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美しいノート…とるだけ!?   

算数の勉強というと、最低限、栄冠への道をひととおり終わらせるということしかできないのがほとんどだったんで、ここんとこずっと、はなひめの授業ノートを開いたことがなかった。

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それが、栄冠への道をやっているときにはなひめが、この問題の別解で先生が教えてくれたのがあって、それがなんかすごくうまかった(簡単だった)というのでノートを久々に開いてみたところ、おーっ(o_o) これは。

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とっても美しかった072.gif

単に「きれい」なノートであるということにとどまらず、「大事な問題」とか先生が言ったことも書いてあるし、自分の演習結果と、先生が示した別解もわかるように書いてある。解くときのポイントは別の色で目立たせて。

「すごいね、はなちゃん。どれが間違えて、どれが時間が足りなかったかもきちんと書いてあるね!!」
ノートコピーを狙うはなひめは、きれいなノートをとろうとする中で開眼し、自分にとって必要な情報を盛り込むという真の意味で美しいノートもとれるようになってきたらしい。すばらしい。

それで、こんなにきっちりノートを作ってるのに、家ではずっと開きもせずに過ごしてしまったんだなぁとorz

…もったいない。もったいないよね!? 私は、なんとかしようよ、という意味ではなひめに投げかけたのであるが、はなひめはあっさり

「ノートをきれいにとっておけば、こうやって先生の別解もわかるじゃない」

えーっ、それだけ?? ごくたまに!? いやそれってどうなんだろう。

ぱらぱらと見ていると、時間切れで解けなかったというメモがけっこう多い。授業のテンポが速くて、未消化の部分が多くなってしまうわけで、これはちょっと授業時間の活用としてはうまくない。改善案としては

(1) クラスを下げて余裕をつくる
(2) 栄冠への道をやる前に授業ノートを見て穴埋めをする
(3) 勉強時間を増やす(^^;;

という三パターンあって、まぁ(3)が本人的にありえないとすれば(1)か(2)。今、はなひめが一番楽しみで通っている国語の授業を死守するとなると(1)もなく、そうすると(2) … でも栄冠への道をひととおりやらないで次々進めていくのもスリリングですねぇ。

さて。

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by an-dan-te | 2011-06-30 07:41 | 中学受験 | Comments(4)

クラスアップの落とし穴   

誰だってそりゃ、クラスがアップすれば気分がいいし、ダウンしたら焦りますけどね…

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でも、できるだけ(つまり成績で認められるだけ)上にいればいいってもんではなくて、勉強がうまく進むクラスにいるのがいちばんなんですよ、冷静に考えれば。日能研中学に行くわけじゃなし…

こじろうは、新五年入塾のとき、瞬間最大風速をつかまえてぎりぎりM1に滑り込み、六年生になるくらいのときにM2(最上位クラス)に上がった。こじろうの場合は、算数が得意科目だから、クラスアップに関してはまったく不安を感じていなかった。むしろ、「そろそろ上げてくれてもいいんじゃないの??」とじりじりするような気持ちだった時期もあったような。

こじろうが何度もM2クラスの平均を取るようになってからもしばらく、クラスアップの音沙汰はなくて、個人面談のときにようやく、室長先生から「こじろうくんをM2に上げようと思っています」という話を聞いた。塾としては、成績動向はもちろんだけれども、M2でやっていくほうがいい子なのかどうか、授業への取り組みや志望校、性格などを総合的に判断するようにしていたみたい。上がってすぐ下がるというのもナンだしね。

実際、先生はこじろうのことをよく見てたと思う。おこちゃまタイプこじろうのモチベのかなりの部分は実は、「席順一列目ゲット&ノートゲット」だったりしたらしく、ぐーっと伸びる勢いのあった1~2ヶ月の間に、クラス三位までならもらえるごほうびノートを目指して、力を溜めたことはこじろうにとってよかった、ような気がするから。

そしてM2になってからしばらく、ほんとうに失速して(^^;; 本人曰く「がんばったってどうせノートもらえないし」とか。ノートはいいから!! 買ってあげるから!! もぅ~という感じだけどね、親からすれば。でも、もちろん買ってもらうノートとごほうびノートは別物だよね。最上位クラスの最前列は、いつでも鉄板の出来杉君たちによって占められていて、こじろうががんばっても届くものではなかった。結局、最高記録は四位(ノートもらえない…)。それだってすごいよ!! こじろうにとっては。

というわけで、算数に合わせるのはセオリーだけど(だって算数の授業がわからなかったら苦痛だものね)、それだけじゃないらしいってこと。もっとも、こじろうはわりとすぐその状況に慣れて、席順を目安にしながらまたそれなりにやっていたし、新しい友だちもできて快適に定着したようで、結局はよかったと思う。ま、しかしそれ以後あんまり成績アップはしなかったけどね。

