<   2010年 12月 ( 30 )   > この月の画像一覧   

現役組ブログと終了組ブログ   

今年もあと何分かで終わり。

  にほんブログ村 受験ブログ 中学受験へ←皆様、どうぞよいお年を(^-^)

私が、こじろう(とまたろう)受験の現役組としてブログをやっていたのは、こじろう六年の秋から本番までの半年程度。そのころ、ブログ村中学受験カテゴリーのランキング上位には、「旬」の六年生のブログが目白押し。というか、そのころ、ランキング上位は現役組のもの、という暗黙の了解(?)があって、終了して少々まとめを書いたら、次の年以降の人のブログのために場所をゆずるほうがいい、と思われていた、ような気がする。

それでまぁ、私はまとめをざっと書き終えると店を畳んで、音楽ブログをメインに書いていたんだけれども。

中学受験に関わりなく過ごしていた一年の間に、ブログ村の顔ぶれは大幅に入れ替わり、気がついたら終了組と塾講師などがずらり並ぶようになっていた。

なので、はなひめのために再び中学受験ネタをブログに書くようになったこともあって、よし、じゃ明示的に中学受験ブログって形でまた始めてみようかなって。ちょっと早いけど。

現役組としてのネタは、日能研に通うようになってからくらいじゃないと続かないと思ったけど、終了組としてのネタと混ぜればちょうどいいだろうと。実際、ほとんど毎日書きたいことがあって、自分的には「ちょうど」。
(読者の関心を「ポチ」数から推測すると、終了組としてのブログのほうが読まれているようです)

そんなわけで、なんだかよくわからん、ミックスブログになってます。

だから緊迫感をそぐようなブログが並んでいて六年生の方にはちょっと申し訳ない…かもしれない。
その、現役組が並んでるのが常識、だった時代には、上のほうにあった五年生ブログの人が、冬休みにスキーに行った話を書いただけで、縁起が悪いとか気遣いが足りないというツッコミも入ったくらいだから、このブログなんてほんと気遣いもへったくれもないんだけど。四年生だし。

六年生の年越しを振り返ると、年賀状作成が押せ押せになって、ぎりぎり年内でようやく終わったとか、こじろうが大晦日まで塾に行ってくれてるおかげでようやく大人のくつろぎの時間ができたとか、書いてある。

今年は、「願書書き」「過去問の採点」もないというのに、どうして年賀状仕上がりのタイミングが同じなのかと小一時間(^^;;

そして、五年生の年越しがどうだったのかは不明。ブログをまだ書いてなかったからね。私の記憶の賞味期限は短いので直接には覚えてない。

四年生の年越しは、さらに覚えてないんだけれども、あのころ、こじろうはまだ塾に通っていなかったからね。

なら、すごく楽だったかというと、そうでもない。塾なしで、月例テストだけ受けて、中学受験がどんなものかを感じさせようとしていたのでひどく大変で、こじろうが自力で「予習シリーズ」を読みこなせないのでにっちもさっちもいかなくて。それと比べると、今年は小バトルがありつつも、勉強に関しては非常に順調というか、軌道に乗ってるといってもいいくらい。いろいろ不満はある塾だけど、塾というものはとにかくありがたい。

だからうちにとってはなかなか良い一年で、いちおうは経験を生かすことができたといえるかもしれない。来年はどうやってもずいぶんたいへんな一年になると思うけど。

ま、ともかく、引き続きよろしくお願いいたします_o_

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by an-dan-te | 2010-12-31 23:32 | 中学受験 | Comments(0)

トップ都立高の滑り止めは?   

何度か書いている市進の資料ですが、「数とり」には使えないらしいことが明らかになりましたので、併願パターンを見てみることにします。

  にほんブログ村 受験ブログ 中学受験へ←我が子がトップ都立に入れる人材なら、そりゃ金銭的にはとてもありがたいことだが

おおむねトップ都立の合格圏の偏差値を持ち、かつ都立を受験する人の黄金パターンというのは、
(1)「併願」でがっちり押さえ
(2)難関国・私立をいくつか受験
(3)都立へ
というものです。

(1)の「併願」というのは、中学受験でいうふつうの併願とは違います。高校受験に縁がないと、なんじゃらほいという感じですが、高校受験はとにかくどこか受からないと困るので、一般受験の解禁日(2/10)以前に合格をもらっておくものです。だいたい、中学の先生を通して話をすることになっています。その意味するところは、一人が何個所も押さえないようにってことでしょうかね(たぶん)。

またろうの場合だと、2/1に受験してサレジオ高専の「併願」合格をもらっています。ほかの全部の合否がわかるまで、入学金の納入を待ってくれます。

「併願」を出してくれる学校は限られていて、あまりバラエティーがありません。
帝京大・錦城・西武文理・八王子・拓大一・淑徳
くらいです。たいていの場合、ここは本人にとってあまり積極的に行きたいとは思っていない学校、実際に行くことはあまり想定していない学校であることが多いです(またろうは特殊ケースなのでそうでもなかったみたいですけど)。

