)。とても上手な方法ですね。私はそこまでコンスタントにできませんでしたが、というか算数だけでほとんど手一杯でしたが(^^;; いちおう、意識としては同じ方向ってことで。

六年生カリキュラムに入ったときに(つまり五年生の二月)、どの分野も大穴なく、テストにおいても任意の分野の問題から抵抗なく手がつけられる状態であれば、より深められていく学習にスムーズに対応することができます。また、公開模試でもコンスタントにその子のポテンシャルが発揮できて、その結果、六年前期の平均偏差値でクラス分けが行われる志望校別日特では上のほうのクラス(実際に合格する子の多いクラス)に入ることができるでしょう。

目先のカリテ対策(大波のように押し寄せる新しい分野の学習)だけで忙しく、なかなかそのような時間も取りにくいですが、今の範囲の勉強をその分圧縮してでも、価値ある「一日15分」といえます。


(*) 教材は、使いやすければ何でもいいのですが、日能研生ならメモチェを使うのは避けたほうがよいです。メモチェは六年夏以降の「いよいよ!!」感を演出するアイテムでもありますので、新鮮味がなくなっちゃうともったいないので。

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by an-dan-te | 2013-08-26 12:46 | 中学受験 | Comments(6)

本気で取り組む併願校過去問の効用   

こじろうのときも、はなひめのときも、過去問に一番熱心に取り組んだ併願校は、一月の二校目になりました。

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二月にはそれぞれもっと志望順位の高い学校があるのに、なぜ一月の二校目なのかというと…
それは、絶対に失敗したくない学校だったからというのがひとつ。

第一志望の入試は2/1にあるわけだけど、とにもかくにも第一志望校の合格の可能性を最大化したいと思えば、それに至るまでの流れが大切。

一月の二校目は、難易度からいっても第一志望とそんなに違いがなく、かつ、わが家から通える場所にある学校。だから、合格すれば、自信にも安心にもなるし…
…落ちれば、そのあと、(受かって)気分直しをできる学校のあてがない(-_-;;

ということで、慎重に準備したいと思っていました。また、一月校は、地理的な条件や日程や学校の好みや、いろんな条件をいっていくとあまり選択の余地がありません。だから、こじろうも、はなひめも、別に「過去問との相性がいいから」選んだわけではなく、最初に解いてみた感じは「ガチでいける!!」というような状況ではまったくなかったんです。

でも、どちらも、しっかりした学校ですから、問題も無茶振りではなくて(^^;; 確かにこれがきちんと解けるようになるとよいだろうと思える内容でした。

こじろうはいつも算数で稼いでいましたが、なぜだか、過去問を解いてみるとけっこう、相性の良し悪しがありました。どうも、得点できない学校のを並べてみてみると、「すぱっと立式、計算」で終わりにならず、地道に書いたり描いたり試したりしなくてはいけない問題が苦手なようでした(根性が足りない??)。

こじろうの第一志望校と、一月二校目と、どちらも算数は難しめの学校ですが、私の目から見ると第一志望校のほうがやや難しいんじゃないかと思うんですよね。でも、こじろうはそっちは解けるのに、一月二校目には苦戦していました。

そこを、少し古い年度まで遡って練習して、振り返って、また練習して(注: このとき、算数の振り返りにずっとつきあってたのは私ではなくよしぞう)…、ようやく克服できたと思えたのはほんとに入試も間近に迫った一月半ばでした。

一月二校目の本番では、決して手放しで「できたー!!」というほどではなかったけど、前までのこじろうだったら諦めてしまいそうなところ、よく粘って得点していたそうです(よしぞう採点)。

そういう、ちょっと違う角度からの取り組みは、元々相性の良かった第一志望の算数に関しても、安定性を増やす役に立ったと思います。あと、あんまり練習していなかった、2月2日の併願校を取りこぼさないためにもね。

はなひめの場合、一月二校目の問題は、特にどの科目が相性悪いというような突出したところはありませんでしたが、どれにもけっこうてごわい問題があるという感じでした。しかし、はなひめの第一志望校と、問われる形式は違っても、けっこう近いもの(資質)を求められていると感じられるところがあって、これはきっと役に立つからしっかり勉強しておこう、という話になりました。