そして、数学が得意といえばまたろうだけど、彼のクラス設定もまたたいへん曲者だった。数学が得意だとそれでガバッと点差が稼げてしまうので、三教科(英数国)でもなんか比較的よさげな結果を出せてしまうことがあるが、さてそこでよく見てみましょう、英語と国語の成績これでどうします!? ってなもん。

塾の先生にしてみれば、やっぱりなんといっても数学メインでクラスを考えるのはセオリーだから、何度もクラスアップを薦められた。もちろん英語と国語がハラホロヒレハレなのはご存知だけど、まぁそれはそれとして得意の数学を「自分に合ったクラスで伸ばしてみては」というのも考え方としてはわかる。

しかし、いっちゃなんだが、またろうが数学で点が取れるようになったというのも、あんまり塾の成果というわけじゃなくて単なる本人の成長の結果だし、数学はどのクラスにいようが今後の成績には影響ないだろうというのが親としての予想。本人も、こじろうと違って、上に行きたいって気がなかったし…。

それが、現状クラスと上のクラスとの「中間のクラス」が新設されるというので、これならいいでしょうと先生に薦められ、本人も親も迷ったけれどようやく「ちょい」クラスアップ。そしてその結果…

英語の成績がダウン(-_-;; なんか授業がわからなくなっちゃったみたいで。心配してた友人関係のほうは、仲のよい子がたまたまいっしょにクラスアップしたこともあり、その他にもぼちぼち知り合いができて、ノー問題だったけれど。

というわけで、クラスアップで成績が華々しく伸びるかっていうと、どうもまたろうもこじろうもあんまりいい事例になってないんですよ…景気悪いよねこりゃ。

そして何がいいたいかというと、二人と違って算数ネックのはなひめのクラスのこと。長くなったのでまたこんど。

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by an-dan-te | 2011-06-29 12:08 | 中学受験 | Comments(4)

誘惑がいっぱい   

そもそも昨日書いた話の発端は、日曜日のこと。

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私は日中4~5時間出かけていて、その間には、はなひめが済ませておくべき課題があった。課題についてはよーく確認して、本人も納得していたはずであり、内容も「計算と一行題」「漢字」「国語まとめノート」と、親のサポートなしでやりやすいものばかり。

しかし、私が家に帰ってみると、ほとんどまったく手付かずで、それというのも、こじろうと二人で仲良く楽しくテレビを見ていたからだという…まぁ、とてもありがちな展開だったんですけど。

でも、よくはなひめが見ているのは週何本かのアニメで、そういうものであればたとえば二本見たって一時間。息抜きとしてはちょうどよかったと思う。「漢字」やって、昼食べて、アニメ一本見て、「計算と一行題」やって、またアニメ見て、ようやく「国語まとめノート」に取り掛かったって、あらかた終わっていただろう。

それがぜんぶつぶれてしまったのは、長時間にわたるバラエティー番組を見ていたため。流れとしては、こじろうがまずテレビをつけてバラエティー番組を見始め、それにつられてはなひめがいっしょに楽しんだ、ということである。バラエティー番組好きなのはこじろうで、はなひめは自分からつけるほどじゃない。

そもそも、こじろうだってそこまでのんべんだらりとテレビを見ている場合じゃないはず(注: 今週木曜日から期末テスト)。あーやることやらなきゃなーという気持ちは多少あったのに、テレビを見始めたらずるずると見てしまって、自分で夜になって振り返って、残りの課題を考えるとこりゃやばいかも!? という事態に陥るくらいなら…

いっそ、テレビを親の部屋に運んで封印しちゃえばよいのでは!?

というのが、私が発した「ちゃぶ台返し発言」であった。
(「ちゃぶ台返し発言」とは、自分がブチ切れているぞということをわかりやすく示したいとき、お茶碗を投げたり実際にちゃぶ台をひっくり返してしまうと後始末がたいへんであるため、その代わりに刺激的なセリフを言うこと)

もちろん、リビングで兄がバラエティー番組を見ていようが、プレステがあろうが(←今故障中だけど)、携帯ゲーム機があろうが(←うちでは買ってないけど)、鉄の意志で課題に取り組むことは可能で、まぁそうできてこその「自律」「自立」であると考えることもできる。

私がこのちゃぶ台返し発言に至ったのは、よしぞうがこの「長時間テレビ事件」について、まぁ本人の問題だからほっとけ的なことを言ったのが引き金になった。

テレビがなくたって何がなくたって、昼寝するかもしれないし本を読んでるかもしれないし、ぼーっとしてるかもしれないし、別に勉強するとは限らないわけだが、もし、バラエティー番組がついていなければ課題に取り組んだという程度の弱い意思を本人がせっかく持っていたのであれば、それを実行に移せたくらいの環境を整えてやるべきなのではないだろうか?? ということである。

鉄の意志を持つまで成長を見守るというのもあるかもしれないが、そこまでじゃなくていい。自然に課題を開始できる環境があれば、勉強できるという程度の「自律」があれば十分じゃないか。小学五年生として。

そこへ、バラエティー番組だのパソコンだのゲーム機だの、強烈な魅力を持つものをあえてバラ撒いてチャレンジさせる必要はない。

というのが私の主張だった。よしぞうも、ある程度そのような考え方は持っていて、だからこそ携帯ゲーム機を与えていないわけだけれども。

テレビぐらいは(というか、それを兄たちが見てしまうことも含めて)しょうがないのでは??