(2)の学校を難易度でざっと並べてみますと
* 括弧内は合格可能圏偏差値(男/女)
筑波大駒場(70/)開成(70/)
筑波大附属(69/67)学芸大附(68/66)
慶応女子(68)慶応志木(68)早稲田本庄(68)早稲田実業(67/68)早大学院(66/)
お茶ノ水(/65)慶応義塾(65)豊島岡女子(64)青山学院(62/64)
明大明治(62/63)桐朋(62)立教新座(62)中央大(61/61)

…ま、こんな感じ。だから、偏差値70超えの子たちは、早慶あたりも押さえつつ実際にはトップ都立に進学していくけれど、トップ都立に落ちる心配もしなければいけない60近辺の子たちにとって、その辺は滑り止めとは到底いえません。

明大明治や中央大もけっこう落ちていることがあるので、可能性の高い落ち着き先としては、国学院久我山(57/54)法政大(57/57)くらい。偏差値67とかある女子で、明大明治・早稲田実業・豊島岡と落ちて、併願でとった八王子しかない状態で結果は西に進学となっているのを見ると、これは結果オーライだけどずいぶん胃は痛かったかなとか考えてしまいます。国立を推薦でも一般でも落ちて、併願で押さえた錦城に進学した男子(62)は錦城以外の私立を受けていません。どうしても国立に行きたい、行けると思っていたのかな…(推薦で受けているということは、内申はすごく高かったはずです)。

こうしてつらつら見ていくと、公立中からの進路は、都立トップ高に受かるならよし…そしてその壁はそんなにめちゃくちゃ高いわけではないのだけど、結果的に落ちてしまった場合、押さえは難しいという感じがします。

少なくとも、ネームバリュー的には日比谷・西・国立とは比べ物にならないところに行くことになります。

難関私立に受かった場合は別に傍から見て失敗というわけではないかもしれませんが、ずいぶんとカラーの違う学校です。元々が、自由な雰囲気の共学校で青春を謳歌して、大学受験もがんばって難関公立を目指すというビジョンだったとすれば、かなりの予定変更です。早慶は基本、系列大学に行くための高校です。桐朋や豊島岡などであれば、そもそも別学ですし、中高一貫のイメージが強い学校に途中から入っていくことになりますから都立とはやはり雰囲気が違うでしょう。

ということで、トップ都立、意外と狙いやすく(*)かつ魅力ある目標だけれど、いざ外すとイタイ…かもしれない。

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(*)いくつか「ただし」が必要だけど。

by an-dan-te | 2010-12-30 20:52 | 高校受験 | Comments(4)

そんな、いいとこどりの塾はありません   

土曜日に受けた塾テストの自己採点の結果、当初本人が心配していたのと異なり、「母の健康に悪い」というほどのものではないことが判明したので、はなひめは、すっかり気をよくして「グミ代いったかな??」とわくわく。

  にほんブログ村 受験ブログ 中学受験へ←講習開始前に学校の宿題をやっちゃわないとね

グミ代ラインは、そんなに高いところに設定してあるわけではなく、「範囲を勉強していけばとれる」「していかなければとれない」という線引きになっているので、まぁ大丈夫だろうと(母は)思ったんだけど。それでも、結果(偏差値)を見たくなるのは人情で、はなひめは月曜日の夜からさっそく「結果でてないの??」

あのねぇ、土曜日の月曜日で、出てるわけないでしょ。
「そうなんだ、遅いねぇ~日能研のは次の日に出るのに」
結局、旅行の出発(木曜朝)にはまだ出てなかった。

あの速さを体験してしまうとつい戻れなくなるというの、気持ちはわかる。
#母もおなじく(^^;;

でも、さんざん、電車に乗っていくのが嫌だとか、迷子になるとか、曜日を変更してもらえないのかとか、ゴネてたというのに、そこについては現在の塾に文句いうんだ。と思うと、なんかおかしくなって。

今の塾と日能研は、ものすごーく違う塾だから、うれしい点とうれしくない点は鏡映しのようだ。

今の塾の良い点
・近い。電車に乗る必要がない
・少人数で、先生がわりと個々に対応してくれる
・曜日の融通など、都合をきいてくれる

日能研の良い点
・事務がしっかりしている。処理されるはずのことはちゃんと処理される
・採点・集計が速い
・同じレベルにある子がたくさん集まる

たくさんの子を集める必要上、うちあたりの超ローカルなところにはなくてちょっと大きい駅に行かなきゃいけないわけだし、たくさんの子を集めたから同レベルの子をそろえて集団授業ができて、しかも教材であれ授業であれ吟味したものを準備できるわけだ。そして当然、一人の都合で授業をずらしたりすることはできない。

はなひめはすぐ、現在の気分と都合で文句を言うから聞いてるほうはムカッ(-_-# とするのだが、とにかく、はなひめが電車についてぐだぐだ言ったときには、この際ハッキリ念を押しておかなければと思ってバシッと言いましたよ。