それに、第一志望校の直近の過去問は、そのまま出るわけがありませんが、似た資質を求める別の学校の過去問なら、もっと近い形でヒットしてもおかしくないですしね(^^) …いや、別にいいんですけど、当たらなくても。

国語の読解で、選択肢問題がかなり難しいと感じたのですが、選択する根拠を突き詰めていくと、ちゃんと納得できることが多く、なるほどと思いました。理科や、社会では、できなかった問題に関して、覚えたり練習したりして穴埋めしました。算数は間違えた問題を「再チャ」しました。

一月二校目の当日、送り出すときは、十分準備できたという自信を持って送り出すことができましたし、現実の合格をもらってだいぶ気が楽になりました(といってもすごく楽なわけでもないけど。もちろん)。この過去問演習は、第一志望の入試にもしっかり生きたと思います。

以上、まとめ:
併願校の中で、「特に落としたくない学校」かつ「よい問題を出す学校」の過去問にしっかり取り組んで、安定した実力を身につけよう。

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by an-dan-te | 2013-08-23 12:33 | 中学受験 | Comments(10)

併願校の過去問はいつ、どれくらい?   

夏も終わりが見えてくると、過去問が気になる季節ですね。

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nanaさんから、
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第一志望校の過去問はできるだけたくさん解くとして,第2・第3志望校の過去問は,どのくらいのタイミング・スケジュールで入れていけばよいとお考えですか?
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とリクエストをいただいたので、今日は併願校の過去問のお話を。あ、第一志望の過去問は、できるだけたくさんというより(まぁ多めなほうがいいと思うけど)、すごく丁寧に取り組んだらいいことあると思います。その話はまた別の機会に。

過去問を解くといっても、いろいろな目的があるわけで、問題演習としての過去問だったら、それはもう状況に応じていつからでも、いくらでも。夏に「有名中」を解きまくっているという方もいらっしゃるでしょう。日能研ではあまりそういうことをしませんが、前期日特なり、夏期講習で扱う問題でも過去問をアレンジしたものが取り上げられたり、結局同じことです。

この場合、どの学校を受けるかということとは関係なく、練習したい問題のジャンルや出題スタイルに合わせてってことですね。男子でも、「オールラウンドに理科の復習をしたい」と女子学院を解くとか。

それなら、そうではなくて、受験するつもりがある学校の過去問にどう取り組むか。

まず、「相性」「距離感」を確かめたいというならこれはもう早いほうがいいです。偏差値表だけつらつら見て、「○日はココ受ければいいや」とか思っていたのが、過去問を解いて「えー、こんなんじゃ滑り止らない!!(o_o;; 変更しなきゃ」ということになったら、時期が遅いとたいへんです。他の学校を探すにも、学校説明会もいろいろ終わっちゃったりね。

わけあってそれなりに惚れての第二・第三だったら、問題相性が悪かろうがここから練習するわってこともあるかもしれませんが、それならそれでやっぱり早く知りたいですしね…

こじろうの場合、国語の実力が足りない分、相性を選びますから、ここは特に重要なところです。国語が特に気になるわけですから、国語だけまずやってみるのもありです。一回やれば「相性最悪」な場合は明らかです。「うーん、どうだろ。戸惑っただけかな?」と未練があれば、せいぜいもう一回ですかね。相性がわかればいいので深入りはしません。

こじろうの場合、あまりにも解けなくて併願から外した学校がありました。第二志望校の候補に考えていたところは、相性は特に悪くなさそうだったのでそのまま第二志望校に。第一志望校はめちゃくちゃ相性がよくてこれは好材料でした。と、ここまでの確認はなるべく早い時期、秋が深まらないくらいで済ませてしまいましょう。

そして、併願ラインナップはもう固まったとして、第二・第三志望の合格を確実にしたいという位置づけの過去問演習であれば、状況に応じて様々です。

こじろうの第二志望校は、癖のない出題で、こじろうの大嫌いな記述もなく(^^;; 決して相性が悪いわけではなくて想定の範囲内くらいの出来なのですが、なにしろ第一志望校より偏差値がやや上だったので、なかなか「どかん」と安心な点数が出ないんです。なのでしつこく何度もやってみましたけど、点は上がっていかず(ほとんど変動なく)、合格者最低点+2 とかそういうきわどい線でした。