と思うらしい。

けれども、実際、またろうとこじろうのダブル受験のときは、親の留守中はテレビに電源ロック(*)をかけるなどして防御していたのである。勉強しやすい環境を親の手で作っていた、守っていたといってもいい。はなひめもそのあおりをくって、テレビを見る量が激減していたくらいだ。

年月が流れ、今度ははなひめが受験をする番になって、今度ははなひめに強い意志がないと勉強できない環境になってしまうのは、不公平だ。と、私は言い放った(喧嘩を売ったともいう)。それで、親がたとえばテレビ撤去してまで、中学受験を成功に導くべきなのか…という話に発展したと、まぁそういうことだ(実際は話がごちゃごちゃ発散していて道筋はよくわけのわからないことになっていた)。

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(*)今も電源ロックがかけられれば話は早いのだが、またろう・こじろうが成長したので無効(簡単に破れる)である。

by an-dan-te | 2011-06-28 12:58 | 中学受験 | Comments(6)

中学受験を成功体験として終えること   

はなひめの中学受験やら、こじろう・またろうの勉強状況に親がどのくらい手出し口出し介入するかについて、夫婦間で意見の相違があったときに、

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またろうは、「なるべく本人に任せるのがよい。失敗してもそこから何かを学べばよいので、中学受験を失敗したら高校受験、高校受験を失敗したら大学受験、大学受験で失敗したらまたその次の年に、失敗を生かして本人ががんばればよい」というような意見を述べた。ま、それはそれで筋が通っているというか、ひとつの見識なのだけれど。

でも私は、「大学受験ならそれでいいけれど、中学受験は違うと思う。中学受験は、全部ダメで公立中に行くような終わり方ではなくて、行きたいと思えるところに合格して、ちゃんと私立に通えるのがいい。中学受験を『しない』のはありだけど、するなら合格で終わるように親もサポートしないと」と主張してここから話がどわーっと広がった。

意外に強く反応したのがこじろうで、「ぼくも中学受験を失敗で終わらせるのは絶対よくないと思う。合格するかしないかはすごく大きな分かれ道だから…。はなちゃんの受験も、うまくいって終わってほしいと思う」。

こじろうがこう思うのはある意味自然なことで、それは誰しも自分の通った道を後づけでもなんでも「よかった」と思うようにできていて、またそうでなくっちゃ人生やっていけないから。こじろうは、日能研に通って二年間を過ごし、第一志望にきっちり合格し、押さえの学校からも特待をもらって、中学受験を成功体験として終わらせることができた。しかも入ってみたら事前予想を越えてさらに居心地よく部活もノリノリで、高校受験のプレッシャーも大学受験のプレッシャーもなくのびのび青春してるんだから、そりゃ自分の通ってきた道がよかったと思うに決まっている。

中学受験を成功で終えたことによるデメリット(慢心とか、根拠のない自信とか)がもし今後出るとしても、それは現在はまだ誰にもわからないことだ。

しかし逆に、中学受験を全敗で終わらせた私も、「失敗は成功のもと」などといって自分の経験を肯定する気にはまったくならない。失敗は、その後に生きなかったわけではないけれど、挫折感というか、自分の能力とツキに関する不信感は、深くあとまで尾を引いた。そのことは決してよいことではなかったと思うのだ。ここから自分を確立させていこうという12歳の春、十分な自己肯定感を持った出発ができるかどうかは大きな違いになる。

必要以上に自信を失うことは、人付き合いのあり方にもよくない影を落とし、それをプラスに転じるには長い年月がかかった。それに、結果的に半年後、JGに拾ってもらえたのはまったくの奇跡というべきもので、もしもあのまま、しんどいことの多すぎる公立中生活三年間ののち、群制度真っ只中、内申重視の高校受験はどう転んでいたかわからない。

そしてよしぞうは、「どのくらい介入するか」の部分には夫婦間で大きなズレがあるものの、大学受験と異なり、中学受験は失敗で終わらせてはいけないという部分については同意見だそうだ。

理由は、中学受験は親が誘導して始める受験であるから。親主導で始めておいて、本人任せで(←必ずしも悪い意味ではないが)進めさせ、失敗で終わったら「残念だったね。次がんばってね」ではちょっと無責任ではないかと。

もちろん我が家でも形としては、こじろう本人の意思を確認して中学受験を選択したということになっているが、それが実は親の誘導によるものであったというくらいのことは、こじろうもわかる年齢に達している。ただそれを現在のこじろうは強く肯定し、「やってよかった中学受験」と思っているけれど、これが失敗に終わって公立中に通うことになり、現在高校受験勉強の真っ最中だったらどう思っているだろうか。

ともかく。中学受験経験のないまたろうを除き、我が家でよしぞう・こじろうと私の三人は、「中学受験を成功裏に終わらせるべき」ということでは意見一致した。

それならば、親の誘導でレールに乗せ、本人の意思の形をとって走り始めた中学受験、子どもを支配しすぎることなく、成功に導くためにはどんなことができるのだろうか??