中学受験をしないことはできるし、
今の塾で中学受験をすることもできるし、
日能研にいって中学受験をすることもできるよ。


でも、近くて、採点が速くて、難関校をめざすたくさんの子と一緒に授業が受けられて、先生も事務もしっかりしてて、曜日の融通もきかせてくれて、というそんないいとこどりの塾はありません。

はなちゃんはどうしたいの?? 今なら引き返せるよ。**先生(今の塾の室長)も喜ぶよ。

…すると、はなひめは、少考ののち、「日能研に行く」と言った。まぁ、「言わせた」感も漂ってるけど…

選んだからには、いろんな特徴は「セット販売」です。個々に「あっちのほうがよかった」というクレームは受け付けられません。

はなひめ自身も、今年いろいろな学校を見て回って、思うところがあるようなので、それに合った選択肢ということでは、よい決断だと思う。というか、よい決断だったといえるようにしようね。


それで、旅行から帰ってきて、グミ代基準はOKだったことが確認できたんだけど。微妙に…平均点が、これまでの感触より上がってきている。順位は変わらないまま、偏差値がじわっと下がる感じ。新五年が見えてきて、範囲の勉強をしていく子の率が増えたんだろうか??(^^;;

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by an-dan-te | 2010-12-29 18:31 | 中学受験 | Comments(0)

冬期講習の役割   

冬の旅行も終わり、自分の発表会も終わってひと段落。ようやく、冬期講習のことを考えている。

  にほんブログ村 受験ブログ 中学受験へ←年賀状つくらないと…

はなひめの冬期講習は「後半」日程であるため、1/3から。今回の講習に関しては、中身がどうこうというより、日能研生活のお試しとして重要なので、とにかく気分よく通ってほしいなぁと思っている。

だから、さりげなーく、予習を…。とりあえず、計算と漢字。

漢字をやらせてみたら、知らない言葉続出。調べさせたりするとけっこう時間をとられるので、これは前もって手をつけてよかったー。はなひめは、またろうやこじろうと違って、漢字も覚えられるし漢字の意味も考えられるんだから、やっておきさえすれば問題ないはず。

計算をやらせてみたら、おーっと、「小数×小数」という伏兵が。夏以降、公文をやめて家で計算をやらせていて、ともかく少しではあっても毎日やっているので、スピードはともかく、やり方は特に問題ないかと思っていたんだけど。「小数×小数」はやったことがなかった。「小数の掛け算なんていつもやってるじゃん」と思っていたがあれは「小数×整数」だった。子どもにとっては「新出事項」なんだね。

それで、小数点の動かし方を教えて、確かめの仕方まで教えて
「3ちょっとと1ちょっとかけたってことはさ。ま、3よりは大きいだろうけど、「しにがはち」よりは小さいわけで、とにかく30いくつとかなってたら嘘だってわかるよね?? つじつまが合うように点をずらしなさい
…いくつか練習してみたら、まぁ話はわかったみたいだけど、定着というかスピードアップにはまだかかりそう。

でも、こじろうのとき、こんな丁寧にフォローしたことないし、いったい何がどうなっていたんだろう??

思い出したいが何も記憶になく、さりとてそのころはブログをやってなかったから記録もなく…あぁ、日能研の最初っからブログやってたらいい記念にも記録にもなったのになー。

それで、記録にあるものをと思って、こじろう六年生の冬期講習のときのブログを読んでみると…

なんにも書いてないよ(-_-;;

冬期講習で何をやっていたのか、ひとつも記載がない。書いてあるのは、
> 塾に行ってくれている時間が憩いの時間。。ほんとに、ありがたいものです(^^;;
ってだけ。

まぁでも、ただでさえ年末年始の気ぜわしい時期に、入試本番が間近に迫ってきた六年生の親からすれば、とにかく目の前から消えてくれる(目の前にいて、ぐうたらされるとストレスが溜まるから)というところが重要でしょう。

たぶん、塾では、演習に次ぐ演習、とかしていたんでしょうね。いまさら新出事項を習うでなし。家でやるのと比べると、ピンポイントで弱点を補強するとかいう問題チョイスにはならない点がマイナスといえばマイナスだけど、周りの真剣な雰囲気に押されて、問題に集中できるというのはとてもプラスのポイントです。

家でやっていたのは、計算と漢字、それと「再チャ」。前に解いたときにできなかった問題を集めて、コピーするとか付箋をつけるとかして、さっと取り掛かれるように準備しておくんだけど、これがけっこう面倒なので、子どもがいないときにゆっくりお店広げてやってしまうのが具合がよい。

塾でもらったプリント類は、ただ溜めておいてもしかたがないので、「再チャ」に拾える部分は拾って、残りは思い切り良く捨てる。どのみち、漠然とプリント全体をやり直すなんて暇が受験前に訪れるわけはなし、保存を考えるよりは、使えるところを使ってどんどん捨てていくのが吉です。

というわけで、子どもを塾に送り込み、適宜問題練習をさせておいて、親は家でゴミ捨てしつつ穴埋め教材準備と、親のストレス解消(昼寝でも、外出でも)。心もすっきり、家もすっきり。この役割分担で、自覚のない子どもであってもなんとか中学に押しこむことができますよ。

