「やる気」の源   

大人から見ると、だってあの学校にどうしても行きたいっていってるのは本人なんだから、そしたら日々あれをやってこれをやらなきゃいけないって当然わかるはずなのに…

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なんでやらないのーーー!!(怒)

って歯がゆくなることが多いと思うんですよ。

この話は何度か書いているんで繰り返しになりますが、まぁ大人がそうやって大目標からブレークダウンしていって、日々の課題に落とし込んだものをモチベーション高く実施していけるというのは(あ、大人でもできないときってあるけど)、これまでそういう道筋で成功した体験があるから、あるいは道筋についてある程度の見通しが持てているからですね。

子どもはその点、まだまだなので、だいたい、中学受験が初めての、ずーーっと積み重ねていったら遠くまでいけた、大目標に到達したという体験になるということが多いんじゃないでしょうか。

というわけで、熱望校の合格(大目標)と日々の課題のやる気なんてものは接続してない子のほうがふつうで、別に息子がやるやる詐欺したからって、親をたばかろうとしてるわけでもなんでもなくて、ただそのくらい幼いってことだと思います。

じゃあそういう、大目標についてはまるっと納得してるのに、そのための日々の課題の必然性にはぜんぜんつながってこないって子にどうしたらいいのか。

私はこのことについて「勉強のやる気は勉強から生まれる」というふうにいっていて、慣れないことだととかくハードルが高くなりがちだけど、まずはとにかく学習してみて、慣れればハードルは下がるし、何かイイコトもある…たとえば、やりきれたという自信や、覚えた分の漢字でちゃんと点が取れたとか、わからなかったことがわかってすっきり納得気持ちいいとか、「やってよかった」という実感を得る機会を積み重ねていく。やっているうちに、学習の仕方もうまくなり、効果も出やすくなるわけで、そうやって「やる気」は醸成されていくのだと説明していました。

「とにかく学習してみて」のところは、学習しやすい時間枠、環境をお膳立てするくらいのことは親が関わってでも、とにかく少しずつでもいいから丁寧な取り組みを「積んで」いく。

こうして見てみると、「自己効力感トレーニング」にも似ています。趣旨としては共通するところがあると思います。

「受験うつ」の本の中では、「遂行目標」より「熟達目標」、という表現がされていました。

「遂行目標」というのは、○○中合格!! とか、あるいは次の模試で偏差値いくつ以上!! とかね。
そういう目標を掲げて、実現のために頑張るというのも、非常に真っ当なことに聞こえますが、これって頑張ったからって実現できるとは限らないでしょう。つまり、自分でコントロールできない目標。

「熟達目標」のほうは、熟語を50個覚えるとか、やればできる(コントロール可能)目標のことです。これなら努力が無駄になることはなく、頑張れば目標達成できるわけです。

「熟達目標」が適切に設定されるかどうかで、大きな(往々にして決定的な)違いが生じます。自力で設定できる子は稀ですから、これは親の力で助ける(コーチングする)価値があることだと思います。

適切な「熟達目標」を設定して、日々の学習を積み重ねていく。この場合の「報酬」は「覚えられた」「わかった」「実行できた」というふうにこまめに受け取ることができます。だから、続けていきやすいのです。

「熟達目標」を積み重ねていったら、結果として究極の「遂行目標」である本命校合格に到達した、というのがひとつの理想形ですね。実際、「熟達目標」をうまく積み重ねていけるときというのは、学習効率としてもとても良いですから、元々無理難題の「遂行目標」なのでなければ届くはずです。

ということで、「遂行目標」「熟達目標」の話はとても納得しやすい内容なのですが、この本を読んで一番驚いたのは、モチベーション関連のもうひとつ別の話でした。(つづく)

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by an-dan-te | 2016-02-24 22:55 | 中学受験 | Comments(7)

Commented by モデラート at 2016-02-25 14:38 x
こんにちは。
学校も塾も忙しすぎて、いきなりパンクしました。(涙)
娘が発熱でダウンです。
そして後日カリテってなかなか結果も出ずにイライラします。(私が)

コツコツ派の我が子たちですが、順調なのは娘、成果がでるのに時間がかかるのが兄さん。

兄さん努力家なんですけど、なかなか報われないんです。
ほめてあげたいけど、何か勘違いしてイイ気に(←悪い意味で)なるので、ほめかたが難しい。
中高一貫の中弛みの時期に、ひたすら宿題をコツコツやっているのはほめてあげ るべきなんでしょうね。2学期の期末テスト、理系科目がクラスの上位に初めて入ったのはコツコツの成果かな?と思います。
Commented at 2016-02-29 23:38 x
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Commented by an-dan-te at 2016-03-01 09:42
モデラートさん、
塾学年の変わり目、季節の変わり目、妙に暖かかったり寒かったり、インフルエンザやそれ以外が流行っていたり、どうしても体調を崩しやすい時期ですよね。本来きちんとやりたいコツコツ派ならなおのこと。

これからまだ入試までに何度も体調を崩したりするでしょうけど、なんやかやあって結局2月1日に(かどうか存じませんがとにかく本命入試の日に)元気ならばOK。

体調不良のときって妙に気が急いたりするけど(テスト結果がでるのが遅いとか…)まあ見守る以外に親のやることないよね。

コツコツやれるという資質はかけがえのない財産、多少誉めすぎていい気になられてもそれはそれでいいんじゃないかな。だってコツコツを誉められたらまたコツコツやるしかないものね。
Commented by モデラート at 2016-03-01 11:07 x
うちの子たち、コツコツやるのがモチベーションになっているのかも。

不思議なのが、兄さんの学校、朝に確認テストがあるんですけど、授業内容の確認のテストなはずなのに、クラス全員が不合格で全員補習なんてざらなんです。。。いても合格者が3人しかいないなんて日も。
生徒が理解不足なのか、先生の授業が分かりにくいのか、あるいは両方なのか???
確認テストをもとに試験勉強しても、定期テストでは全く役に立たず、難解な問題が出て、ものすごーい平均点が低い(数学)。だから生徒はどうせやっても点取れないし、またたくさん課題が出るし、気持ちは沈む一方。
先生の理想とする目標が高すぎるのか、頑張ってもどうしようもない状況なのに、奮闘している兄さんをちょっとほめてあげなきゃだめですね。
Commented at 2016-03-01 12:48 x
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Commented by an-dan-te at 2016-03-01 13:10
***(2016-02-29 23:38)さん、
うーん、お役に立てることがあるかどうか心もとないですが、とにかく家から落ち着いて返事しますね(メールで)。

診断についてですが、診断名をつけることは、それ自体が魔法のような解決というわけではなく、単に「ノウハウ」がその名のもとにまとまっていてラベルが貼られているというだけのことですから、ご本人が嫌がっているのを無理して受けさせるまでのことはないように思います。

うちで受けたWISCの結果も、整理された形で出てくれば「ほぅ」とは思うものの、ごく大雑把にいえば親の見たとおりでしたし。

ただ、診断は急がないにしても、生活上の困難を差し当たってどうにかしなければいけない状況ですよね…??

ご存じとは思いますが、私は専門家でもなんでもないので、過大な期待(具体的な解決方法とか)をされてもお応えすることができません。でも、それならどこに向かって助けを求めたらいいかということについて、いっしょに考えてみましょう。
Commented at 2016-03-01 15:39 x
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