・志望校の選定
・併願の組み方
・勉強のしかた
・どのくらいの時間を勉強に費やすか

どこまで?? どういうふうに?? (この話、つづくのかどうか不明)

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by an-dan-te | 2011-06-27 12:52 | 中学受験 | Comments(9)

0.9999…=1をナントナク納得する   

はなひめからの質問で、
「分数は分子割る分母っていうけど、1/3 = 0.3333…だとしたら、それを三倍した1 = 0.9999…がおかしくない? だって、0.9999…って、1にすごーく近いけど1ではないでしょ??」
というのがあった。

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これはすごーくいい質問なので、はなひめは算数が苦手なように見えていたけど、なかなかいいセンスしてるじゃん♪と小躍りしそうになってしまった母ではあるが、よく聞いてみると、塾で誰かほかの子が口に出した疑問点で、でも先生はその場ではあまり答えず流してしまい、心にひっかかっているんだって。なーんだ。

ま、先生にしてみれば、そんなとこ中学受験には出やしないし、そんな横道に逸れたらその単元が終わりゃしないから流すのもしょうがないだろう。

私からはなひめには、「それはとっても大事なポイントで、つまり0.9999…というのは1に近い数ではなくて、ほんっとに1なんだよ。声に出して0.99999きゅうきゅう…って寿命が尽きるまで唱えたってそれは有限回しか言えないけど、0.9999…というのはそれをマジ『無限回』並べた結果なの」といってみたが、なかなか信用されないらしい(^^;;

そういう話を厳密にするのは私が大学入学早々つまづいた「イプシロンデルタ」のあたりなんだろうか、そんなのは私自身わかってないんだから説明してあげようがないが、高校数学で無限数列の和とかやってるとなーんとなく、ちょっと納得したような…でも小学生の範囲で説明するには何だろう??

はなひめは、役に立たない母をほっといて、年の近いこじろうに同じ質問を投げかけてみた。すると、こじろうは「ふんふん、アキレスと亀だね」とかもっともらしいことをいいながら、はなひめには説明しようとしない。っつかできないんだろうけれども、こじろう的には、なーんとなく、「結局実際にはアキレスが亀を追い越すんだから」というような納得をしているのかもしれない。

そこで「数学的センス(野崎昭弘)」という本をひっぱり出してきて該当箇所を探してみると、あったあった、まさにこの話題。0.3333…=1/3 もすでにウサン臭さが漂っているが、それを三倍にすると(0.9999…=1)、「信じない人の方が多い」とまで言っている(笑)

この話が出てくるのは「第13話 「無限」のセンス」という章で、章の導入はやっぱり「アキレスと亀」。そして、この無限小数の話のところでは「"…"は、「どこまでも加えてゆけ」という行動ではなく、「すべて加えた」結果を表している」という説明をしている。

説明というか、これは納得できない人を納得させるものになっていないので、紙を無限に切り刻んでいく例も出している。

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要するに、もともと2m2の紙を、いちまいがにまい、にまいがよんまい…と切っていくわけね。理想的に切れる剃刀で、しかも分子などというツブツブもない理想的に連続な紙を切っていくものとして、現に細かく切ったとすれば

2=1+1/2+1/4+1/8+…

というふうになる。これはもともとの紙の大きさが決まっているだけに、納得しやすくていい例だと思う。

私がそうやって本をぱらぱらめくっている間に、はなひめは、こじろうとあーでもないこーでもない、と話をしながらあるひとつの納得にたどり着いた。

1 - 0.9999… = 0.0000…

1 から 0.9999… を引いたとすれば、0.0000…と0が無限に続くことになる。最後の最後に「1」と言おうと思って待ちくたびれているのだが、なにしろ0が無限に続いたあとでないと言わせてもらえないので、永遠に待ち続けていて、決して言えることがない

これは、シンプルでうまい納得の仕方だと思う。別に、証明はできないのが当たり前だし納得もできなくてもかまわないのだが、やっぱり自分なりの納得ができたほうが気分がいい。あまり納得を求めて時間を空費するのも中学受験的にはうれしくないが、まったく納得を求めない態度も味気ない。ほどほどに…

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by an-dan-te | 2011-06-26 16:46 | 中学受験 | Comments(0)

トップ都立の「国立四校」「A率」   

我が家にはさしあたって何の関係もないのだがつい…

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グラフを見ると血が騒ぐ(?)もんだから、やっぱり出してみました。トップ都立の大学合格実績。

