時間感覚   

またろうは年長さん後半から一年弱、エレクトーン(ヤマハ個人レッスン)に通ったことがある。挫折の理由は、「時間どおりにどうしても行けなかったから」。

幼児のときは、親が連れて行っていたから何の問題もなかった。弾くのはおせじにも上手とはいえなかったが、そんなことはなんでもない。先生は、あったかくってにこやかで、辛抱強くてやさしい人だったので、またろうもすぐ懐いて、レッスン室からは楽しそうな笑い声がよく聞こえていた。

小学校に上がって、時間の都合で、レッスンには平日ひとりで通うことになった。会社から電話で、「今でたらバスに乗れるからね」と知らせると、「はぁ~い(*^-^*)」といいお返事。本人だって行きたいのだから当然だが、それなのに…もうレッスン終わって家に着いたころかな~と思ってるところへ「お母さん、いま着いたよ」と電話あり。家に?? いや、音楽教室に着いたのでした。えぇ~っ。。

本人によれば、「お母さんが電話くれたとき出た」というのだが…いや実際、そのように着いてないんですがね。どうも、「ちょっと、かばん探してた」「ちょっと、友だちにあって話した」など、そのときによって中身は違うんだけど、ともかく何かしらに「ちょっと」ひっかかるらしい。

「ちょっと」という単位はおよそ、5分から一時間くらいで、本人には5分と一時間の区別がぜんぜんついてない様子。

ともかく、レッスン枠は決まってるわけだから、一時間遅刻したらレッスンは受けられない。そのまま帰ってきたこともあるし、先生が無理に割り込みで見てくださったこともあるが、あまりにも迷惑で失礼なのでしかたなくやめさせた。


またろうが小四になり学童もなくなったとき、本人の希望でスイミングに通い始めた。これも時間どおり着かないとダメなのは同じだが、三年前よりは成長しただろうから…しかし甘かった。電話を入れてやってもどうやっても間に合わない点、5分と一時間がいっしょくたな点、ほとんど変化ないではないか。。

しかし、こじろうが小学生になっていることを生かし、「こじろうもスイミング習いたいよね」とけしかけた。その日は学童をお休みにして、「お兄ちゃんといっしょにいってね」。これでおっけー。なぜかこじろうは時間感覚がまともだったので、これで間に合う確率が格段に増えた。

あるとき二人で家を出て、10分くらい余裕があったもんだからまたろうが「友だちんちに寄ってこうよ」と言い出したそうだ。しかしこじろうが「それでこないだ失敗したじゃない。このまま行こうよ」と止めてくれたとのこと。ナイスこじろう。

これは、時計が読めるとか読めないということじゃないし、時計を持ってればいいというものでもない。またろうだって時計くらい読めた。それでも、見なくちゃ読めないのと同じだし、見たってそのあとすかさず時間泥棒が一時間持ってったら意味がない。こじろうは、時計を持っていなくても公園や学校の時計を手がかりにだいたいの時間をつかみ、およそ約束どおりの時間に帰ってくるという芸当も小学校あがってすぐからできた。

これは何の違いによるのか?? またろうのパープリンがよしぞう譲りなのはまず間違いないが、それにしてもよしぞうはここまでひどくはなかったらしい。またろうの「オリジナルまったり」は筋金入り。

時間感覚の話、つづく(たぶん)。

by an-dan-te | 2008-10-02 18:28 | 兄弟 | Comments(0)

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