ビバ!! 冬期講習!!(^-^)

---- この記事を書いてしまってから、
「応援したいな 中学受験」ブログの「正月特訓は何のため?」を読み、あっ、同趣旨でかぶってしまった(^^;;
と思ったのですが…なんと、塾の先生まで「そういう趣旨」をお考えになっていたとは(笑)

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by an-dan-te | 2010-12-28 13:58 | 中学受験 | Comments(2)

偏差値を禁句にしたって個性が生まれるわけじゃなし   

毎日新聞の記事で、「偏差値:埼玉県で「復活」」というのがあったんだけど…

  にほんブログ村 受験ブログ 中学受験へ←偏差値はただの統計値。道具は使いようでしょ

復活というからにはいったんは死に絶えていたんだ(^^;; というか。この記事によれば、旧文部省が業者テスト追放の通達を出したのは93年2月だって。

つまり、公立小学校ではもちろん中学受験に関してノータッチなんだけど、公立中学校ではとにかく全員をどうにかしなきゃいけないから、それなりに熱心に進路指導をやる。指導のための材料としては、まず内申…これはもちろん中学が握っているんだけれども…そのほかに、当日のテストでどのくらい点が取れるのかを占わないといけない。だからそのために業者テストをやって偏差値を出していた。

そしてその「弊害」として、偏差値輪切りで指導されてしまいがちだということで、件の通達が出たわけだ。

しかし業者テストをやめてしまうとどうなるかというと、(ペーパーテストの)実力がわからないと、ぶっちゃけ困るわけなので、「進学指導を学習塾に頼る傾向が強まった」。当たり前なんだけど。それで今回の復活になったのだという。一斉に方針変更があって復活したというよりは、自然発生的にそれぞれ復活したので、業者テストを使っているところもあれば、中学校で製作している場合もあるとか(業者テストじゃないからいいだろう、というような考えもあったのか?)。

県教委は業者テストでなくても「第2の偏差値を生み出す危険性がある」(*) とのことで自粛を求めていたが、06年に「進路相談に活用できる資料が十分でなく、中学校に対する生徒・保護者の信頼感が損なわれる懸念がある」と方針転換。それから実施校が増えて去年あたりはほとんどが実施していたという意味での「復活」。

県教委のコメントは「小学生から、目標を持って自分の進路を決めるよう丁寧に指導している。詳細は把握していないが偏差値を出していたとしても、以前のように偏差値での(進路先の)振り分けにはならないと考える」とのことで、誰が聞いても苦しい言い訳にしか聞こえないが(というか「詳細は把握していないが」といった時点で語るに落ちた…)。

ところでこの話は埼玉県の話なんだけど。東京都教委は「中間や期末テストなど日々の学習状況を基に進路指導している」ということで、テストをやってない(偏差値を使ってない)とバックレている模様。もちろんそんなことはなくて、というかそんなことができるはずはなくて、またろうが公立中に通ってたときも業者テストやって偏差値出してましたよ。都内の別の市や区に住んでる友だちのところも同じテストだったから、けっこう幅広く実施されているもののようだ。

またろうの中学校の進路指導説明会では、「内申と合わせて、このテストの結果を元に、ほぼ確かな予想ができています」と自信を見せていた(*)。都教委が実態を知らないわけはないけど、まぁ大人の事情といったところか?

業者テストを廃止させたくなった気持ちというのはわからなくもないのだが、つまり偏差値だけで行くべき高校を振り分けてしまうのは寒いというか薄っぺらいというか…そういう問題があるのはほんとうだ。ただ、だからといって偏差値を悪者にして排除したところで、それだけで事態がうまく回ると思うほうがどうかしている。

実際、高校入試に使われているモノサシは、内申と当日テストの二本立てなわけだ。偏差値に「とらわれない」進路指導をして、「ここに行きたい」という希望を明らかにするところまでは、もちろんそれでよいとして、次に「そこは受かりそうなのか?」を知りたくなるのは当然で、データさえあればどうにもこうにも受からないということがわかるものを、目をつぶって特攻させたからといって得るところはなんにもない。貴重な日程を使って、受かりそうなところの中で本人の希望にも沿うところを探すほうが建設的なのは当たり前だ。あるいは、今は足りないけどまだ日にちがある、ということならそれこそ、目標がはっきりしたところでがんばってみたらいいだろう。

中学校でそういう指導ができないように縛るとすれば、そのニーズが塾へ流れるのは当たり前。ある程度教育熱心でお金も出せる層ならそれでもよいが、親が塾テスト代を出さないとなれば中学校の先生も指導のしようがなくて困るだろう。

高校入試のモノサシを「業者テストの偏差値」とは無関係なものにするというなら、偏差値からの脱却といえるけど、モノサシを変えないまま、偏差値を禁句にしても何も始まらない。受かるかどうかの占いをしないというだけのことにイノチかけてどうする。