まずはおさらいです:
国立四校率 = 東大・京大・東工大・一橋大現役合格者数 ÷ 卒業生数 × 100
A率 = 東大・早慶・上智現役合格者数 ÷ 卒業生数 × 100

まず数字を出す前からわかることですけど、都立は浪人率が高そうですから「現役」に限ると不利になりそうですね。ということで、浪人を入れた場合の計算も出してみました。

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(昨日の夜、がーっと写したんでなんか間違いがあったらご指摘ください。直します。)

元データはそれぞれの学校のページです。
日比谷2011大学合格実績
西2011大学合格実績
卒業生の人数は、西のほうには例年約320人とありますのでそれを使っています。日比谷には特に書いてなかったのですが、入試要項のほうで317人募集とあったのでそれで出しています。

まずややこしいことを考えずに「国立四校」の現役データを他の中高一貫と単純に比べますと、日比谷も西も、雙葉・武蔵・フェリス・早稲田・サレジオ・攻玉社あたりと横並びです。ちなみに筑駒52%、開成31%、聖光41%、桜蔭26%、女子学院17%となっています。

もし、都立については浪人でもよしとして集計すると、日比谷16%、西22%となり、女子学院、桜蔭あたりの現役合格率と似たあたりになります。

次にA率のほうで比べますと、日比谷は66%、西は33%となり、日比谷は公文国際・横浜雙葉・学芸大附属・晃華あたりと、西は吉祥女子・カリタス・逗子開成・国学院久我山あたりと並びます。つまりあまりこの値に深い意味はなさそうですから、浪人まで入れてみますと日比谷101%、西85%となり、難関私立中高一貫校と並びます。

ということで、「国立四校」の指標で考えることにしますと、日比谷と西はあくまで現役で考えるなら「雙葉・武蔵・フェリス・早稲田・サレジオ・攻玉社」、都立で安かったんだから浪人でもいいと考えるなら「桜蔭・女子学院」と並ぶ実績を出しています。

近年、高校で両方受かった場合に、「開成より日比谷」という流れがあるとするなら、それは単純に難関大の実績で比べるのではなく、共学とか、高校でみんな一緒に入学できるとか、校風とか、伝統とか、そういったことを総合的に判断しているものでしょう。

ところで、日比谷と西のデータを並べてみますと、国立四校率では競っていますし、現役+浪人でいうと2011年は東京大の合格者数が同じですから、まさに横並びの都立トップ校といってよいと思いますが、顕著な違いがあります。

それは、日比谷は現役が強く、西はより浪人をあてにしているということです。想像するに、高校生時代にどちらが勉強するかといえばやや日比谷で、西はまだ勉強しきっていないというか…あとは高校卒業してから!! になるのかなといったところですね。

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by an-dan-te | 2011-06-24 12:50 | 高校受験 | Comments(12)

小学校の能力別算数クラス   

自治体によって違うと思うんだけれど、うちの子の通う小学校では、「少人数加配」というクラス担任を持たない先生がひとりいて、各学年の算数の授業に入っている。

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私の不確かな記憶によれば、「少人数」の先生が初めて来たのはまたろうが三年生のときだったと思う。一学年二クラスというのがこの小学校の「相場」なので、この加配分の先生がいることで、二クラスの人数を三クラスに分けることができる。

人数が少ないほうがひとりひとりに目が届く、ということは多少あると思うのだが、単に二クラス分を三クラスに分けただけではそんなに劇的に減るわけではないので、クラスをこうやって算数授業用に再編成することの効果は、むしろ能力別にクラスを分ける場合に発揮されるのだろう。

またろうが四年生のときは確かに、能力別に三クラスに分けられており、いちばん「基礎」のクラスでは、人数も単純に1/3よりずっと少なく、最もベテランの先生(またろうの担任)がつき、具体から抽象への橋渡しが丁寧に行われていた。私が参観したときは、分数の授業をしていて、なんかパズルのような教具を使って、分数の概念をつかむための「実習」をしているところだった。

またろうは、そのころたいへん茫漠とした小学校ライフを送っていて、ペーパーテストはダメダメだったが、さすがに算数ならまぁまぁできたはず。しかし、またろうはその授業がいいといって…というより、その先生を慕っていたからなのかもしれないけれど、強く希望してあえてその「基礎」クラスで授業を受けていた。先生がいうには、「またろうくんは、自分がついてないと先生が頼りないから、助けてあげなくちゃと思っているみたいなんですよ(^^)」…なんのこっちゃ。「でも、次回の編成では上のクラスに参加してもらいます。またろうくん、算数はできるんだから」

あれはなかなかよい方式だったと思う。計算練習をどんどんすればいい上のクラスであれば、人数がやや多くて、ベテランでない先生が授業をやっていてもなんとかなるだろうし、なんのことだかさっぱりわからないという子はああやって丁寧に教えてもらうことが必要だ。

