この夏に記述力をつけるぞ!! と意気込んでいる方も多いかと思います。まとまった時間がないとやりにくいものね。
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*「なか見!」機能で「立ち読み」できます♪こじろうに記述力つけられなくて、結局、記述いらない学校が第一志望になったから結果オーライみたいな人が何書いても説得力がいまいちなのですが…
はなひめは記述しっかり書けてたから一勝一敗(?)
まずは王道について言いますと、
達意の文章を構成するためのスキルのパーツが揃っていて
(語彙力、文の構成力、論理的思考能力など)
かつ、書くモチベーションがあれば上達します。そりゃそうだ。
はなひめは、元々国語はわりと得意で、ちゃんと意味がわかって文法的に正しい文が書けていたけれど、骨のある内容をしっかりまとめられるようになった転機みたいなものは、五年の夏休みだったと思います。
受験生にとってはあまりありがたくなかったりもしますが、夏休みの自由研究というやつ…
広島旅行して二つの世界遺産(原爆ドーム、厳島神社)を見学したとき、はなひめ本人の心にほんとうに響くものがあって書きたい内容があったから、いわゆる「レポート」に相当する文章が書けるようになった、ようなのです。
これ、親がお膳立てしたらそんな素晴らしいことが起こるかというとそうとは限らないので、あんまり参考にはなりませんが、要するにいわゆる受験勉強であるかどうかにかかわらず、本人が書きたい内容がある、書きたい感動があるということから表現が生まれる、ってのは当たり前の話ですね。
そういえば小学生のころの私は、文章を書くのが苦手かつ嫌いだったのですが、塾の社会科の授業で小論文課題? というか、そんな大げさなものじゃないですけど1000字で貿易摩擦について自分の意見を書けというのがあって、そのとき突然すらすら書けちゃって評価も素晴らしかったので、それが転機になりました。なんだ、私が苦手なのは文学的文章(詩とか感想文とか)であって説明的文章なら書けるし実は得意かも!? って気づいたんです。
そういった「記述に目覚める」体験は王道ではありますが、そのときが訪れるとも限りませんし、あと、中学受験に対応できるかっていうと…役には立つでしょうがイコールではないので。
勉強として取り組むのであれば、
(1) まず大前提として漢字や語句を積み重ねて語彙力を人並みにはしておくこと、それから書き方の「型」を学ぶことですね。学ぶことは真似ることというか、まずは「視写」。解答の丸写しがお奨めです。
「これで「答えた」ことになるんだ!!」…ここが出発点です。
(2) それからワンステップ遡り、設問をじっくり読み解きます。こう聞かれているから、こういう観点が必要なんだ。設問から、求められていることが読み取れなかったら、記述も何も点になりませんからね。
(3) さらにワンステップ、今度は各観点についてその内容で正解であるという根拠を確認します(国語の読解なら本文の該当箇所を確認する)。
私が思いつくのはそれくらいです。実際、はなひめは過去問に取り組んでこれで一挙に記述解答力を上げたと思われますが…しかしそれは記述力のベースがあったから簡単なのであって。記述が苦手な場合はもう少しやっかいだと思いますが、それでも一番の近道ではあると思います。
ちなみに、こじろうの場合は中学受験に間に合いませんでしたが、種まきとして漢字・語句をやっておくのはもちろん無駄にはなりません。記述は書けなくてもほかの設問で点を取る役には立ちますし、あと、中学以降に本人の時期ってものが来れば、長いレポートもちゃんと書けるようになりましたからね。そのベースにはなっているはずです。
え? 中学受験に間に合わないなら困るって?? いやそりゃまぁ困りますけど…
はなひめの夏、過去記事:
記述の練習 過去記事:
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ブログやってなかったころのこじろうの様子がちょこっと載ってます。
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