と、思うのだけど。関連記事として、法政大教授(臨床教育学)の談話というのが載っていて、
「偏差値は本人の学力を示すものではなく、他者との比較を見るものに過ぎない。学校が偏差値やそれに代わる志望校別の得点分布図を使い出せば、個性や将来の可能性を軽視する進路指導につながる恐れがある。」
だって。何がいいたいのかさっぱりわからない…(-_-)

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(*) このセリフ笑える。偏差値に第一も第二もあるかい

(*) もっとも、このテストは都立入試の標準問題に合わせた難易度になっているようで、突出した得意科目で稼いでカバーすることができないから、またろうの偏差値とか非常に「けちょい」のだが。またろうが「桐朋を受けたい」といったら、担任の先生は何かの悪い冗談だと思ったらしいが(^^;; 塾テストを見せたら「へぇー、数学できるんだね」といってちゃんと書類は書いてくれた。

都立でも自校作成問題を出す学校や、難しい問題を出す私立の合格判定に関しては、結局塾頼みになるのはもちろんしかたがない。

by an-dan-te | 2010-12-27 14:19 | 高校受験 | Comments(7)

「まさか、ウチの娘が受かるとは」から元気をもらう   

私が子育て始めたてのころ、たまひよ系漫画雑誌で見かけた堀内三佳。その後、「夫すごろく」なんかもおもしろく読んだのだけど…

  にほんブログ村 受験ブログ 中学受験へ←非お役立ち本のおもしろさ

最近はすっかりご無沙汰。中学受験本を出したと聞いても特に興味をそそられることはなかった。

ところがたまたま、旅行に持っていく本を物色するため書店に寄ったとき、立ち読みできる形(←ビニールカバーなし)で置いてあったので手に取り、少し読んでみるとこれが!! おもしろいし読みやすいし(最近の「夫すごろく」とかは、えらく読みにくいけど)、エネルギー溢れる本。迷わずお買い上げ。
「まさか、ウチの娘が受かるとは」(堀内三佳)

ふつうは、漫画なんて「重さパフォーマンス(重さあたりのつぶれる時間)」が悪いとしたもんなんですけど、この本の場合、私もはなひめもこじろうも読むし、はなひめなんかは二度目も読んでたのでばっちり旅行に適していましたよ。

娘のぐっちゃんは、五年生になるときの春期講習から札幌日能研に通って結局、雙葉に合格する。中学受験としてはやや短いほうだけど、ガッツのある子ならまぁそういうこともあるだろうということで、そこは別に「まさか」の中身ではない。

いちばんびっくりなことは、親がそもそも中学受験させる気ではなかったということだ。公立中に進ませるつもりで英語の先取りだけを進めている中で、たまたまぐっちゃん本人が勉強好きな子で、塾に行きたいと言い出した。受験しないのに日能研?? と思うけれども、中学受験があまり一般的でないお土地柄なので、ほかにもそういう子は多いらしい。Gが1クラス、Wが2クラスの3クラス構成で、おおよそGだけが明確に「中学受験」に向かっている雰囲気。

ぐっちゃんは日能研にぎりぎり合格して一番下のクラスからのスタート。最初は通うだけでせいいっぱい(なにしろ英語メインでかけもちしてるから)、「栄冠への道」もやらずクラスのビリ。それが「クーラーの風直撃で寒い!!」というのでもっと前の席にいくため(笑)奮起して、カリテ対策するようになって徐々に浮上。

ところがようやく塾のサイクルに慣れて、成績アップしかかったところで、そこからまた一ヶ月ハワイ滞在で塾を休む(英語に磨きをかけるため)。ところがその後も成績を伸ばしてついにGクラスへ!! すると英語がどうしても通えなくなり辞めることに。そして、ぐっちゃんが中学受験をしたいと言い出した。

それでそこからようやく中学受験を目指しました、というなら話としてまぁわかるのだけど、そうではない。親は断固反対でどうしても許さず、母娘で口もきかない状態に。そしてぐっちゃんは体調を壊し、Gクラスからリタイア。抜け殻のようになって塾をやめようかという話も出つつ、惰性で夏期講習(天王山といわれる六年の夏)に通う。

ところが、進学予定の公立中の見学などがあった秋、「あの中学には行きたくない」と言い出して中学受験熱が再燃。今回は親のほうも公立中に思うところがあり、ようやく折れる。ところがその折れ方が、許す代わりにチョー難しい学校(雙葉)を指定した、という…

何考えてるんだかまったくわからないぞ、堀内三佳。

どうもこのとき、中学受験という目標を設定してやっただけで、通わせるつもりはなかったらしいんだよね。なにしろ受かるとも思ってないし、場所ははるか東京だし。でも勉強に協力する気はかなりあったらしく、主に社会科の暗記で関連事項を調べて壁に貼るとかのサポートをしている。でも、根っから文系らしいぐっちゃんのメイン課題はどうみても算数。その算数にはまったくノータッチなんだけどね。