ところが、何が差し支えあったのか知らないが、こじろうのときには引き続き「少人数加配」はあったものの、ニクラスを三クラスに分けて授業します、というだけで、クラス分けはランダムで、「どのクラスも同じ授業を行います」という説明だった。え??(o_o;; なんで

保護者からの横槍なのか、校長など管理職の方針なのか、はたまた市の教育委員会とかからの指示なのか。私はいきさつについてはまったく知らないのだが、前述のベテラン先生曰く、「進度をそろえなければいけなかったり、時間割編成の制約が厳しくなったり、少人数でいいことは何もないんですけど…決まっていることですからやらなければいけないので」とたいへん歯切れが悪い。どうしちゃったのかなぁ…

そしてまた時は流れて今年、はなひめの学年は同じく二クラスを三クラスに分ける少人数授業で、レベルは二つ。あ、またレベル分けできるようになったんだ。けど二つ??

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次の授業から少人数に分かれます。自分自身をよく振り返り、算数の力を伸ばすことができるコースを自分で選びましょう。

基本コース…1つ1つの問題をじっくり解いていきます。
確実コース…教科書の内容を中心に解いていきます。
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ん?? 基本と確実って、いったいどっちが「基礎レベル」なの?? あえてわかりにくいコース名にしているようにしかみえない。きっと何かいろいろとご苦労があるのだろう。自己申告制の形を取っているのもそうする必要があってやっているのだろうし。はなひめによれば、「基本」が基礎レベルだって。生徒には口頭でちゃんとわかるように説明しているものらしい。

でも、はなひめは「基本コース」を希望したんだって。どうして?? 「確実コースだと、少人数の先生なの。そっちの先生にはもう何度も習ってるけど、今のクラス担任の先生には、ほとんど算数を習ったことがないから。どんな授業なのか受けてみたいと思って」…ほうほう。そんな考え方もあるかね??

しかし、希望調査票はひとこと「確実コースで!」と赤ペン記入されて戻ってきた。あら残念ね(^^;;

ちょっと考えると、ちゃんと制度を作って予算をとって「少人数加配」をするところまでが大変で、そこまでいったらあとはちゃっちゃと能力別クラスにして、どの子にもちゃんとわかる算数授業をしたらいいんじゃないかと思ってしまうが、実際の運用にはいろんな困難があるものらしい。

確かに、私立ならばウチの方針はかくかくしかじかです、とアナウンスしたうえで募集をし、気に入った人だけに来てもらえばいいけれど、公立はそういうわけにいかないので、「誰か(保護者とは限らないが)」に気に入られない方針というのは、良いと思ってもなかなかできないんでしょうね…

そういえば、小学校の算数もいいけれど、中学校の数学になるともっと実力差が激しくなって、いっしょに授業するのが無理なくらいじゃない?? そっちには少人数の先生がついてないみたいだけどなぜ??

ま、公立も、すこーしずつ良くなってる面があるみたいだけど、なんか待ってると百年かかりそうで…その間に自分の子は大きくなっちゃうからね。

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by an-dan-te | 2011-06-23 12:36 | 小学生活 | Comments(20)

そして出口のいい学校の探し方   

入り口(R4偏差値または進学者平均偏差値)と、A率・B率をプロットして、上に外れている学校と下に外れている学校を出してみたい、というかもう誰かやっているのでは?? と書いたのが日曜日、そして昨日…

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早速、ぎどんさんから、それに該当する資料を貸していただきました(^^)

進学レーダー2010年11月号「ググッと伸びる狙い目私学」という特集です。まさに、私が見てみたいと思ったグラフがありまして、

2010年のA率 = 東大・早慶・上智現役合格者数 ÷ 卒業生数 × 100 を縦軸に、
2004年の結果R4偏差値 を横軸に

プロットしたグラフが見開きでバーンと載っています。2010年の実績を作っているのは2004年の入学者というわけですね。まさに6年間でどうなったかが示されているといえます。

まずこのグラフを見てわかることは、この二つの指標は、偏差値40あたりから65近くまでは確かにかなり相関が高いようにみえるのですが、65を超えると崩れています。つまり、「東大だけ受けて浪人」的な風潮があるとこのグラフからはぐぐっと下側に落ち込むわけです(筑駒、桜蔭、開成、栄光、麻布など)。

それと、一部の女子校はこのグラフの上側を固めています。浪人を避けてたくさん受ける風潮があれば高めに出るからと思われます。白百合、横浜共立、頌栄、鎌女など。

しかしそれらの女子校ラインもはるか抑えて上側に飛び出している学校があります。聖光、攻玉社、世田谷学園です。これらの学校の内実は直接知りませんが、いずれも面倒見が良いといわれている学校ですね。

一方、グラフの下側に飛び出している学校としては、県千葉、御茶女、都立小石川などですが、これらのプロットはややインチキです。県千葉、都立小石川ではまだ一貫生が卒業していないからです。もちろん、この二点の入り口と出口の学年が一致していないことは下に注釈として書かれていますが、このような解釈のしようがない点をあえてそれらしく載せたのは日能研さんの多少いじわるな意図があるからかもしれません(^^;;