これは、慣れの問題ではなくて単に実力に余裕がないのが問題なので、過去問を深追いしても何も出てきません。もうちょっとさらっと離脱するべきだったかもしれません。だいぶ何度もやっちゃった…

はなひめの第二志望校は、スタンダードで素直な出題、はなひめにとって嫌なところがありませんでしたから、夏ごろに確認した初回から余裕で取れてました。夏のうちに相性が良いことが確認でき、実力的に余裕がある(←偏差値で10くらい)併願校だったら、もう秋冬はほとんど開かなくてもいいでしょう。

…実際、冬になってもやらないまま、第一志望校の合格(2/1)を見たので結局やらず。もし受験することになっていたら、前夜に最低限チェックしようとは思ってましたが(形式を思い出してもらう程度)。

というわけで、これは二つとも、あまり時間をかける必要がない併願校の例です。次に、もっとじっくり時間をかけるべき併願校の話を。(つづく)

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by an-dan-te | 2013-08-22 12:45 | 中学受験 | Comments(7)

汚字は受験の妨げですか?   

大学生になって初めてのお正月に、私のところへ来た年賀状を見て母は言った。
「あんたの男友だちってどうして字がすごく下手な子が多いの?」

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いや別に、字が下手な子を選んで付き合っているつもりはないのですが(^^;; でも男女差ってかなりあるよね。女子校から男子大(みたいなもん)に行くと字のうまさのギャップはでかい。

その中でもとりわけ下手な人と結婚してしまったもので、今でもよしぞうはリビングに掛けてあるカレンダーに自分で記入した予定を見ながら「んー?? なんて書いてあるんだ??」なんてやってますが。

しかしあれだけ「下手な字オンパレード」ってことは、字が下手だからって受験に特別不利ってことはないんじゃないのかなぁ。

とは思いますが、まったく支障がないわけでもないのかも、と思った出来事がありました。大学で同じクラスだったNくんは灘から理三ストレート、しかも、駿台模試を受けた人なら知らない人はいない有名人(いつでも目立つところに名前が載ってたからね)で、入学して初めてクラスで集まって名前を呼ばれたときにみんながどよめいたほど(笑) しかし彼は字が下手でね。

私を含む女子のあらかたがサボっていた一般教養科目の、なんだったか忘れたけど社会科系の科目で、Nくんは完全出席でノートを取っていたので、みんなでコピーさせてもらいました。それで、コピーを一夜漬けして期末を受けたところ、女子は全員(コピーさせてもらったのは5人くらい?)Aをとったのに、コピー元のNくんだけBだったんです。

そのとき、先生も人の子だから、やっぱり汚い字だと読む気が失せて採点もテキトーになっちゃうのね、って思った。

けど、それは大学の定期テストだからであって、入試のときは記述の採点ではあってももっと「観点」を明確化して、採点者で共有して、おそらくは互いにチェックしながらやると思うんです。そうすると、汚字の影響はだいぶ少なくなると思われます。

あと、下手は下手でも、けっこう書き方によって読みやすさは変わるもの。大学の定期テストは、細い行があってびっしり長いのを書くからほんとに読みにくかったんじゃないかと思うけど、中学入試だったら、桝目があることが多いし、長いといっても100字とかね。大きくて濃いだけでも読みやすくはなるから、与えられたスペースをしっかりフル活用してしっかり書くのは大事ですよ。それは採点者への誠意でもあるよね。

はなひめの字はわりと上手だけど、薄くて小さくて走り書きだったりすると、「ちょっとお、老眼が進んできたお母さんに喧嘩売ってんの!?」とかいいたくなるし(-_-;; そういうのってよくないです。

そして、字が下手ならフォーマットが大事です。算数とかで式や図を書いて/描いていくとき、問題なのは字のうまさ、線の美しさというより、揃うべきところが揃っているかどうか。たとえばイコールがちゃんと縦まっすぐに並んでいるかどうかとか。

あと、まとまりごとにスペースがきちんと取られているか。字が下手なら、スペースはたっぷりめが吉です。スペースの空け方が適切だとそれだけで、字が下手なままでも美しさ五割増しです。

字も練習すれば少しは上手になるだろうけど、そんなに急にはうまくならないだろうし、まさかその練習だけにあんまり時間を取るわけにもいきません。でも、フォーマットの工夫は比較的単純な技術なので、上達は字そのものより早いです。

