偏差値をどう考えるか(アクセスラボ最新記事のお知らせ)   

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偏差値をどう考えるか

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そう、いただいたお題は偏差値とか模試の結果の見方とか、そんな感じだったのですが、テーマ広すぎてどうやって1500字にまとめろと。

ってなことで悩みまして、一番基本的(?)なことだけ書きました。

合格可能性が80%といったらそりゃ、
10人受けたうちの8人が受かるってことで、
データからいってそれはわりと確かではあるんだけど、
それはある一人が10回受けたら8回受かるって意味じゃないよ、という。

そもそもたいていの模試で、合格可能性として出す数字は、20%~80%くらいなものですが、なんで90%とか、95%とか、あるいは5%とか、0%とか(!)出さないんだろうって考えたことありますか??

…それは、そこまで確かなことって、どうやっても言えないからですよね。たかが模試で。

模試というのは、いまいち歪んだものさしみたいなもので、入試当日に使われるものさしとはズレています。大きくいえば、科目ごとの配点が違うということがあったり(例: 模試では算国が150点で理社が100点だったのに、入試では四科100点ずつとか)、あともう少し詳しくいえば出題傾向が違います。

そして受けるほうのコンディションも、模試のときと入試当日では当然異なります。日にちが経った分、実力は相対的に上がる子も下がる子もいるというのはもちろんですが、当日たまたまの体調、あるいはその学校に何が何でも行きたいという気持ちの強さとか、不安や緊張にどれくらい弱いかとか。

そんなこんなで、一回の模試の結果で出す合格確率にたいした精度がないのはもちろんですが、
二桁におよぶ回数の模試を平均して出した合格確率だってなかなか、10%とか90%とか表現できるようにはなりません。

もし、判断材料が模試だけではなくて、過去問の状況とか、どのくらいその学校ラブなのかとか、性格とか、いろんなことを加味できればもう少し詳しくわかるでしょう。つまり親ならば模試の判定よりもうちょっと正確なことがわかると思います。

私の出した本のタイトルって、「第一志望校合格」云々となってますが、要するに
・偏差値的にも余裕がややあり
・志望校対策も万全で
・親も本人もその学校熱望で
・ふだんの勉強は基礎重視で穴が少ない
となれば模試でいう確率よりも確実に合格できる道理です。そういう、上を目指さない受験が好きじゃない人には別に奨めませんが(^^;; こんな感じで条件が整っていれば90~95%くらいのことは言えそうです。

実際、はなひめの受験の翌年に受験した子で、状況をよく知っている場合(つまり、ご相談を受けたりした場合)については9割超の合格率がありました。これは、私のアドバイスがすばらしかったとかそのような意味ではもちろんなく(笑)そういう志向の方が多かったというだけのことですが。そんなわけで

95%で狙う受験

というものは存在します(そういうのが好きかどうかはともかく)。

自分の受験の話でいうと、中学受験のときは「いつも8割出てるからいいだろう」というナメた受験で失敗し、
大学受験のときには周到に準備(過去問とか)をしたわけです。

東大については最後までそんなに確信を持てない、いわば「確率の受験」だったと感じました。
つまり、模試で80%が出なかったことはないからたぶん行けるんじゃないだろうかという、
でも中学受験のときはそれで実際ダメだったんだけれどという、そんな受験です。

早稲田の理工学部についてはそれと違いました。
数学物理化学英語、どれをとってもクリアに問題の求めるものがわかり、紛れなく正しい解答ができるものだけで合格ラインよりかなり上の得点ができました。どの年度の過去問を解いてもその状態で、当日も同じでした。
くまなく見通せるという感触で、コンピュータミス以外では落ちないという確信を持っていました。

でも、そのどちらも模試の判定では「合格率80%」という表現しか出てきません。10人のうち8人が受かるというアレです。でも、中身にはそのくらいの越えられない違いがある人が含まれている…絶対受かる人というのがいるんです。

だから、80%で大丈夫と過信しないで、なるべくなら確実に受かる側に回ってしまいましょう。

数字は目安として便利ですが、入試は数字だけでは片付きません。

80%のところ一つと、50%のところ二つ受ければ、全落ちする可能性は??
…とか、算数やってる場合じゃないです。もっと、着実に、志望校へまっしぐらにラブレター(解答)を届けましょう(^^)

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by an-dan-te | 2015-08-03 13:31 | 中学受験 | Comments(4)

Commented at 2015-08-04 12:46 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by an-dan-te at 2015-08-13 15:23
***(2015-08-04 12:46)さん、
塾通い再スタートで、今度は軌道に乗ったのですね(^^)
時期ってありますよね、やっぱり。
「その時」じゃないときにゴリ押ししても疲れるだけで(-_-;;

熱望の第一志望ができて、かつ、塾からは(データその他からは)五分五分と言われている、というところまで来ているのはとにかく順調といえると思います。

しかしその上で、確実に受かる側に回りたいということになるとこれはまだちょっと距離があります。
一般的な実力からいって盤石にしていくことと、
「愛の」志望校対策と、
両面をやっていかないといけないですから。

親が解いてみてわかることもあると思いますが(とにかく記述をなんとかしないと!! のような)、より詳しくは本人が解いて見なくてはわかりません。もう六年夏ですから解いてみるのもいいのではないかと思います。過去問は本格的には秋(晩秋?)以降ということが多いと思いますが、部分的に、あるいは時間を多めにとってということなら十分取り組んでいけるでしょう。

特に、国語は早めからやってじっくり「親子で読解の道筋を確認する」というのをやっておくといいと思います。学校ごとにかなり違うところですので…
Commented at 2015-08-14 12:35 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by an-dan-te at 2015-08-20 13:26
***(2015-08-14 12:35)さん、
わかりやすい本気スイッチというのもなかなか見つからないものですが(^^;;
やはり過去問に取り組むようになって、学校が求めているもの、それに対して自分に足りないものというのがわかると、徐々に勉強も(量が増えなくても)主体的になってきたかなと思います。

そうなってくると、勉強で得られることも密度が濃くなりますし、かえって「追いつめられ感」「やらされ感」が減る楽ということがあるんですよね。

だから、主観的には、はなひめのときもこじろうのときも、六年後半というのは一番しんどい時期ではなかったんです。

しんどいのにがんばるのが偉い、のではなくて、
しんどいときはその変なこじれを解消して、
しんどくなくがんばるほうがbetterです。

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