とにかく、秋からはそのように「がんばった」結果(親ががんばったというより、本人+塾ががんばった)、最後のセンター模試(12月)では初めて、「再考」ではなく「努力圏」の成績を取る。ちょっと待て。その上に、「可能圏」があってさらに「合格圏」があるわけでしょ。

客観的に見て、まったく受かりそうにない状況。しかも、「どうしてもここに通いたい」というコケの一念すらなく、勉強の目標としての記念受験。札幌市内の女子中をひとつ受けて受かったあとは、その中学の春休み課題をやったりしてすでに中学生気分。受験のために東京に来たら、前日(1/31)はジブリ美術館…

この奇跡の合格を支えたものがなんなのか、さっぱりわからないけれども、強いていえば、ぐっちゃん本人のパワー。親は、協力もしてるんだけどちぐはぐで、なにしろ相当の期間の間は受験に反対して足をひっぱることしかしてないからねぇ。もっとも、最後のときは、こんな状況にもかかわらず、本人の勝負強さを信じてなんとなく受かる気がしていたらしいから、そのお目出度さが本当に後押しになっといえばいえるかもしれない。

ぐっちゃんの、試験直後の感想は「今まで受けた試験の中で、いっちばん面白かったー!」というもので、何よりこれが合格の原動力(らしきもの)といえるでしょう。

いやもぅ、あまりに特殊なケースすぎて何の参考にもならないんだけど。なんか、元気が出る本なんですよ。

はなひめも、これを読んで日能研生活の予習(?)をしたみたい。席替えとか、クラス替えとか。日能研のスタッフさんは、おだやかで親切な感じで描かれているし、塾友だちとの付き合いも楽しそうなので、よいイメージを持てたかなと思う。

それにしても。長女は東京、次女は札幌の二重生活をしながら私立の月謝払って、どんだけお金あるねん!!

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by an-dan-te | 2010-12-26 09:14 | 中学受験 | Comments(0)

予習をするなと言うけれど   

よくいわれることだが、日能研は「復習型」の塾だ。

  にほんブログ村 受験ブログ 中学受験へ←日能研デビューの冬期講習、うまくいくといいな

つまり、勉強のサイクルは「塾授業→復習→テスト」となっており、予習をしなくていい、というか、予習をするなというふうにさえ言われる。どうしてこの方式を採用したのか知らないけれど、昔、「予習シリーズ」というネーミングにさんざん馴染んだ身としてはなかなか新鮮だ。いや新鮮だった。

こじろうのとき、四年生のときにはまだ塾に通っていなかったので、多少でも見ておこうということで「予習シリーズ」を買った。買ってやるだけで自習ができるんなら話は早いのだが、まったくそんなことにはならず、親も子もへとへとになり、なんなんだこれは…こんな親切な教材があっても自習できない子ってアホやん!!(-_-#

でもそんな子でも日能研につっこんでしまえば予習(自習)不要。塾でしっかり教えてくれて、家ではその定着やら穴埋めだけやってればよし。らくちんなこの体勢にすっかり慣れた今では、もう復習型の塾しか考えられませんわ。

しかし、何がいけないんだろうねぇ。よしぞうも私も、「予習(→授業)→テスト」で基本やれてたはずなんだけど、その子どもたちになるとこのように。うちだけではなくて、あちこちのうちでもそんなことを言ってるのはなぜ?? 時代で子どものメンタリティーなのか能力なのか、ともかく何かがこうも変わるものでしょうか。いや、変わったのは親なのかな。

まぁそれはともかくとして、先日の冬期講習説明会では、やはり学習サイクルについて、予習はしないでください、授業のときの新鮮味がなくなってしまいますから、と言われた。言われたけれども、それに付け足して、「とはいっても、他の子たちは基本、通常授業で一回はやった分野になりますので、この講習が復習のような感じになるんです。だから少し見ておいていただいたほうがいいかもしれません…何をやるかなってぐらいは」と微妙なことを言われた。

ま、二度目だからどういう意味かわかるでしょ、よしなにやってね、というニュアンスなのだろう。

「予習するな」を真に受けて、これまで学校での勉強しかしてなかった子が講習に入ったら、ほんとに「お客さん」になってしまうかもしれないもんね。こじろうはほとんどそのような状況だったと思われるが、いったい本人はどう感じていたのだろう?? 日能研は最初からわりと喜んで通っていて、授業がつまらないとかわからないとかいう話はほとんど聞かなかったけど。

はなひめの場合、いちおう塾には通っていたので、まっさらとまではいかないが、なにしろ最初のころは家で勉強していなかったので、夏休み前にやった分野とかはほとんど何も残っていない状態と推測される。

そこで、とにかく、冬期講習のテキストは直接はなひめには開かせず、その代わりに、
・理科は、該当する分野を現在の塾テキストの問題で練習。
・国語は、漢字部分だけを取り出してあらかじめやってしまう。
・算数は、計算部分だけやっておく。
・社会は…困った(^^;;

理科はちょうど、「光の進み方」とか「太陽の動き方」とか、月例テストの勉強もしないで過ごした大穴のあたりが出てくるので、月例テストの範囲を勉強するときと同等の「復習」をやればいいと思う。