先生の説明を聞き書きしたノートが美しくなるのはハードル高いけど、算数の演習ノートが読めるものになるように、読みやすいノートのフォーマットを盗むのはお勧め!! 日能研生だったら、自分が出席した日でも、あのコのノートがほしいと思ったら、「ちょっと今日、写しきれなかったところがあって」とかいってノートコピーもらうのもいいと思うよ(^^)

あと漢字の書き取りね。これも、うまくなる必要はないから、桝目を大きめに使って濃く書いて、トメ・ハネ・ハライとかのチェックされるポイントだけは文句つけられないようにきちんと押さえよう。

ということで「技術」で入試は切り抜けられると思います(ラブレター書いたときに、ドン引きされないかどうかはまた別の話)。受験に不向きな特性っていくらでもあるけど(不注意だとか、ロングスリーパーだとか、幼いとか、数に馴染みが悪いとか)、その中で、「汚字」って比較的克服しやすいものだと思うから、腐らずに対策してね!!

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うちの子どもたちの中で、「汚字」といえばまたろう(^^;; 受験のときには、本人も読み間違えるレベルの数字を徹底分別。たとえば「4」と「9」が似すぎてたんで書き癖を変えて練習させたり。イコールを揃えるとかスペースを空けるとかの指導もしてました。

面倒でしたけど、受験が終わってからも絶対必要なスキルなんで、つきあってよかったです。微妙~にマシになっただけだけどね(-_-;;

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by an-dan-te | 2013-08-20 11:41 | 中学受験 | Comments(18)

補足: 「計算と一行題」問題レベル   

一連の記事の補足です。

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手元に残っている六年秋教材の例です。

「計算と漢字」の計算、第一週分は
A(計算)の最後の問題が
(12) 4.32+1.55×3/5 -3/4÷0.6

B(単位計算ほか)の最後の問題が
(5) 5.34日=(   )日(   )時間(   )分(   )秒

C(逆算)の最後の問題が
(5) (3/5×□+2)÷2.6=1・3/52 ←帯分数を中黒でつないで書きました

Dの最後の問題が
(6) AがBの2/5のとき、A:Bを最も簡単な整数の比で答えなさい。

Eの最後の問題が
(5) 高さの等しい2つの円柱A(底面の半径1cm)、B(底面の半径2cm)があります。Aには深さ12cmまで水が入っています。水を移しかえてA, Bの深さを同じにすると、水の深さは何cmになりますか。

A~E問題合わせて、一週間分は12+5+5+6+5=33(題)ですね。1日5題ペース。

そして、「仕上げの一行題」というホチキス留めの書き込み式テキストは、9月1日分が四題。
(1) 机の上に、A,B,Cの三種類の本がそれぞれ何冊か置いてあります。AとBは合わせて9冊、BとCは合わせて13冊、AとCは合わせて12冊あります。このとき、A,B,Cはそれぞれ何冊ずつありますか。

(3) A君は、家から12kmはなれた地点へ行くのに最初は自転車に乗り、途中で30分休憩したあと、歩いて行きました。全部で4時間30分かかり、その様子はグラフのようになりました(グラフ略、1時間で7km地点に到達して30分休憩したことがわかる)。もし、休憩した後の歩いた速さと同じ速さで、12kmを歩き続けるとしたら、何時間何分かかりますか。

(4) (3)の問題で、A君が出発して2時間30分たってから、兄が家から自転車に乗り時速10kmで追いかけました。家から何kmのところで追いつきますか。

ちなみに、問題にはレベル表示があり、(1)はA、(3)はB、(4)はCとなっています。取り組みにくければ、Cは丸ごと無視とかでもかまわないと思います。嫌にならない時間で毎度終わるところがとても大切です。

六年生9月の「仕上げの一行題」は、どっこが一行やねんという感じになってます(^^;;

イメージ的には、日能研偏差値で算数60の子の場合、
「仕上げの一行題」は「怪しいところない??」と確認するための演習、
「計算と漢字」の「計算」は、とことんスピードアップして化学変化を起こすための演習、
という感じです。両方だいじです。

