中学受験で子どもが歪む?   

HN「あおいとり」さんとのコメント往復をしていてふと思ったのですが、
この話で出ている「受験算数の難しさ」に限らず、

  にほんブログ村 受験ブログ 中学受験終了組(本人・親)へ←夏休み、元気に過ごしてる?
はじめての中学受験 第一志望合格のためにやってよかった5つのこと ←アマゾン
*「なか見!」機能で「立ち読み」できます♪

勉強量の多さであったり、
夜遅くにシフトしがちな生活であったり、

中学受験勉強(もしくはその生活)が子ども(もしくは小学校生活)を歪ませるという意見・懸念はよくあります。
私はそのような意見に対してあまりピンと来ないことが多いのですが、
(我が家に関しては「やってよかった中学受験」としか思わないので)

でもそのような危険が本質的にあるということは理解できます。

それは、この年齢の子どもが、親の強制力が効きやすい年代にあるからで、
親か意識的に、または無意識的に、無茶に誘導することがしやすいからです。
また、親が「子どものためを思って」暴走しやすい構造があるからです。

話を「ピアノ」に変えてみたらわかりやすいかと思うのですが、
ピアニストに育てようと思ったら、
「『本人のやる気』や『本人の向き不向き』がわかるまで待っていたら遅いです」
(私が前に桐朋子どものための音楽教室のコンサートに行ったときにそこのエライ人が言ってたこと)
という事情があるため、
「親御さんが決めて、音楽環境をお子さんにプレゼントしてあげるというものなのです」
ってことで、その道に入るならば親主導でものすごい時間と熱意を音楽方面につっこむことになります。

幼いころからの「音楽環境」がなくてはピアニストになれないのはもちろんですが、
幼いころからの「音楽環境」があればピアニストになれるってものではもちろんないので、

子どもの状況を見ながら賢く撤退または趣味シフトができないと困ります。
どう困るかっていうと、子どもがつぶれます。音楽の道でも食えないし音楽以外のことはしてなし…

そうやってつぶすのは虐待といってもよいですが、
同じことをしたらそれが虐待どころかピタリとハマって、才能が開花する場合も(稀に)あるわけですね。

でもピアノをやらせて数年経ったら嫌でもわかると思うんですよ、ほんとは…
「ピアニストの線はないな」って。
でも、音楽を楽しむことはその人の素質に応じてどんなレベルでもできるでしょう?
方向転換して趣味で楽しむ音楽を学んでいくことはできます。そのときに、幼いころたっぷりふれた音楽的環境は、楽しむための素養となってその人の人生の支えのひとつになります。
しかも「ピアノをやらせて数年経った」ところでまだ若い(というか小学校低学年か?)のでそれから何でもできますからね。

中学受験でいえば、開成に行くんだって、灘に行くんだって、ピアニストほど狭い話じゃないですが、
それにしても向き不向きってのは当然あります。

向いてないレベル、傾向のところに押し込むことが至上命題になったらそりゃ、歪ませたりつぶしたりすることもあるでしょうが、

無理のない内容と量の勉強、将来への種まきになってそこからすくすく育って行くような学び、その範囲でできる準備をして似合いの学校に入れればいいことです。子どもを歪めて入れる開成より絶対高い価値があります。
(別に歪ませりゃ開成に行けるとも限りませんし!! ってかその可能性はウスい)

入試問題を見て、こんなのを解けるように勉強させるのは子どもを歪ませると思うならば、そりゃやめておきましょう。もちろんです。
ただ、おそらくですが歪んだ子どもを取りたいと思って組まれている入試ではない以上、そういうのが(無理なく)解けるようになる子を取りたいと思ってその入試をやってるんでしょうね。それはそれで、よその話と思ってほっとけばいいことです。

にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(本人・親)へ
にほんブログ村

にほんブログ村 中学受験(指導・勉強法) ←ランキング参加しています。
にほんブログ村 中学受験 ←こちらも参加しています。
にほんブログ村 中学受験(日能研) ←こちらも参加しています。

実用書じゃないけど文句ナシのおもしろさ↓
ブログやってなかったころのこじろうの様子がちょこっと載ってます。
中学受験 叫ばせて! (地球の歩き方BOOKS) ←アマゾン
[PR]

by an-dan-te | 2016-09-04 10:23 | 中学受験 | Comments(6)