四年「上」のテキストを開けてみると、ほんとに問題まっさら、手付かずだよ(^^;; どういうわけかわからないが授業では「基本問題」までも到達しなかったらしい。こりゃちょうどいいや。

計算と漢字は、授業では扱わないので家でやってほしいとのこと。講習中にやれという意味なんだろうけど、講習中にどれだけ勉強できるか不明…怪しい…ので、できることはやっておこう。

社会は、いちばん大問題(すでに通ってる子とのギャップが大きい)と思うのだけど、単元が
「あたたかい地方・寒い地方」
「きょう土の開発」
「むかしの交通」
ということで、塾テキストで該当する部分もなし、どうやったらいいかわからない。まぁ「あたたかい地方・寒い地方」に相当する単元だけ復習しておくか…

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by an-dan-te | 2010-12-24 07:00 | 中学受験 | Comments(1)

市進資料の読み方について訂正   

昨日の話は「2008 中三進学説明会別冊資料(東京都)」という市進の資料を元に書いていたものですが…

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読み方が根本的に違うらしいことに気づいたので訂正します。

つまり、昨日の「注」では、
> そのほかに、このデータが正しく実態のサンプルとして成立していない可能性としては、
> さすがにデータの捏造とかはしないという前提にするとしても、特に結果の悪かったクラス
> を選択しない(掲載しない)ということくらいならあるかもしれませんね。
と書いたのですが、おそらく、結果の悪かった「クラス」を掲載しないのではなくて、個人ごとに、うまくいった例をたくさん、うまくいかなかった例は少しにして地域ごとに編成しなおして「東東京地区Mクラス」「西東京地区Rクラス」のように載せているということです。ここに並んでいる20人くらいのデータは、「クラス」のまとまりではなく「クラスの人」という意味。

スケルツオさんの息子さんが先生から聞いてきたという「64が分かれ目だった」というほうが正しいと思われますので、やはり可能圏の58なり59なりが60%であったとして、それ相当の人数が実際には不合格になっていると考えるほうがつじつまが合います。

そうすると、例えば可能圏が58、確実圏が64だったとしてその差6。

れんさんがおっしゃっていた、駿台模試でのデータで
> 西と桐朋は、確実ラインが62.0ですが、
> 可能ラインは、西が55.5で桐朋が57。(昨年データ)
ということで、可能ラインと確実ラインの差は7。なんとなく整合します(駿台模試の集団のほうが数字が3ばかり低く出るのですね)。私立なら可能圏と確実圏の差が4~5くらいじゃないかと思うので、この、やや広めになった分が内申などの影響によるブレでしょうか。

要するに、この資料は、数とりに使ってはいけなくて、あくまでサンプルとしてみるべきものだということです。混乱させてしまい申し訳ありませんでした。

それで、話を戻すと、可能圏が58、確実圏が64だったとして、日能研偏差値との私の勝手な換算をあてはめると、可能圏が53、確実圏が59くらいということになるでしょ?? ま、引き続き、「感覚的」にどうも「え??」って思う数字であることに変わりはありません。
(れんさんの息子さんは、中学受験と高校受験を両方やったわけですが、この換算に比べるとずいぶん大きく伸びたことになります。ま、またろう族だそうなので一般の参考にはなりませんね(^^;;)

昨日の記事のコメントでも指摘されていますし、この「数とりには使えない」資料にも表れていますが、日比谷なり西なりの強さのひとつは、範囲の広さではないかと思います。首都圏の中学受験であれば、可能圏が53くらいの学校に、60とか65とかの子が押し寄せることはあまり考えられませんが、日比谷も西も、とにかく上に広いのです。例外的に「そういう子が来る」ということではなくて、偏差値70台の子は、早慶など難関私学を蹴ってトップ都立に進学しています。さらに80近くの子(*)は、筑駒など国立がファーストチョイスになるようですけど。

後日、併願パターンについても言及してみたいと思います。この資料はそのように使うべきもののようなので。

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(*)年間平均80近く取るってどんだけ(o_o) こういう子の親やるのってどんな感じなんだろうって夢想してしまった。それはそれで別の悩みがあるのかもしれないけど…

by an-dan-te | 2010-12-23 07:04 | 高校受験 | Comments(4)

下心ありの旅行、なしの旅行   

子どもがそれぞれ大きくなってくると、部活だのなんだの、予定がばらばらで込み入ってきて、家族揃って旅行に行くのも至難の業になる。

それで、今年の夏は、はなひめ一人を連れて、親子二人の秋田一泊旅行を敢行した。なぜ秋田かというと、東北三大祭りのひとつ、竿灯祭りを見せようと思ったからで、なんで竿灯祭りなのかといえば…そりゃ苦手の社会のとっかかりにしようという、下心アリアリ(^^;;