そこまでいかない場合は、とにかく本人が自力で手をつけられない問題を飛ばします。あるいは、まったく解けないわけでなくても、長い時間かかりすぎる場合は難しいほうから順に割愛して、全体の時間をコンパクトにして生活時間に収めます。「日々の演習」に一時間とかかかっているようではさすがにかかりすぎです。生活を圧迫しますし、第一、ぎゅっと集中力が必要なところ、そんなに持たないでしょ? ぼやぼややるのは効果半減です。いやもっとかな。

お子さんの算数レベルと生活状況などに合わせて適宜調整すればよいかと思いますが、偏差値70だったら「計算と漢字」の「計算」を飛ばしてよいかというと、私はそうは思いません。偏差値50、60の子に比べれば「瞬殺」できますので、たいした負担ではないはずです。さらなるスピードと正確性を目指して毎日ちゃんと「積んで」ください。きっと本番のゆらぎない実力と平常心を支えてくれます。

逆に、怪しいところがなさそうなら一行題のほうを飛ばして、もっと難問の練習なり算数以外の自信のないところなりに時間を割くのはまぁアリでしょう。特に、算数が趣味の領域に達している子はね。ただ、飛ばすほうが受験的にbetterかというと微妙なところじゃないかなと思います。

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by an-dan-te | 2013-08-18 11:24 | 中学受験 | Comments(14)

「計算と一行題」で化学反応を起こそう   

「計算と一行題」をやることの効用のひとつは、今習っている分野以外のどこを出されても基本問題が解けるようにしておけるってことです。

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放っておくと「あれ、なんだったっけ」になりかねませんので(^^;; どっからでも来なさい、という状態にしておくことは、範囲のないテスト(公開模試)とかでドツボにハマらないためにも重要です。っつかまぁ、それが「実力がある」といえる状態の条件ともいえますね。

でもその効用はいってみれば「当たり前」のものであって、「計算と一行題」のすごいところはそんなことではありません。

今日の記事タイトルの「化学反応」は、「中学受験BIBLE」からお借りしました。荘司さんの娘さんは、決してすんなり算数ができるタイプではなかったのですが、受験直前になった一月、「化学反応」が起きて、突然、難問がすいすい解けるようになってきたそうです。

サピでいえば「基礎トレ」、四谷でいえば「計算と一行題」のような「日々の演習」的問題集は、それまでにもいちおう取り組んできたのですが、六年生の11月ごろからはその量を増やし、それと「二度解き法(最初、途中を書かずにざっくり急いで解き、答えを見ないままじっくり途中式を書いて解く)」を取り入れたところ、「トレーニングが一定量を超えると、質的な変化を伴って成長する」ということが起きた。

基礎的な問題の練習を徹底することで、劇的ビフォーアフター、なぜか灘開成の算数でもいけそうなほどになったという。

私はその状態のことを「霧が晴れる」と表現したことがあります。(参考: 「算数苦手女子の霧が晴れるとき」) 理解力はあるのにとことん数学が苦手な大学受験生(すでに高三の秋)だったのを、中二とか中三のいわゆる「五分間計算ドリル」的な市販の問題集を練習することで、なぜか大学入試レベルが突然解けるようになってしまった感動的マジック(^^)

結局のところ、難問が解けるというのはどういうことかというと、自在に基本パーツを組み合わせられるということなのです。

どのパーツを使うべきか、さっと浮かぶ。
パーツの運用が、さっと正確にできる。

基本の「速さ」と「正確性」が一定レベルを超えると突然、「霧が晴れる」「化学反応が起こる」んです。

その、数学が苦手な大学受験生にしても、荘司氏の娘さんにしても、あるいはうちのはなひめにしても、基本問題を「理解」することや難問を「鑑賞」することは十二分に塾で触れています。あとは、火をつけるだけ。

家で真剣に取り組むべきは、ものすごくベーシックな部分を、もっと速く、もっと正確にするところ。

案外、簡単すぎるようにみえるところにソリューションがあるものです。そんな問題だったら、すらすら解けるんだけど?? というものを、もっと速く解けるようにするんです。うちでは、時間を計るくらいの工夫しかしていませんでしたが、荘司氏の書いている、「二度解き法」は「もっと速く、もっと正確に」を意識するのに良い方法だと思います。

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by an-dan-te | 2013-08-17 14:11 | 中学受験 | Comments(6)