私立で、下の方に位置しているのは、桐朋と、立教女学院など。桐朋は浪人もほら計算のうちだし、というような風潮がこの低さに現れているのでしょうし、立教女学院では立教にいく人が多くなればこの指標が低くなるのは道理ですね。

さて、偏差値65以上だとこのグラフはぐちゃぐちゃしていると書きましたが、偏差値60以上くらいできれいな相関が出るグラフが別のページにあります。これは、A率ではなくて
「東大・京大・一橋大・東工大」
の四校を足して示した率です。むしろA率グラフより、「きれい」に見えるのは、一人がいくつも重複して合格することができないからでしょうか。

このグラフでは、筑駒、聖光、浅野が上側に突出しています。先ほど突出していた攻玉社と世田谷学園、このくらいのゾーンだとグラフがつぶれがちですが、頭ひとつ分くらいは上側に出ています。女子学院、武蔵、雙葉、フェリスといったあたりはやや下側のラインを固めていますがそんなに極端ではありません。

というわけで、偏差値60~なら「国立四校」、偏差値50~65なら「A率」が出口状況を把握するよい指標になるようです。それより下のゾーンでは「B率」が参考になるかと思われますが、しかしB率はどうもいろんな要因で容易に変わってくる指標らしく、どう読んでいいかかなりわかりにくくなります。

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by an-dan-te | 2011-06-22 07:35 | 中学受験 | Comments(4)

「出口がよすぎない学校」のイメージ   

ふつう、「お得な学校」というと「入り口(入学者偏差値)のわりに出口(大学合格実績)がよい」ということを指すと重うのだが、私の好みは出口があんまりよくない学校。と書いたら、くるみさんからご質問をいただいたので今日はその話。

  にほんブログ村 受験ブログ 中学受験へ←こじろうの学校はまたこの話とは別系統

子どもにどういう中高六年間を過ごさせたいかを考えるとき、やっぱりベースにあるイメージは、私にとってパラダイスだった五年半。あの居心地のよさは何であったかと考えると、「価値観の多様性」ということが一番大事なことであると思えるのだ。

つまりたとえば「難関大学をめざす/めざさせる」という方向で学校の中の空気が揃っていないということ。難関大学に受かる学力をつける勉強をすることが何の疑問もなく「是」とされていて、先生も生徒もその価値観を共有している場で、自分がその「一本のものさし」から外れた感覚を持ち始めたらやっぱりつらい。「一本のものさし」は別に大学受験ということに限らないけれども、私立中高一貫校としてわりとポピュラーなのはそこかなと。

私の母が、学校選びともいえない学校選び(実際に見に行ったりしてない)で、私に桜蔭を奨めたのは、御三家の中で唯一、無宗教であったことが大きな理由であった(もちろん、偏差値が一番高かったということも理由だろうけど)。それはそれで「一本のものさし」を避けようとしたものだと思う。しかしJGにおけるキリスト教色なんて、実際にはちっともそんな支配的なものではなくて、そういう意味で気になるようなものではなかった。外からはわかりにくいかもしれないけど。

キリスト教系学校の、ほかのところは生では知らないが、想像するに、宗教色に染まってないとつらいというほどの学校はたぶんそんなにないと思う。宗教的であるかないかということは、主にその人の頭の中にあるものであって、具体的に日々の時間を行動として規定するものではないから。

入り口に対して出口がものすごくよい学校というのは、学校としてそのような指導をしているかいないかに関わらず、その路線から外れたときに挫折感や疎外感を持ちやすい。たとえば筑駒みたいな学校であれば、別段、学校が「かくあらねばならぬ」という指導をしているわけじゃないだろうけど、ただ現実問題、あまりに出来杉くんが多数周りにいると、自分がその中にあって東大に落ち早稲田に進学するときに、挫折感とかそういうものを持たないでいられるかというと…たぶん人による。自分は自分というツワモノもいるだろうし、(傍から見れば贅沢な)悩み多き人もいるんじゃないだろうか。

もちろん、「入り口のわりに出口がよすぎない学校」の中には、実は「価値観としては一本のものさしとして揃っていて、一丸となって難関大攻略に向かっているのに、指導があまりに駄目駄目で実績を出せない学校」なんて最悪なものがあるかもしれないし(具体的には知らないが)、あるいは単に雰囲気がダレていて何に対してもあまり気力がない、ということだったりするかもしれない。だから出口が悪ければいいということはもちろんないけれど…

理想をいえば、みんながそれぞれ何かにうちこんでいて、それが何であるかは様々、難関大を目指す方向で努力をすることを選ばない青春であっても居心地が悪くないところ、かな。