それが、この冬は不退転の決意で家族の都合を無理やり合わせて、五人での旅行に。行き先はハウステンボス。これはまったく「お楽しみ」の旅行で「下心」まったくなし。

秋田旅行のときの模様は、まだ中学受験ブログを書いてなかったので、本館のほうに書いてます。よろしければ下記からご覧ください。

歴史と地理を感じる!?公園散歩-秋田その1

市民参加の技の競演!!-秋田その2

奇跡のゴジラ岩-秋田その3

ハウステンボス旅行の顛末については、帰ってきてから書く予定。

by an-dan-te | 2010-12-23 05:00 | 中学受験 | Comments(0)

トップ都立高の合格は案外きっちり偏差値どおり   

昨日挙げた「中三進学説明会別冊資料(東京都)」はものすごく読みでのある資料なのです。

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なにしろ、その前年度の市進在籍者の、ひとりひとりが
・どこに合格し
・どこに不合格し
・どこに進学し
・どこは棄権したか
という結果が、三教科/五教科の偏差値とともにずらり「生」で載っているのですから。

クラスごとに分かれて載っています。上から下まで12クラス分、1クラスはだいたい20人くらいなので200人以上の生々しいデータが並んでいるわけです。

これを見ていくと、持ち偏差値が58あたり以上あれば見事にみんな日比谷か西、あるいは国立、八王子東を受けています(都立を受ける場合はという意味です)。
そのどれになるかはボーダーの偏差値と比べて、というより地理的な要因か好みで決まるように見えます。

中学受験と高校受験を比較するときに気になるのは、そのような受かりそうな位置(合格可能圏)にいる子が、
(1) 実際どのくらいの率で不合格になるのか
(2) 不合格になるかまたは都立高を回避した場合、結局どのあたりの学校に進学するのか
というところですが。

そこでまず(1)について。五教科偏差値で合格可能圏(いわゆる60%)以上にいた子の合格率を見てみましょう(推薦受験を除く)。括弧内は、「可能圏」の偏差値です。

日比谷(59) 25/26
西(58) 27/28

それぞれ一人しか落ちていないという、驚異の合格率(o_o)(*)。可能圏どころか95%超。

それならそれよりちょい下くらいの子の合格率はどうなのかを見たくても、可能圏に入らない子はほとんど受けていないのでよくわかりません。日比谷や西の可能圏に足りない子は、戸山、青山、立川、武蔵、八王子東といったあたりを受けています。たまに54で西を受けたりしている子がいますが、そうするとやはり落ちるようです。

つまり、ふだんから市進に通っていて、難しい問題を含むテストでどのくらいの実力が出せるか知っている子は、都立に行くつもりであれば受かる都立を受ける。そうすればきちんと受かるし、ここでいう「受かる都立」というのはやはり可能圏偏差値くらいを指すと考えればよく、それ以上の余裕を取る必要はなさそうだというわけです。

ちょっと考えると不思議な話で、ここに載っているのは市進偏差値だけなのに、内申にかかわらずスパッと偏差値があれば受かっているように見えるのはどうしたわけか。このことについては、「一割枠(当日の点数のみで合格させる枠)」というのが関係するらしいです。一割だけ、内申関係なく取るといわれても、それじゃよっぽど高い点じゃなきゃいけないんじゃないかと思ってしまいますが、昨日の記事に対するれんさんのコメントにあるように

> まず先に9割の子を取った時点で、内申取れている優秀な子はごそっと抜けていますから、
> そうでもない気がします。

ということです。つまり、一割枠と一般枠で、実質上、当日点数のボーダーにむちゃくちゃ大きな開きはないようなのです。

トップ都立高校の内申比率は現状、3割です。いろいろないきさつからいって、この割合をこれ以上下げることはできないのでしょうね。それでも、この一割枠と独自作成問題(英数国でちゃんと難しい問題を出せる)によって実質上骨抜き…とはいわないにしても、内申という「重し」は形式上そのままに、勉強のできる子から取るための仕組みとしては優れているといえるでしょう。誰が考え付いたのかしら。すごいですね。

だから、ほんとうに。市進偏差値で58なり59なりまで行ければ、かなりの率で、トップ都立高に行けるのです。トップ都立高のハードルは、実はそんなに高いわけではない、という気もしてきました…かね??

ここからまだ、

・都立高校を受験するまでに至らない子について(目に見えない事前振り分け)
・このハードルの低さから考えると驚異の大学進学実績といえるのでは!?
・「市進偏差値で58」はどのくらい到達可能なレベルなのか??

といったあたりを考えてみたいと思うのですが、またまた長くなりましたので後日。

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(*) ところでこのデータの信頼性ですが。まず、やや古いデータなので最新のものとは多少様子が違うことがあるかもしれません。そのほかに、このデータが正しく実態のサンプルとして成立していない可能性としては、さすがにデータの捏造とかはしないという前提にするとしても、特に結果の悪かったクラスを選択しない(掲載しない)ということくらいならあるかもしれませんね。私が上記で使ったような分析のために提供されているデータというわけではなくて、併願を考えたりするためのデータですから。ま、その程度のものと思ってご覧ください。

by an-dan-te | 2010-12-22 13:47 | 中学受験 | Comments(0)