Commented by メヌエット at 2016-09-05 08:40 x
子どもが絶対に歪まない育て方なんてない、んじゃないかな?と思っています。

家のお手伝いをして、自然に触れて、毎日ぼんやりする時間がたっぷりあり、親からはほとんど束縛を受けないで学生生活を満喫していた人が、結局、親が子どもを手放したくないから嫌われたくないから、ちゃんとしたお説教をしてもらったことはない(親の意向に沿わなくて文句を言われたことはある)ので、社会に出てから部下にきちんとお説教をすることはもちろん、上司のお説教も意味が分からなかったという話を聞きました。
古い付き合いなのですが、親のことをとても大事にしているよい家庭に育った人だと感じていたので、何が子どもを歪ませるかということは、本当にわからないと感じています。

親が「これは間違ったことをした」と感じたら、即子どもに謝ってやり直す、子育てってそういうことなのかも。
中学受験をしようがしまいが、親がその都度「これでいいのか?」と自問自答できるかどうか、ってことが大事なのかなと感じます。
Commented by an-dan-te at 2016-09-09 12:14
メヌエットさん、
そうですね、「こうやれば安全」みたいな絶対の正解なんてないでしょう。

結局、子どもをよく見るということに尽きますね。

子どもの実像を置き去りにして、親の望む方向に暴走しなければまぁ、多少の偏りや抜けがあるくらい許してもらいましょう(^^;; こちらも不完全な人間ですし。
Commented by mei at 2016-09-13 10:31 x
小学生って(子供にもよるけれど)親がかかわろうとおもえばかかわれてしまうのが いいところでもあり悪いところでもあるとも思います。我が家は私自身御三家出身ですが 親から強制されて勉強した記憶もなく(宿題なんかやらなくてもいいから早く寝なさい、9時強制消灯の家でした)、要領もよかったために勉強量も笑えるほどでしたが受かってしまいました。そんな受験でしたら 高校受験もなく遊び呆けられてよかったですが、喧嘩しながらなきながら勉強させているなんていう人の話も聞くことがあり、それは大丈夫かななんて思ってしまいます。我が家は息子が塾に合わずに私が怒鳴るようになったときにものすごい反抗期?のようになったことで 私が我に返り、別に中学受験なんて大したことない(同級生でもいろいろあったので・・)と思えましたが、もし中学受験させないとと母が追い詰められていたら 大変なことになっていたかもしれません。結局は受験自体 しなくてもよいものですし、親がどこまで冷静でいられるか、家庭や子供が壊れる前に撤退できるかも大事かもとも思います。向かない子・・・いますよ・・でもその子が高校受験の時に化けることもあると思います(知人にいます。。。小学校時代親があまりにあの子は勉強できなくて馬鹿で困ると言ってもちろん中学受験もさせませんでしたが 高校受験前に化けて都立トップ校、Kなど総なめにしたこ・・・)
Commented by an-dan-te at 2016-09-15 22:17
meiさん、
ご自身がうまくいっちゃうタイプだった場合に、お子さんが違うタイプだと許せなくなっちゃってお互い辛くなることってけっこうあると思うんですよね。

私もその「ケ」が十二分にあったところ、第一子またろうが叩き壊していってあとにはぺんぺん草一本生えていない状態(笑) そのあとにこじろうとはなひめが来てわりと平静にやれちゃったって感じかな。

meiさん、我に返ってよかったですねほんと…

子どもの成長って階段上で、いつステップが来るのかわからないですよね~
Commented by mei at 2016-09-16 11:36 x
叩き壊して、、わかります!

でも、何だか偉そうなんですが、我が家の息子も私の価値観を木っ端微塵にしてくれましたが、何だか私自身はそれで、人生勉強させてもらった感じがしております。意識していませんでしたが、かなり価値観狭い人間なんだなあ、私、、とかなり反省しました。イライラ?ハラハラしますが、なんだかんだ彼のおかげで私も大人になりました〈笑〉
Commented by an-dan-te at 2016-09-24 10:52
meiさん、
まぁ、そのあたりが子育ての醍醐味ですよね(^^)
でなかったらこんな手間とお金ばっかりかかること誰もやらんでしょ(^^;;

<< モチベーションの保ち方(アクセ... 家庭での学習はどうするか(アク... >>