理想の「計算と一行題」を夢想する   

それで、よくまとまって中身充実の「解き方事典的な一冊」があれば中学受験ができるかといえば、なかなかそうもいかない。

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・解き方の基本パターンを順序良く説明するテキスト
・解き方の基本パターンからその応用までを演習する問題集
・定着度合いを見る単元テスト
・実力を見る範囲のない模試
・計算と一行題などの日々の演習

といったもろもろがひっくるめてパッケージ化されているのが大手塾の強み(でもあり、小回りの効かないところでもある)。

思い起こせば(イヤな記憶(^^;;)、面倒な計算練習にこつこつ取り組むように強制する親とかもいなかったのでそのへんをすっとばしていた私の中学受験は、いくら模試の判定がよくても足元が固まってなければ受からないという実例を作って終わった。
#今、計算練習をオロソカにしてる子、聞いてますか!? ほんっとにダメなんですからね!!

その反省に立って、計算コツコツと、ミス問題の再チャレンジだけは妥協しないで進めたこじろう算数。こじろうの算数が得点源になったのは、「基本に忠実」を押し通した母のおかげだと勝手に思っていたところ(はい、人生ナメてました)、その幻想ははなひめの受験が始まってすぐに脆くも打ち砕かれた(笑)

…そりゃ、「計算と漢字」(日能研の標準テキスト、全員が持ってる)の「計算」だけしっかりやれば算数が得意になるんだったら、誰も苦労してないわね(^^;;

こじろうがなぜこれで済んでたかといえば、授業を聞き、「栄冠への道」をさらっと練習するだけで、あらかたの解き方が定着する子だったからですね。

一方、はなひめみたいな子であれば、「さらっとひととおり」なんてもんじゃ定着にははるか遠く、簡単な問題に絞って「繰り返す」ということがどうしても必要。この「繰り返す」(*)というのは、とりあえず週カリキュラムをこなしているときの話だけれど、さらに日が経ったときに、駄目押しで「計算と一行題」に現れてまた練習。また練習。というのが重要なところなんです。

だから、はなひめ(の算数)が一番お世話になった教材は、なんといっても「計算と一行題」だと思っているんです。この、こじろうのときにはなかった教材が忽然と(?)現れたところが幸運でした。

それでも不満というか不便があって、
・「計算と漢字」の「計算」部分
・「計算と一行題」月ごと発行、日割りしたページがあって書き込み式
・強化ツール(基本、共通)
・そのそれぞれの再チャレンジ
を取り混ぜて進めていかないといけなかったところ。

そのため、コピー機とはさみとセロテープが手放せない「かーさんは、よなべーをして」生活を余儀なくされたわけで、これが(再チャレンジ以外だけでも)ひとつにまとまっていて、日割りで、書き込み式で、そのままほいっと子どもに渡せればどんなに楽だったか。

ここで問題となるのは、どのレベルからどのレベルまでが、その子にとっての「基本トレーニング」にあたるのかということですね。日能研の全レベルの子をカバーする出題というと、そうとう幅広いことになって、一日のページは長くなり(^^;; 各日付の何番まで解くべきかを個別に(あるいはクラスごとに)指示することになるのだろうか。

どうせだったら、個人向けにカスタマイズした「計算と一行題」がマイニチノウケンから、ペラーリとプリントできれば一番いいような気がするんですけどね。データとしては、算数がどれだけできるかはもちろん、どの分野が特にできないかも、まるっとご存知なマイニチノウケン様なんだから、どの分野をどれだけ出すか、レベル調整だって思いのままですよ。やりさえすれば。

ついでに、やった結果のデータを入れておくと再チャレンジまでコーディネートして一枚にまとめて印刷してくれれば完璧だわね…

もしこれができれば、他塾との差別化としてアピールするのはいうまでもなく、なにより合格力のものごっつい底上げに効くと思うんですがねー

…という妄想話はさておき、実務的に重要となるのは、この日々の演習に、どのくらいのレベルのものをどんな量、盛り込むのが適切かという話ですね。ようやく話が佳境に差し掛かってまいりました。(つづく)

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(*)「受験BIBLE」にも、サピに入ってすぐ、基礎力定着テストがなかなか取れるようにならなかったときに、荘司氏が基本問題をコピーして何度も何度も同じ問題を練習させるところが出てくる。
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by an-dan-te | 2013-08-16 12:23 | 中学受験 | Comments(12)