JGなんて、高校になるとしょっちゅう、「あなたはなぜ大学に行きたいのか」「本当にめざしたいものは何なのか」なんて、受験勉強的にはブレーキをかけるような指導ばっかりあって、ほとんど「邪魔」したいんですかってくらいだった。JG生は素直じゃないから、そういわれたからって、難関大をめざして勉強していた人が考えを変えたりすることはあんまりないけど(^^;; 少なくとも「難関大合格=勝ち組」みたいなイメージは持たなくなる。

そんなわけで、私の好みは、開成よりは麻布、桜蔭よりはJG。こじろうは行かなかったけど桐朋とか、うちからは通えないけどフェリスとか、かなり好き(注: いずれも、外から見たイメージで言っています)。カイセイオウインに行かせたいとは思わないなんていったら負け惜しみと思われるから、よそではいわないことにしているけど(笑)

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by an-dan-te | 2011-06-21 07:57 | 中学受験 | Comments(6)

情報エクスプレス「大学合格実績」   

今回もらってきた「情報エクスプレス」なる冊子(公開模試についてる資料?)には「2011年大学合格実績」の一覧が載っていた。

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これ、初めて見たときは「おーっ」と思ったんだけど、各高校から各大学に合格した人数の一覧表が出ているだけではなくて、それをぐぐっと要約して見やすくする「A率」「B率」がついているのがミソ。

A率 = 東大・早慶・上智現役合格者数 ÷ 卒業生数 × 100
B率 = 東京理科大・MARCH現役合格者数 ÷ 卒業生数 × 100

というものなんだけれども、これはざっくり「出口の良さ」を横並びで見ようとする指標。つまり、単に合格者数を並べると、そりゃ人数の多い学校のほうが多いのが当たり前だし、率にしないと見にくい。そうするとまずは卒業生の数で割ってみようかって話になるわけだけど、それなら現役の合格者数に限らないとわけがわからなくなるねというのがひとつ。

それと、東大だけとかしたら、極端に限られた学校の比較しかできなくなってしまうけれど、「東大・早慶・上智」でひとくくり、「東京理科大・MARCH」でもうひとくくりして、幅広い学校をとらえる「二点」の観測にまとめているところがうまい。

もちろん、ある意味ものすごく偏った一面だけを際立たせる指標なんだけれども…日能研らしい見方だといえる。

そうやって計算されたA率をまず比較すると、当然のことながら、中学受験で誰もが知ってる超難関校ではたいへん高く(たとえば8割~)、中堅校ならそこそこ(たとえば5割前後)というのが一般的な傾向だけれども、それだけではない。

現役志向が高ければ高く出て、ま、とりあえず東大だけ受けて駄目なら浪人しよっか、なんて風潮なら低く出る。たとえば、よく並んで挙げられる栄光と聖光でいえば、栄光は70.1%、聖光は116.0%となっている。けっこう違うもんでしょ?? ちなみに、女子学院は155.4%と異様な高さで、これは受ける人は2つ(東大と早稲田とか)だけでなく3つ(プラス慶応とか)も4つ(複数学部を受けるとか)も稼いでいるからかもね。桜蔭なら124.4%で、ここまでではない。もちろん、東大だけに限れば桜蔭のほうが高い率になるのはご存知のとおり。

だから、必ずしもいわゆる「出口の良さ」をストレートに表しているわけじゃないのだが、それでも多数の学校をずらり一覧するにはとても便利だし、あるひとつの学校の、年度による変動をさっと見るにも便利である。

贅沢をいえば、合格者数ではなくて進学者数で指標がほしいとか、そういうことはあるだろうけど、贅沢をいうときりがない(^^;; というか、データが得られる学校が少なくなってしまう。そういう意味でも、うまいところでざっくりわりきった指標なのだ。

ところで、新しい資料を改めて見て、ちょっとおもしろいと思ったことがある。

手元に、06年のデータがあるのだが、これと11年のデータを比べてみる。

筑駒は、前述の「とりあえず東大だけ受けて駄目なら浪人しよっか」の典型的な学校であったと思うのだが、06年は確かにA率が57%とこのランクの学校だというのに突出した低さである。現役で早稲田や慶応の合格者数ってのがすごく少ないのだ(それぞれ8人、18人)。それが、11年度は83.8%と大幅増である。ちなみに早稲田33人、慶応27人とそれぞれ大幅な増加である。心境の変化?? 不況で浪人を避けるようになったとか。

…などといろいろ想像して見ているとおもしろいっちゃおもしろい。他人ごとだけど(^^;;

ほかも、06年と11年とつらつら比べてみると、いろんな学校の変化が見えてくる。いつか根性があったらちょっと入力してみようか…それより、誰かA率・B率とR4偏差値をプロットしてみて、上に外れている学校と下に外れている学校を出してみない?? 私がやらなくても絶対誰かやってると思うな…

データに溺れる時間があったら、はなひめの算数の面倒みないとね(-_-;;

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by an-dan-te | 2011-06-19 22:50 | 中学受験 | Comments(13)